JPS6057470B2 - 防錆被覆用樹脂組成物 - Google Patents

防錆被覆用樹脂組成物

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JPS6057470B2
JPS6057470B2 JP11093277A JP11093277A JPS6057470B2 JP S6057470 B2 JPS6057470 B2 JP S6057470B2 JP 11093277 A JP11093277 A JP 11093277A JP 11093277 A JP11093277 A JP 11093277A JP S6057470 B2 JPS6057470 B2 JP S6057470B2
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JP
Japan
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parts
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resin
styrene
silicone
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JP11093277A
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治 井上
理 磯崎
耕一郎 村田
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、防錆被覆用樹脂組成物に関するものである。
さらに詳しくは、含シリコーンモノマーを含有させてな
るアクリル共重合体を用いた防錆被覆用樹脂組成物に関
するものである。従来、防錆性すくれた樹脂として油性
系樹脂、エポキシ樹脂系などが知られている。
しかし、アクリル系樹脂においては物性面で非常にすぐ
れているにもかかわらす、防錆面で十分な性能を有する
ものが得られていなかつた。また、シリコーン樹脂につ
いてもすでに数多く報告されているが、いずれも防錆力
が劣るという欠陥があつた。本発明はアクリル樹脂やシ
リコーン樹脂がもつていた上記欠陥を改良するためのも
ので、含シリコーンモノマー共重合体とアクリル系共重
合体とを併用したものを防錆被覆用樹脂組成物として用
いることに関するものである。すなわち、本発明は、 (イ)下記一般式で示される含シリコーンモノマーの少
くとも一種0.1〜印重量%、好ましくは2〜3踵量%
、(上式で、R1は水素原子またはメチル基、R2、R
3およびR4は炭素数1〜4のアルキル基であり、nは
1〜12の整数である。
)スチレン5〜50重量%、好ましくは15〜40重量
%およびアクリル酸エステル94.鍾量%以下、好まし
くは83〜8唾量%からなるアクリル共重合体5〜5唾
量部、好ましくは10〜3濾量部および(ロ)スチレン
5〜5呼量%を含むアクリル系共重合体50〜95重量
部、好ましくは70〜9呼量部からなる防錆被覆用樹脂
組成物に係わるものである。
本発明において使用される含シリコーンモノマーは、グ
リシドキシアルキルトリアルコキシシランのエポキシ基
に(メタ)アクリル酸を付加させたもの又はその誘導体
である。
グリシドキシアルキルトリアルコキシシランとしては、
例えばグリシドキシメチルトリメトキシシラン、グリシ
ドキシエチルトリメトキシシラン、グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、グリシドキシプロピルトリエト
キシシラン、グリシドキシプロピルトリプロポキシシラ
ン、グリシドキシプロピルトリブトキシシラン、グリシ
ドキシブチルトリメトキシシラン、グリシドキシラウリ
ルトリメトキシシランなどである。さらに、これらの化
合物のシリコーン縮合物(一般式のmが2以上)があげ
られる。上記含シリコーンモノマーは、一般に4級アン
モニウム塩触媒を用いてグリシドキシアルキルトリアル
コキシシランとアクリル酸またはメタクリル酸との反応
によつて得られる。
また、含シリコーンモノマーおよびスチレン以外に、共
重合されるビニルモノマーとしては、ビニルトルエン、
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル〔例
えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートなどアクリル共重合体を得るた
めに一般に使用されているアクリル系モノマー〕、アク
リロニトリル、酢酸ビニルなどがあげられる。
本発明において使用されるスチレン5〜5鍾量%を含有
するアクリル系共重合体(口)は、限定された範囲のス
チレン量を含む以外は通常一般に使用されているもので
ある。
本発明の防錆被覆用樹脂組成物に使用される(イ)およ
び(口)の共重合体の製造方法は、四つロフラスコに有
機溶剤を入れ、上記ビニルモノマーを100〜140℃
の一定温度で滴下し、共重合させることにより得られる
使用される有機溶剤としては、アルコール(メタノール
、エタノール、プロパノール、ブタノールなど)、酢酸
エステル(エチルアセテート、プロピルアセテート、ブ
チルアセテートなど)、アルコール性エーテル(セロソ
ルブ、メチルセロソルブなど)、ケトン(メチルエチル
ケトン、メチルプロピルケトン、メチルブチルケトン、
ジエチルケトンなど)、炭化水素(n−ヘキサン、n−
ヘプタン、n−オクタン、キシレン、トルエンなど)な
どがあげられる。本発明において、含シリコーンモノマ
ーが共重合体(イ)中て0.1重量%以下では良好な防
錆性を有する塗膜が得られす、一方5哩量%を越えると
防錆効果は一定となりコスト的に不利になる。
また、共重合体(イ)中でスチレン量が5重量%未満で
は、塗面に水あとがつくなどの欠点があり、一方、5鍾
量%を越えると防錆効果が低下する。さらに共重合体(
口)においても、スチレン量が5重量%未満ては水あと
がつくなど塗面状態が悪くなり、反対に5唾量%を越え
ると防錆効果か低下する等の欠陥を有する。つぎに、ア
クリル共重合体(イ)をアクリル系共重合体(口)と併
用する場合、アクリル共重合体(イ)が5重量部未満て
は防錆効果が低下し、5鍾量部を越えると相溶性が悪く
なる等の欠陥を有する。
つぎに実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
。実施例において部または%とあるのはいずれも重量で
示してある。実施例1 (イ)含シリコーン樹脂の合成 スチレン 25部グリシド
キシプロピルトリメトキシシランのメタクリル酸付加物
25部n−ブチルアクリレート
45部メチルメタクリレート
5部ターシヤリーブチルパーオクテート 0.05
部2′の4つロフラスコに酢酸n−ブチル43部を入れ
、窒素ガスを流入しながら攪拌下で、還流温度に加熱し
た中に上記混合物を5時間かけて滴下した追加触媒とし
てアゾビスイソバレロニトリル0.05部を約1時間か
けて上記温度で滴下し、上記温度でさらに3時間反応さ
せて含シリコーン樹脂を得た。
この樹脂不揮発分は60%で、ガードナーホルツ気泡粘
度計でW(25゜C)、数平均分子量は約30000て
あつた。(ロ)アクリル樹脂の合成スチレン
25部−n−ブチルアクリレート
35部n−ブチルメタクリレート
旬部アゾビスイソブチロニトリル 0.0
5部2eの4つロフラスコに酢酸n−ブチル43部を入
れ、窒素ガスを流入しながら攪拌下で、還一流温度に加
熱した中に上記混合物を4時間かけて滴下した追加触媒
としてアゾビスバレロニトリル0.05部を約1時間か
けて上記温度で滴下し、さらに3時間反応させてアクリ
ル樹脂を得た。
この樹脂の不揮発分は60%でガードナーホ.ルツ気泡
粘度計でS(25℃)、数平均分子量約25000てあ
つた。(イ)を25部と(口)を75部混合して樹脂組
成物とした。実施例2 (イ)含シリコーン樹脂の合成 スチレン 5部グリシドキ
シエチルトリメトキシシランのメタクリル酸付加物
5(2)2−エチルヘキシルアクリ
レート 25部メチルメタクリレート
2娼・ターシヤリーブチルパーオクテート 0.
05部上記混合物を実施例1と同様に共重合させて、含
シリコーン樹脂を得た。
この樹脂は不揮発分60%、数平均分子量約3万、粘度
はカードナーホルツ気泡粘度計でU(25℃)であつた
。ロ)アクリル樹脂の合成スチレン
5Ci!!I)n−ブチルアクリレート
5ω■アゾビスバレロニトリル
0.05部上記混合物を実施例1と同様に反応させてア
クリル樹脂を得た。
この樹脂は不揮発分60%、数平均分子量約3万、粘度
はガードナーホルツ気泡粘度計でT(25゜C)であつ
た。(イ)5部と(口)95部を混同して樹脂組成物と
した。
辷施例3イ)含シリコーン樹脂の合成 スチレン 5娼2−ヒドロ
キシプロピルアクリレート 2娼グリシドキシエチルト
リエトキシシランのメタクリル酸付加物
0.1部メチルメタクリレート
29J部アゾビスバレロニトリル 1部
上記混合物をセロソルブ67部と温度185℃とした以
外は実施例1と同様に反応させて含シリコーン樹脂を得
た。
この樹脂の不揮発分は60%で、数平均分子量約3万、
粘度はガードナーホルツ気泡粘度計でR(25℃)であ
つた。1)アクリル樹脂の合成 スチレン 5部エチルアク
リレート 85部メタクリル酸
10ffIiりターシヤリーブチ
ルパーオクテート 1部上記混合物を、セロソルブ6
7部と温度185℃とした以外は実施例1と同様に反応
させてアクリル樹脂を得た。
この樹脂は不揮発分60%、数平均分子量約2万で、粘
度はガードナーホルツ気泡粘度計でT(25゜C)であ
つた。(イ)95部と(口)5部とを混合して樹脂組成
物としL較例10含シリコーン樹脂の合成 スチレン (1)部グリ
シドキシプロピルトリメトキシシランのメタクリル酸付
加物 0.05部2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート 10ffI:)メチルメタクリレー
ト 29.95部アゾビスブチロニトリル
1部上記混合物を溶剤としてセロソルブ
、温度を135℃にした以外は実施例1と同様に反応さ
せて含シリコーン樹脂を得た。
この樹脂は不揮発分60%、数平均分子量約2万で、粘
度はガードナーホルツ気泡粘度計でW(25℃)であつ
た。(口)アクリル樹脂の合成スチレン
4部n−ブチルアクリレート
96部ターシヤリーブチルパーオクテート 0.0
5部上記混合物を溶剤をセロソルブ、温度を135℃に
した以外は実施例1と同様に反応させてアクリル樹脂を
得た。
この樹脂の不揮発分は60%、数平均分子量約3万、粘
度はガードナーホルツ気泡粘度計でT(25゜C)であ
つた。(イ)6α■と(口)4G$を混合して樹脂組成
物とした。比較例2(イ)含シリコーン樹脂の合成 スチレン 4部グリシドキ
シプロピルトリメトキシシランのメタクリル酸付加物
5部2−エチルヘキシルアクリレー
ト 8娼メチルメタクリレート 1
1部アゾビスブチロニトリル 1部上記混
合物を溶剤をセロソルブ67部、温度を135℃にした
以外は実施例1と同様に反応させて含シリコーン樹脂を
得た。
この樹脂は不揮発分60%、数平均分子量約2万、粘度
はガードナーホルツ気泡粘度計でR(25℃)であつた
。(ロ)アクリル樹脂の合成スチレン
6娼n−ブチルメタクリレート
旬部アゾビスブチロニトリル 1部上
記混合物を溶剤をセロソルブ67部、温度を135℃に
した以外は実施例1と同様に反応させてアクリル樹脂を
得た。
この樹脂は不揮発分60%、数平均分子量約2万、粘度
はガードナーホルツ気泡粘度計でR(25℃)であつた
。(イ)4部と(口)96部を混合して樹脂組成物とし
た。
実施例1〜3および比較例1〜2で得られた各樹脂組成
物をみがき軟鋼板(約150×70×1Tt!Ft)に
、乾燥膜厚が30μになるように塗布し、十分乾燥させ
た後、ソルトスプレー試験を行なつた(JISK54O
O)。100時間試験後の結果は表1の通りてあつた(
付着劣化巾、Tnm)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(イ)下記一般式で示される含シリコーンモノマーの
    少なくとも一種0.1〜50重量%(上式で、R_1は
    水素原子またはメチル基、R_2、R_3およびR_4
    は炭素数1〜4のアルキル基であり、nは1〜12の整
    数である。 )スチレン5〜50重量%および(メタ)アクリル酸エ
    ステル94.9重量%以下からなるアクリル共重合体5
    〜50重量部および(ロ)スチレン5〜50重量%を含
    むアクリル系共重合体50〜95重量部からなる防錆被
    覆用樹脂組成物。
JP11093277A 1977-09-14 1977-09-14 防錆被覆用樹脂組成物 Expired JPS6057470B2 (ja)

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JPS5443940A JPS5443940A (en) 1979-04-06
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JPH0670192B2 (ja) * 1984-05-14 1994-09-07 東亞合成化学工業株式会社 金属防錆用組成物
WO2001089720A1 (en) * 2000-11-02 2001-11-29 Corus Staal Bv Solution polymerized vinyl resin for primer applications

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