JPS6057345B2 - 歯科診療室の汚染浄化方法および汚染浄化装置 - Google Patents
歯科診療室の汚染浄化方法および汚染浄化装置Info
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- JPS6057345B2 JPS6057345B2 JP56138535A JP13853581A JPS6057345B2 JP S6057345 B2 JPS6057345 B2 JP S6057345B2 JP 56138535 A JP56138535 A JP 56138535A JP 13853581 A JP13853581 A JP 13853581A JP S6057345 B2 JPS6057345 B2 JP S6057345B2
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- Japan
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- joint
- suction
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- clinic
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B08—CLEANING
- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
- B08B15/00—Preventing escape of dirt or fumes from the area where they are produced; Collecting or removing dirt or fumes from that area
- B08B15/002—Preventing escape of dirt or fumes from the area where they are produced; Collecting or removing dirt or fumes from that area using a central suction system, e.g. for collecting exhaust gases in workshops
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C19/00—Dental auxiliary appliances
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/84—Drainage tubes; Aspiration tips
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S128/00—Surgery
- Y10S128/91—Anesthesia gas scavenging system
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- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は歯科診療室の汚染浄化方法および汚染浄化
装置に関するものである。
装置に関するものである。
歯科において、近時笑気、すなわち亜酸化窒素が抜歯な
どのための吸入麻酔剤として使用されるようになり、と
くに昭和４師項から笑気鎮静法が行なわれるようになつ
た。
どのための吸入麻酔剤として使用されるようになり、と
くに昭和４師項から笑気鎮静法が行なわれるようになつ
た。
笑気鎮静法とは、低濃度の笑気を患者に吸入させて、歯
科治療に対する患者の精紳的並びに肉体的苦痛を和らげ
、気持のよい状態で患者の協力を得ながら治療を受けさ
せる方法であり、患者の意識を失なわせない２０〜３０
％笑気を患者に吸入させ、少し痛かつたが、恐くなく、
従来より楽に抜歯などを行なうものである。そして、笑
気は他の麻酔ガスに比べて毒性や副作用が少ないとされ
ているにもかかわらず、前述した笑気鎮静法の普及に伴
い、歯科医などの歯科診療室勤務者は低濃度であつても
長期間にわたつて笑気を吸入しているために、女性歯科
診療室勤務者では自然流産、腎疾患、癌、先天性寄形児
の発生者が、笑気のような麻酔ガスを吸入しない者に比
べて１．３〜２倍であり、男性歯科診療室勤務者でも肝
疾者が男性小児科医に比べて１．３〜２．２倍多いこと
が報告されている（歯界展望：第５７巻第７号・昭和５
岬６月１歯科領域における笑気ガス汚染と医療従事者の
健康についてョ参照）。また、歯科診療室では、患者の
歯や義歯などの研削をエアタービンエンジンや電気エン
ジンを用いて行なつているために粉塵の発生が多く、エ
アタービンエンジンを用いた場合の飛散粉塵は、切削機
により多少の差があるが、１μ〜５μの粒度の粉塵が８
０％、６μ〜１０μの粒度のものが２０％であり、これ
らの粉塵が歯科診療室勤務者に吸入さ．れるという問題
がある。なお、１０μ以上の粒度ものは喉に引掛つて痰
と共に体外に排出されるので問題が少ない。従来は、助
手が細いバイブからなる吸引ノズルを患者の口腔に切削
機と共に挿入して真空吸引し＝ているが、この方式によ
る粉塵の除去効果は意外に少なく、５μ程度以上のもの
までしか粉塵を吸引することができず、５μ未満の粉塵
は却つて診療室内に飛散させている事実が判明した。
科治療に対する患者の精紳的並びに肉体的苦痛を和らげ
、気持のよい状態で患者の協力を得ながら治療を受けさ
せる方法であり、患者の意識を失なわせない２０〜３０
％笑気を患者に吸入させ、少し痛かつたが、恐くなく、
従来より楽に抜歯などを行なうものである。そして、笑
気は他の麻酔ガスに比べて毒性や副作用が少ないとされ
ているにもかかわらず、前述した笑気鎮静法の普及に伴
い、歯科医などの歯科診療室勤務者は低濃度であつても
長期間にわたつて笑気を吸入しているために、女性歯科
診療室勤務者では自然流産、腎疾患、癌、先天性寄形児
の発生者が、笑気のような麻酔ガスを吸入しない者に比
べて１．３〜２倍であり、男性歯科診療室勤務者でも肝
疾者が男性小児科医に比べて１．３〜２．２倍多いこと
が報告されている（歯界展望：第５７巻第７号・昭和５
岬６月１歯科領域における笑気ガス汚染と医療従事者の
健康についてョ参照）。また、歯科診療室では、患者の
歯や義歯などの研削をエアタービンエンジンや電気エン
ジンを用いて行なつているために粉塵の発生が多く、エ
アタービンエンジンを用いた場合の飛散粉塵は、切削機
により多少の差があるが、１μ〜５μの粒度の粉塵が８
０％、６μ〜１０μの粒度のものが２０％であり、これ
らの粉塵が歯科診療室勤務者に吸入さ．れるという問題
がある。なお、１０μ以上の粒度ものは喉に引掛つて痰
と共に体外に排出されるので問題が少ない。従来は、助
手が細いバイブからなる吸引ノズルを患者の口腔に切削
機と共に挿入して真空吸引し＝ているが、この方式によ
る粉塵の除去効果は意外に少なく、５μ程度以上のもの
までしか粉塵を吸引することができず、５μ未満の粉塵
は却つて診療室内に飛散させている事実が判明した。
これは、口腔内に乱気流が発生する結果と考えられる−
が、歯科医などの歯科診療室内勤務者にとつて最も危険
な０．６μ〜５μの粉塵が飛散し、これらには細菌が付
着しており、これも歯科診療室内勤務者がＢ型肝炎ビー
ルスに感染し易く、肝硬変や肝癌の発生につながること
、さらに患者の唾液や血液を飛散させることも、歯科診
療室汚染の原因になつていることが報告されでいろ（日
本歯科材料器機学会誌、ＮＯ．Ｕ（１診序９月１診療室
の汚染とその対策ョおよび日本口腔外科学界雑誌ＶＯｌ
．２６．ＮＯ．２ｌ９８Ｏ．ｒ北海道におけるＢ型肝炎
ＶｉｎｌＳ感染に関する調査ョ参照）。前述したように
、笑気と粉塵とによる歯科診療室の汚染が問題になつて
いるが、従来、その対策・が十分ではなく、前者につい
てはほとんど有効な対策が講じられておらず、後者につ
いて診療室内に設置するスポツトマテイツク（商品名）
という小型集塵機が用いられている程度であるが、室内
の麻酔ガスを室外に排出する作用は望めないと云う欠へ
があつた。
が、歯科医などの歯科診療室内勤務者にとつて最も危険
な０．６μ〜５μの粉塵が飛散し、これらには細菌が付
着しており、これも歯科診療室内勤務者がＢ型肝炎ビー
ルスに感染し易く、肝硬変や肝癌の発生につながること
、さらに患者の唾液や血液を飛散させることも、歯科診
療室汚染の原因になつていることが報告されでいろ（日
本歯科材料器機学会誌、ＮＯ．Ｕ（１診序９月１診療室
の汚染とその対策ョおよび日本口腔外科学界雑誌ＶＯｌ
．２６．ＮＯ．２ｌ９８Ｏ．ｒ北海道におけるＢ型肝炎
ＶｉｎｌＳ感染に関する調査ョ参照）。前述したように
、笑気と粉塵とによる歯科診療室の汚染が問題になつて
いるが、従来、その対策・が十分ではなく、前者につい
てはほとんど有効な対策が講じられておらず、後者につ
いて診療室内に設置するスポツトマテイツク（商品名）
という小型集塵機が用いられている程度であるが、室内
の麻酔ガスを室外に排出する作用は望めないと云う欠へ
があつた。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたもので、歯
科診療室の汚染原因である笑気のような麻酔ガスと患者
の歯などの研削に伴つて発生する粉塵の両者を十分に除
去して、前記診療室内の汚染を高度に浄化できる方法お
よびその装置を提供することを目的とするものである。
科診療室の汚染原因である笑気のような麻酔ガスと患者
の歯などの研削に伴つて発生する粉塵の両者を十分に除
去して、前記診療室内の汚染を高度に浄化できる方法お
よびその装置を提供することを目的とするものである。
すなわち、この発明による歯科診療室の汚染浄化方法は
、歯科診療室内に設置したスタンドの開口を介して前記
診療室の床近くの領域と、前記スタンドに連通する吸引
フードを介して患者の口腔外側方とから、麻酔ガスおよ
び粉塵を切換可能に吸引し、吸引した麻酔ガスおよび粉
塵を前記診療室外に排出することを特徴とするものであ
る。以下、この発明の一実施例につき図面を参照して説
明する。第１図、第２図において、符号１はスタンドで
、このスタンド１は、略箱状に構成され、下部にキャス
タ２が装着されて歯科診療室３内に移動可能に設置され
ている。
、歯科診療室内に設置したスタンドの開口を介して前記
診療室の床近くの領域と、前記スタンドに連通する吸引
フードを介して患者の口腔外側方とから、麻酔ガスおよ
び粉塵を切換可能に吸引し、吸引した麻酔ガスおよび粉
塵を前記診療室外に排出することを特徴とするものであ
る。以下、この発明の一実施例につき図面を参照して説
明する。第１図、第２図において、符号１はスタンドで
、このスタンド１は、略箱状に構成され、下部にキャス
タ２が装着されて歯科診療室３内に移動可能に設置され
ている。
前記スタンド１の吸込口４は蛇腹状可撓性バイブ５を一
部に有するダクト６を介して前記診療室３外、即ち隔壁
２４の外に設置された吸気兼集塵装置７の吸込口８ど連
通されている。前記集塵装置７は筐体９内に設けたフィ
ルタ１０を介して吸込口８がブロワ１１の吸込側と連通
され、ブロワ１１の吐出側は筐体９に形成された排気口
１２と連通されている。
部に有するダクト６を介して前記診療室３外、即ち隔壁
２４の外に設置された吸気兼集塵装置７の吸込口８ど連
通されている。前記集塵装置７は筐体９内に設けたフィ
ルタ１０を介して吸込口８がブロワ１１の吸込側と連通
され、ブロワ１１の吐出側は筐体９に形成された排気口
１２と連通されている。
なお、符号１３は筐体９に設けた保守点検用扉、１４は
筐体９の上面カバー、１５，１６はダクト６に設けた弁
である。前記スタンド１には、診療室３の床に近い下部
に開口１７が設けられ、スタンド１内の上部が後述する
ダクト部材１８を介して吸引フード１９と連通され、さ
らにスタンド１内に前記開閉自在の開口１７とダクト部
材１８の吸気兼集塵装置７との連通を切換え制御するた
めのダンパ２０，２１が設けられ、スタンド１の底部に
はこれを安定させるための錘２２が設けられている。
筐体９の上面カバー、１５，１６はダクト６に設けた弁
である。前記スタンド１には、診療室３の床に近い下部
に開口１７が設けられ、スタンド１内の上部が後述する
ダクト部材１８を介して吸引フード１９と連通され、さ
らにスタンド１内に前記開閉自在の開口１７とダクト部
材１８の吸気兼集塵装置７との連通を切換え制御するた
めのダンパ２０，２１が設けられ、スタンド１の底部に
はこれを安定させるための錘２２が設けられている。
スタンド１の上部一側には制御盤２５が設けられ、この
制御盤２５のスイッチ２６の操作により、吸気兼集塵装
置７のブロワ１１が駆動、停止されるように構成されて
いると共に、スタンド１の底文に取付けたペダル２７の
足踏操作により、前記ダンパ２０，２１の電気的手段（
図示せず）による開閉が切換えられるようになつている
。前記スタンド１内に吸引フード１９とを連通させるダ
クト部材１８は次のように構成されている。
制御盤２５のスイッチ２６の操作により、吸気兼集塵装
置７のブロワ１１が駆動、停止されるように構成されて
いると共に、スタンド１の底文に取付けたペダル２７の
足踏操作により、前記ダンパ２０，２１の電気的手段（
図示せず）による開閉が切換えられるようになつている
。前記スタンド１内に吸引フード１９とを連通させるダ
クト部材１８は次のように構成されている。
すなわち、スタンド１の上端部にこれに対し昇降可能に
かつ気密に基部バイブ２８が支持され、基部バイブ２８
の上端部にこれに対し軸回りの回動可能な第１接手２９
を介して第１可撓性バイブ３０が気密に接続され、第１
可撓性バイブ３０には第１中間バイブ３１および第２可
撓性バイブ３２を介して第２中間バイブ３３が気密に接
続され、更に第２中間バイブ３３には第３可撓性バイブ
３４を介して第２接手３５が気密に接続されている。第
２接手３５には第３可撓性バイブ３４に固定された固定
バイブ３６と、この固定バイブ３６の軸回りに回動可能
にかつ気密に連結された可動バイブ３７とが設けられて
いる。可動バイブ３７に第４可撓性バイブ３８と第３接
手３９とを介して前記吸引フード１９が気密に固定され
ている。また、前記第１接手２９上には１対の支持部材
４０が突出し、支持部材４０には両側各２本のリンクア
ーム４１の一端部が回動可能に連結され、リンクアーム
４１の他端部が第２可撓性バイブ３２の両側に配設され
た連結板４２に回動可能に連結され、前記リンクアーム
４１と支持部材４０とが引張りばね４３で連結されて第
１リンク機構４４が構成されている。
かつ気密に基部バイブ２８が支持され、基部バイブ２８
の上端部にこれに対し軸回りの回動可能な第１接手２９
を介して第１可撓性バイブ３０が気密に接続され、第１
可撓性バイブ３０には第１中間バイブ３１および第２可
撓性バイブ３２を介して第２中間バイブ３３が気密に接
続され、更に第２中間バイブ３３には第３可撓性バイブ
３４を介して第２接手３５が気密に接続されている。第
２接手３５には第３可撓性バイブ３４に固定された固定
バイブ３６と、この固定バイブ３６の軸回りに回動可能
にかつ気密に連結された可動バイブ３７とが設けられて
いる。可動バイブ３７に第４可撓性バイブ３８と第３接
手３９とを介して前記吸引フード１９が気密に固定され
ている。また、前記第１接手２９上には１対の支持部材
４０が突出し、支持部材４０には両側各２本のリンクア
ーム４１の一端部が回動可能に連結され、リンクアーム
４１の他端部が第２可撓性バイブ３２の両側に配設され
た連結板４２に回動可能に連結され、前記リンクアーム
４１と支持部材４０とが引張りばね４３で連結されて第
１リンク機構４４が構成されている。
前記連結板４２と、第２接手３５の固定バイブ３６両側
に固定した１対のアーム４５との間には、第１リンク機
構４４と実質的に同構成の第２リンク機構４６が形成さ
れ、固定バイブ３６に設けたアーム４５には把手４７が
架設されている。
に固定した１対のアーム４５との間には、第１リンク機
構４４と実質的に同構成の第２リンク機構４６が形成さ
れ、固定バイブ３６に設けたアーム４５には把手４７が
架設されている。
さらに、第２接手３５の可動バイブ３７の両側に固定し
た１対のアーム４８と、第３接手３９の両側に固定した
１対のアーム４９とが第４可撓性バイブ３８の両側方で
枢着されている。なお、前記第１乃至第４可撓性バイブ
３０，３２，３４，３８は蛇腹状のものである。またス
タンド１の開口１７およびダクト部材１８の基部バイブ
２８の下端には網２３および２３が張られている。
た１対のアーム４８と、第３接手３９の両側に固定した
１対のアーム４９とが第４可撓性バイブ３８の両側方で
枢着されている。なお、前記第１乃至第４可撓性バイブ
３０，３２，３４，３８は蛇腹状のものである。またス
タンド１の開口１７およびダクト部材１８の基部バイブ
２８の下端には網２３および２３が張られている。
以上のように構成した実施例による汚染浄化装置を用い
て、歯科診療室の汚染を浄化するには、吸気兼集塵装置
７のブロワ１１を駆動させることにより、ダクト６を介
してスタンド１内が減圧されるため、スタンド１に設け
た開口１７から診療室３内の床近くに空気との比重差で
溜る笑気のような麻酔ガスと、診療室３内に飛散した患
者の歯や義歯などの切削で生じた粉塵を空気と共に吸引
、除去することができる。
て、歯科診療室の汚染を浄化するには、吸気兼集塵装置
７のブロワ１１を駆動させることにより、ダクト６を介
してスタンド１内が減圧されるため、スタンド１に設け
た開口１７から診療室３内の床近くに空気との比重差で
溜る笑気のような麻酔ガスと、診療室３内に飛散した患
者の歯や義歯などの切削で生じた粉塵を空気と共に吸引
、除去することができる。
また、歯科医などの診療室勤務者がペダル２７を踏むこ
とにより、ダンパ２０，２１を切換制御して、スタンド
１にダクト部材１８を介し吸引フード１９を連通させる
と、患者の口腔外側方から笑気のような麻酔ガスと前記
粉塵を、これらの診療室３内への飛散直後に効果的に吸
引、除去することができる。この場合に、ダクト部材１
８は、第１乃至第４可撓性バイブ３０，３２，３４，３
８を有し、ま″た基部バイブ２８を昇降させ、このバイ
ブ２８の軸回りに第１接手２９より吸引フード１９側の
部分を回動させ、かつ第１、第２リンク機構４４，４６
で適宜の角度で屈折させることができ、第２接手３５の
固定バイブ３６の軸回りにこれにより、吸引フード１９
側の部分を回動させることができ、さらに第２接手３５
より吸引フード１９の部分を屈曲させることもできるの
で、第２接手３５に設けた把手４７を持つて操作するこ
とにより、吸引フード１９を患者の診療の邪魔にならな
い範ノ囲で、最も効果的に麻酔ガスおよび粉塵を吸引除
去できる位置にすることが自由にしかも容易にできるの
である。そして、吸引フード１９からスタンド１内に空
気と共に吸引された麻酔ガスおよび粉塵はダクト６を経
て吸気兼集塵装置７の筐体９内に導かれ、粉塵がフィル
タ１０で捕捉されて、空気と麻酔ガスは診療室３外の適
所に排気口１２から排出、処理される。なお、前述した
開口１７からスタンド１内に麻酔ガスと粉塵を吸引して
場合にも、前記吸引フード１９から吸引した場合と同様
に排出、処理される。
とにより、ダンパ２０，２１を切換制御して、スタンド
１にダクト部材１８を介し吸引フード１９を連通させる
と、患者の口腔外側方から笑気のような麻酔ガスと前記
粉塵を、これらの診療室３内への飛散直後に効果的に吸
引、除去することができる。この場合に、ダクト部材１
８は、第１乃至第４可撓性バイブ３０，３２，３４，３
８を有し、ま″た基部バイブ２８を昇降させ、このバイ
ブ２８の軸回りに第１接手２９より吸引フード１９側の
部分を回動させ、かつ第１、第２リンク機構４４，４６
で適宜の角度で屈折させることができ、第２接手３５の
固定バイブ３６の軸回りにこれにより、吸引フード１９
側の部分を回動させることができ、さらに第２接手３５
より吸引フード１９の部分を屈曲させることもできるの
で、第２接手３５に設けた把手４７を持つて操作するこ
とにより、吸引フード１９を患者の診療の邪魔にならな
い範ノ囲で、最も効果的に麻酔ガスおよび粉塵を吸引除
去できる位置にすることが自由にしかも容易にできるの
である。そして、吸引フード１９からスタンド１内に空
気と共に吸引された麻酔ガスおよび粉塵はダクト６を経
て吸気兼集塵装置７の筐体９内に導かれ、粉塵がフィル
タ１０で捕捉されて、空気と麻酔ガスは診療室３外の適
所に排気口１２から排出、処理される。なお、前述した
開口１７からスタンド１内に麻酔ガスと粉塵を吸引して
場合にも、前記吸引フード１９から吸引した場合と同様
に排出、処理される。
この実施例において、必要に応じてキャスタ２でスタン
ド１を診療室３内の適所に移動させることができる。
ド１を診療室３内の適所に移動させることができる。
また、第３図及び第４図Ａ，Ｂに示すように吸気兼集塵
装置７の能力を大きくしておけば、弁１６を介して蛇腹
状可撓性バイブ５より吸引フード１９側が前述した同構
成のもの２台又はそれ以上を診療室３内に設置すること
ができる。
装置７の能力を大きくしておけば、弁１６を介して蛇腹
状可撓性バイブ５より吸引フード１９側が前述した同構
成のもの２台又はそれ以上を診療室３内に設置すること
ができる。
この発明において、スタンド１の開口１７と吸引フード
１９との吸気兼集塵装置７側との連通を切換制御する機
構は必ずしもダンパ２０，２１に限られることなく、三
方弁などでもよく、場合によつては開口と吸引フードの
両方からの吸引ができるようにしてもよい。
１９との吸気兼集塵装置７側との連通を切換制御する機
構は必ずしもダンパ２０，２１に限られることなく、三
方弁などでもよく、場合によつては開口と吸引フードの
両方からの吸引ができるようにしてもよい。
また、この発明において、スタンドの開口と吸引フード
との吸引の切換制御は足踏式のペダルに限られることな
く、制御盤２５またはダクト部材１８の把手４７などに
スイッチを設けて行ない、さらにこれらを併設してもよ
い。
との吸引の切換制御は足踏式のペダルに限られることな
く、制御盤２５またはダクト部材１８の把手４７などに
スイッチを設けて行ない、さらにこれらを併設してもよ
い。
そして、吸気兼集塵装置７に笑気のような麻酔ガスを吸
着剤により吸着する手段を設けることが好ましい。以上
説明したように、この発明の歯科診療室の汚染浄化装置
によれば、患者の口腔外側方で診療室内に飛散した直後
の麻酔ガスおよび歯や義歯の切削による粉塵を吸引除去
するだけではなく、これによつて吸引できなかつた室内
下部に大量に溜つている空気よりも比重の大きい亜酸化
窒素等の麻酔ガスおよび粉塵をそれらの濃度が高くなり
易い診療室の床近くの領域からも吸引除去でき、これら
を診療室外に排出できるので、従来は行なわれていなか
つた麻酔ガスによる汚染を浄化できると共に、粉塵の除
去も十分にでき、したがつて、歯科診療室勤務者への麻
酔ガスおよび粉塵による−前述した悪影響を解消でき、
とくに麻酔ガスの除去による効果が大きく、またスタン
ドを用いてその開口とスタンドに連通する吸引フードと
から麻酔ガスおよび粉塵を吸引しているので、吸気兼集
塵装置が１台ですみ、構造が簡単であると共に、装置が
小形にあるという効果も得られる。また、この発明の汚
染浄化装置によれば、前述した汚染浄化方法を行なうの
に好適し、しかも吸引フードとスタンドの開口からの吸
引を切換制御・する手段を備えているので、比較的小さ
い能力の吸気兼集塵装置により効率よく、かつ十分に診
療室内の麻酔ガスと粉塵とを外部に排出、除去できると
いう多くの効果が得られる。
着剤により吸着する手段を設けることが好ましい。以上
説明したように、この発明の歯科診療室の汚染浄化装置
によれば、患者の口腔外側方で診療室内に飛散した直後
の麻酔ガスおよび歯や義歯の切削による粉塵を吸引除去
するだけではなく、これによつて吸引できなかつた室内
下部に大量に溜つている空気よりも比重の大きい亜酸化
窒素等の麻酔ガスおよび粉塵をそれらの濃度が高くなり
易い診療室の床近くの領域からも吸引除去でき、これら
を診療室外に排出できるので、従来は行なわれていなか
つた麻酔ガスによる汚染を浄化できると共に、粉塵の除
去も十分にでき、したがつて、歯科診療室勤務者への麻
酔ガスおよび粉塵による−前述した悪影響を解消でき、
とくに麻酔ガスの除去による効果が大きく、またスタン
ドを用いてその開口とスタンドに連通する吸引フードと
から麻酔ガスおよび粉塵を吸引しているので、吸気兼集
塵装置が１台ですみ、構造が簡単であると共に、装置が
小形にあるという効果も得られる。また、この発明の汚
染浄化装置によれば、前述した汚染浄化方法を行なうの
に好適し、しかも吸引フードとスタンドの開口からの吸
引を切換制御・する手段を備えているので、比較的小さ
い能力の吸気兼集塵装置により効率よく、かつ十分に診
療室内の麻酔ガスと粉塵とを外部に排出、除去できると
いう多くの効果が得られる。
第１図はこの発明の一実施例による歯科診療室の汚染浄
化装置を示す概略斜視図、第２図は同一部を分解し接続
関係を示した斜視図、第３図は本発明装置を複数台接続
した状態の配置図、第４図Ａ，Ｂは同上の電気制御系統
図である。 １・・・・・スタンド、２・・・・・・キャスタ、３・
・・・・・歯科診療室、４・・・・・・スタンドの吸込
口、５・・・・・・蛇腹状可撓性バイブ、６・・・・・
・ダクト、７・・・・・・吸気兼集塵装置、８・・・・
・・吸気兼集塵装置の吸込口、９・・・・・・筐体、１
０・・・・フィルタ、１１・・・・・・ブロワ、１２・
・・・・排気口、１３・・・・・・保守点検用扉、１４
・・・・・・筐体の上面カバー、１５，１６・・・・・
・弁、１７・・・・・・開口部、１８・・・・・・ダク
ト部材、１９・・・・・・吸引フード、２０，２１・・
・・・ダンパ、２２・・・・・・錘、２３・・網、２４
・・・・・・隔壁、２５・・・・・制御盤、２６・・・
・・・スイッチ、２７・・・・ペダル、２８・・・・・
基部バイブ、２９・・・・・・第１接手、３０・・・・
・・第１可撓性バイブ、３１・・・・・・第１中間バイ
ブ、３２・・・・・・第２可撓性バイブ、３３・・・・
・・第２中間バイブ、３４・・・・・・第３可撓性バイ
ブ、３５・・・・・・第２接手、３６・・・・・・固定
バイブ、３７・・・・・・可動バイブ、３８・・・・・
・第４可撓性バイブ、３９・・・・・・第３接手、４０
・・・・・・支持部材、４１・・・・・リンクアーム、
４２・・・・・・連結板、４３・・・・・引張りばね、
４４・・・・・・第１リンク機構、４５・・・・・アー
ム、４６・・・・・・第２リンク機構、４７・・・・・
・把手、４８，４９・・・・・・アーム。
化装置を示す概略斜視図、第２図は同一部を分解し接続
関係を示した斜視図、第３図は本発明装置を複数台接続
した状態の配置図、第４図Ａ，Ｂは同上の電気制御系統
図である。 １・・・・・スタンド、２・・・・・・キャスタ、３・
・・・・・歯科診療室、４・・・・・・スタンドの吸込
口、５・・・・・・蛇腹状可撓性バイブ、６・・・・・
・ダクト、７・・・・・・吸気兼集塵装置、８・・・・
・・吸気兼集塵装置の吸込口、９・・・・・・筐体、１
０・・・・フィルタ、１１・・・・・・ブロワ、１２・
・・・・排気口、１３・・・・・・保守点検用扉、１４
・・・・・・筐体の上面カバー、１５，１６・・・・・
・弁、１７・・・・・・開口部、１８・・・・・・ダク
ト部材、１９・・・・・・吸引フード、２０，２１・・
・・・ダンパ、２２・・・・・・錘、２３・・網、２４
・・・・・・隔壁、２５・・・・・制御盤、２６・・・
・・・スイッチ、２７・・・・ペダル、２８・・・・・
基部バイブ、２９・・・・・・第１接手、３０・・・・
・・第１可撓性バイブ、３１・・・・・・第１中間バイ
ブ、３２・・・・・・第２可撓性バイブ、３３・・・・
・・第２中間バイブ、３４・・・・・・第３可撓性バイ
ブ、３５・・・・・・第２接手、３６・・・・・・固定
バイブ、３７・・・・・・可動バイブ、３８・・・・・
・第４可撓性バイブ、３９・・・・・・第３接手、４０
・・・・・・支持部材、４１・・・・・リンクアーム、
４２・・・・・・連結板、４３・・・・・引張りばね、
４４・・・・・・第１リンク機構、４５・・・・・アー
ム、４６・・・・・・第２リンク機構、４７・・・・・
・把手、４８，４９・・・・・・アーム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 歯科診療室内に設置したスタンドの開口を介して前
記診療室の床近くの領域と、前記スタンドに連通する吸
引フードを介して患者の口腔外側方とから、麻酔ガスお
よび粉塵を切換可能に吸引し、吸引した麻酔ガスおよび
粉塵を前記診療室外に排出することを特徴とする歯科診
療室の汚染浄化方法。 ２ 歯科診療室の床近くの領域からの吸引は、患者の口
腔外側方からの吸引停止時に行なう特許請求の範囲第１
項に記載の歯科診療室の汚染浄化方法。 ３ 歯科診療室の床近くの領域からの吸引は、患者の口
腔外側方からの吸引と共に行なう特許請求の範囲第１項
に記載の歯科診療室の汚染浄化方法。 ４ 歯科診療室外に設置される吸気兼集塵装置と、前記
診療室内に設置されると共にダクトを介して前記吸気兼
集塵装置と連通されるスタンドと、このスタンドの前記
診療室の床に近い位置に配置された麻酔ガスおよび粉塵
吸引用の開口と、前記スタンドにダクト部材を介して連
通されており患者の口腔外側方から麻酔ガスおよび粉塵
を吸引するための吸引フードと、前記スタンドに設けら
れて吸引フードとスタンドの開口との吸気兼集塵装置側
に対する連通を選択的に切換制御する手段とを備えたこ
とを特徴とする歯科診療室の汚染浄化装置。 ５ スタンドと吸引フードとを連通させるダクト部材は
、このダクト部材とスタンドの間およびダクト部材内の
一部との少なくとも一方に自在接手を介在させてある特
許請求の範囲第４項に記載の歯科診療室の汚染浄化装置
。 ６ スタンドは、このスタンドを移動させるためのキャ
スタを有している特許請求の範囲第４項または第５項に
記載の歯科診療室の汚染浄化装置。 ７ スタンドと吸引フードとを連通させるダクト部材は
、スタンドに対して昇降可能な基部パイプと、この基部
パイプに対し軸回りの回動可能な第１接手によつて接続
された第１可撓性パイプと、第１可撓性パイプと第２可
撓性パイプとの間に設けられた第１中間パイプと、第２
可撓性パイプと第３可撓性パイプとの間に設けられた第
２中間パイプと、第３可撓性パイプに軸回りの回動可能
な第２接手およびこの第２接手に対し屈曲可能に第４可
撓性パイプを介して接続されていると共に前記吸引フー
ドに固定された第３接手と、第１、第２中間パイプの両
側方の配設された第１、第２リンク機構とを備え、これ
らのリンク機構を互いに屈曲可能に連通すると共に、第
１リンク機構を第１接手に、第２リンク機構を第２接手
にそれぞれ屈曲可能に連結してなる特許請求の範囲第４
項または第５項もしくは第６項に記載の歯科診療室の汚
染浄化装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56138535A JPS6057345B2 (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 歯科診療室の汚染浄化方法および汚染浄化装置 |
| KR8203191A KR860000381B1 (ko) | 1981-09-04 | 1982-07-19 | 치과진료실의 오염정화방법 및 오염 정화장치 |
| CA000408771A CA1176495A (en) | 1981-09-04 | 1982-08-05 | Method and apparatus for purifying contamination of dental consultation room |
| GB08223153A GB2107452B (en) | 1981-09-04 | 1982-08-11 | Apparatus for confining and exhausting anaesthetic gas and dust in a dental consultation room |
| US06/408,568 US4446861A (en) | 1981-09-04 | 1982-08-16 | Method and apparatus for purifying contamination of dental consultation room |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56138535A JPS6057345B2 (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 歯科診療室の汚染浄化方法および汚染浄化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5841551A JPS5841551A (ja) | 1983-03-10 |
| JPS6057345B2 true JPS6057345B2 (ja) | 1985-12-14 |
Family
ID=15224419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56138535A Expired JPS6057345B2 (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 歯科診療室の汚染浄化方法および汚染浄化装置 |
Country Status (6)
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|---|---|
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| JP (1) | JPS6057345B2 (ja) |
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| CA (1) | CA1176495A (ja) |
| DE (1) | DE3232701C2 (ja) |
| GB (1) | GB2107452B (ja) |
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