JPS644346Y2 - - Google Patents

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JPS644346Y2
JPS644346Y2 JP13230682U JP13230682U JPS644346Y2 JP S644346 Y2 JPS644346 Y2 JP S644346Y2 JP 13230682 U JP13230682 U JP 13230682U JP 13230682 U JP13230682 U JP 13230682U JP S644346 Y2 JPS644346 Y2 JP S644346Y2
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pipe
ring
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inhalation
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は歯科診療室、外科手術室のような吸入
摩酔剤を用いる室内の汚染浄化装置に関するもの
である。
近時、歯科において、笑気すなわち亜酸化窒素
が抜歯などのための吸入麻酔剤として使用される
ようになり、とくに昭和45年頃から笑気鎮静法が
行なわれるようになつた。
笑気鎮静法とは、低濃度の笑気を患者に吸入さ
せて、歯科治療の患者の精神的並びに肉体的苦療
を和らげ、気持のよい状態で患者の協力を得なが
ら治療を受けさせる方法であり、患者の意識を失
なわせない20〜30%笑気を患者に吸入させ、少し
痛いが恐くなく、従来より楽に抜歯などを行なう
ものである。
そして、笑気は他の麻酔ガスに比べて毒性や副
作用が少ないとされているにもかかわらず、前述
した笑気鎮静法の普及に伴ない、歯科医などの歯
科診療室勤務室は低濃度であつても長期間にわた
り、笑気を吸入しているために、女性歯科診療室
勤務者では自然流産、腎疾患、癌、先天性奇形児
の発生者が笑気のような麻酔ガスを吸入しない者
に比べて1.3〜2倍あり、男性歯科診療室勤務者
でも肝疾患が男性小児科医に比べて1.3〜2.2倍多
いことが報告されている。(歯界展望:第57巻第
7号:昭和56年6月「歯科領域における笑気ガス
汚染と医療従事者の健康について」参照)。
また、歯科診療室以外でも、外科手術室などの
吸入麻酔剤を使用する室内に勤務する医療従事者
にも、前述した歯科診療室勤務者の場合と近似し
た吸入麻酔剤による汚染が健康上に悪影響を与え
ることが知られている。
しかし、従来は、前述した吸入麻酔剤を用いる
室内の汚染に対する有効な対策がなかつた。そこ
で、本考案の考案者は、歯科診療室の床近くと、
患者の口腔外側方との一方から切換可能に麻酔ガ
スおよび粉塵を吸引して前記診療室外に排出する
汚染浄化方法およびこの方法を行なうための装置
を、先に提案した。
本考案は、考案者が先に提案した装置をさらに
改善して、操作性を損うことなく、構造が簡単で
安価であり、しかも外観が良好な吸入麻酔剤を用
いる室内の汚染浄化装置を提供することを目的と
している。
すなわち、本考案は、吸入麻酔薬を用いる室外
に設置した吸気装置と、前記室内に垂直に設けて
吸気装置の吸入側に下端部を連通させた基部パイ
プと、基部パイプの上端部にその軸回りの回動可
能に一端部を連結させた倒立凹字形の第1中間パ
イプと、第1中間パイプの他端部にその軸回りの
回動可能に上端部を連結したほぼL字形の第2中
間パイプと、第2中間パイプの下端部にその軸回
りの回動可能に一端部を連結したほぼL字形の第
3中間パイプと、第3中間パイプの他端部にこれ
に対して軸回りの回動可能に連結して患者の口腔
近傍から麻酔ガスを吸引する吸引フードとを備え
たことを特徴とした吸入麻酔薬を用いる室内の汚
染浄化装置である。
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。
第1図、第2図において、1は歯科診療室、2
は外に設置された吸気装置であり、この吸気装置
2は筐体3に設けた吸気口4とフイルタを介して
ブロワの吸入側が連通され、その排気側が筐体3
に形成された排気口と連通されている。
前記吸気装置2の吸気口4にダクト5が連通さ
れ、ダクト5は壁体6を貫通して歯科診療室2内
に延び、この室2内に設けた第1可撓性パイプ7
を介して基部パイプ8の下端部に連通されてい
る。
前記診療室2内にはスタンド9がこれに設けた
キヤスタ10による移動可能に設置され、スタン
ド9上には支柱11が立設され、支柱11の支持
部材12によつて前記基部パイプ8が垂直に固定
されている。
基部パイプ8の上端部には後述する第1継手1
3によつて第1中間パイプ14の一端部が基部パ
イプ8の軸回りに回動可能に連結されている。
第1中間パイプ14は倒立凹字形に形成され、
その他端部には第2継手15によつて第2中間パ
イプ16の上端部が第1中間パイプ14の軸回り
に回動可能に連結されている。
第2中間パイプ16はほぼL字形に形成され、
その他端部には第3継手17を介して第3中間パ
イプ18の上端部が連結されている。
第3中間パイプ18は上端側が短いほぼL字形
に形成され、上端部近くにバランスウエイト19
が固定されている。第3中間パイプ18の下端部
には第2可撓性パイプ20を介して第4継手21
が連結され、第4継手21に第3可撓性パイプ2
2が連結され、これに第4継手21によりその軸
回りの回動可能に取付パイプ23が連結されて、
取付パイプ23と一体の吸引フード24が第3中
間パイプ18の斜め下前方に位置するように配設
されている。
第1,第2,第3継手13,15,17は同構
成であるから第1継手13を代表として説明す
る。この継手13は、第3図に示すように、基部
パイプ8のフランジ25の下方に耐摩耗性で滑り
のよい弗素樹脂(商品名テフロン)製のリング2
6を介して雄ねじリング27が回動可能に嵌合さ
れ、前記フランジ25と第1中間パイプ14のフ
ランジ28との間に弗素樹脂製のリング29が介
在され、第1中間パイプ14のフランジ28上方
に弗素樹脂製のリング30を介して雌ねじリング
31が回動可能に嵌合され、雄、雌ねじリング2
7,31がねじ嵌合されていることにより、弗素
樹脂製のリング26,29,30を摺動面として
基部パイプ8に第1中間パイプ14が回動可能に
かつ気密に連結されている。なお、第4継手21
は前述した第1継手13と実質的に同様な構成に
するなど、適宜の構成で第2,第3可撓性パイプ
20,22を回動可能にかつ気密に連結させるも
のである。
また、第1図、第2図、第4図に示すように、
基部パイプ8上部の第1継手13より下方に支持
リング32が嵌合固定され、このリング32上に
断面L字形の弗素樹脂リング33を介して回動リ
ング34が基部パイプ8に嵌合されてその軸回り
の回動可能に支持リング32に支持され、回動リ
ング34に1対の支持棒35の一端部が固定さ
れ、支持棒35の他端部が第1中間パイプ14の
水平部に嵌合固定された取付リング36に固定さ
れていることにより、第1中間パイプ14および
これより吸引フード24側の部材の重量が基部パ
イプ8に支承されている。
なお、第1,第2,第3可撓性パイプ7,2
0,22は蛇腹状のものである。また、第2、第
3可撓性パイプ20、22の両側に各1対のアー
ム37,38が配置され、これらの両端部が第
2,第3可撓性パイプ20,22両端外方の剛体
部材に固定され、第3可撓性パイプ22両側のア
ーム38は中間屈曲部の屈曲角度が調節可能にさ
れている。さらに、スタンド9と共に別体の制御
箱39が前記キヤスタ10を有する台車40上に
固定されている。
次に、以上のように構成された実施例の汚染浄
化装置の使用について説明する。
歯科医などの診療室勤務者が、制御箱39に設
けた押釦などを操作して、吸気装置1を作動させ
ると、患者の口腔近傍から笑気のような麻酔ガス
と、患者の歯や義歯などの切削で生じた粉塵と空
気とを、吸引フード24から取付パイプ23、第
3、第2可撓性パイプ22,20、第3、第2、
第1中間パイプ18、16、13、基部パイプ
8、第1可撓性パイプ7およびダクト5を介して
吸気装置1に吸込み、診療室2外に除去すること
ができる。
この場合に、第1、第2中間パイプ13、16
は垂直な軸回りに回動可能であるから水平方向の
前後、左右方向に、また第3中間パイプ18は水
平な軸回りに回動可能であるから上下方向に、吸
引フード24を大きくスムーズに移動でき、さら
に第4継手21でその軸回りに吸引フード24を
回動調整できることにより、このフード24近く
での操作によつてこれを患者の診療の邪魔になら
ない範囲で最も効率よく麻酔ガスおよび前記粉塵
を吸引除去できる位置に配置することができる。
そして、吸引装置1内のフイルタで粉塵を捕捉
し、空気と麻酔ガスは診療室2外の適所に排気口
から排出するものである。また、必要に応じスタ
ンド9と共に、キヤスタ10によつて診療室2内
の適所に移動させることも、第1可撓性パイプ7
の余裕の範囲内で可能である。
なお、本考案において、吸気装置の能力を大き
くしておけば、1台の吸気装置にダクト5より吸
引フード24側が前述した実施例と同様なものを
2台以上接続して診療室2内に設けることができ
るが、この場合にはダクト5またはこれにより吸
引フード24側の適所に切換弁を設けることが必
要である。
また、本考案において、基部パイプ8より吸気
装置1側に切換弁を介して分岐する開口を診療室
の床近くに設け、前記開口からも麻酔ガスと粉塵
を除去するようにしてもよい。
さらに、本考案において、制御箱は他の歯科診
療室に設ける機器の制御を兼ねるようにしてもよ
く、押釦、ペダルなどの制御用操作部材は吸引フ
ード近くなど適所に設けることができると共に、
吸引フード近くに操作用把手を設けることが好ま
しい。
そして本考案は、歯科診療室だけでなく、外科
手術室など吸入麻酔薬を用いる室内の汚染浄化に
広く適用できる。
以上説明したように、本考案によれば、患者の
口腔近傍で室内に飛散した直後の麻酔ガスを吸引
除去することができるので、吸入麻酔薬を用いる
室内の麻酔ガスによる汚染を効率よく浄化するこ
とができ、前記室内の医療従事者の健康維持のた
めに好適し、また前述した構成の第1、第2、第
3中間パイプを備えているので、吸引フードを3
次元方向の任意の位置に容易に保持でき、その操
作性を損うことがない上に、吸引フードがスムー
ズに大きく動き、しかも考案者が先に提案したも
ののような中間パイプの支持、案内用リンクを省
略できるので、部品数が少なく構造が簡単であ
り、組立も容易である上に、余分な部材がないの
で外観も良好な吸入麻酔剤を用いる室内の汚染浄
化装置を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による汚染浄化装置
を示す斜視図、第2図は同作用説明用の側面図、
第3図は同基部パイプと第1中間パイプとの連結
部を示す一部を断面した拡大分解側面図、第4図
は同基部パイプへの支持棒取付状態を示す一部を
断面した拡大説明図である。 1…吸気装置、2…歯科診療室、3…筐体、4
…吸気口、5…ダクト、6…壁体、7…第1可撓
性パイプ、8…基部パイプ、9…スタンド、10
…キヤスタ、11…支柱、12…支持部材、13
…第1継手、14…第1中間パイプ、15…第2
継手、16…第2中間パイプ、17…第3継手、
18…第3中間パイプ、19…バランスウエイ
ト、20…第2可撓性パイプ、21…第4継手、
22…第3可撓性パイプ、23…取付パイプ、2
4…吸引フード、25,28…フランジ、26,
29,30…弗素樹脂製のリング、27…雄ねじ
リング、31…雌ねじリング、32…支持リン
グ、33…弗素樹脂製のリング、34…回動リン
グ、35…支持棒、36…取付リング、37,3
8…アーム、39…制御箱、40…台車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 吸入麻酔薬を用いる室外に設置した吸気装置
    と、前記室内に垂直に設けて吸気装置の吸入側
    に下端部を連通させた基部パイプと、基部パイ
    プの上端部にその軸回りの回動可能に一端部を
    連結させた倒立凹字形の第1中間パイプと、第
    1中間パイプの他端部にその軸回りの回動可能
    に上端部を連結したほぼL字形の第2中間パイ
    プと、第2の中間パイプの下端部にその軸回り
    の回動可能に一端部を連結したほぼL字形の第
    3中間パイプと、第3中間パイプの他端部にこ
    れに対して軸回りの回動可能に連結して患者の
    口腔近傍から麻酔ガスを吸引する吸引フードと
    を備えたことを特徴とした吸入麻酔薬を用いる
    室内の汚染浄化装置。 2 第3中間パイプの一端部にバランスウエイト
    を設けた実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の吸入麻酔薬を用いる室内の汚染浄化装置。 3 基部パイプと第1中間パイプを連結する第1
    継手、第1、第2中間パイプを連結する第2継
    手、および第2、第3中間パイプを連結する第
    3継手のそれぞれを、連結する両パイプのフラ
    ンジ間、および一方のパイプに回動可能に嵌合
    させた雄ねじリングとフランジ間、さらに他方
    のパイプに回動可能に嵌合させた雌ねじリング
    とフランジ間にそれぞれ弗素樹脂のような耐摩
    耗性のリングを介在させて、前記雄、雌ねじリ
    ングをねじ嵌合させ、耐摩耗性のリングを摺動
    面として回動可能にかつ気密に両パイプを連結
    する構成とした実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項に記載の吸入麻酔薬を用いる室内
    の汚染浄化装置。 4 基部パイプに嵌合固定した支持リング上に、
    断面L字形の弗素樹脂のような耐摩耗性リング
    を介して基部パイプの軸回りに回動可能に嵌合
    された回動リングを支持し、回動リングに一端
    部が固定された複数の支持棒の他端部を第1中
    間パイプに嵌合固定された取付リングに固定し
    て、第1中間パイプおよびこれより吸引フード
    側の部材の重量を基部パイプに支承させた実用
    新案登録請求の範囲第1項、第2項または第3
    項に記載の吸入麻酔薬を用いる室内の汚染浄化
    装置。
JP13230682U 1982-09-02 1982-09-02 吸入麻酔薬を用いる室内の汚染浄化装置 Granted JPS5938938U (ja)

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JP13230682U JPS5938938U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 吸入麻酔薬を用いる室内の汚染浄化装置

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JPS5938938U JPS5938938U (ja) 1984-03-12
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ID=30298822

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JP13230682U Granted JPS5938938U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 吸入麻酔薬を用いる室内の汚染浄化装置

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JPS5938938U (ja) 1984-03-12

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