JPS605542B2 - 繊維石膏系板材の製造方法 - Google Patents

繊維石膏系板材の製造方法

Info

Publication number
JPS605542B2
JPS605542B2 JP53108523A JP10852378A JPS605542B2 JP S605542 B2 JPS605542 B2 JP S605542B2 JP 53108523 A JP53108523 A JP 53108523A JP 10852378 A JP10852378 A JP 10852378A JP S605542 B2 JPS605542 B2 JP S605542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gypsum
weight
parts
water
blast furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53108523A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5537427A (en
Inventor
光卿 楠
一央 小森
光伸 磯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Ishiwata Kogyo KK
Original Assignee
Asahi Ishiwata Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Ishiwata Kogyo KK filed Critical Asahi Ishiwata Kogyo KK
Priority to JP53108523A priority Critical patent/JPS605542B2/ja
Publication of JPS5537427A publication Critical patent/JPS5537427A/ja
Publication of JPS605542B2 publication Critical patent/JPS605542B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二水石膏と高炉スラグとを主原料として繊維石
膏系板材を製造する方法に関するものである。
最近大気汚染防止のため、工場排ガスの脱硫が義務づけ
られたため、大量の排煙脱硫石膏が排出し、その処分が
大きな問題となって来た。
本発明はこの排煙脱硫石膏を石膏板の製造に利用せんと
する方法である。繊維石膏系板材の製造方法としては従
来より種種の方法が提案され、大別すると次の如き方法
になる。
‘11 半水石膏に繊維を混合し、水と漁練りして造っ
たスラリーを丸絹抄造機にかけるか、または、加圧成形
により板状に成形硬化する方法。
‘2} 無水石膏に高炉スラグとアルカリ刺激剤を加え
、水を加えて混練後成形硬化する方法などこれらの方法
は何れも二水石膏を蝦腕して半水石膏または無水石膏を
造り、しかる後再び水和して二水石膏に硬化せしめる方
法であるので熱的に不経済である。また{1}の方法で
は半水石膏の硬化時間が速いため、丸網沙造機を使用す
る場合には石膏の硬化速度の調整が厄介であり、原料ス
ラリーの蝿梓時間が制限されるばかりでなく、抄上用ス
クリーンおよびフェルトの目詰りなどの発生により運転
が乱調になることがいよいよある。このため石膏板の製
造には長年の技術的経験が必要となる。さらにまた、加
圧成形により石膏板を製造する場合には、前者の場合程
、半水石膏の硬化速度の調節は厄介でないが、程度の差
こそあれ、石膏板の製造には十分な注意が必要である。
次に■の方法では無水石膏の使用量が比較的少ないため
硬化体単位当りに要する熱量は少く、熱経済的には利点
はあるが、硬化体を空気中に暴露するとその表面が空気
中の炭酸ガスによりセメントのバチルスが分解し、表面
が悪化する欠点がある。本発明者の1人はさきにこのよ
うな欠点のない繊維石膏系板材の製造方法として二水石
膏または二水石膏とボルトランドセメントとの混合物に
、軽量骨材または繊維強化剤を加え、水と梶練りして造
ったスラリーより板状成形体を造り、これをオートクレ
ープ中に容れて飽和蒸気により加熱し、二水石膏を半水
石膏に変化せしめた後、自然冷却して石膏板を製造する
方法(椿顔昭51−124457号)を開発したが、こ
の方法はなお二水石膏を加熱して半水石膏にし、再び水
和して二水石膏にする点で熱経済的に好ましくない。そ
こでさらに研究を行った結果、二水石膏と高炉スラグと
の特定割合の混合物にアルカリ刺激剤と繊維物質を加え
、水と混練りしてスラリ−を造り、これを丸絹抄造機ま
たは加圧脱水法により成形すると、前述した半水石膏を
使用して石膏板を造る場合に比し、硬化速度が遅いため
作業上のトラブルはないが、成形体を移動できる程度の
強度にまで硬化せしめるに長時間養生しなければならな
い。しかるに上記混練りスラリーにざらに珪酸アルカリ
を添加混合し、上記のように板状体の成形すると、成形
体の硬化速度は早く、短期間(1虫時間程度)の養生で
成形体を移動できるまで硬化せしめることができ、かつ
その製品は耐水性を有することを知見した。本発明はこ
の知見に基〈方法であって、二水石膏と高炉スラグとの
混合物にアルカリ刺激剤および繊維物質を加え、水と濃
練りした後、これにさるに珪酸アルカリを加えて混練し
、得られたスラリーを成形機にかけて板状に成形し、板
状体を湿潤養生することを特徴とする繊維石膏系板材の
製造方法である。
本発明において、二水石膏と高炉スラグは何れも粉体を
使用し、特に高炉スラグは比表面積が3000の/タ以
上のものを使用することが望ましい。
二水石膏に対する高炉スラグの添加量は重量比で二水石
膏:高炉スラグ=8:2〜2:8になるようにすること
が好ましい。この範囲より高炉スラグの量が大きくなる
と、製品の強度は大になるが比重が大になり、加工性が
悪くなる。また石膏の量がこの範囲より大になると製品
の強度が小さくなる。二水石膏は天然石膏以外に排煙脱
硫石膏、リン酸副産石膏およびその他の副産石膏などが
使用され、特定の結晶状態のものを使用する必要はない
。次にアルカリ刺激剤としては通常使用されるボルトラ
ンドセメント、消石灰などが使用され、その添加量は上
記混合物100重量部に対し0.1〜5.0重量部であ
る。
また繊維物質としては石綿、パルプ、ガラス繊維、ポリ
プロピレン、ナイロン等の無機および有機質繊維などが
使用され、その添加量は繊維の種類により相違するが、
例えば石綿では30%以下、パルプでは15%以下、ガ
ラス繊維では10%以下、有機質繊維では5%以下であ
って、二種以上の繊維を混合して使用することもできる
。また水の添加量はマトリックスの水和に必要な量以上
あれば良いが、通常成形においては全配合量10の重量
部に対し300〜250広重量部使用する。
この際石綿セメント板製造工程で排出するアルカリ性循
環水を単独または製造水に混じて使用することもできる
。最後に珪酸アルカリとしては市販品の1〜3号珪酸ナ
トリウム、メタ達酸ナトリウムまたは珪酸カリウムが使
用され、その添加量は二水石膏と高炉スラグとの混合物
10の重量部に対し0.1〜5.0重量部が好ましい。
上記各成分の添加順序は特に規定する必要はないが、二
水石膏、高炉スラグおよび珪酸アルカリによる硬化反応
を均一に行なわしめるため珪酸アルカリの添加は約1び
音の水に薄めて行なうことが望ましい。
本発明によればスラリーの硬化速度が比較的遅いため成
形工程におけるトラブルはなく、成形体は比較的速やか
に硬化するので、簡単な装置により安価で耐水性のある
石膏板を製造することができる。
本発明により製造される製品の強度は使用する水硬性成
分の添加割合および繊維物質の種類により相違するが、
大略次の如くである。曲げ強さ(kg/の) カサ比重
曲げヤング率(xlo4k2X雛)140 ^)20
0 1.3()1.5 4()6実施例
1火力発電所の排煙より回収した排煙脱硫石膏50重量
部、高炉スラグ5の重量部(比表面積3500の/夕)
、ボルトランドセメントまたは消石灰それぞれ5重量部
、クリソタィル石綿5重量部、古紙パルプ5重量部に水
80の重量部を加え混練し、これに市販品の1号珪酸ナ
トリウム0.5重量部を加え、さらに良く混練して造っ
たスラリーを加圧脱水成形法により30k9/係の圧力
でプレス脱水し、厚さ1仇舷の板を成形した。
成形2少時間後水中に6時間浸潰し、滋水状態で曲げ試
験を行い第1表の結果を得た。なお第1表には比較のた
め上記混合物のうちより珪酸ナトリウムを除去し、上記
と同一条件で石膏板を造ったものの曲げ試験を行った結
果を併記する。第 1 実施例 2 排煙脱硫石膏5の重量部、高炉スラグ50重量部(比表
面積3500cれ夕)、ボルトランドセメントまたは消
石灰それぞれ1重量部、クリソタィル石綿5重量部、古
紙パルプ5重量部に石綿セメント抄造工程よりの循環水
80の重量部を加えて髭練し、これに市販品の1号珪酸
ナトリウム1重量部を加え、さらによく濠練して造った
スラリーを加圧脱水成形法により30k9/係の圧力で
プレス脱水し厚さ1仇帆の板を成形した。
成形24時間後水中に6時間浸潰し、飽水状態で曲げ試
験を行い第2表の結果を得た。なお第2表には上記混合
物のうちより蓮酸ナトリウムを除去し、上記と同一条件
で石膏板を造ったものの曲げ試験を行った結果を併記し
た。第 2 表 実施例 3 排煙脱硫石膏と高炉スラグ(比表面積3500の′夕)
との添加割合を2:8;5:5;8:2に変えた排煙脱
硫石膏と高炉スラグとの混合物100重量部に対し、ボ
ルトランドセメント1重量部、クリソタィル石綿5重量
部、古紙パルプ5重量部、1号珪酸ナトリウム0.5重
量部を加え、この混合物に水80の重量部を加えて混練
してスラリーを造った。
次にこのスラリーを加圧脱水成形法により30kg′地
の圧力で加圧脱水し、厚さ約10柵の板を成形した。成
形後湿潤養生材令14日にて曲げ試験を行ない、第3表
の結果を得た。第 3 表 実施例 4 排煙脱硫石膏5の重量部(比表面積3500の′夕)、
ボルトランドセメントまたは消石灰それぞれ1重量部、
クリソタイル石綿5重量部、古紙パルプ5重量部に石綿
セメント砂造工程よりの循環水1000重量部を加えて
混練し、これに市販品の1号珪酸ナトリウム1重量部を
加え、さらによく混糠して造ったスラリーを丸絹抄造機
にて厚さ6側の板に成形した。
成形後湿潤養生材令18、7日、28日にて曲げ試験を
行い「第4表の結果を得た。第4表には上記混合物のう
ちより珪酸ナトリウムを除去し、上記と同一条件で石膏
板を造ったものの曲げ試験を行った結果を併記した。第
4 表 実施例 5 排煙脱硫石膏5の重量部、高炉スラグ50重量部(比表
面積3500cの/夕)、ボルトランドセメントまたは
消石灰それぞれ1重量部、クリソタィル石綿5重量部、
古紙パルプ5重量部に石綿セメント抄造工程よりの循環
水100の重量部を加えて混線し、これに市販品の1号
珪酸ナトリウム1重量部を加え、さらによく濠練して造
ったスラリーを丸網抄造機にて厚さ6欄の板を成形した

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二水石膏と高炉スラグとの混合物に、アルカリ刺激
    剤および繊維物質を加え、水と混練した後、これにさら
    に珪酸アルカリを加えて混練し、得られたスラリーを成
    形機にかけて板状に成形し、板状体を湿潤養生すること
    を特徴とする繊維石膏系板材の製造方法。
JP53108523A 1978-09-06 1978-09-06 繊維石膏系板材の製造方法 Expired JPS605542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53108523A JPS605542B2 (ja) 1978-09-06 1978-09-06 繊維石膏系板材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53108523A JPS605542B2 (ja) 1978-09-06 1978-09-06 繊維石膏系板材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5537427A JPS5537427A (en) 1980-03-15
JPS605542B2 true JPS605542B2 (ja) 1985-02-12

Family

ID=14486953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53108523A Expired JPS605542B2 (ja) 1978-09-06 1978-09-06 繊維石膏系板材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS605542B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994014721A1 (en) * 1992-12-22 1994-07-07 Chong Hwan Chu Refractory insulating material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994014721A1 (en) * 1992-12-22 1994-07-07 Chong Hwan Chu Refractory insulating material

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5537427A (en) 1980-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5340513A (en) Process for the production of calcium hydrosilicate bonded shaped articles
CN111217566A (zh) 一种利用二氧化碳制备耐高温混凝土砌块的方法
CA1228375A (en) Process for producing a hardened product of coal ash
EP0332388A1 (en) Cementitious product
JPH0520376B2 (ja)
JPS605542B2 (ja) 繊維石膏系板材の製造方法
JP2006117478A (ja) 石炭灰の固化方法及び固化体
JP3683826B2 (ja) セメント硬化体の製造方法
JP3993314B2 (ja) 無機質板の製造方法
JP3564450B2 (ja) 窯業系成形体の省エネルギー製造方法及び成形体
JP3448121B2 (ja) 軽量無機質板の製造方法
JPH07112944B2 (ja) 石炭灰の硬化体製造方法
ATE71326T1 (de) Verfahren zum herstellen von faserhaltigen bauteilen wie platten, formteile oder dergleichen.
JPH0524873B2 (ja)
JP3428320B2 (ja) 緑化基盤コンクリートの製造方法
JP2933378B2 (ja) 無機硬化体の製造方法
JPH026360A (ja) 軽量セメント組成物及び軽量セメント成形体の製造方法
JPH04325202A (ja) 硬質木片セメント板の製造方法
JPS60260458A (ja) シラスを主成分とする水硬性成形物
JPS6146404B2 (ja)
JPH1135364A (ja) へどろを原料とした建築材料の製造方法
JPH09286643A (ja) 無機質板の製造方法
JPH01103941A (ja) 無機質板の押出成形方法
JPH07108798B2 (ja) セメント組成物およびそれを用いたセメント成形体の製造方法
JPS6186459A (ja) 流動層燃焼灰を主原料とする硬化体の製造方法