JPS6054922B2 - 緩衝フエノ−ルジアルデヒド滅菌剤 - Google Patents

緩衝フエノ−ルジアルデヒド滅菌剤

Info

Publication number
JPS6054922B2
JPS6054922B2 JP53046723A JP4672378A JPS6054922B2 JP S6054922 B2 JPS6054922 B2 JP S6054922B2 JP 53046723 A JP53046723 A JP 53046723A JP 4672378 A JP4672378 A JP 4672378A JP S6054922 B2 JPS6054922 B2 JP S6054922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glutaraldehyde
water
phenol
spore
agent according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53046723A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54140721A (en
Inventor
ロバ−ト・シヤツトナ−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=37758714&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPS6054922(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPS54140721A publication Critical patent/JPS54140721A/ja
Publication of JPS6054922B2 publication Critical patent/JPS6054922B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N35/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having two bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. aldehyde radical
    • A01N35/02Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having two bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. aldehyde radical containing aliphatically bound aldehyde or keto groups, or thio analogues thereof; Derivatives thereof, e.g. acetals

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はすぐれた効力とより長い活動寿命を有する室温
で滅菌するための水溶性化学調合品である。
効果的な滅菌法は医学上、病院及び産業上必要とされる
ものである。
繰り返し使用する為、院療機器は安全で効果的かつす早
い滅菌処理を要する。しかし、現在の処置及び方法はや
つかいで時間や費用もかかり、メリットがない。室温て
の化学的滅菌法は他の滅菌法より優れており、従つて長
年かなり注目されてきた、多くの低温滅菌剤が当技術分
野に提案されてきた。
化学滅菌剤やその使用法についての詳細はf応用微生−
物学の進歩」(19明年ニユーヨークアカデミツク印刷
)第m巻、291〜312頁のピー・エム・ボリツク著
の「化学滅菌剤」を参照されたい。滅菌の判定基準を満
たす為には滅菌に非常に抵抗力のある胞子を含むすべて
の微生物を殺せなくてはならない。
このような化学処理は胞子のみならずバクテリア、真菌
植物(かび)及びビールスも殺せなくてはならない。消
毒薬、殺菌剤及び防腐剤は微生物を生じるほとんどの病
原菌を殺すことができるが、普通は(病原性の)胞子は
撲滅できない。従つてこれらは化学滅菌剤ではない。真
に胞子を滅ぼせて化学滅菌剤として使えるものはほとん
どない。最近最も広く使われている水溶性化学滅菌剤は
緩衝2%グルタルアルデヒド溶液である。
酸性のPHを有するグルタルアルデヒド溶液はいつも室
温で胞子を滅ほせるとは限らない。しかし、アルカリ性
のPHを有すると、この溶液の胞子撲滅活動力は非常に
明白となる。しかし、アルカリ性のグルタルアルデヒド
溶液が遭遇する問題の1つは安定性に欠けることである
このような溶液はアルカリ性になつてから約2週間以内
に胞子撲滅活動力を失う。もう1つの問題は滅菌にはか
なり長い接触時間(室温で1C@間)を要することであ
る。従つて、市販のアルカリ性グルタルアルデヒドは活
動寿命に限界があり、更に殺菌には長時間液に浸す必要
がある。すなわち、供給側は活性化した溶液は2週間以
上使わないように勧告しており、更に室温で少くともm
時間は液に浸すことを要求している。酸性のグルタルア
ルデヒドはアルカリ性グルタルアルデヒドよりかなり安
定していて使用寿命もより長いと言われているが、酸性
グルタルアルデヒドは室温では胞子を撲滅できない。グ
ルタルアルデヒド滅菌剤の詳細は米国特許第30163
28号、第3282775号及び第369722汚を参
照されたい。本発明の調合品は安定性と寿命を改良し、
30日以上の滅菌使用寿命と室温て6314時間以内に
滅菌する性能を有する溶液である。
本発明は、重量比でグルタルアルデヒドを0.75〜4
.0%と、フェノール及びフェノール金属塩を合計4〜
15%含む水溶性調合品である。
該調合品はまた選択的に付加的緩衝剤、てきれば1〜5
%の四硼酸ナトリウムと、陰イオン及び/又は非イオン
の表面活性剤を合計2〜10%と、及びグリセリン、プ
ロピレングリコール又はジエチレングリコールのような
湿潤剤を2〜10%を含む。グルタルアルデヒドは酸性
でそれ自体は室温では滅菌しない(すなわち胞子を滅ぼ
せない。)。米国特許第3016328号は適当なアル
カリ緩衝剤をグルタルアルデヒドに加えることによりグ
ルタルアルデヒド溶液は7.4〜10.0のPH範囲で
胞子撲滅能力を有するようになる。しかし、アルカリ溶
液ではグルタルアルデヒドは重合して胞子撲滅活動力を
失う傾向がある。またアルカリ性グルタルアルデヒドは
PHが不安定である。従つて、アルカリ性グルタルアル
デヒド胞子撲滅能力は一定時間たつと効果を失う傾向が
ある。前に述べたように市販の各種アルカリ性グルタル
アルデヒドには活性化した溶液は14日たつたら使わな
いようにという指示がついている。緩衝グルタルアルデ
ヒドの活動寿命を非常に長く延ばしたことは従来のもの
に比べて非常な進歩であろう。改良を期待する別のもの
は撲滅時間てある。
これは完全滅菌に必要な液に浸す時間である。単に活動
成分としてのグルタルアルデヒドを2%含むアルカリ性
グルタルアルデヒド溶液は一般に滅菌に1時間かかると
されている。グルタルアルデヒドの濃度をあげることは
役立つかもしれないが、4%のグルタルアルデヒドは2
%のグルタルアルデヒドより胞子撲滅剤として特に優れ
ているというわけでもない。撲殺時間の改良はもう1つ
の活動成分として蟻酸アルデヒドをグルタルアルデヒド
に加えることにより得られた。しかし、蟻酸アルデヒド
は溶液に好ましくない特性を与え有毒ガスや刺激臭を出
す。アルカリ性及び酸性グルタルアルデヒドは共に医療
機器に使われる金属を腐食させる特性がある。
現在市販のグルタルアルデヒドは腐食による損傷を防ぐ
さひ防止剤を含んている。本発明の調合品は緩衝フェノ
ールとグルタルアルデヒドとの組合せである。
フェノール、フェノール誘導体又はグルタルアルデヒド
は別々では室温での滅菌能力はない(もちろんアルカリ
グルタルアルデヒドにはある)。緩衝フェノール調合品
は(米国特許第3674458号に記載されている植物
の成長促進を立証するように)それ自身は致死性を生じ
ないが、微生物をグルタルアルデヒドによる攻撃に弱く
するような珍しい特性を有する。
明らかにこれが改良された胞子撲滅活動に関する理論的
基礎である。検査の結果は緩衝フェノールとグルタルア
ルデヒドとの組合せはアルカリ性グルタルアルデヒドだ
けよりも室温での滅菌には非常に効果的であることを示
している。また、グルタルアルデヒドと緩衝フェノール
との組合せはアルカリ性グルタルアルデヒドの活動寿命
を延ばし、アルカリ性グルタルアルデヒドに腐食防止特
性を与えることが分つた。
緩衝フェノールとグルタルアルデヒドとの組合せはアル
カリ性範囲においてPHが7.似上である時はもちろん
PHが7.4以下でも効果的である。しかし溶液の安定
性の改良はPHが低い範囲の方が明らかなのでPHは7
.似下が望ましい。特に望ましい構成の緩衝フェノール
とグルタルアルデヒドとの組合せは30日以上の滅菌活
動寿命があり、室温での完全滅菌には63ハ時間(おそ
らくはそれ以下)液に浸せだよいし、特別にさび防止剤
を加える必要もない。
グルタルアルデヒドを含まない緩衝フェノール調合品は
5年以上の寿命がある。本発明の調合品の使用寿命及び
撲殺時間の改良は改良された安定性によりもたらされる
より効果的なグルタルアルデヒド滅菌剤は最近の有効性
レベルまで衰えるのに時間がかかる。安定性の改良はそ
の調合品に見積られた使用期間以上、高率の撲殺活動を
保持するような調合品を使用者に与える。緩衝フェノー
ルとグルタルアルデヒドとの各種割合及び各種フェノー
ル濃度についてなされた検査は安定性が良くなると効力
もまた良くなることを示している。グルタルアルデヒド
の量を非常に変えての希釈の研究はグルタルアルデヒド
の胞子撲滅効力はグルタルアルデヒドの濃度が重量比で
0.75〜4.0%の時に高いことを示している。
希釈の研究はまた緩衝フェノールとグルタルアルデヒド
の組合せは成分のみよりも非常に殺菌効力があることを
示している。緩衝フェノールの存在により効果が増大し
たという事実はまた調合品の胞子撲滅活動はPHにより
限定されないということを示すPHの精査研究により立
証されている。
特に、該調合品はPH7〜10の範囲を超えても効果的
であり、明らかに室温でPH7以下でも効果がある。実
際にはPHの範囲は7.0〜7.4が好ましい。なぜな
らより良い安定性はこの範囲て得られると思われている
からである。該調合品は塩酸を加えるか若しくは緩衝剤
を減らすか、又は両方共することにより所望のPHにす
ることができる。四硼酸ナトリウム(硼酸ナトリウム)
を多量に重量比で1〜5%含むことは緩衝剤として役に
たつことが分つた。
重量比で0.5〜5%のフェノール塩できれば石炭酸ナ
トリウムも有益な緩衝剤である。
フェノール/フェノール塩の濃度は4〜15%でその場
合のフェノールの範囲は重量比で3〜10%である。表
面活性剤は水溶液に浸すことにより滅菌される物の細孔
や割れ目及び凸凹面に活動成分が入り込むのを促進する
のに役立つ望ましい成分である。実際に、陰イオンの及
び/又は非イオンの表面活性剤の存在が個々に又は各種
の組合せにおいて効果的であることが分つた。
表面活性剤の組合わせは陰イオン対非イオンが60:4
0〜40:60の割合が好ましい。模範的な表面活性剤
はn−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びココ
イルサルコシン酸ナトリウムである。表面活性剤は溶液
の活性を良くする。表面活性剤の濃度をいろいろと変え
た検査では高濃度、すなわち、2〜10%の表面活性剤
は調合品全体としての胞子撲滅活動力を高めることを示
している。望ましいことが分つたもう1つの成分はグリ
セリン、プロピレングリコール及びジエチレングリコー
ルから成る族より選ばれた湿潤剤で重量比で2〜10%
と多量に含む。
全溶液は2ケの容器に入れ、1ケの容器には例えば25
%又は50%のグルタルアルデヒドを入れ、もう1ケの
容器には緩衝剤を入れる。
特に好ましい例として下記の例Aに全部で100ノ%と
なるようにして詳細に示したフェノール/フェノール塩
緩衝剤は例Aにあげた全部で100%とした濃度の約0
.4〜1.5倍の範囲で希薄にするか又は濃縮しても良
い。
グルタルアルデヒドは該溶液中の最終的濃度が重量比で
0.75〜4.0%となるま・−で加えて良い。しかし
2%のグルタルアルデヒドが好ましい。本発明をよりよ
く理解してもらうために本発明の実施例を下記に示す。
例A ) 試験溶液は下記の成分を含む。
方法:成分a−fを風袋容器に入れ、次に蒸留水の大部
分を入れてかき回す。
(溶液は溶解を促進するため45℃まで加熱する。)か
き回しながら(6M)塩酸又は水酸化ナトリウムをPH
が所望の値が何れであれPH7〜10になるまで加える
。無調整のPHは約9.5である。蒸留水を適当な総量
になるまて充分加える。(もし溶解を促進するための加
熱をしないなら、塩酸を加えれば固体を溶解しPHが7
.5に近づく。)緩衝フェノールとグルタルアルデヒド
は必要となるまて別々の容器に保存しておくことができ
る。
使用時にはそれぞれの溶液を混合する。第1例方法:ス
ポロゲネス菌及び枯草菌のEPAで指定された系統の培
養菌から胞子を発生させ集め陶材(POrcelain
)ペニシリン柱及び縫合ループ(100p)をおおい、
A.O.A.C(公式分析法(0ff1cIa1Met
h0ds0fAna1ys1s)、第11版)の胞.子
撲滅検査(Test)に記述されているのと全く同じよ
うに部分的に真空乾燥した。
胞子の十分な抵抗力を論証するために、両微生物(合計
4つの異なる組み合せ)で汚染された2種の担体をA.
O.A.Cの胞子撲滅検査で記述された.のと全く同じ
ように20゜Cで2.5NHC1にさらした。
上記検査に使用した胞子は2.5NHC1に2〜2紛間
さらした後も生き残つた。例Aにより用意した溶液(P
H7.25)を上記のようにして準備された担体で胞子
撲滅活動に関して検査した。
検査はA.O.A.Cの胞子撲滅検査にて記述された方
法で25℃で6314時間さらして行つた。該担体で培
養基内に運はれる化学滅菌剤のいずれもの中和を促進す
るために、0.5%の「トウイーン(Tween)80
」を含んだチオグリコール・酸培養液内を2つの管て移
送した。該培養基内の担体を上記胞子撲滅検査方法に明
記されているように培養(Incubate)し、加熱
衝突(HeetshOck)させ、再培養(Reinc
ubate)した。胞子撲滅活動力は以下のようにして
合計600回繰り返して検査した。(a)3ケの見本は
両種の担体(陶材ペニシリン柱及び手術用絹糸状の縫合
ループ)及び両検査微生物(枯草菌及びスポロゲネス菌
)を使う3つの異つたものを表わす。
各種の担体につき各微生物で3朗繰り返し検査した。
従つて各見本につき合計120回検査した。(b)60
日たつた2つの見本溶液を両種の担体につき両検査微生
物で3回繰り返し検査した。
従つて各見本につき合計120回検査した。結果:60
0回繰り返し検査したいずれにも生存菌はなかつた。
第2例 A例Aて記述したように準備された溶液は5週間以上2
5゜CてD値の変動を測定するため(ここで使われるD
値の測定方法は下記に詳細に述べる。
)枯草菌胞子に対して5週間以上定期的に検査した。更
にPHのレベルも測定した。調整のための市販のアルカ
リ性グルタルアルデヒド滅菌剤も同様に検査した。結果
は以下のように表に表わす。
5週間後のPHの総体的変化 D値測定方法:所定の溶液のD値を求めるためには、枯
草菌胞子の懸濁液を0.1mL1n1につき1刈σの胞
子を含むように標準化したものを25℃の水槽内で平衡
温となつた10m1の分析溶液内にピペットで移す。
これは試験溶液1m1につき1×1Cf′の胞子を含む
濃度という結果になつた。すぐに胞子を含むLmlの分
析溶液をとり0.5%のトウイーン80を含む99mL
の無菌水のブランク(Blank)内に移す。該ブラン
クは振つて希薄にし0.5%のトウイーン80を含むデ
キストロース寒天(DifcO)でプレイト(Plat
e)にする。該ブレイトを37℃で481f!間ねかし
た後は、生き残つた胞子は数えられる群体となつた。プ
レイトは胞子を加えてから5〜4紛の所定の間隔をおい
て試験溶液からとつた見本から同様にして準備した。
生き残つた胞子の群体を所定の試験溶液に関して各あい
まに数えた。この総数を共通対数に換え時間に関して線
を引いた。これにより引かれた線は使用した試験溶液に
特有の消滅曲線となつた。この線から1対数に関する生
存可能な胞子の個体群を減らすに必要な時間が計算され
た。このようにして試験溶液のD値を得た。寿命の研究
が行われる場合を除いては試験溶液は検査する直前に活
性化した。B第1例に述べたような60樋りの研究が検
査前に30日間活性化されていた(すなわち緩衝剤及び
グルタルアルデヒドを加えた)例Aのように準備された
溶液について行われた。
この研究は6314時間接触させた600回の検査のい
ずれにも生存菌がないという結果に終つた。第3例 例Aの調合品を普通に滅菌された医療機器に対するさび
や化学反応に関して検査した。
該溶液は室温から45゜Cまでの温度で83日までの間
接触したにもかかわらず固体ステンレス鋼やめつき物に
も化学変化を起さなかつた。
めつき物はめつきがすり減つて炭素鋼になつた時のみ(
電気化学腐食により)反応を示した。アルミニウムに対
してはおだやかな反応があつた。
管やゴム製品の柔軟性や弾力は室温で該溶液に21日間
さらした後でもそこなわれなかつた。
同様にしてさらされたプラスチック注射器の可動部又は
接合部においても柔軟化したりサイズが変わるというこ
とはなかつた。第4例 例Aの緩衝フェノール調合品は蒸留水(20mt+5m
1のH2O)で25%希薄化して、グルタルアルデヒド
の比率をいろいろに変えて濃度を希薄化した状態で検査
した。
(加えたH2Oの量は25%グルタルアルデヒド溶液に
加えた水量を補うべく調整された。)検査した微生物は
枯草菌胞子であつた。すべての試験溶液はPH8.25
に調節された。市販のアルカリ性グルタルアルデヒド滅
菌剤は調節の目的で使用した。結果を下記の表に示す。
第5例 例Aの溶液はプロピレングリコール(湿潤剤)を省いて
準備した。
該溶液と調整剤(市販のアルカリ性グルタルアルデヒド
滅菌剤)との比較検査をした。枯草菌胞子は25℃でP
H8.25で使用した。上記検査はプロピレングリコー
ルを使つても使わなくてもD値は5分以内であることを
示した。市販の溶液のD値は4紛てあつた。第6例フェ
ノール緩衝剤及びグルタルアルデヒドの関連希釈度をこ
こに例示する。
例Aのフェノール緩衝剤は蒸留水で下記の第6表に示す
ように薄めた。
グルタルアルデヒドを下記第6表に示した重さによる割
合で加えた。すべての溶液はPH8.25であり新たに
準備された溶液として検査された。下記表のものはフェ
ノール緩衝剤とグルタルアルデヒドの組み合せの25℃
のD値である。
※D値=1対数に関する胞子群を減らす時間 (分)
すべて新たに準備された100%フェノール緩衝刊、8
0%フェノール緩衝剤及び60%フェノール緩]剤中の
2%のグルタルアルデヒドもまた枯草菌包子に対してP
H7.O〜8.3の各種PHで検査した。
3−12分というD値が得られ、より低いD値はより)
いPHで得られた。
合7例 例Aの溶液のグラム陽性及びグラム陰性微生物こ対する
効果をここに例示する。
成分(第7表一ト,C)及び溶液(第7表A)をさまざ
まな濃度こおいて検査した。すべての希釈は蒸留水で行
つこ。検査はAOACの第11版に記述された希釈度こ
よるものであり、検査した微生物はこの方法のこめにA
OACにより承認された系統のものであ)た。各検査で
の生存率を下記の表に示す。
結論: 1第7表Dに要約される結果は例Aの溶液のほ=うがど
ちらかの成分のみよりも非常に高い殺菌活動力があるこ
とを示している。
2検査した3つの微生物のうち緑膿菌が全部を含む溶液
の殺菌活動に対して最も抵抗力がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比で、グルタルアルデヒドを0.75〜4.0
    %と、フェノール及びフェノール金属塩との混合物をフ
    ェノールが3〜10%でフェノール金属塩が0.5〜5
    %の割合で合計4〜15%含み、更に中性又は弱アルカ
    リ性で殺菌活動寿命が少くとも30日あることに特徴を
    有する水溶性胞子撲滅剤。 2 重量比で、フェノールを7.05%、石炭酸ナトリ
    ウムを1.20%及びグルタルアルデヒドを2.0%含
    む特許請求の範囲第1項記載の水溶性胞子撲滅剤。 3 pHが7.0〜7.4である特許請求の範囲第1項
    に記載の水溶性胞子撲滅剤。 4 四硼酸ナトリウムを重量比で1〜5%含む特許請求
    の範囲第1項に記載の水溶性胞子撲滅剤。 5 少くとも1つの陰イオン又は非イオン表面活性剤を
    含む特許請求の範囲第1項に記載の水溶性胞子撲滅剤。 6 表面活性剤を重量比で2〜10%含む特許請求の範
    囲第5項に記載の水溶性胞子撲滅剤。7 表面活性剤は
    ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びココイル(
    cocoyl)サルコシン酸ナトリウムから成る族から
    選ばれる特許請求の範囲第5項に記載の水溶性胞子撲滅
    剤。 8 グリセリン、ジエチレングリコール及びプロピレン
    グリコールから成る族から選ばれる湿潤剤を重量比で2
    〜10%含む特許請求の範囲第1項に記載の水溶性胞子
    撲滅剤。 9 重量比で四硼酸ナトリウムを2.35%、ジエチレ
    ングリコールを6.30%、N−ドデシルべンゼンスル
    ホン酸ナトリウムを5.6%及びココイルサルコシン酸
    ナトリウムを3.3%含む特許請求の範囲第2項に記載
    の水溶性胞子撲滅剤。
JP53046723A 1976-08-30 1978-04-21 緩衝フエノ−ルジアルデヒド滅菌剤 Expired JPS6054922B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/718,579 US4103001A (en) 1976-08-30 1976-08-30 Buffered phenol-glutaraldehyde sterilizing compositions
AU34400/78A AU518168B2 (en) 1976-08-30 1978-03-22 Buffered phenol-dialdehyde sterilizing
DE19782816050 DE2816050A1 (de) 1976-08-30 1978-04-13 Gepufferte phenol-dialdehyd-entkeimungszusammensetzungen
ZA00782305A ZA782305B (en) 1976-08-30 1978-04-24 Buffered phenol-dialdehyde sterilizing compositions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54140721A JPS54140721A (en) 1979-11-01
JPS6054922B2 true JPS6054922B2 (ja) 1985-12-03

Family

ID=37758714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53046723A Expired JPS6054922B2 (ja) 1976-08-30 1978-04-21 緩衝フエノ−ルジアルデヒド滅菌剤

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4103001A (ja)
JP (1) JPS6054922B2 (ja)
AU (1) AU518168B2 (ja)
DE (1) DE2816050A1 (ja)
ZA (1) ZA782305B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4436754A (en) 1980-08-14 1984-03-13 Surgikos, Inc. Disinfecting and sterilizing composition
IN155065B (ja) * 1980-08-14 1984-12-29 Surgikos Inc
WO1984001894A1 (en) * 1982-11-12 1984-05-24 American Hospital Supply Corp Chemical sterilization of implantable biological tissue
US4477438A (en) * 1982-11-12 1984-10-16 Surgikos, Inc. Hydrogen peroxide composition
US4469614A (en) * 1983-02-22 1984-09-04 Howard Martin Chemical disinfectant and sterilant composition comprising acidic glutaraldehyde
US5344838A (en) * 1985-01-18 1994-09-06 Cetylite Industries, Inc. Sterilant composition
US5424323A (en) * 1985-01-18 1995-06-13 Cetylite Industries, Inc. Sterilant composition
US5338748A (en) * 1985-01-18 1994-08-16 Cetylite Industries, Inc. Sterilant composition
US4923899A (en) * 1987-12-22 1990-05-08 Cetylite Industries, Inc. Sterilant composition
US4978530A (en) * 1986-05-02 1990-12-18 Health Care Products, Inc. Sanitized, disinfected and sporicidal articles, and processes for sanitizing, disinfecting and rendering objects sporicidal
US5250573A (en) * 1986-08-08 1993-10-05 Germo S.P.A. Glutaraldehyde-based sterilising composition of antibacterial and antimycotic activity, in an aqueous vehicle
IT1197081B (it) * 1986-08-08 1988-11-25 C F M Co Farmaceutica Milanese Composizione sterilizzante ad attivita' antibatterica e antimicetica a base di glutaraldede, in veicolo acquoso
FI74584C (fi) * 1986-09-29 1988-03-10 Orion Yhtymae Oy Vaetskesteriliseringskomposition.
IL85462A0 (en) * 1987-02-19 1988-07-31 Health Care Products Inc Sterilizing and disinfecting composition containing dialdehyde and processes for the preparation thereof and utilizing the same
US5607856A (en) * 1993-12-01 1997-03-04 High Desert Research Group, Inc. Soil treatment for agriculture
US5863547A (en) * 1997-02-25 1999-01-26 Healthpoint, Ltd. Glutaraldehyde plus alcohol product
DK0920803T3 (da) * 1997-12-04 2003-10-06 Pietro Affaitati Desinficerende sammensætning omfattende glutaraldehyd og phenolforbindelser
ITVR980033A1 (it) * 1998-04-30 1999-10-30 Farmec Di Tabasso Renato & C S Procedimento per l'ottenimento estemporaneo di un disinfettante a base di acido peracetico.
US6040283A (en) * 1998-07-08 2000-03-21 Microchem Laboratory, Inc. Concentrated alkaline glutaraldehyde-phenolic disinfectant
CN1085491C (zh) * 1998-12-04 2002-05-29 官长铨 酚碱灭菌农药
DE19859136A1 (de) * 1998-12-21 2000-06-29 Pluss Stauffer Ag Phenol und/oder Phenolderivate enthaltende Formulierung mit tiefem Gefrierpunkt
US8658190B2 (en) * 2005-07-11 2014-02-25 Dfb Technology, Ltd. Enhanced tuburculocidal activity and decreased fumes from glutaraldehyde disinfectant using acetate salts and alcohol

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3057775A (en) * 1959-02-04 1962-10-09 Champion Co Embalming composition
US3317376A (en) * 1963-02-12 1967-05-02 Robert I Schattner Germicidal fabric
GB1052537A (ja) * 1963-05-10
US3674458A (en) * 1969-01-28 1972-07-04 Robert I Schattner Method for regulating plant growth
US3697222A (en) * 1970-08-03 1972-10-10 Ontario Research Foundation Sterilization with glutaraldehyde
US3968248A (en) * 1971-06-21 1976-07-06 Wave Energy Systems, Inc. Method and sporicidal compositions for synergistic disinfection or sterilization
CH564947A5 (ja) * 1971-06-21 1975-08-15 Wave Energy Systems
DE2311666C3 (de) * 1973-03-09 1981-07-09 Schülke & Mayr GmbH, 2000 Norderstedt Desinfektions- und Konservierungsmittel
US3917850A (en) * 1973-06-05 1975-11-04 Wave Energy Systems Biocidal synergistic compositions for surface and space disinfection

Also Published As

Publication number Publication date
US4103001A (en) 1978-07-25
AU518168B2 (en) 1981-09-17
DE2816050A1 (de) 1979-10-25
AU3440078A (en) 1979-09-27
JPS54140721A (en) 1979-11-01
ZA782305B (en) 1979-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6054922B2 (ja) 緩衝フエノ−ルジアルデヒド滅菌剤
US4557898A (en) Method of disinfecting and sterilizing with hydrogen peroxide compositions
JP5476338B2 (ja) 環状カルボン酸および/または芳香族アルコールを含む過酸化水素殺菌剤
US4518585A (en) Hydrogen peroxide disinfecting and sterilizing compositions
US6656919B1 (en) Method and a product for the rapid decontamination and sterilization of bacterial endospores
CN109169653B (zh) 一种阳离子复合消毒液及其应用
US4971999A (en) Odorless aromatic dialdehyde disinfecting and sterilizing composition and method of using the same
JPS63313705A (ja) 無臭芳香族ジアルデヒド消毒および殺菌組成物
JPH08502047A (ja) 殺菌組成物および方法
US20140322349A1 (en) Microbicidal composition comprising hydrogen peroxide and aminocarboxylic acids
EP0609106B1 (en) A glutaraldehyde composition
JP7058490B2 (ja) ウイルス、細菌および真菌を抑える抗菌組成物
JPS6391304A (ja) 液状滅菌剤
US6331514B1 (en) Sterilizing and disinfecting compound
EP1027827A1 (en) Disinfectant composition
US20070286907A1 (en) Germicide composition
JPS5940122B2 (ja) オキシジアセトアルデヒドソセイブツ
JP3167724B2 (ja) 沃素化合物を含む殺菌組成物
US5674829A (en) Stable aqueous glutaraldehyde solutions containing sodium acetate and a nonionic detergent
Widmer et al. Antimicrobial activity of glucoprotamin: a clinical study of a new disinfectant for instruments
JP4228175B2 (ja) 殺菌剤組成液及び殺菌方法
US6462088B1 (en) Disinfecting preparation containing chlorine in alcohol
RU2569761C2 (ru) Дезинфицирующая композиция
RU2475268C1 (ru) Дезинфицирующее средство
JP4773518B2 (ja) 結核菌殺菌活性が増大し臭気が減少した、酢酸塩およびアルコールを用いたグルタルアルデヒド消毒薬