JPS6054909B2 - レジンボンド用ダイヤモンド焼結砥粒の製造法 - Google Patents

レジンボンド用ダイヤモンド焼結砥粒の製造法

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JPS6054909B2
JPS6054909B2 JP53056653A JP5665378A JPS6054909B2 JP S6054909 B2 JPS6054909 B2 JP S6054909B2 JP 53056653 A JP53056653 A JP 53056653A JP 5665378 A JP5665378 A JP 5665378A JP S6054909 B2 JPS6054909 B2 JP S6054909B2
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博 石塚
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレジンボンド用ダイヤモンド砥石に適するダイ
ヤモンド焼結砥粒の製造法に関する。
ダイヤモンド砥石を用いる研削加工において、研削によ
る除去量を多くする場合には、粗い粒度の砥粒を含む工
具を用いて深切込みを行なうことが多いが、その際砥粒
には過大なりが加わることになる。そのためにボンド材
による砥粒の保持力限界を超えて砥粒の脱落を引き起し
、砥石寿命が短くなる欠点があつた。このためボンドに
よる保持力と研削効率との兼ね合いから従来レジンボン
ド砥石に用いられるダイヤモンドの粒度は60/80メ
ッシュが最大とされていた。またボンド材への保持力を
増すため砥粒表面に金属被覆を施し表面積を大きくする
ことも実施されているが、被覆金属量が多くなると研削
抵抗が増し研削速度が低下するので被覆量にも限度があ
つた。
一方研削仕上面の精度が要求される場合は、細かい粒度
のダイヤモンド砥粒を含む工具が用いられている。従来
研削能率と仕上面精度とは両立しなかつたので、最終的
に平滑な仕上面が要求される研削加工においては、粒度
の大きい砥粒を含む工具を用いた粗研削から始めて順次
粒度の小さい砥粒を用いることにより精密研削へと移行
させ、しかもできるだけ加工時間を短かくしかつ目的の
仕上面を得る工夫がなされてきた。
仕上研削砥石としてダイヤモンドの粒子が数μmのもの
が使われているが、ボンド材の選択は別としても砥粒の
分散に格別の技術を要すること、砥粒が小さいため分散
された砥粒のボンド材による保持力は小さく、加工時に
脱落を生じ易いこと等により砥石の減耗が著しく、また
切込みを深くする加工方法は用いることができない。
本発明は粒度の揃つたダイヤモンドの単位粒子が強く結
合して入り組んだ表面をもつ粒径の大なる砥粒を構成す
ることによりボンド材に強固に保持され、深切込みによ
る研削速度の向上を可能にし、一方において仕上げ面の
粗さの細かい平滑な表面を得る精密研削に用いることの
できる、汎用性のある研削加工を可能にした研削砥粒の
製法に関するものであつて、その要旨とするところは、
40μm以下の均一な粒度のダイヤモンド結晶が非ダイ
ヤモンド炭素物質中に1重量%以上含有させてなる混合
物を、少くとも一種の触媒金属と共にダイヤモンド安定
領域内の温度圧力条件下に供することにより、上記ダイ
ヤモンド結晶を非ダイヤモンド炭素物質へ含有させる前
の粒径の5倍以内の大きさに成長させると共に相互に焼
結し、さらに得られた焼結体を破砕して、成長した複数
のダイヤモンド結晶を含む所定粒度の砥粒にそろえるこ
とを特徴とする汎用性を有するレジンボンド用ダイヤモ
ンド砥粒の製造法に存する。
本発明の実施に際しては、生成物の単位粒子の粒径を狭
い範囲に収めるために、用いる種子結晶のダイヤモンド
の粒子は出来る限り粒径の揃つたものを選別して用いる
ことが好ましい。
さらに種子結晶上への成長量は直径で5倍以内、好まし
くは3倍以内に仰えることが必要である。種子結晶は微
細な黒鉛粉中に分散して配置され溶媒金属は板状または
塊状の形で充填するのが好ましい。
これらの反応物質はダイヤモンドの安定な高温・高圧条
件下の溶媒金属の溶融状態下において、溶媒金属に溶け
た炭素は種結晶上にダイヤモンドとして析出してダイヤ
モンドの結晶生長が進行し、また隣り合つたダイヤモン
ド間では溶融した溶媒金属によつて、液相焼結反応で見
られる粒子の再配列・溶解・析出現象も並行して生じ、
単位粒子の接合が行なわれるものと思われる。尚得られ
るダイヤモンド単位粒子の存きさは、種結晶のサイズと
黒鉛に対する濃度割合で決められる。得られた接合部分
にはダイヤモンド−ダイヤモンド結合、或いは金属を介
しての結合も見られるが、これによる結合力はダイヤモ
ンド砥石等の工具中におけるダイヤモンド砥粒とボンド
材の樹脂との接着力に比べれば格段に大きく、このため
単位粒子の集合体からなる各砥粒は樹脂中に保持された
一つの塊体として扱うことができ、単位粒子を分散させ
る場合に比し大きな保持力が得られる。
また公知の方法を用いて各砥粒に金属被覆を施すことも
保持力の向上にさらに有効である。
単位粒子はレジンボンド用砥粒の特性である破砕性を有
しており、研削時に常に微小破砕されて切刃が自生する
ので常に切味が維持され、また各単位粒子はダイヤモン
ド−ダイヤモンド結合によつて強固に保持されているの
でほS゛全粒を研削加工に用いることができ、砥石とし
ての寿命が向上する。さらに高負荷研削においては単位
粒子単位の破砕・脱落が生じるのみで被加工品に大きな
傷をつけることはない。また単位粒子の大きさは表面仕
上あらさを決定する要因であるが、本発明においてはど
んなに微細な結晶もダイヤモンド−ダイヤモンド結合を
もつ任意の大きさの砥粒として形成することができ”る
ので、表面仕上あらさの細かい加工性能をもちながら、
且つ研削効率の非常に高いレジンボンド砥石を得ること
が可能である。
従来多結晶ダイヤモンドから成る研削砥粒としては、第
一にダイヤモンドを出発原料とし、これを炭素を溶かす
ことのできる金属を用いて結合したダイヤモンド焼結体
を破砕して砥粒としたもの、第二にダイヤモンド粒子を
金属マトリックスで固定したもの、更に第三に黒鉛を出
発原料とし、これを触媒(溶媒)金属の作用でダイヤモ
ンドに転換した所謂ダイヤモンド合成反応生成物を破砕
して砥粒としたものが提案されているが、第一の形態の
ものは単位粒子がダイヤモンド−ダイヤモンド結合によ
つて強固に結合した一体品となつており、研削時には相
当するサイズの単結晶と同様に振舞い、第二の形態のも
のはダイヤモンドー金属間の結合力が強固でないことに
よる研削時のダイヤモンド粒子の脱落、および金属によ
る目詰まりを生じ、更に第三の形態のものは一般にダイ
ヤモンド粒子が金属マトリックス中に分散した構造にな
つており各ダイヤモンドのサイズが広い範囲に分布して
いること、金属分が多いことにより研削時に目詰まりを
生じ、研削能率の向上が望めないことからいずれも本発
明が目的とする汎用性のある研削加工用砥粒とはなり得
ない。
次に本発明の効果を実施例によつて示す。
実施例1. 内径30m長さ40waの円筒状の焼成ろう石製製の反
応室内に、厚さ0.5Tn!Rのニクロム板と黒鉛粉お
よび種子ダイヤモンドから成る混合粉末とを交互に充填
し10段の層状に配置した。
各粉末層は300メッシュ以下の黒鉛粉3fIと2〜4
μmのダイヤモンド粉末0.6yとを固めたペレット状
とした。これらの反応物質を約5.5kb1約1400
0Cの条件下に2紛間維持した。反応生成物は粗く破砕
した後、塩酸を用いて金属分を溶解除去し、次いで比重
法によつて黒鉛分を分離した。
得られたダイヤモンド焼結体は平均約5μm単位粒子が
接合した厚さ1wn弱の平板状であつた。このダイヤモ
ンド焼結体をボールミルを用いて結合の弱い部分で破砕
して100メッシュのふるいを用いてふるい分け、ふる
い上はさらに破砕して100/140メッシュの砥粒と
した。得られた砥粒をさらに塩酸で洗浄し、無電解メッ
キ方法によつてダイヤモンド重量の約1.2倍のニッケ
ルをダイヤモド表面に被覆せしめ、次いでこの砥粒を用
いて砥石を作成した。砥石の作成条件は次のとおりであ
る。
砥石の形状・寸法: IAI型 150D×3.3T×2.♂×50
.8H結 合 材: フェノール樹脂集中度:75
(3.3t/Cfl) この砥石を用い、下記の条件でWC−CO合金の研削を
実施した。
砥石周速度:1500m/Min 切込み:0.01Tf0n テーブル速度:5rrL/Min 被研削材: HTllO(JISK−10)36ケニ57.6
cr1研 削 液:ユシローケンCCC7@希釈液使用
研削盤:岡本平面研削盤PSG−5EV2.2kW得ら
れた結果は下記のとおりであつた。
研削比:300 研削面の表面粗さ:0.3μm 従来のレジンボンド用ニッケル被覆砥粒からなる砥石を
用いて上記とほS゛同じ表面粗さが得られたのは、ダイ
ヤモンドの粒度が5〜12μmの場合であつたが、この
際の研削比は30に過ぎなかつた。
実施例2. 実施例1.と同様の反応室および反応条件を用い、各混
合粉末層は300メッシュ以下の黒鉛粉3yと30〜4
0pTrLのダイヤモンド粉末1.0yとによつて構成
した。
得られたダイヤモンド焼結体は平均50〜60μ瓦の単
位粒子が接合した構造を有していた。これをボールミル
で破砕して30/50メッシュの砥粒とし、実施例1.
と同条件で集中度100の砥石を作成した。この砥石を
用いて下記の条件でWC−CO合金の研削を実施した。
砥石周速度:1500Tr1,/Min 切込み:0.025m テーブル速度:15Tr1,/Min クロスフイードニ1.5wL/Min 被研削材:HTllO(JIS−K−10)36ケニ5
7.6c71!研 削 液:ユシローケンCCC7皓希
釈液使用研削盤:岡本平面研削盤PSG−5EV2.2
kWこの結果研削比として520が得られた。
尚従来の60/80メッシュのダイヤモンド砥粒を用い
た砥石による同じ研削条件での研削比は400であつた
実施例3. 実施例1.と同様の反応室および反応条件を用い各混合
粉末層は300メッシュ以下の黒鉛粉3yと4〜6μm
のダイヤモンド粉末0.06yの混合物とした。
得られたダイヤモンド焼結体は平均約20μmの単位粒
子が接合した構造となつていた。これを破砕て120/
140メッシュ弐砥粒とし、さらに無電解メッキ方法に
よつてダイヤモンド重量の約1.2倍のニッケルを被覆
し、実施例1.と同じ条件で集中度75の砥石を作成し
た。この砥石を用いて下記の条件でWC−CO合金の研
削を実施した。
砥石周速度:15007TL/分 切込み:0.025TfrIn10.05瓢 テーブ
ル速度:15TrL/分 クロスフイードニ1.577
!77!/回 被研削材:HTllO(JISK−10
)36ヶニ57.6d研 削 液:ユシローケンCcc
6Oft!希社液 使用研削盤:岡本平面研削盤PSG
−5EV2.2kWこの結果研削比として切込み0.0
25wrmの場合は45へ切込み0.05Tfrmの場
合は85が得られた。
尚従来のニッケル被覆した120/140メッシュのダ
イヤモンド砥粒を用いた琳石による同じ研削条・件での
上記に対応する研削比はそれぞれ370と65とであつ
た。本発明方法で得られるダイヤモンド焼結砥粒は従来
のダイヤモンド砥粒に比して下記の特長およびそれに伴
なう効果を有する。
1得られた砥粒は狭い粒度分布を有する単位粒子が焼結
によつて接合した構造を有しており、全体としてボンド
材の樹脂に保持されるので保持効果が大きく、研削時に
おける砥粒の脱落による損失を少なくし工具寿命を大巾
に向上させた。
2強固に結合された単位粒子はレジンボンド用砥粒とし
て要求される研削時における微小破砕性を有しているの
で常に切刃が自主して切れ味が持続し、保持力の向上と
相まつて大部分の砥粒を有効に研削加工に使用すること
ができる。
さらに大きな研削負荷が加わつた場合は単位粒子単位で
の脱落が生じるのみで単位粒子によつて決まる傷より大
きいものは生じない。3種結晶のサイズと黒鉛粉に対す
る混合濃度を選ぶことにより、高速研削から精密憲削ま
でそれぞれの目的に合つた砥粒を容易に作ることができ
る。
4 従来レジンボンド砥石として用いられなかつた60
メッシュより粗い砥粒も用いることができ、この場合ボ
ンドによる大きな保持力が得られるので、従来より大き
な切込み加工が可能となり加工時間が大巾に短縮できる
5単位粒子の粒度が比較的細かい場合は1個の砥石で切
込深さを変えることによつて、粗取りから精密仕上げま
での巾広い加工を行なうことができる。
j砥粒の大きさと仕上面粗さとは無関係であるので、工
具製作の際に広い粒度および形状の砥粒を用いることが
でき、砥粒のふるい分け等の分類工程を簡略化しうる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 40μm以下の均一な粒度のダイヤモンド結晶を非
    ダイヤモンド炭素物質中に1重量%以上含有させてなる
    混合物を、少くとも一種の触媒金属と共にダイヤモンド
    安定領域内の温度圧力条件下に供することにより、上記
    ダイヤモンド結晶を非ダイヤモンド炭素物質へ含有させ
    前の粒径の5倍以内の大きさに成長させると共に相互に
    焼結し、さらに得られた焼結体を破砕して、成長した複
    数のダイヤモンド結晶を含む所定粒度の砥粒にそろえる
    ことを特徴とする、汎用性を有するレジンボンド用ダイ
    ヤモンド焼結砥粒の製造法。
JP53056653A 1978-04-01 1978-05-15 レジンボンド用ダイヤモンド焼結砥粒の製造法 Expired JPS6054909B2 (ja)

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JP53056653A JPS6054909B2 (ja) 1978-05-15 1978-05-15 レジンボンド用ダイヤモンド焼結砥粒の製造法
US06/018,521 US4246005A (en) 1978-04-01 1979-03-08 Diamond aggregate abrasive materials for resin-bonded applications
DE2909889A DE2909889A1 (de) 1978-04-01 1979-03-14 Schleifmittel aus diamantaggregat fuer eine anwendung in verbindung mit harz
GB7908966A GB2017668B (en) 1978-04-01 1979-03-14 Making diamonds

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JPS54148806A JPS54148806A (en) 1979-11-21
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