JPS6054849A - インキ装置への湿し水供給を領域毎に測定技術的に制御する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インキ着はローラに押し当っていて表面が親
油性の部分と親水性の部分からなっている測定用ローラ
、およびこの測定用ローラに付属し、それに接触するこ
となくその全幅にわたって作動する光電式の測定装置を
有する、オフセット印刷機におけるイキン装置への湿し
水供給を領域毎に測定技術的に制御する装置に関する。

オフセット印刷において印刷製品にめられる品質を何よ
りも決定的に左右するのは版板上での湿し水とインキの
バランスである。その最適の１Ｚランス状態を確立し、
引続いてそれを糾持するだめには、老練な印刷工による
時間を費しての湿し水および／あるいはインキの供給調
整の作業を必要とする。

ある印刷図柄に対してのインキ所要量は版板の巾の各部
分についてその着色面隠蔽度に関係して決まるという事
情に対してはインキの供給を領域別に操作ないし制御す
ることで対処されている。これとは対照的に湿し水は版
板にその全幅にわた９可能な限り薄くそして一様な膜の
形で供給される。しかし、インキの消費に関してと同様
に湿し水の必要量も版板のある領域においては他の領域
におけるよシ太きいということがありうる。この、イン
キ所要量が場所によって大きいことに対して、図柄の中
のすべての領域にわたって平均化された湿し水供給をも
って対処することが試みられているが、それは、インキ
装置においてインキと湿し水のエマルジョンが形成され
、必要とされるインキと湿し水のバランスがそれによっ
て得られるという仮定の上に立っている。しかしながら
、インキ装置におけるインキ中の湿し水含有量の測定の
結果、インキ装置において形成されるインキと湿し水の
エマルジョンの組成は、たとえ湿し水の供給は正確であ
ったとしても印刷製品の品質低下の問題を招く程にまち
まちでちることが判明している。

湿し水の供給の制卸に用いられている公知の測定装置の
多くのものは一般にその測定値が、版板へのインキ着け
がめられている印刷品質を生むよう調整されているかを
、あるいはインキ着けが全く中断されているかというこ
とさえも、十分には反映しないという欠点をもっている
。このような理由によシ、これら装置は版板へのインキ
着けを正常に測定技術的に制御する目的にも制限つきで
しか適合しない。

版板のインキが着かないことになっている親水性の部分
において外見上湿し水の厚さが十分であっても、その部
分に実際にインキは着かないと保証されるものではない
。実際にはそれどころかこの印刷されるべきで寿い表面
部分の上で湿し水の蒸発が大きいために印刷されるべき
でない部分であってもインキが受取られ、それによりテ
ィンティングとして知られている印刷品質を低下せしめ
る現象が起るおそれがメｚ）。

もし湿し水の供給を最適状態にし、狭い許容範囲内で領
域別にそれを管理状態に維持するものとすれば、公知の
すべての測定装置はそのために何ら満足すべき解決策を
提供しうるものでない。

ＤＢ−Ａｓ　２７３６６６’ｖの装置によれば、現状の
技術における゛楢々の欠点を排除しインキないし湿し水
の層の厚さの一義的相関関係を確立することが可能にな
ってはいるが、この装置をもってしても局部的温度上昇
による版板での湿し水の場所による蒸発の程度の差は十
分には反映され々い。

上記事情をふ捷えて本発明が目的とするのは、場所によ
って異る湿し水の蒸発ないし場所により異るインキの消
費に起因するインキ中の湿し水含有量の変動を、湿し水
め供給を領域毎にルＩａ整することと結びつけるだめに
、機械の幅全体にわたって一様に測定技術的に正確に把
握することを可能にする簡単な制御装置を、少ない費用
をもって実現することである。

本発明ｉｄインキ装置表湿し水装置の間にある中間ロー
ラとしてのクロム−のローラもアルミニウムのローンも
ストリ゛ツピング状態になる、すなわち優先的に湿し水
を受取り、湿った状態の下でインキをはじくという知見
を利用したものである。

本発明によればこの目的を解決するため測定用ローラで
少くとも親油性の表面部分が網目スクリーンの形をなし
ている。この特別な表面模様の選択によって湿し水供給
を文句なしの印刷品質をうるための狭い許容範囲内に、
領域別に極めて効果的に制菌することができる。伺とな
れば、親油性の網目スクリーンにおけるインキによる面
隠蔽部はその湿し水含有量に大きく依存しているために
間接的に湿し水供給を表わす尺度となるからである。こ
の面１）す、触部のごく僅かの変化も、インキと湿し水
のバランスの変化に、したがって湿し水の過多あるいは
過少に信頼性をもって結びつけられ、この場合に機械の
巾全体にわたるすべてのインキ領域で一様な測定結果が
得られるようになっていることが特に有利となる。親油
性の網目スクリーンの種々の面隠、触部の経験的選択に
よシ、測定装置の感度を最適にし、もって湿し水供給の
状況の正確な判定をうろことが可能となる。

印刷において望ましくないマーク出現 （Ｍａｒｋｉｅｒｕｎｇ）を避けるため、本発明の望ま
しい実施態様においては親油性の網目スクリーンが測定
用ローラの長さ方向にもまた周方向にも一様で任意の面
隠蔽部の面隠蔽部を有している。

本発明の有利な別の１つの実施態様においては親油性の
網目スクリーンが１００％から０％に連続的に減少する
面隠蔽部をもつ測定用ローラの周方向に無段階に変化す
る網目スクリーン模様として形成されている。これによ
り　１ｌｌｌｌ定用ローラの測定感度が向上し、そのた
めに面隠蔽部の識別機能がよシ良くなり、同様に無段階
そしてまた正確な測定結果の表示を結果としてもたらす
。

本発明のさらに有利な実施態様は特許請求の範囲第２項
ないし第６項、第８項ないし第１０項に記しであるが、
それらを以下において述べる。

以下においては図示している基本の実施例ならびに他の
一実施例について詳しく述べる。

第１図において、不図示の版胴のインキ着はロー２１に
１つの測定用ロー２３が押し当っている。場所的な理由
により測定用ローラ３は最終段のインキ着はローラ１に
箔てるのが有利である。測定用ローラ３の表面は親水性
の材料、望ましくはアルミニウムあるいはクロムでなっ
ている。製版における公知の方法と同じ方法により測定
用ローラ乙の表面上に親油性の網目スクリーン４が望ま
しくは銅、すなわち板層（感光層）で作られている。第
１図で明示しているように、親油性の網目スクリーン４
の模様は点１物角形でもより、マた種々の、ただしその
つど経験的に得られる最適の面隠蔽部のものであってよ
い。これに対して測定用ローラ６の表面の網目スクリー
ン以外の領域５は親水性を保有している。

測定用ローラ６に相対して、望ましくはその上方に公知
の構造の光電式測定装ｆａ６が設けられておシ、これに
は測定用ローラ乙の長さ方向に対し横方向に移動しうる
センサー７とそれに付属する光源８が少なくとも取付け
られている（第２図）。この場合光電式測定装置６は各
領域に選択的に接続されうる１つの表示装置９と結合さ
れている。しかしながら、光電式測定装置６には測定対
象の各領域に対応する多数のセンサー７が備えられてい
るのが望ましい。本実施例の場合、表示装置９は機械の
全ｒｌ＞にわた、って伸びており、血眼触部の測定値の
すべてを関係づけて同時に表示することが可能となる。

このような光電式測定装置乙の構造と機能は、例えばＤ
Ｅ−Ａｓ　２７３６６６３から公知であるので、ここで
詳細に図示したり説明することは不要であろう。

本発明の一実施例において、親油性の網目スクリーン４
は、測定用ロー２６の長さ方向にはこの基本の実施例に
おけると同様に、任意に選択できる血眼触部の一様一な
表面隠蔽部を有しているが、測定用ローラ６の周方向に
は種々の血眼触部の一様でない表面隠蔽部を有している
。

この一様ではない表面隠蔽部は、例えば２０゜ろ０　、
’　４０　、５０％などといった段階的な血眼触部に、
あるいは１００％から０％に連続して減少し、あるいは
増大する血眼触部を有する無段階網目スクリーン模様で
形成することができる。

測定装置の作動および機能について以下に詳しく説明す
る。

印刷の際にはインキ着はローラ１から測定用ローラ６に
インキが移される。この際、親油性の４、すなわち銅の
表面はインキを受取り着色される′が、残りの親水性の
表面５、すなわちアルミニウムあるいはクロムの表面は
インキを受取らない。親油性の網目スクリーンの上での
そこに移されたインキ量による血眼触部は湿し水の供給
、すなわちインキの湿し水含有量に強く依存している。

例えば湿し水の供給が過多に設定されていれば、それに
よシ親油註の網目スクリーン４が受取るインキ量は少く
なる。湿し水供給が過少の場合はそれに応じ逆のことが
起る。

さて、測定装置乙によって連続的に親油性の網目スクリ
ーン４の上での血眼触部ないしその変化が、望ましくは
すべての領域について同時に測定される。測定値は既知
である故にここでは説明しない挙動ステップによって表
示用イ：’−ｒ号に変換され、増巾された後、表示装置
９においてアナログあるいはディジタルの形で表示され
る。このようにする代シに測定値を直接に湿し水装置の
領域別の調整部材を動かす調整指令信号として利用する
ことも可能である。したがって、測定用ローラ３上の血
眼触部の変化は印刷品質の信頼できる尺度となる。

上記のような、第３図の実施例の測定用ローラろの周方
向において親油性の網目スクリーン４が周方向に一様な
段階をもっている表面隠蔽部は、その選択された段階に
応じて、湿し水の量の変化を測定技術的に細かな刻みで
把握することが可能となる。表面隠蔽部をさらに細かく
する点に関しては、測定用ローラ３に無段階の網目スク
リーン模様１０を設けることが特に有利であることが判
明している。このような形の網目スクリーン模様は特に
高感度で血眼触部の極めて小さな変化にでも速く応答す
る。

第４図のグラフにおいては、横軸は測定用ローラ乙の指
令された血眼触部を、縦軸はこれに応するセンサー出力
信号を示す。印刷作業の開れない時は、測定用ローラ６
はインキ着はローラ１からインキだけを受取シ、全面に
着色され、その結果センサー（１つあるいは複数）７は
このとき血眼触部１００％と測定される。このべた面反
射に対応するセンサー出力信号は図中参照番号１１で示
されている。

印刷作業が始捷り、湿し水装置が働き始めだならば、イ
ンキ装置においてインキと湿し水のエマルジョンが生成
され、それにより測定用ロー２６はインキばかシでなく
湿し水も受取ることになる。それによって測定用ロー２
６の血眼触部が、そして同様にまだセンサー出力信号も
変化する。第４図に明示されているように、湿し水供給
の許容変動範囲１６がその上下限値１４．１５のように
確定される。湿し水供給り中央値は、測定用ロー２３の
上にあるインキと湿し水が等量に維持されているときで
あるが、図中破線で、−そして参照番号１６で示しであ
る。

べた面反射とは反対の極限状態（ハ、例えば湿し水供給
が過多のために測定用ローラ６がインキなしのストリッ
ピング状態（参照番号１２で示す）になる場合に起るい
この場合、光源ｑから発せられた測定用光線は親水性の
表面領域５の土で全反射される。この全反射に応するセ
ンサー出力信号の大きさく参照番号１２の点）が測定用
ローラ６の血眼触部０％に相当する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による測定装置の概略を示す平面図５、
第２図は第１図の側面図、第６図は本発明の一実施例に
おける６１１ｊ定用ローラの周方向に各領域部分が並ん
でいる状態の展開切抜き図、第４図はセンサーの理論的
特性曲線を示す図である。 １　インキ着はローラ ３−　ｉｎ＋＋定用ローラ ４　親油性の網目スクリーン ５　測定用ローラ乙の親水性表面領域 ６　測定装置 ７　センサー ８　光源 ９・表示装置 １０　無段階に変化する網目スクリーン模様１１　べた
面のときのセンサー出カイへ−号１２　インキがないと
き（０％）のときのセンサー出力信号 １６　湿し水供給の許容変動範囲 １４　湿し水供給の許容変動が（１囲の下限１５・・・
湿し水供給の許容変動範囲の上限１６・湿し水供給の中
央値 ％許出願人　）路デルベルガー　ドルツクマシーネンア
クチェンゲゼルシャフト 代理人　若林　忠

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　インキ着はローラに押し当りていて表面が親油性
   の部分と親水性の部分からなっている測定用ローラ、お
   よびこの測定用ローラに（＝Ｊ属し、それに接触するこ
   となくその全幅にわたって作動する光電式の測定装置を
   有する、オフセット印刷機におけるインキ装置への湿し
   水供給を領域毎に測定技術的に制御する装置において、
   少くとも親油性の表面部分が網目スクリーン（４）に形
   成されていることをｑ’！ｊ　＠とするインキ装置への
   湿し水供給を領域毎に測定技術的に制御する装置。 ２　親油性の網目スクリーン（４）が１ｌｌｌｌ定用ロ
   ーラ（６）の長さ方向にも周方向にも一様で、任意の面
   隠蔽度の表面隠蔽部を有する特許請求の範囲第１項に記
   載の装置。 ６　親油性網目スクリーン゛（４）が測定用ローラ（３
   ）の長さ方向には一様で、任意の面隠蔽度の表面隠蔽部
   を有しているが、測定用ローラ（３）の周方向には一様
   ではなく、少くとも２つの相異る面隠蔽度の段階的な表
   面隠蔽部を有する特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ４　親し自注の網目スクリーン（４）の表面が銅で、残
   りの親水性の表面部分がアルミニウムあるいはクロムで
   作られている特許請求の範囲第１項ないし第３項のいず
   れが１項に記載の装置。 ５　測定装置（６）が測定用ローラ（ろ）の長さ方向区
   対しで才１方向に移動できる少くとも１つのセンサー（
   力を備えている特許請求の範囲第１項ないし第４項のい
   ずれが１項に記載の装置。 ６　測定装置（６）が、測定されるべき領域の数に応じ
   た個数のセンサー（力を測定用ローラ（３）の長さ方向
   に備えている特許請求の範囲第１項ないし第５項のいず
   れが１項に記載の装置。 Ｚ　インキ着はローラに押し当っていて表面が親油性の
   部分と親水性の部分からなっている測定用ローラ、およ
   びこの測定用ローラにイ；」属し、それに接触すること
   なくその全幅にわたって作動する光電式の測定装置を有
   する、オ少くとも親油性の表面部分が１００１％からＯ
   チに連続的に減少する面隠蔽部をもつ、測定用ローラ（
   ろ）の周方向に無段階に変化する網１−１スクリーン模
   様αＱとして形成されていることを特徴とするインキ装
   置への湿し水供給を領域毎に測定技術的に制御する装置
   。 ８　籟チ由件の網目スクリーン（４）の表面が銅で、残
   りの親水性の表面部分がアルミニウムあるいはクロムで
   作られている特許請求の範囲第７項に記載の装置。 ９　測定装置（６）が測定用ローラ（６）の長さ方向ｌ
   ぐ付して精力的に移動できる少くとも１つのセンサー（
   ７）を備えている特許請求の範囲第７項または第８項に
   記載の装置。 １０　測定装置（６）が、測定されるべき領域の数に応
   じた個数のセンサー（７）を測定用ローラ（３）の長さ
   方向に備えている特許請求の範囲第７項ないし第９項の
   いずれか１項に記載の装置。