JPS6054826B2 - 頭部電気加熱造塊方法 - Google Patents
頭部電気加熱造塊方法Info
- Publication number
- JPS6054826B2 JPS6054826B2 JP9924378A JP9924378A JPS6054826B2 JP S6054826 B2 JPS6054826 B2 JP S6054826B2 JP 9924378 A JP9924378 A JP 9924378A JP 9924378 A JP9924378 A JP 9924378A JP S6054826 B2 JPS6054826 B2 JP S6054826B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- ingot
- steel
- steel ingot
- electric heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D27/00—Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
- B22D27/04—Influencing the temperature of the metal, e.g. by heating or cooling the mould
- B22D27/06—Heating the top discard of ingots
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気加熱造塊方法に関するものである。
鋼の進境に際しては、溶鋼を鋳型に注入後経時ととも
に中心部まで凝固するが第1図に示すごとく、凝固に至
るまでの間には加速凝固域があり、この領域では内質が
不健全で、小さな空孔が発生するいわゆるザクと称する
欠点の原因となる。
に中心部まで凝固するが第1図に示すごとく、凝固に至
るまでの間には加速凝固域があり、この領域では内質が
不健全で、小さな空孔が発生するいわゆるザクと称する
欠点の原因となる。
即ち上記空孔が圧延の際、未圧着となり、これがザク
と称する欠陥てある。これを解消するため、加速凝固を
防止することが必要であり、その方法として例えば鋳型
へ溶鋼を注入した後電気的又は発熱剤投入により、鋼塊
(溶鋼)上部を加熱しつつ徐々に凝固せしめることが行
なわれている。 しカルてかかる方法においてもザク欠
陥等が生ずる欠点をともなうものである。
と称する欠陥てある。これを解消するため、加速凝固を
防止することが必要であり、その方法として例えば鋳型
へ溶鋼を注入した後電気的又は発熱剤投入により、鋼塊
(溶鋼)上部を加熱しつつ徐々に凝固せしめることが行
なわれている。 しカルてかかる方法においてもザク欠
陥等が生ずる欠点をともなうものである。
本発明はこのような欠点を有利に解決するためになさ
れたものであり、その特徴とするところ は、鋳型内溶
鋼頭部を電気により加熱しつつ進境するに際し、高厚比
H/D:21以上(H:鋼塊高さ、D:lI2H高さに
おける鋼塊厚)の鋳型内壁に断熱材を配置し、主として
鋳型底部から凝固せしめることを特徴とする頭部電気加
熱造塊方法に関するものである。
れたものであり、その特徴とするところ は、鋳型内溶
鋼頭部を電気により加熱しつつ進境するに際し、高厚比
H/D:21以上(H:鋼塊高さ、D:lI2H高さに
おける鋼塊厚)の鋳型内壁に断熱材を配置し、主として
鋳型底部から凝固せしめることを特徴とする頭部電気加
熱造塊方法に関するものである。
鋳型へ溶鋼注入後電気的又は発熱剤投入により頭部を
加熱し、凝固を徐々に行なうことにより、かなりザク欠
陥を防止することはできるが本発明者等の知見によれば
、鋳型の側面、つまり鋳塊側面からの凝固と底部からの
凝固がともに進む加速凝固域で鋼塊内質が不健全で、か
つ小さな空孔が生成することが明らかになつた。
加熱し、凝固を徐々に行なうことにより、かなりザク欠
陥を防止することはできるが本発明者等の知見によれば
、鋳型の側面、つまり鋳塊側面からの凝固と底部からの
凝固がともに進む加速凝固域で鋼塊内質が不健全で、か
つ小さな空孔が生成することが明らかになつた。
即ち第2図に示すごとく、断熱材を鋳型内壁に配設せず
(従来法)頭部加熱〔溶融スラグを介して、電力最大O
、11KWIc♯i)電極350f×2、鋳型溶量:8
00(短辺)×2000(長辺)×220(yfwL(
高)〕して徐々に凝固せしめた場合、加速凝固するが本
発明のごとく断熱材(スリーブ)を鋳型内壁に配置して
側”面からの凝固を抑え主として底部からの凝固を行な
つた場合、徐々に凝固する。断熱材は鋳型頭部から底部
へかけての配置長さが長い程凝固速度が遅くなることが
明らかてあり、鋼塊内部欠陥との関係は第3図に示すご
とく、高圧比H/D:2.2・以上のものでも断熱材を
鋳型内壁に配置することによりザク欠陥を少なくしてU
ST欠陥による不合格をなくすことができる。次に断熱
材の配置長さとしては第3図から但し h:断熱材長さ(CIL)、H:鋼塊高さ(C7rL)
D:112H高さにおける鋼塊厚(CTfL)て十分サ
ク欠陥を解消し得る凝固ができ望ましくはであることも
明らかである。
(従来法)頭部加熱〔溶融スラグを介して、電力最大O
、11KWIc♯i)電極350f×2、鋳型溶量:8
00(短辺)×2000(長辺)×220(yfwL(
高)〕して徐々に凝固せしめた場合、加速凝固するが本
発明のごとく断熱材(スリーブ)を鋳型内壁に配置して
側”面からの凝固を抑え主として底部からの凝固を行な
つた場合、徐々に凝固する。断熱材は鋳型頭部から底部
へかけての配置長さが長い程凝固速度が遅くなることが
明らかてあり、鋼塊内部欠陥との関係は第3図に示すご
とく、高圧比H/D:2.2・以上のものでも断熱材を
鋳型内壁に配置することによりザク欠陥を少なくしてU
ST欠陥による不合格をなくすことができる。次に断熱
材の配置長さとしては第3図から但し h:断熱材長さ(CIL)、H:鋼塊高さ(C7rL)
D:112H高さにおける鋼塊厚(CTfL)て十分サ
ク欠陥を解消し得る凝固ができ望ましくはであることも
明らかである。
即ちH/Dが21以下の場合、つまり高さの底い鋼塊で
は断熱材の配置がなくても頭部の加熱のみで加速凝固を
防止することができる。
は断熱材の配置がなくても頭部の加熱のみで加速凝固を
防止することができる。
このことからH/D〉2.2になつたとき、H/Dの増
加分だけh/Dを増加させること、つまり鋼塊高さ増加
分だけ、断熱材を配置すれば加速凝固の防止効果がある
。
加分だけh/Dを増加させること、つまり鋼塊高さ増加
分だけ、断熱材を配置すれば加速凝固の防止効果がある
。
しかして本発明による造塊態様を図示すれば第4図のご
とく、鋳型1の内壁に頭部から底部に向けて断熱材2を
配設し、次いて溶鋼を注入し上部にスラグ3を配置し、
該スラグ3に電極4を位置せしめて通電し、溶鋼5を加
熱しつつ主として底部から凝固6させるものである。
とく、鋳型1の内壁に頭部から底部に向けて断熱材2を
配設し、次いて溶鋼を注入し上部にスラグ3を配置し、
該スラグ3に電極4を位置せしめて通電し、溶鋼5を加
熱しつつ主として底部から凝固6させるものである。
この場合、鋳型1の上部に枠7を配置し、図示のごとく
スラグ3を介して溶鋼5を加熱するが、この他枠7を配
置することなく、鋳型1の頂部の溶鋼5へスラグ2を配
置して加熱することもでき、この場合は、スラグ位置の
鋳型部分を冷却又は断熱材を配置する.ことにより鋳型
を保護しつつ加熱することができる。図中8は熱放散を
防止する蓋である。
スラグ3を介して溶鋼5を加熱するが、この他枠7を配
置することなく、鋳型1の頂部の溶鋼5へスラグ2を配
置して加熱することもでき、この場合は、スラグ位置の
鋳型部分を冷却又は断熱材を配置する.ことにより鋳型
を保護しつつ加熱することができる。図中8は熱放散を
防止する蓋である。
次に断熱材としてはMgO系のものが適当であり、又ス
ラグとしてはCaF2を主成分とするものを用いること
ができる。
ラグとしてはCaF2を主成分とするものを用いること
ができる。
かくすることにより鋼塊の内部欠陥を防止しかつ偏析を
も防止して品質を著しく向上することができる等の優れ
た効果が得られる。
も防止して品質を著しく向上することができる等の優れ
た効果が得られる。
次に本発明方法の実施例を比較例とともに挙ける。
表1は実施例と比較例と対比して示したものである。
即ち、表中に示した組成の溶鋼を高厚比2.8の鋳型(
短辺800T!r!n×長辺2000TIrm×高さ2
200T!n)に注入し、スラグ条件、加熱条件を表に
示すところの条件下で、凝固させた。この時、実施例に
おいては鋳型上部側壁に(9)朗厚の断熱材を1200
?高さに配設し、他方、比較例においては断熱材を配設
しなかつた。このようにして製造した鋼塊を熱間圧延法
によつて250Tn!nの厚板に圧延し、製品表面をグ
ラインダー研摩後、JIS規格GO8Olに従つて超音
波探傷試験を実施した。
短辺800T!r!n×長辺2000TIrm×高さ2
200T!n)に注入し、スラグ条件、加熱条件を表に
示すところの条件下で、凝固させた。この時、実施例に
おいては鋳型上部側壁に(9)朗厚の断熱材を1200
?高さに配設し、他方、比較例においては断熱材を配設
しなかつた。このようにして製造した鋼塊を熱間圧延法
によつて250Tn!nの厚板に圧延し、製品表面をグ
ラインダー研摩後、JIS規格GO8Olに従つて超音
波探傷試験を実施した。
この試験の結果から、内部欠陥指数=.5超音波探傷強
度×欠陥面積 1−1と内部欠陥指数を定義し
、鋼板の健全性を評価した。
度×欠陥面積 1−1と内部欠陥指数を定義し
、鋼板の健全性を評価した。
この指数は、母材のザクが圧延によつて消滅せずに残つ
た物の大きさと量とを評価する指数であり、鋼塊品質を
判定する重要な指数数てもある。
た物の大きさと量とを評価する指数であり、鋼塊品質を
判定する重要な指数数てもある。
本試験において、本発明になる方法においては、内部欠
陥脂数が0.9であり、比較鋼塊においては6.5であ
つた。この指数が2.0以下を合格基準としていること
から、本発明になる方法によつて、優良なる鋼塊を製造
できることがわかつた。このように本発明によれば、内
部欠陥の少ない鋼塊が得られ、又第5図に示すごとく偏
析の少ない鋼塊が得られ、優れた効果をもたらした。
陥脂数が0.9であり、比較鋼塊においては6.5であ
つた。この指数が2.0以下を合格基準としていること
から、本発明になる方法によつて、優良なる鋼塊を製造
できることがわかつた。このように本発明によれば、内
部欠陥の少ない鋼塊が得られ、又第5図に示すごとく偏
析の少ない鋼塊が得られ、優れた効果をもたらした。
第1図は鋼塊の加速凝固域を示す説明図表、第2図は断
熱材(スリーブ)長さと鋼塊凝固速度との関係を示す説
明図表、第3図は断熱材長さと鋼塊内部欠陥との関係を
示す説明図表、第4図は本発明方法の実施態様を示す説
明図、第5図は鋼塊内部偏析の状態を示す比較説明図表
である。 1・・・・・・鋳型、2・・・・・・断熱材(スリーブ
)、3・・・・・・スラグ、4・・・・・・電極、5・
・・・・・溶鋼、6・・・・・・凝固鋼、7・・・・・
・枠、8・・・・・・蓋。
熱材(スリーブ)長さと鋼塊凝固速度との関係を示す説
明図表、第3図は断熱材長さと鋼塊内部欠陥との関係を
示す説明図表、第4図は本発明方法の実施態様を示す説
明図、第5図は鋼塊内部偏析の状態を示す比較説明図表
である。 1・・・・・・鋳型、2・・・・・・断熱材(スリーブ
)、3・・・・・・スラグ、4・・・・・・電極、5・
・・・・・溶鋼、6・・・・・・凝固鋼、7・・・・・
・枠、8・・・・・・蓋。
Claims (1)
- 1 鋳型内溶鋼頂部を電気により加熱しつつ造塊するに
際し高厚比H/D:2.2以上(H:剛塊高さ、D:1
/2H高さにおける鋼塊厚)の鋳型内内壁に断熱材を配
置し、主として鋳型底部から凝固せしめることを特徴と
する頭部電気加熱造塊方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9924378A JPS6054826B2 (ja) | 1978-08-15 | 1978-08-15 | 頭部電気加熱造塊方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9924378A JPS6054826B2 (ja) | 1978-08-15 | 1978-08-15 | 頭部電気加熱造塊方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5527425A JPS5527425A (en) | 1980-02-27 |
JPS6054826B2 true JPS6054826B2 (ja) | 1985-12-02 |
Family
ID=14242246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9924378A Expired JPS6054826B2 (ja) | 1978-08-15 | 1978-08-15 | 頭部電気加熱造塊方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054826B2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-15 JP JP9924378A patent/JPS6054826B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5527425A (en) | 1980-02-27 |
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