JPS6054737B2 - 含浸型陰極の製造方法 - Google Patents

含浸型陰極の製造方法

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JPS6054737B2
JPS6054737B2 JP52134227A JP13422777A JPS6054737B2 JP S6054737 B2 JPS6054737 B2 JP S6054737B2 JP 52134227 A JP52134227 A JP 52134227A JP 13422777 A JP13422777 A JP 13422777A JP S6054737 B2 JPS6054737 B2 JP S6054737B2
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JP
Japan
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cathode
support cylinder
manufacturing
support tube
impregnated cathode
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Expired
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JP52134227A
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JPS5467757A (en
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幸雄 高梨
敏春 樋口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Solid Thermionic Cathode (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は含浸型陰極の製造方法に関する。
一般に含浸型陰極を製造する場合、予め製造した陰極基
体を陰極支持筒に取付けているが、含浸型陰極は動作温
度が酸化物陰極より約2000℃高く、約105σCで
動作する。従つて陰極支持筒の材料としてはタンタル、
ニオブ、モリブデン等の高融点金、L゛ ^ Λ F;
7.1i゛身 L 電電 ′−【ど比較して絞り性が悪
いため、ドローインク法で陰極支持筒を製作することが
できす、第1図の如き製造方法で製作していた。
即ち、同図aに示すタンタルのO、025mtのシート
1を同図をの工程で棒2の外周に沿つて丸め、次に同図
cの工程で合せ面を溶接する。こうして製作された両端
が開口した陰極支持筒3の一端に図示しない予め製作し
た陰極基体を取付けるが、このとき陰極基体と陰極支持
筒3の間にキャップを介在させる。ところが上記のよう
な従来の含浸型陰極の製造方法は、陰極支持筒3の製作
に当りシート1の丸めや合せ面の溶接など手作業で行な
うため労力が大である。又、シート1の合せ面にはシワ
ができるので、寸法精度上好ましくなく、陰極基体の取
付工程でも多くの労力を必要とする。又、キャップはヒ
ーターカソード間の漏洩電流任■を防止するためのもの
であるが、部品点数が多くなり、組立工程もそれだけ多
い。更に陰極基体に使用するタングステンの融点は34
10℃、陰極支持筒及びキャップに使用するタンタルの
融点は2996℃と高融点であるため、抵抗溶接が困難
である。その理由は溶接強度を上げるために溶接電流を
大きくしすぎると4 タンタルスリーブ及びキャップが
0.025 をと薄いため穴明きを生ずる。
◎ 溶接電極の銅が溶融し品物付着又は品物と固着する
という現象が発生し、溶接強度を向上することができな
い。
そのため従来法で製造した含浸型陰極は、使用中に陰極
基体の脱落事故を発生したことがある。この発明は上記
従来の欠点を除去したもので部品点数を少なくすると共
に溶融強度の向上を図り、且つ自動化を可能にした含浸
型陰極の製製方法を提供することを目的とする。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に説明
する。
先ず陰極基体であるが、これは周知の方法で製作する。
次にこの発明の特徴である陰極支持筒であるが、第2図
に示すような工程により製作する。即ち、同図aはロー
ル状に巻かれたリボン状シート4を示すものであり、材
料としては例えばタンタルに、モリブデン、ニオブ等が
用いられ、板厚は0.025mtである。このシート4
を同図bの工程で順送り形ブレスにより絞つて、頭部が
閉鎖された陰極支持筒5を形成した後、前記頭部に凹部
加工を行なう。この場合、絞りはφ1.5顛、′6−は
可能である。そして凹部加工を施した頭部の状態を拡大
して示すと第3図A,bのようになり、4つの凹部6が
でき、この凹部6が鑞材を入れる部分となる。次に同図
cの工程で陰極支持筒5の頭部に鑞材7を塗布具8によ
り塗布する。
この鑞材7としては、融点が1950℃であるモリブデ
ン−ルテニウム(MO−Ru)鑞材をプラスチックスバ
インダとトリクレンで泥状に練つたものを使用する。尚
、鑞材としては上記の他、白金、ニッケル、ニッケルモ
リブデンであつても良い。次に同図dの工程において、
陰極支持筒5の頭部に塗布した鑞材7のうち余剰鑞材を
除去する。
即ち、鑞材7の必要な箇所は円ボス6の部分であ−るた
め、図示のようにトリクレンを含ませたスポンジ状ロー
ラ9を回転させて余剰の鑞材を除去する。図中、10は
ローラ9の鑞材落し具である。こうして余剰鑞材を落す
と、第4図に示すように凹部6にのみ鑞材7が充填され
ることになる。次に同図eの工程で、バインダ(Bir
Kier)飛ばしを行なう。即ち、陰極支持筒5を炉温
200℃、N2ガス雰囲気中の電気炉11内に通過させ
、鑞材7のバインダであるプラスチックスを飛ばす。次
に同図fの工程で、陰極支持筒5の先端に陰極基体12
を載せ、同図gの工程で仮付けを行なう。
即ち、予め製作した陰極基体12をシントロン13で移
送し、陰極支持筒5の先端に載せる。そして、載せた陰
極基体12を抵抗溶接法で軽く仮付けする。図中、14
が上部電極であり、下部電極は省略されているが、実際
には陰極支持筒5内に設置される。次に同図hの工程で
、レーザ溶接法により陰極支持筒5と陰極基体12を鑞
付けする。
即ち、N2,Ar等の不活性ガス雰囲気中において、陰
極支持筒5の内側から凹部6にレーザビーム15を当て
、凹部6内の鑞材7を溶融し鑞付けする。こ・のレーザ
溶接法もこの発明の特徴であり、陰極支持筒5の材質の
タンタルより1000′C融点の低い鑞材7を用いてい
るため、陰極支持筒5を完全に溶かすことなく陰極基体
12と陰極支持筒5を固着することができる。尚、この
レーザ溶接によりモ゜リブデンールテニウム鑞材7は完
全に溶融されるため、使用中に陰極基体12が脱落する
事故はなくなる。又、図では4つの凹部6部分を1個ず
つ溶接するように示したが、4分割レンズを用いれば同
時に溶接が可能であり、同様に凹部を8個所に作れば8
分割レンズを使用すれば良い。以上の工程まで、1つの
リボン状シート4上で一連の工程により製作が行なわれ
てきたが、同図iの最終工程て陰極基体12を固着した
陰極支持筒5の縁切りを行なうと同図jの如き含浸型陰
極16が完成する。
この発明による含浸型陰極の製造方法は上記説明及び図
示のように構成され、陰極支持筒5の製作から陰極基体
12との組立までの工程を一連のリボン状シート4で行
なつているので、完全な自動化が可能となつた。
又、陰極支持筒5の形状を改良したので、IHKを防止
するために用いていたキャップが不要となり、部品点数
が少なくなつた。更に、従来、抵抗溶接法で製作してい
た工程を、この発明ではレーザ溶接にしたため、溶接強
度が著しく向上した。そして、このレーザ溶接により陰
極支持筒5と陰極基体12を固着しているので、鑞材7
は完全に溶融され、この結果、使用中に陰極基体12が
脱落する事故はなくなつた。尚、上記実施例では第2図
bの工程で順送り型ブレスを用いたが、この代りにトラ
ンスファー型ブレスを用いても同様の自動化が可能であ
る。以上説明したようにこの発明によれば、実用的価値
大なる含浸型陰極の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の含浸型陰極の製造方法の要部を示す工程
説明図、第2図はこの発明の一実施例に係る含浸型陰極
の製造方法を示す工程説明図、第3図及び第4図は第2
図中の或る工程中における状態を示す平面図、断面図て
ある。 4・・・リボン状シート、5・・・陰極支持筒、6・・
・凹部、7・・・鑞材、12・・・陰極基体、15・・
ルーザビーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 リボン状シートをプレス絞り加工により頭部が閉鎖
    された陰極支持筒を形成するとともにこの支持筒の頭部
    頂面に凹部を形成する工程と、この工程の後に前記支持
    筒頂面の凹部内に鑞材を入れる工程と、この工程の後に
    前記支持筒の頭部頂面に含浸型陰極基体を載せ、抵抗溶
    接により仮付けする工程と、この工程の後に上記リボン
    状シートの裏面側から前記支持筒の内側にレーザービー
    ムを入射するとともに上記凹部の裏面に照射して鑞材を
    溶融し、支持筒と含浸型陰極基体とを固着する工程と、
    この工程の後に前記支持筒の根元部分をリボン状シート
    から切断分離する工程とを具備することを特徴とした含
    浸型陰極の製造方法。
JP52134227A 1977-11-09 1977-11-09 含浸型陰極の製造方法 Expired JPS6054737B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5467757A JPS5467757A (en) 1979-05-31
JPS6054737B2 true JPS6054737B2 (ja) 1985-12-02

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ID=15123385

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635345A (en) * 1979-08-29 1981-04-08 Hitachi Ltd Manufacture of sleeve
JPS5686436A (en) * 1979-12-18 1981-07-14 Toshiba Corp Manufacturing method of impregnation type cathode
JPH0782809B2 (ja) * 1986-03-14 1995-09-06 株式会社日立製作所 含浸形陰極構体

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JPS5467757A (en) 1979-05-31

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