JPS6054242B2 - 珪酸亜鉛鉱物を回収する方法 - Google Patents
珪酸亜鉛鉱物を回収する方法Info
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- JPS6054242B2 JPS6054242B2 JP53132238A JP13223878A JPS6054242B2 JP S6054242 B2 JPS6054242 B2 JP S6054242B2 JP 53132238 A JP53132238 A JP 53132238A JP 13223878 A JP13223878 A JP 13223878A JP S6054242 B2 JPS6054242 B2 JP S6054242B2
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- zinc
- flotation
- silicate minerals
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は珪酸亜鉛鉱物を浮選によつて回収する方法
に関する。
に関する。
従来、珪酸亜鉛鉱物を回収するために、その表面を硫
化後、浮選によつて回収する方法が試みられている。
化後、浮選によつて回収する方法が試みられている。
そしてその際には、硫化剤の種類と量、硫化時間につい
て研究されてきたが、浮選成績は低調であつた。 この
発明は、珪酸亜鉛鉱物を浮選によつて有利に回収する方
法を提供することを目的とする。
て研究されてきたが、浮選成績は低調であつた。 この
発明は、珪酸亜鉛鉱物を浮選によつて有利に回収する方
法を提供することを目的とする。
本発明者らは、珪酸亜鉛鉱物の表面を硫化する方法に
ついて研究した結果、珪酸亜鉛鉱石のパルプを加温する
とともに、ある一定範囲のpHのもとで硫化すれば、珪
酸亜鉛鉱物の表面がよく硫化されて、その後の浮選によ
つて有利に回収できることを知つた。この発明は上記の
知見にもとづいて得られたものであつて、珪酸亜鉛鉱物
を含む鉱石のパルプを、温度60゜C以上、pH7〜9
.5の条件下で硫化後、浮選によつて前記珪酸亜鉛鉱物
を回収する方法てある。 この発明の方法において、パ
ルプの温度が60℃以下であれば、たとえパルプのPH
が7〜9.5であつても硫化が不充分で、その後の浮選
においては、浮鉱の亜鉛品位が原鉱ど比較して僅か1〜
2%の上昇しかみられない。
ついて研究した結果、珪酸亜鉛鉱石のパルプを加温する
とともに、ある一定範囲のpHのもとで硫化すれば、珪
酸亜鉛鉱物の表面がよく硫化されて、その後の浮選によ
つて有利に回収できることを知つた。この発明は上記の
知見にもとづいて得られたものであつて、珪酸亜鉛鉱物
を含む鉱石のパルプを、温度60゜C以上、pH7〜9
.5の条件下で硫化後、浮選によつて前記珪酸亜鉛鉱物
を回収する方法てある。 この発明の方法において、パ
ルプの温度が60℃以下であれば、たとえパルプのPH
が7〜9.5であつても硫化が不充分で、その後の浮選
においては、浮鉱の亜鉛品位が原鉱ど比較して僅か1〜
2%の上昇しかみられない。
しかしながら、パルプの温度を60℃以上にすれば浮鉱
の亜鉛品位が次第に上昇し、特に70℃以上であれば、
原鉱石の亜鉛品位が3%前後のときに、浮鉱の亜鉛品位
は10%前後進上昇する。温度は加圧下で100℃以上
にしてもよい。一般に温度が高いときに硫化時間を短縮
できる。 この発明の方法においてパルプのPHが7以
下であれは、硫化剤として使用される例えは硫化ソーダ
が硫化水素ガスとなつて発散し、しかもこの硫化水素ガ
スは何等硫化作用に役立たない。
の亜鉛品位が次第に上昇し、特に70℃以上であれば、
原鉱石の亜鉛品位が3%前後のときに、浮鉱の亜鉛品位
は10%前後進上昇する。温度は加圧下で100℃以上
にしてもよい。一般に温度が高いときに硫化時間を短縮
できる。 この発明の方法においてパルプのPHが7以
下であれは、硫化剤として使用される例えは硫化ソーダ
が硫化水素ガスとなつて発散し、しかもこの硫化水素ガ
スは何等硫化作用に役立たない。
更に酸性領域において珪酸亜鉛鉱物が溶解するので、酸
化作用を受ける機会がない。またパルプのPHが9.5
以上であれば、珪酸亜鉛鉱物の表面に吸着する5−−の
量が少なくなつて、硫化反応の進行が少くなる。しカル
ながらPH7〜9.5におては、特にPH7.5〜9.
0においては5−−の吸着が増加して、その結果、硫化
反応の進行が促進される。 この発明の方法において使
用される硫化剤としては、硫化ソーダ、水硫化ソーダな
どが好適である。
化作用を受ける機会がない。またパルプのPHが9.5
以上であれば、珪酸亜鉛鉱物の表面に吸着する5−−の
量が少なくなつて、硫化反応の進行が少くなる。しカル
ながらPH7〜9.5におては、特にPH7.5〜9.
0においては5−−の吸着が増加して、その結果、硫化
反応の進行が促進される。 この発明の方法において使
用される硫化剤としては、硫化ソーダ、水硫化ソーダな
どが好適である。
なお、パルプを造るときの原鉱石の粒度は一般に細か
い方がよく、パルプ濃度に関しては特に制限はない。
い方がよく、パルプ濃度に関しては特に制限はない。
硫化剤の添加量は原鉱石の亜鉛品位にも関係するが、通
常原鉱石1トン当り30に9以上である。硫化時間は攪
拌1分以上長い方がよい、浮選は従来公知の銅活性−ザ
ンセート浮選が用いられる。なお、硫化と浮選の中間に
おいてデカンテーシヨンを行えば、浮選成績が一層向上
する。本発明者らの実験結果によれば、バルブ中の珪酸
亜鉛鉱物粒子に付着するS−の量は、バルブの温度およ
びPHによつて左右され、温度が60℃以上、且つPH
が7〜9.5のときには、その理由は判明しないが、そ
れ以外の条件のときと比較して著しく多かつた。したが
つて上記の温度およびPH範囲内において、よく硫化さ
れるものと思われる。また本発明者らは、上記の条件で
硫化現象が実際に起つたことを確認するために、硫化ソ
ーダの添加量を多くし、且つ硫化時間を延長して、この
発明の普通の方法で硫化させる以上に珪酸亜鉛鉱物の表
面を硫化した。このようにして得られた試料と、硫化前
の原鉱石の試料について、X線回折を行なつた。その結
果、原鉱石のX線回折図には当然のことながら異極鉱お
よび石英のピークがみられたが、硫化後の試料のX線回
折図には異極鉱および石英のピークのほかに、更に硫化
亜鉛の緩やかなピークがみられた。この硫化亜鉛の緩や
かなピークは、原鉱石のX線回折図にはみられなかつた
ものである。これによつて硫化現象が実際に起つたこと
が確認された。この発明は上記のような珪酸亜鉛鉱物を
含む鉱石のバルブを温度60℃以上、PH7〜9.5の
条件下で珪酸亜鉛鉱物の表面を硫化後、浮選によつて前
記珪酸亜鉛鉱物を回収する方法であつて、珪酸亜鉛鉱物
の表面がよく硫化されているので、浮選成績は従来の方
法と比較して一段と向上する。
常原鉱石1トン当り30に9以上である。硫化時間は攪
拌1分以上長い方がよい、浮選は従来公知の銅活性−ザ
ンセート浮選が用いられる。なお、硫化と浮選の中間に
おいてデカンテーシヨンを行えば、浮選成績が一層向上
する。本発明者らの実験結果によれば、バルブ中の珪酸
亜鉛鉱物粒子に付着するS−の量は、バルブの温度およ
びPHによつて左右され、温度が60℃以上、且つPH
が7〜9.5のときには、その理由は判明しないが、そ
れ以外の条件のときと比較して著しく多かつた。したが
つて上記の温度およびPH範囲内において、よく硫化さ
れるものと思われる。また本発明者らは、上記の条件で
硫化現象が実際に起つたことを確認するために、硫化ソ
ーダの添加量を多くし、且つ硫化時間を延長して、この
発明の普通の方法で硫化させる以上に珪酸亜鉛鉱物の表
面を硫化した。このようにして得られた試料と、硫化前
の原鉱石の試料について、X線回折を行なつた。その結
果、原鉱石のX線回折図には当然のことながら異極鉱お
よび石英のピークがみられたが、硫化後の試料のX線回
折図には異極鉱および石英のピークのほかに、更に硫化
亜鉛の緩やかなピークがみられた。この硫化亜鉛の緩や
かなピークは、原鉱石のX線回折図にはみられなかつた
ものである。これによつて硫化現象が実際に起つたこと
が確認された。この発明は上記のような珪酸亜鉛鉱物を
含む鉱石のバルブを温度60℃以上、PH7〜9.5の
条件下で珪酸亜鉛鉱物の表面を硫化後、浮選によつて前
記珪酸亜鉛鉱物を回収する方法であつて、珪酸亜鉛鉱物
の表面がよく硫化されているので、浮選成績は従来の方
法と比較して一段と向上する。
した.がつてこの発明の方法によれば、有利に珪酸亜鉛
鉱物の精鉱が得られる。以下に実施を示す。
鉱物の精鉱が得られる。以下に実施を示す。
実施例
酸化亜鉛として亜鉛品位が3.22%であり、主鉱物が
珪酸亜鉛である珪酸亜鉛鉱石を原鉱石として、これを4
00メッシュ以下に粉砕し、バルブ濃度を10%とし、
温度70℃、PHを8.5として、硫化ソーダを原鉱石
1トン当り30kg添加して1紛間攪拌した。
珪酸亜鉛である珪酸亜鉛鉱石を原鉱石として、これを4
00メッシュ以下に粉砕し、バルブ濃度を10%とし、
温度70℃、PHを8.5として、硫化ソーダを原鉱石
1トン当り30kg添加して1紛間攪拌した。
デカンテーシヨン後、原鉱石1トン当り硫酸銅を500
グラム使用して1紛間攪拌して銅活性を行なつた。次に
捕収剤としてアミルザンセートを原鉱石1トン当り50
0グラム使用し、また起泡剤としてターピネオールをバ
ルブ1リツター当り10ミリグラム使用して、3Cケ間
の粗選および10分間の精選を行なつて、浮鉱の酸化亜
鉛としての亜鉛品位が10.1%,9.3%および8.
85%のときに、採収率がそれぞれ40.77%、48
.26%および59.58%であつた。なお比較のため
に、同一原鉱石を使用して、バルブの温度を25℃とし
、PHl2.5で硫化し、浮選においては精選を行なわ
なかつた以外はすべて上記実施例と同一にしたときの結
果は、浮鉱の酸化亜鉛としての亜鉛品位は4.52%で
あり、採収率は15.9%てあつた。
グラム使用して1紛間攪拌して銅活性を行なつた。次に
捕収剤としてアミルザンセートを原鉱石1トン当り50
0グラム使用し、また起泡剤としてターピネオールをバ
ルブ1リツター当り10ミリグラム使用して、3Cケ間
の粗選および10分間の精選を行なつて、浮鉱の酸化亜
鉛としての亜鉛品位が10.1%,9.3%および8.
85%のときに、採収率がそれぞれ40.77%、48
.26%および59.58%であつた。なお比較のため
に、同一原鉱石を使用して、バルブの温度を25℃とし
、PHl2.5で硫化し、浮選においては精選を行なわ
なかつた以外はすべて上記実施例と同一にしたときの結
果は、浮鉱の酸化亜鉛としての亜鉛品位は4.52%で
あり、採収率は15.9%てあつた。
Claims (1)
- 1 珪酸亜鉛鉱物を含む鉱石のパルプを、温度60℃以
上、pH7〜9.5の条件下で硫化後、浮選によつて前
記珪酸亜鉛鉱物を回収する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53132238A JPS6054242B2 (ja) | 1978-10-27 | 1978-10-27 | 珪酸亜鉛鉱物を回収する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53132238A JPS6054242B2 (ja) | 1978-10-27 | 1978-10-27 | 珪酸亜鉛鉱物を回収する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5560018A JPS5560018A (en) | 1980-05-06 |
JPS6054242B2 true JPS6054242B2 (ja) | 1985-11-29 |
Family
ID=15076589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53132238A Expired JPS6054242B2 (ja) | 1978-10-27 | 1978-10-27 | 珪酸亜鉛鉱物を回収する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054242B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR0100348B1 (pt) * | 2001-01-24 | 2012-03-20 | processo de concentração e calcinação de minerais silicatados de zinco e produto à base de silicatos de zinco concentrados | |
CN103691564B (zh) * | 2013-12-11 | 2015-09-30 | 广西大学 | 一种硅酸锌矿浮选富集方法 |
CN105251621B (zh) * | 2015-10-19 | 2018-03-30 | 湖北富邦科技股份有限公司 | 一种反浮选硅酸锌的方法 |
CN110876987B (zh) * | 2019-12-05 | 2021-09-03 | 西南科技大学 | 一种难选氧化锌矿高效浮选分离同步强化剂及制备与应用 |
-
1978
- 1978-10-27 JP JP53132238A patent/JPS6054242B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5560018A (en) | 1980-05-06 |
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