JPS6053704A - 気化ポツト式燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 関するものである。

従来、第１図に示す如く燃焼装置本体］０の内側に設け
られた有底ポット１］で液体燃料を気化、燃焼させる気
化ポット式燃焼装置においては、液体燃料を供給するノ
ズル１２を内部に備え、該液体燃料の気化，着火を図る
ヒータｌ３を、装置本体１０の側方から装置本体１０並
びに有底ポット１１の側面１　０　ａ　、　−１．　１
．　ａに貫通させ、その先端を有底ポットの内底面］］
１〕に近接対向させていた。

しかし寿から、かかる気化ポット式液体燃焼装置では、
ヒータ１３の先端が有底ポット１１の内底面１】Ｉ）に
近接対向して設けられ、該内底面］　］、ｂが予熱され
ていることから、当該ヒータ］３によって一部気化され
た液体燃料は有底ポット１１の内底面１　］、　ｂにお
いて着火、燃焼はするものの、着火後しばらくは有底ポ
ット１１の側面部は十分な温度にならず、いわゆる着火
から安定燃料までの時間が著しく長く々るという欠点が
あった。また、液体燃料の燃焼に伴うタール、カーボン
等のノズル１２並びにヒータ１３への付着を防止するだ
めには、液体燃料の初留点より低い温度としなければ々
らないが、他方、液体ジ然料の着火・燃焼を図るだめに
は非常に高温としなければならず、結局、夕一ル，カー
ゼン等がノズル１２並びにヒータ１３へ付着し、ノズル
１２をつまらせたり、ヒータ１３の昇温効果の劣化を招
来するという欠点を有していた。

本発明はかかる欠点に鑑み、着火から安定燃焼までの時
間を著しく短時間とし、かつ、ノズル並びにヒータへの
タール、カーゼン等の付着を防止する気化ポット式燃焼
装置を提供しようとするものである。以下図面について
詳細に説明する。

第２図は本発明の一実施例を示すものであシ、２０は円
筒状に形成された燃焼装置本体であり、３０は該装置本
体２０の内側に所定間隔をおいて設けられた断面略Ｕ字
状の有底ポットであり、その側壁３０ａの略中央から下
側に一次空気孔３１、その上側には二次空気孔３２がそ
れぞれ多数設けられており、図示しない送風機によって
装置本体２０の下部に送シ込まれる空気が一次空気孔３
１及び二次空気孔３２を通って有底ポット３０内に流入
するようになっている。まだ有底７Ｊセツ）３０の底部
３０ｂの下側には断熱材３３が支持板３４を介して設け
られている。

４、　Ｏｆｚｈ有底ポット３０の内側上部に設けられた
保炎リングであり、径を異にした階段状の保炎円板４１
と複数の孔を穿設した赤熱リング４２とからなっている
。５０は有底ポット３０の底部３０ｂの中央を貫通させ
縦長に立設された円柱状のヒータであり、その一端は赤
熱リング４２の中程まで達している。また、ヒータ５０
はセラミック等よりなるが、その外周部に１はタングス
テンパターン等より々る発熱素子５１が穿設されており
、約１０００℃程度に赤熱する。該発熱素子５１には電
気コー１δ５２を通して外部（ からヒータ電源を供給できるようにしている。

６０は、ヒータ５０の外側に所定間隔をおいて設けられ
た円筒状の気化素子であり、後述するノズル７０から噴
出される液体燃料Ａを吸収、気化させる。気化素子６０
の材Ｊ３］は、４熱無機材料を使用するが、多孔体セラ
ミック、セラミックファイバー、多孔体焼結金属、ガラ
ス芯、石綿芯等のように毛細管現象により液体燃料が全
体に及び、かつ液体燃料の気化を促進するものが適当で
ある。６１は気化素子６０の内側に取付けられた円筒状
の気化温度調節部材であり、該調節部材６１の高さ、径
、板厚を大きくするときはヒータ５０からの輻射熱が妨
げられ気化温度が低く、またこれらを小さくするときは
逆に気化温度が高くなる。尚、該調節部材６１は有底ポ
ット３０に接触しているから、ボッ）３０の底部３０ｂ
へ熱を伝える熱回収筒としても利用され、温度上昇を図
ることができる。また、６２はヒータ５０と調節部材６
１との間隙を塞ぐノξツキンである。

７０は、液体燃料Ａ例えば灯油を供給するノズルであり
、その先端は気化素子６０に向けて装置本体２０の側壁
２０ａに取付けられている。

また、ノズル７０の他端は図示しない外部の電磁ポンプ
に連結され液体燃料Ａがノズル７０の先端から気化素子
６０に向けて吹出される。７１は、ノズル７０の外側に
装置本体２０並びに有底ポット３０の側壁２０ａ　、３
０ａを貫通して設けられたノズル接続筒であり、燃焼炎
等からノズル７０を遮熱し、ノズル７０が高温となるこ
とを防止している。また、ノズル接続筒７］の一部に貫
通孔７２を設けるときは空気が入り込みノズル７０は速
やかに冷却されることとなる。

本発明に係る気化ポット式燃焼装置は、前述の如く構成
されているので、該燃焼装置に点火操作をするとヒータ
５０に通電され気化素子６０並びに気化温度調節部材６
１は勿論のことヒータ５０が赤熱リング４２の中程まで
達して設けられているから保炎リング４０も直ちに予熱
される。まだ、ヒータ５０は有底ポット３０の中央に立
設してなるから有底ポット３０の側壁３０ａをも均一に
予熱されることとなる。そして、気化素子６０が液体燃
料への着火に十分な温度に達するとノズル７０の先端か
ら気化素子６０に向けて液体燃料Ａが噴出される。高温
に予熱された気化素子６０に吸収された液体燃料Ａは気
化され一次空気孔３１より流入する空気と混合し気化素
子６０の周辺で着火する。このとき有底ポット３０の上
部に設けられた保炎リング４０並びに有底ボッ）３００
側壁３０ａも既に着火温度近くまで上昇しており、他方
、有底ポット３０の中央は空気と気化された液体燃料の
混合ガスが最も集まるところであるが、該混合ガスは、
ヒータ５０により上昇し保炎リング４０に集まシ、寸だ
対流作用により有底ポット３０の側壁３０ａにも集才っ
ている。従って、着火後は二次空気孔３２からの空気の
流入によって有底ポット３０の側部で燃焼が行なわれ、
この結果着火から安定燃焼までの時間が著しく短くなる
。また、ヒータ５０を有底ポット３０の中央に立設し、
他方、ノズル７０を装置本体２０の側壁２０ａに取付は
両者を離隔して設けているので、ノズル７０がヒータ５
０の熱影響を受けるおそれはなく液体燃料Ａの初留点よ
り低い温度に保つことができ、タール、カーゼン等が付
着することはない。尚、貫通孔７２を設けたノズル接続
筒７１が燃焼炎等からノズル７０を遮熱するのでタール
、カーゼン等の付着が完全に防止される。

以上説明した如く不発り１によれば、燃焼装置本体の内
側に設けられだ有底ポットで液体燃料を気化、燃焼させ
る気化ポット式燃焼装置において、前記液体燃料を気化
、燃焼させる縦長のヒータを有底ポットの中央に立設し
、かつ、該ヒータの外側に所定間隔をおいて液体燃料の
気化素子を設け、更に、液体燃料の供給用ノズルを気化
素子に向けて装置本体の側壁に設けたので、着火から安
定燃焼までの時間を著しく短くすることができ、また、
ノズルを液体燃料の初留点より低い温度に保つことがで
き、タール、カーヂン等の付着に伴うノズルの閉塞を防
止することができるという利点をも有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の説明に供するもので、第１図は従来の気
化ポット式燃焼装置の縦断面図、第２図は本発明の一実
施例を示す気化ポット式・燃焼装置の縦断面図である。 図中、］、　０　、２０・・燃焼装置本体、１１．．３
０・・・有底ポット、４０・・・保炎リング、５０・・
・ヒータ、６０・・・気化素子、７０・・・ノズル特許
出願人　サンデン株式会社 代理人　弁理士　吉　１）精　孝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼装置本体の内側に設けられた有底ポットで液体燃料
   を気化、燃焼させる気化ポット式燃焼装置において、前
   記液体燃料を気化、燃焼させる縦長のヒータを有底ポッ
   トの中央に立設し、かつ、該ヒータの外側に所定間隔を
   おいて液体燃料の気化素子を設け、更に、液体燃料の供
   給用ノズルを気化素子に向けて装置本体の側壁に設けた
   ことを特徴とする気化ポット式燃焼装置。