JPS6053073B2 - 缶用塗料組成物 - Google Patents
缶用塗料組成物Info
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- JPS6053073B2 JPS6053073B2 JP52013575A JP1357577A JPS6053073B2 JP S6053073 B2 JPS6053073 B2 JP S6053073B2 JP 52013575 A JP52013575 A JP 52013575A JP 1357577 A JP1357577 A JP 1357577A JP S6053073 B2 JPS6053073 B2 JP S6053073B2
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- acid
- zinc
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は缶内面用に適した塗料であつて、その塗膜は
可撓性にすぐれ、しかも内容物から発生する低分子硫黄
化合物によつて照度しないことを特徴とするものである
。
可撓性にすぐれ、しかも内容物から発生する低分子硫黄
化合物によつて照度しないことを特徴とするものである
。
一般に、魚肉、獣肉、豆類、トウモロコシなどの含硫
蛋白質を含有する食品をブリキ缶に詰めて缶詰を製造す
る場合に、含硫蛋白質が殺菌処理工程中に一部熱分解し
、この分解によつて生じた低分子硫黄化合物がブリキ缶
の錫や鉄と反応し缶内面に灰色乃至黒色の硫化銅や硫化
鉄を生じる(この現象を一般に「硫化照度」と呼んでい
るZo硫化照変自体は食品衛生上有害なものではないと
されているが、缶詰の商品価値を低下させるために硫化
照変防止対策が古くから研究されている。
蛋白質を含有する食品をブリキ缶に詰めて缶詰を製造す
る場合に、含硫蛋白質が殺菌処理工程中に一部熱分解し
、この分解によつて生じた低分子硫黄化合物がブリキ缶
の錫や鉄と反応し缶内面に灰色乃至黒色の硫化銅や硫化
鉄を生じる(この現象を一般に「硫化照度」と呼んでい
るZo硫化照変自体は食品衛生上有害なものではないと
されているが、缶詰の商品価値を低下させるために硫化
照変防止対策が古くから研究されている。
たとえば、乾性油と天然樹脂またはフェノール樹脂など
の合成樹脂とを加熱誘合せしめた、いわゆる油性ワニス
に微粒の亜鉛華を配合したcエナメルと呼ばれる塗料が
硫化照変防止用塗料として現在でもカニ缶詰やマクロ缶
詰の内面塗料として使用されている。しかし、cエナメ
ルは油性塗料であるため本質的に耐油性が十分でなく、
缶詰に食用油を注入する油漬缶詰には適当とはいえない
。また、油性ワニスは酸価が比較的高いため、塩基性で
ある亜鉛華と反応するので、油性ワニス中に亜鉛華を分
散した一液塗料とすることが出来ない。そのため、cエ
ナメルはcエナメル用ビヒクルと呼ばれる油性ワニスと
微粒の亜鉛華を熱重合した乾性油に分散させたジンクオ
キサイドペーストとの二液とし、使用に際してcエナメ
ルビヒクルにジンクオキサイドペーストを分散させて使
用するといつた方法をとつている。しかし、一度調合し
たCエナメルは調合した日のうちに使用しなければ粘土
が経時と共に上昇し、調合後2日間程度で完全にゲル状
化して使用不能となる。即ち1日の塗装作業のあとで使
用残となつたCエナメルは廃棄しなければならない。し
かもcエナメルビヒクルにジンクオキサイドペーストを
添加する工程は面倒で、添加工程に失敗すると亜鉛華が
完全に分散せずに粗大粒子状となり、このようなcエナ
メルをブリキ板に塗装すると塗膜に亜鉛華の凝集したフ
ッを生ずる。このフッを生じた塗板から缶を作り食品を
詰めると、この塗膜のフッの部分から塗膜が剥離する危
険性がある。 また、最近は食品缶詰の内面塗料として
エポキシ・フェノール系塗料が広く使用されている。か
しエポキシ・フェノール系塗料は塗膜の可撓性が良く、
しかも耐食品性もすぐれているが、耐硫化黒変性は十分
ではない。またレゾール型フェノール樹脂を主成分とし
てフェノール樹脂塗料は耐食品性が良く、耐硫化黒変性
もすぐれているが、塗膜の可撓性が悪く、この種の塗料
を塗装した金属板から打抜缶をブレス成形するには適当
でない。そこで本発明者は可撓性が良く、しかも耐硫化
黒変性のすぐれた缶内面塗料について研究した結果、本
発明を得た。すなわち、本発明はエポキシ樹脂80〜9
踵量部(以下単に部と略称する)とレゾール型フェノー
ル樹脂70〜10部とからなる混合物100部に対して
、酸性触媒0.1〜3部とナフテン酸、オクトイン酸、
オレイン酸ならびにロジン酸から選ばれた有機酸の亜鉛
塩を金属亜鉛として0.03〜1部を加えたものからな
る耐硫化黒変性と可撓性のすぐれた缶内面用塗料組成物
に関するものである。本発明に使用するエポキシ樹脂は
ビスフェノールとエピクロルヒドリンまたはメチルエピ
クロルヒドリンとの縮合物であつて、その平均分子量は
800〜7000のものであつて、その平均分子量が7
000を超えるものは塗料の粘度が高くなり、工業的な
塗装に適当でない。好ましくは平均分子量が2500〜
5000のものである。また、レゾール型フェノール樹
脂は石炭酸、アルキルフェノール、ビスフェノール、ま
たはフェニルフェノールの一種またはそれ以上とホルム
アルデヒドとを、アルカリ性触媒の存在のもとに縮合さ
せたもので、フェノールとホルムアルデヒドの反応比率
はフェノール1モルに対してホルムアルデヒド0.8〜
4モルである。
の合成樹脂とを加熱誘合せしめた、いわゆる油性ワニス
に微粒の亜鉛華を配合したcエナメルと呼ばれる塗料が
硫化照変防止用塗料として現在でもカニ缶詰やマクロ缶
詰の内面塗料として使用されている。しかし、cエナメ
ルは油性塗料であるため本質的に耐油性が十分でなく、
缶詰に食用油を注入する油漬缶詰には適当とはいえない
。また、油性ワニスは酸価が比較的高いため、塩基性で
ある亜鉛華と反応するので、油性ワニス中に亜鉛華を分
散した一液塗料とすることが出来ない。そのため、cエ
ナメルはcエナメル用ビヒクルと呼ばれる油性ワニスと
微粒の亜鉛華を熱重合した乾性油に分散させたジンクオ
キサイドペーストとの二液とし、使用に際してcエナメ
ルビヒクルにジンクオキサイドペーストを分散させて使
用するといつた方法をとつている。しかし、一度調合し
たCエナメルは調合した日のうちに使用しなければ粘土
が経時と共に上昇し、調合後2日間程度で完全にゲル状
化して使用不能となる。即ち1日の塗装作業のあとで使
用残となつたCエナメルは廃棄しなければならない。し
かもcエナメルビヒクルにジンクオキサイドペーストを
添加する工程は面倒で、添加工程に失敗すると亜鉛華が
完全に分散せずに粗大粒子状となり、このようなcエナ
メルをブリキ板に塗装すると塗膜に亜鉛華の凝集したフ
ッを生ずる。このフッを生じた塗板から缶を作り食品を
詰めると、この塗膜のフッの部分から塗膜が剥離する危
険性がある。 また、最近は食品缶詰の内面塗料として
エポキシ・フェノール系塗料が広く使用されている。か
しエポキシ・フェノール系塗料は塗膜の可撓性が良く、
しかも耐食品性もすぐれているが、耐硫化黒変性は十分
ではない。またレゾール型フェノール樹脂を主成分とし
てフェノール樹脂塗料は耐食品性が良く、耐硫化黒変性
もすぐれているが、塗膜の可撓性が悪く、この種の塗料
を塗装した金属板から打抜缶をブレス成形するには適当
でない。そこで本発明者は可撓性が良く、しかも耐硫化
黒変性のすぐれた缶内面塗料について研究した結果、本
発明を得た。すなわち、本発明はエポキシ樹脂80〜9
踵量部(以下単に部と略称する)とレゾール型フェノー
ル樹脂70〜10部とからなる混合物100部に対して
、酸性触媒0.1〜3部とナフテン酸、オクトイン酸、
オレイン酸ならびにロジン酸から選ばれた有機酸の亜鉛
塩を金属亜鉛として0.03〜1部を加えたものからな
る耐硫化黒変性と可撓性のすぐれた缶内面用塗料組成物
に関するものである。本発明に使用するエポキシ樹脂は
ビスフェノールとエピクロルヒドリンまたはメチルエピ
クロルヒドリンとの縮合物であつて、その平均分子量は
800〜7000のものであつて、その平均分子量が7
000を超えるものは塗料の粘度が高くなり、工業的な
塗装に適当でない。好ましくは平均分子量が2500〜
5000のものである。また、レゾール型フェノール樹
脂は石炭酸、アルキルフェノール、ビスフェノール、ま
たはフェニルフェノールの一種またはそれ以上とホルム
アルデヒドとを、アルカリ性触媒の存在のもとに縮合さ
せたもので、フェノールとホルムアルデヒドの反応比率
はフェノール1モルに対してホルムアルデヒド0.8〜
4モルである。
このレゾール型フェノール樹脂は必要に応じてブチルア
ルコールなどの一価低級アルコールでフェノール樹脂の
メチロール基をエーテル化したものも使用できる。エポ
キシ樹脂とレゾール型フェノール樹脂との混合比率はエ
ポキシ樹脂30〜9(2)に対してレゾール型フェノー
ル樹脂10〜旬部であり、好ましくはエポキシ樹脂35
〜85部に対してレゾール型フェノール樹脂15〜65
部である。エポキシ樹脂が(至)部より少ないか、また
は9娼を超える場合は硬化塗膜の可撓性と耐食品性のい
ずれかの性能が劣化するので好ましくない。酸性触媒と
してはバラトルエンスルフォン酸、クエン酸、サリチル
酸、乳酸、安息香酸などの有機酸、リン酸、塩酸などの
無機酸が使用されるが、その添加量はエポキシ樹脂とレ
ゾール型フェノール樹脂の混合物10娼に対して0.1
〜3部であるが、好ましくは0.25〜2.5部である
。
ルコールなどの一価低級アルコールでフェノール樹脂の
メチロール基をエーテル化したものも使用できる。エポ
キシ樹脂とレゾール型フェノール樹脂との混合比率はエ
ポキシ樹脂30〜9(2)に対してレゾール型フェノー
ル樹脂10〜旬部であり、好ましくはエポキシ樹脂35
〜85部に対してレゾール型フェノール樹脂15〜65
部である。エポキシ樹脂が(至)部より少ないか、また
は9娼を超える場合は硬化塗膜の可撓性と耐食品性のい
ずれかの性能が劣化するので好ましくない。酸性触媒と
してはバラトルエンスルフォン酸、クエン酸、サリチル
酸、乳酸、安息香酸などの有機酸、リン酸、塩酸などの
無機酸が使用されるが、その添加量はエポキシ樹脂とレ
ゾール型フェノール樹脂の混合物10娼に対して0.1
〜3部であるが、好ましくは0.25〜2.5部である
。
また有機酸の亜鉛塩(以下1有機酸亜鉛塩ョと略称する
)としてはナフテン酸やオクトイン酸、オレイン酸など
の脂肪酸やロジン酸などの有機酸の亜鉛石鹸使用し、そ
の添加量はエポキシ樹脂とレゾール型フェノール樹脂の
混合物1(4)部に対して金属亜鉛として0.03〜1
.0ff1)であり、更に好ましくは0.05〜0.8
部である。また酸性触媒と有機酸亜鉛塩の添加量の比率
は酸性触媒量1に対して金属亜鉛として0.05〜1で
ある。エポキシ、フェノール系塗料に酸性触媒を加える
ことは従来から行なわれているが、単にエポキシフェノ
ールに酸性触媒だけを加えてもエポキシフェノール系塗
膜の耐硫化黒変性は改善されない。
)としてはナフテン酸やオクトイン酸、オレイン酸など
の脂肪酸やロジン酸などの有機酸の亜鉛石鹸使用し、そ
の添加量はエポキシ樹脂とレゾール型フェノール樹脂の
混合物1(4)部に対して金属亜鉛として0.03〜1
.0ff1)であり、更に好ましくは0.05〜0.8
部である。また酸性触媒と有機酸亜鉛塩の添加量の比率
は酸性触媒量1に対して金属亜鉛として0.05〜1で
ある。エポキシ、フェノール系塗料に酸性触媒を加える
ことは従来から行なわれているが、単にエポキシフェノ
ールに酸性触媒だけを加えてもエポキシフェノール系塗
膜の耐硫化黒変性は改善されない。
またエポキシフェノールに有機酸亜鉛塩だけを加えても
エポキシフェノール塗膜の耐水性を低下させるだけで塗
膜の耐硫化黒変性を改善することはできない。エポキシ
フェノールに酸性触媒と有機酸亜鉛塩とを共に添加する
ことによつて、エポキシフェノール塗膜の耐硫化黒変性
を塗膜の耐水性を阻害することなく改善しうるのである
。この塗料組成物はまた酸化チタン、亜鉛華、アルミニ
ウム粉などの顔料を配合することができる。以下に本発
明の特徴とする所を明らかにするための実施例と比較例
とを示す。実施例1 石炭酸100mに37%ホルムアルデヒド水溶液100
部を加え、これに28%アンモニア水1娼を加え80℃
で6紛間加熱する。
エポキシフェノール塗膜の耐水性を低下させるだけで塗
膜の耐硫化黒変性を改善することはできない。エポキシ
フェノールに酸性触媒と有機酸亜鉛塩とを共に添加する
ことによつて、エポキシフェノール塗膜の耐硫化黒変性
を塗膜の耐水性を阻害することなく改善しうるのである
。この塗料組成物はまた酸化チタン、亜鉛華、アルミニ
ウム粉などの顔料を配合することができる。以下に本発
明の特徴とする所を明らかにするための実施例と比較例
とを示す。実施例1 石炭酸100mに37%ホルムアルデヒド水溶液100
部を加え、これに28%アンモニア水1娼を加え80℃
で6紛間加熱する。
減圧下60℃で水分を除去し(約4紛間を要する)、次
いでブタノール1(1)部を加えて樹脂を溶解した。こ
のレゾール型フェノール樹脂ブタノール溶液を、110
〜1200Cで2時間ブタノールを還流しながらメチロ
ール基をブチルエーテル化し、樹脂分50%、粘土約6
@(フオードカツプNO.4、26.rC)のブチルエ
ーテル化レゾール型フェノール樹脂溶液約2(1)部を
得た。工ホン1007(シェルケミカル製エポキシ樹脂
、、平均分子量約2900)28部をエトキシエタノー
ル11部、エチレングリコールモノエチルエーテル●ア
セ手−ト1娼、キシレン21部に溶解し、これに前記ブ
チルエーテル化レゾール型フェノール樹脂液24部とブ
タノール3部とキシレン3部とを加えてエポキシフェノ
ール樹脂溶液CA)(エポキシ樹脂とフェノール樹脂の
比率、70対30)10娼を得た。この溶液を110レ
ンドする。
いでブタノール1(1)部を加えて樹脂を溶解した。こ
のレゾール型フェノール樹脂ブタノール溶液を、110
〜1200Cで2時間ブタノールを還流しながらメチロ
ール基をブチルエーテル化し、樹脂分50%、粘土約6
@(フオードカツプNO.4、26.rC)のブチルエ
ーテル化レゾール型フェノール樹脂溶液約2(1)部を
得た。工ホン1007(シェルケミカル製エポキシ樹脂
、、平均分子量約2900)28部をエトキシエタノー
ル11部、エチレングリコールモノエチルエーテル●ア
セ手−ト1娼、キシレン21部に溶解し、これに前記ブ
チルエーテル化レゾール型フェノール樹脂液24部とブ
タノール3部とキシレン3部とを加えてエポキシフェノ
ール樹脂溶液CA)(エポキシ樹脂とフェノール樹脂の
比率、70対30)10娼を得た。この溶液を110レ
ンドする。
これに85%リン酸0.2部とナフテン酸亜鉛(金属亜
鉛含有量7.5%)3部を加えて塗料103.2部を得
た。この塗料をブリキ板に乾燥塗膜重量が50mg/D
r!iになるように塗り、20(代)で1紛間焼付けた
。この塗板の塗膜はすぐれた耐硫化黒変性を有していた
。この測定結果は後記表2に示した。実施例2 石炭酸5娼とオルトクレゾール5娼に37%ホルムアル
ドヒド水溶液10娼を加え、これに苛性ソーダ1部を加
え8(代)で9紛間反応せしめ、ついで減圧下60℃で
脱水(約4紛間を要する)を行なつた。
鉛含有量7.5%)3部を加えて塗料103.2部を得
た。この塗料をブリキ板に乾燥塗膜重量が50mg/D
r!iになるように塗り、20(代)で1紛間焼付けた
。この塗板の塗膜はすぐれた耐硫化黒変性を有していた
。この測定結果は後記表2に示した。実施例2 石炭酸5娼とオルトクレゾール5娼に37%ホルムアル
ドヒド水溶液10娼を加え、これに苛性ソーダ1部を加
え8(代)で9紛間反応せしめ、ついで減圧下60℃で
脱水(約4紛間を要する)を行なつた。
次にブタノール100部を加えて樹脂を溶解し、これに
85%リン酸1fを加える。ついで110〜120℃で
2時間加熱し、加熱終了後、溶液をろ過して生成したリ
ン酸ナトリウムを枦別し加熱残分50%、粘度約4鰍(
フオードカツプ尚.4、2&7℃)のレゾール型フェノ
ール樹脂溶液約20CBを得る。工ホン1007、16
部をエトキシエタノール6部、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート6部、キシレンl?に溶解し
、これに前記フェノール樹脂液48部とエトキシエタノ
ール6部とキシレン6部を加えてエポキシフェノール樹
脂溶液(B)(エポキシ樹脂とフェノール樹脂の比率、
4(7)60)100mを得る。
85%リン酸1fを加える。ついで110〜120℃で
2時間加熱し、加熱終了後、溶液をろ過して生成したリ
ン酸ナトリウムを枦別し加熱残分50%、粘度約4鰍(
フオードカツプ尚.4、2&7℃)のレゾール型フェノ
ール樹脂溶液約20CBを得る。工ホン1007、16
部をエトキシエタノール6部、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート6部、キシレンl?に溶解し
、これに前記フェノール樹脂液48部とエトキシエタノ
ール6部とキシレン6部を加えてエポキシフェノール樹
脂溶液(B)(エポキシ樹脂とフェノール樹脂の比率、
4(7)60)100mを得る。
この溶液にバラトルエンスルホン酸1部とオクトイン酸
亜鉛(金属亜鉛含有量5%)1部とを加えて塗料1輔部
を得る。この塗料をブリキ板に乾燥塗膜重量が4077
!9/dイになるように塗装し、200℃て10分間焼
付乾燥する。この塗板の塗膜はすぐれた耐硫化黒変性を
有していた。この測定結果は後記表2に示した。実施例
3 メタクレゾール(9)部、バラ第3ブチルフェノール(
4)部に37%ホルムアルデヒド100部を加え、これ
に28%アンモニア水1娼を加えて800Cで6紛間反
応する。
亜鉛(金属亜鉛含有量5%)1部とを加えて塗料1輔部
を得る。この塗料をブリキ板に乾燥塗膜重量が4077
!9/dイになるように塗装し、200℃て10分間焼
付乾燥する。この塗板の塗膜はすぐれた耐硫化黒変性を
有していた。この測定結果は後記表2に示した。実施例
3 メタクレゾール(9)部、バラ第3ブチルフェノール(
4)部に37%ホルムアルデヒド100部を加え、これ
に28%アンモニア水1娼を加えて800Cで6紛間反
応する。
これにブタノール10娼を加え、減圧蒸留して水・ブタ
ノール混合物約1(1)部を溜出させる。更にブタノー
ル100部を加え再び減圧蒸溜して水・ブタノール混合
物100mを溜去して加熱残分50%、粘度P(ガード
ナー泡粘度計、25℃)のレゾール型フェノール樹脂溶
液約200部を得る。工ホン1009(シェルケミカル
製、平均分子量約3750)28mをエトキシエタノー
ルB部、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ートK部、キシレン26部の混合溶剤に溶解する。
ノール混合物約1(1)部を溜出させる。更にブタノー
ル100部を加え再び減圧蒸溜して水・ブタノール混合
物100mを溜去して加熱残分50%、粘度P(ガード
ナー泡粘度計、25℃)のレゾール型フェノール樹脂溶
液約200部を得る。工ホン1009(シェルケミカル
製、平均分子量約3750)28mをエトキシエタノー
ルB部、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ートK部、キシレン26部の混合溶剤に溶解する。
このエポキシ樹脂溶液に前記フェノール樹脂溶液14部
とブタノール3部、キシレン3部を加えて、エポキシフ
ェノール樹脂溶液(C)(エポキシ樹脂とフェノール樹
脂の比率8対2)10娼を得る。このエポキシフェノー
ル樹脂溶液に85%リン酸0.5部とオレイン酸亜鉛(
亜鉛含有量5%)2部とを加えて透明ワニス102.5
部を得る。この透明ワニス10娼に更に微粒亜鉛華5部
を加え、ボールミルで亜鉛華を十分に分散させて塗料と
する。この塗料を乾燥塗膜重量が50m9/Drrlに
なるようにブリキ板に塗付し、200℃で10分間焼付
乾燥する。
とブタノール3部、キシレン3部を加えて、エポキシフ
ェノール樹脂溶液(C)(エポキシ樹脂とフェノール樹
脂の比率8対2)10娼を得る。このエポキシフェノー
ル樹脂溶液に85%リン酸0.5部とオレイン酸亜鉛(
亜鉛含有量5%)2部とを加えて透明ワニス102.5
部を得る。この透明ワニス10娼に更に微粒亜鉛華5部
を加え、ボールミルで亜鉛華を十分に分散させて塗料と
する。この塗料を乾燥塗膜重量が50m9/Drrlに
なるようにブリキ板に塗付し、200℃で10分間焼付
乾燥する。
この塗板の塗膜はすぐれた耐硫化黒変性を有していた。
この測定結果は後記表2に示した。実施例4ビスフェノ
ールAlOO部、37%ホルムアルデヒド水溶液140
部、苛性ソーダ2部を加え、60℃で3時間反応させた
のち、減圧下50℃で1時間脱水した。
この測定結果は後記表2に示した。実施例4ビスフェノ
ールAlOO部、37%ホルムアルデヒド水溶液140
部、苛性ソーダ2部を加え、60℃で3時間反応させた
のち、減圧下50℃で1時間脱水した。
次いで、ブタノール1(1)部とリン酸3部を加え、1
10〜120℃で2時間反応を行なつた。かくて加熱残
分50%、粘度N(ガードナー泡粘度計、25℃)のフ
ェノール樹脂溶液約200部を得た。実施例3で作製し
た工ホン100箭液85部に前記フェノール樹脂溶液2
0.0部、ブタノール4.5部を加えて、エポキシフェ
ノール溶液(D)100部を得る。こ″のエポキシフェ
ノール溶液100娼にバラトルエンスルフォン酸0.8
部とナフテン酸亜鉛(金属亜鉛含有量7.5%)0.6
部を加えて塗料101.4部を得る。この塗料を乾燥塗
膜重量が50m9/Ddになるようにブリキ板に塗り、
200℃で10分間焼付乾燥する。この塗板の塗膜はす
ぐれた耐硫化黒変性を有していた。この測定結果は後記
表2に示した。比較例後記表1に示す組成の塗料を作り
、これらの塗料を乾燥塗膜重量が後記表2に示す値にな
るよう・にブリキ板に塗り、200℃で1紛間焼付け乾
燥した。
10〜120℃で2時間反応を行なつた。かくて加熱残
分50%、粘度N(ガードナー泡粘度計、25℃)のフ
ェノール樹脂溶液約200部を得た。実施例3で作製し
た工ホン100箭液85部に前記フェノール樹脂溶液2
0.0部、ブタノール4.5部を加えて、エポキシフェ
ノール溶液(D)100部を得る。こ″のエポキシフェ
ノール溶液100娼にバラトルエンスルフォン酸0.8
部とナフテン酸亜鉛(金属亜鉛含有量7.5%)0.6
部を加えて塗料101.4部を得る。この塗料を乾燥塗
膜重量が50m9/Ddになるようにブリキ板に塗り、
200℃で10分間焼付乾燥する。この塗板の塗膜はす
ぐれた耐硫化黒変性を有していた。この測定結果は後記
表2に示した。比較例後記表1に示す組成の塗料を作り
、これらの塗料を乾燥塗膜重量が後記表2に示す値にな
るよう・にブリキ板に塗り、200℃で1紛間焼付け乾
燥した。
これら塗膜の耐硫化黒変性は十分なものではなかつた。
この測定結果は後記表2に示した。上記表2中の塗膜性
能の試験方法は次の通り。付着性:試験板の塗膜にカミ
ソリの刃で素材に達する5wn間隔の長さ約30mの直
線状の切り傷3本をいれ、ついでこれに直角に同様な傷
3本を入れる。この切り傷の上に積水化学製のセロファ
ン粘着テープを貼りつけ、ついで急速にこのテープを引
きはがす。引きはがしたテープの表面をしらべ、塗膜が
テープに付着してはがれていないかしらべる。塗膜のは
がれの状態を0−10で評価する。塗膜がテープに完全
に付着してはがれたものをOとし、全くはがれのないも
のを10と評価する。加工性:塗面を内側にして#30
1缶蓋を打抜く。
この測定結果は後記表2に示した。上記表2中の塗膜性
能の試験方法は次の通り。付着性:試験板の塗膜にカミ
ソリの刃で素材に達する5wn間隔の長さ約30mの直
線状の切り傷3本をいれ、ついでこれに直角に同様な傷
3本を入れる。この切り傷の上に積水化学製のセロファ
ン粘着テープを貼りつけ、ついで急速にこのテープを引
きはがす。引きはがしたテープの表面をしらべ、塗膜が
テープに付着してはがれていないかしらべる。塗膜のは
がれの状態を0−10で評価する。塗膜がテープに完全
に付着してはがれたものをOとし、全くはがれのないも
のを10と評価する。加工性:塗面を内側にして#30
1缶蓋を打抜く。
これを塩酸で酸性にした20%硫酸銅溶液に2分間浸漬
し、塗膜の表面に硫酸銅が析出するかどうかlをしらべ
る。加工性を0−10で評価する。缶蓋のシヨルダー部
およびエクスパンシヨンリング部に全面銅が析出した場
合を0、全く銅の析出がない場合を10と評価する。耐
蒸気性:試験板を水を入れた圧力なべに塗板の約1′2
が水に漬かるように入れ、蓋をして加熱し、蒸気圧力1
k9/Cflで8紛間処理する。
し、塗膜の表面に硫酸銅が析出するかどうかlをしらべ
る。加工性を0−10で評価する。缶蓋のシヨルダー部
およびエクスパンシヨンリング部に全面銅が析出した場
合を0、全く銅の析出がない場合を10と評価する。耐
蒸気性:試験板を水を入れた圧力なべに塗板の約1′2
が水に漬かるように入れ、蓋をして加熱し、蒸気圧力1
k9/Cflで8紛間処理する。
8紛間蒸気処理したのち塗板を取り出し、塗膜の白化の
有無をしらべ0−10で塗膜の耐蒸気性を評価する。
有無をしらべ0−10で塗膜の耐蒸気性を評価する。
塗膜が完全に白化したものを01白化の全くないものを
10と評価する。耐硫化黒変性:塗面を内にして#30
1缶蓋を試験板から打抜く。
10と評価する。耐硫化黒変性:塗面を内にして#30
1缶蓋を試験板から打抜く。
Claims (1)
- 1 エポキシ樹脂30〜90重量部とレゾール型フェノ
ール樹脂70〜10重量部とからなる混合物100重量
部あたり、酸性触媒0.1〜3重量部およびナフテン酸
、オクトイン酸、オレイン酸ならびにロジン酸から選ば
れた有機酸の亜鉛塩を金属亜鉛として0.03〜1重量
部を加えてなるものを主成分とする缶内面用塗料組成物
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52013575A JPS6053073B2 (ja) | 1977-02-10 | 1977-02-10 | 缶用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52013575A JPS6053073B2 (ja) | 1977-02-10 | 1977-02-10 | 缶用塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5399235A JPS5399235A (en) | 1978-08-30 |
JPS6053073B2 true JPS6053073B2 (ja) | 1985-11-22 |
Family
ID=11836955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52013575A Expired JPS6053073B2 (ja) | 1977-02-10 | 1977-02-10 | 缶用塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6053073B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5657645A (en) * | 1979-10-17 | 1981-05-20 | Hokkai Can | Can body having excellent sulfidation resisting property |
JPS6058098B2 (ja) * | 1980-06-12 | 1985-12-18 | 東洋製罐株式会社 | 継目を被覆したブリキ製溶接罐 |
JPS59120665A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-12 | Sakuranomiya Kagaku Kk | 短時間硬化性缶用塗料組成物 |
DE3412095A1 (de) * | 1984-03-31 | 1985-10-17 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Mischung zur herstellung von saeurefesten dichtungen und impraegnierungen, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung |
JPS6197372A (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-15 | Hokkai Can Co Ltd | アルコ−ル飲料缶用缶内面塗料及びそれを用いた缶体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4999600A (ja) * | 1973-01-25 | 1974-09-20 | ||
JPS50149725A (ja) * | 1974-05-22 | 1975-12-01 | ||
JPS52120084A (en) * | 1976-03-31 | 1977-10-08 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Method of producing can |
-
1977
- 1977-02-10 JP JP52013575A patent/JPS6053073B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4999600A (ja) * | 1973-01-25 | 1974-09-20 | ||
JPS50149725A (ja) * | 1974-05-22 | 1975-12-01 | ||
JPS52120084A (en) * | 1976-03-31 | 1977-10-08 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Method of producing can |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5399235A (en) | 1978-08-30 |
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