JPS605243Y2 - 燃焼制御回路

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【考案の詳細な説明】本考案は燃焼制御回路に関するもので、燃焼用送風機の
ロック時に送油を停止させるとともに、この送油停止を
手動復帰により解除することを目的とするものである。

以下、図面に沿って本考案の一実施例を説明する。

第１図に於てｌａ、ｌｂは温度スイッチで、燃焼室（図
示せず）の温度を検知し、所定温度に上昇した時閉成す
る。

２ａは燃焼室に空気を送る燃焼用送風機、２ｂは対流用
送風機、３はリレーコイルで、常開接点３ａ、３ｂを有
している。

４は常開型の電源スィッチで手動操作により閉成する。

５ａ、５ｂは第１、第２の瞬時導通スイッチで、押圧操
作により両者が同時にこの押圧操作時のみ導通する。

６は送風検知スイッチの一例として設けた圧力スイッチ
で、燃焼用送風機２ａの給気路中に設けている。

７は送油路を開閉する電磁弁である。

次に動作説明を行う。

電源スィッチ４を閉威し、次に瞬時導通スイッチ５ａ、
５ｂを数秒間押し続けることにより燃焼用送風機２ａが
駆動されて、その風圧により圧力スイッチ６が閉成する
。

その後、瞬時導通スイッチ５ａ＋５ｂから手を離しても
リレー３は常開接点３ａとの直列接続により自己保持回
路を形成しているので燃焼用送風機２ａは停止せず、し
かもこれと同時に電磁弁７が開く。

なお、この第１図には示してないが、電磁弁７の開放と
同時に点火ヒータが赤熱して燃料に着火腰燃焼が開始さ
れる。

そして、この燃焼により燃焼室の温度が所定の温度まで
上昇すれば温度スイッチｌａ、ｌｂが閉成する。

そして、これにより対流用送風機２ｂが回転して温風を
吹き出す。

消火する時は、電源スィッチ４を開成すれば、リレー３
、電磁弁７への通電が絶たれて送油を停止するが高温時
は送風機２ａｔ２ｂは回転している。

その後燃焼室の温度が所定温度まで低下すると、温度ス
イッチｌａ、ｌｂが開成して燃焼用送風機２ａと対流用
送風機２ｂが停止する。

今、正常運転中に何らかの異常が発生して燃焼用送風機
２ａがロックすれば、燃焼室への給気は遮断され空気不
足となるが、本実施例ではこれと同時に圧力スイッチ６
が開成するので、電磁弁７を閉とし、送油を停止する。

従って、空気不足による異常燃焼を未然に防止できる。

また、本実施例においてはこの時リレー３は自動復帰せ
ず、復帰は異常有無の点検後、瞬時導通スイッチ５ａ。

５ｂを手動操作する事により再開することが出来る。

第２図に本考案の他の実施例を示す。

この実施例では第１図の圧力スイッチ６に代えて給気路
に配した正特性サーミスタ９を設けたもので、こうすれ
ば燃焼用送風機２が運転中に給気により正特性サーミス
タ９は冷却されて低抵抗となっている。

しかしながら、一旦燃焼用送風機２が停止すれば、正特
性サーミスタ９の冷却は停止されて流れている電流で自
己発熱し、この結果、内部抵抗が増加してリレーコイル
３の電流を低下させて、遂にはりレーコイル３の自己保
持を解除し電磁弁７を閉威し、送油を停止させる。

以上の如く、本考案は給気管路中の圧力スイッチや正特
性サーミスタ等を設けることにより、燃焼用送風機のロ
ックを検出して送油を停止し、またこの送油停止を手動
により復帰させることができるので安全である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例にかかる燃焼制御回路、第２
図は本考案の他の実施例にかかる燃焼制御回路である。ｌａ、ｌｂ・・・・・・温度スイッチ、２ａ・・・・・
・燃焼用送風機、３・・・・・・リレーコイル、６・・
・・・・圧力スイッチ、７・・・・・・電磁弁、９・・
・・・・正特性サーミスタ。

【実用新案登録請求の範囲】