JPS60519Y2 - 流量調節弁 - Google Patents
流量調節弁Info
- Publication number
- JPS60519Y2 JPS60519Y2 JP15219079U JP15219079U JPS60519Y2 JP S60519 Y2 JPS60519 Y2 JP S60519Y2 JP 15219079 U JP15219079 U JP 15219079U JP 15219079 U JP15219079 U JP 15219079U JP S60519 Y2 JPS60519 Y2 JP S60519Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- valve
- wall surface
- diameter
- valve seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lift Valve (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えば、人為操作による指令信号或いは、加
熱温度を検出する検温具から伝達される指令信号に基づ
く電磁石(ソレノイド)の吸引力増減に応じてプランジ
ャーを介して弁体を移動させることにより、この弁体と
弁座との間の通路面積を変更してガスなど被制御流体の
流量を自動制御するような場合に用いられる弁で、詳し
くは、被制御流体の流れ方向に沿って円錐状の壁面を有
する弁座と、前記流れ方向に沿っての移動により前記弁
座壁面との間に形成される通路面積を変更する円板状弁
体とからなる流量調節弁に関する。
熱温度を検出する検温具から伝達される指令信号に基づ
く電磁石(ソレノイド)の吸引力増減に応じてプランジ
ャーを介して弁体を移動させることにより、この弁体と
弁座との間の通路面積を変更してガスなど被制御流体の
流量を自動制御するような場合に用いられる弁で、詳し
くは、被制御流体の流れ方向に沿って円錐状の壁面を有
する弁座と、前記流れ方向に沿っての移動により前記弁
座壁面との間に形成される通路面積を変更する円板状弁
体とからなる流量調節弁に関する。
上記のような流量調節弁においては、弁体に連設のプラ
ンジャーなどを支持するケースの中心線(第1図中Xて
示す。
ンジャーなどを支持するケースの中心線(第1図中Xて
示す。
)と弁座を固定支持するケースの中心線(第1図中Yで
示す。
示す。
)とが、それらケースが分割組立式のものであることか
ら、製造公差や組立誤差等によって偏芯することを免れ
得ない。
ら、製造公差や組立誤差等によって偏芯することを免れ
得ない。
そして、このように雨中心線が偏芯すると、最小流量域
において弁体外周辺の一部が弁座壁面に不測に接触して
、弁体移動に対して摩擦抵抗が働くことになる。
において弁体外周辺の一部が弁座壁面に不測に接触して
、弁体移動に対して摩擦抵抗が働くことになる。
そのため、特に既述したような比例流量制御運転時の最
小流量域において、第4図イで示すように弁体が閉じる
方向の移動はスムーズであっても、開く方向の移動にあ
たっては前記の摩擦抵抗が弁体移動に悪影響を与え、理
想的なヒステリシス曲線に沿っての流量特性が得られず
、開弁力、つまり、ソレノイド吸引力Fが相当強くなっ
て始めて、流量Qゼロの位置から所定のヒステリシス曲
線位置まで一気に開弁するといった、オン−オフ制御動
作になり、所期の流量制御を行なえない欠点があった。
小流量域において、第4図イで示すように弁体が閉じる
方向の移動はスムーズであっても、開く方向の移動にあ
たっては前記の摩擦抵抗が弁体移動に悪影響を与え、理
想的なヒステリシス曲線に沿っての流量特性が得られず
、開弁力、つまり、ソレノイド吸引力Fが相当強くなっ
て始めて、流量Qゼロの位置から所定のヒステリシス曲
線位置まで一気に開弁するといった、オン−オフ制御動
作になり、所期の流量制御を行なえない欠点があった。
本考案は、かかる実情に鑑み、極く簡単な構造改良を施
すのみで、最小流量域における流量特性を理想的なもの
に改善しようとする点に目的を有する。
すのみで、最小流量域における流量特性を理想的なもの
に改善しようとする点に目的を有する。
本考案による流量調節弁は、官記構成のものにおいて、
最小流量域における弁座壁面の内径と弁体の直径との差
よりも、前記弁体中央部に形成した移動操作軸部の挿通
孔の径と前記操作軸部の直径との差が大になるように構
成するとともに、前記弁体を前記操作軸部に対し、前記
流れ方向に対して垂直な面内でのみ移動可能に支持させ
であることを特徴とする。
最小流量域における弁座壁面の内径と弁体の直径との差
よりも、前記弁体中央部に形成した移動操作軸部の挿通
孔の径と前記操作軸部の直径との差が大になるように構
成するとともに、前記弁体を前記操作軸部に対し、前記
流れ方向に対して垂直な面内でのみ移動可能に支持させ
であることを特徴とする。
即ち、最小流量域において、弁体外周部の一部が弁座壁
面に不測に接触するような事態が発生しても、弁体とこ
れの移動操作軸部との間には、弁体と弁座壁面との間の
隙間以上に大きな隙間が在って、弁体の開き方向の移動
に対して、前記接触部における摩擦抵抗が加わらない構
成となっているから、弁体移動を閉じ方向の場合と同様
にスムーズなものにできる。
面に不測に接触するような事態が発生しても、弁体とこ
れの移動操作軸部との間には、弁体と弁座壁面との間の
隙間以上に大きな隙間が在って、弁体の開き方向の移動
に対して、前記接触部における摩擦抵抗が加わらない構
成となっているから、弁体移動を閉じ方向の場合と同様
にスムーズなものにできる。
それ故に、殊に既述した比例流量制御運転時の最小流量
域における流量特性として、第4図口で示すように理想
的なヒステリシス曲線に沿った特性を得ることができる
。
域における流量特性として、第4図口で示すように理想
的なヒステリシス曲線に沿った特性を得ることができる
。
従って、弁体とそれの移動操作軸部との支持構造を改良
するのみの極く簡単な改造をもって、この種弁において
は不可避な組立誤差等に拘わらず、弁体移動をスムーズ
なものにして流量調節性能を顕著に向上できるに至った
。
するのみの極く簡単な改造をもって、この種弁において
は不可避な組立誤差等に拘わらず、弁体移動をスムーズ
なものにして流量調節性能を顕著に向上できるに至った
。
以下本考案の実施例を詳述すると、ガスなど被制御流体
の流れ方向(図面上では上下方向)に沿って円錐状の壁
面1Aを有する弁座1と、前記流れ方向に沿っての移動
により前記弁座壁面IAとの間に形成される通路面積を
変更する円板状弁体2とから成り、前記弁体2の中央部
から上方に支持延出した移動操作軸部3の上端に、ソレ
ノイド5の吸引力の増減に応じて前記弁体2をスプリン
グ6の付勢力に抗して、又は、スプリング6の復元力に
より上下に自動的に摺動させるプランジャー7を連設し
、かつ、前記ソレノイド5、スプリング6、および、プ
ランジャー7を支持するケース8と前記弁座1を固定支
持するケース9とをフランジ接合手段にて第1図のよう
に組立構成した流量調節弁において、前記弁体2が弁座
壁面IAの最小径部近くに位置する最小流量域における
流量特性(立上り特性)を次のような構成をもって改善
するものである。
の流れ方向(図面上では上下方向)に沿って円錐状の壁
面1Aを有する弁座1と、前記流れ方向に沿っての移動
により前記弁座壁面IAとの間に形成される通路面積を
変更する円板状弁体2とから成り、前記弁体2の中央部
から上方に支持延出した移動操作軸部3の上端に、ソレ
ノイド5の吸引力の増減に応じて前記弁体2をスプリン
グ6の付勢力に抗して、又は、スプリング6の復元力に
より上下に自動的に摺動させるプランジャー7を連設し
、かつ、前記ソレノイド5、スプリング6、および、プ
ランジャー7を支持するケース8と前記弁座1を固定支
持するケース9とをフランジ接合手段にて第1図のよう
に組立構成した流量調節弁において、前記弁体2が弁座
壁面IAの最小径部近くに位置する最小流量域における
流量特性(立上り特性)を次のような構成をもって改善
するものである。
即ち、第2図で示すように、前記最小流量域における弁
座壁面IAの内径Aと弁体2の直Bとの差を(ΔC)と
し、かつ、前記弁体2中央部に形成した前記操作軸部3
の挿通孔4の径りとこの孔4に嵌合する前記操作軸部3
の直径Eとの差を(ΔF)とするとき、その両者(ΔC
)と(ΔF)とを、 ΔC〈ΔF の関係にあるべく構成するとともに、前記弁体2を前記
操作軸部3に対し、前記の被制御流体流れ方向に対して
垂直な面、つまり、水平面内で前記(ΔF)だけ移動可
能に支持させたものである。
座壁面IAの内径Aと弁体2の直Bとの差を(ΔC)と
し、かつ、前記弁体2中央部に形成した前記操作軸部3
の挿通孔4の径りとこの孔4に嵌合する前記操作軸部3
の直径Eとの差を(ΔF)とするとき、その両者(ΔC
)と(ΔF)とを、 ΔC〈ΔF の関係にあるべく構成するとともに、前記弁体2を前記
操作軸部3に対し、前記の被制御流体流れ方向に対して
垂直な面、つまり、水平面内で前記(ΔF)だけ移動可
能に支持させたものである。
尚、以上は自動制御式の流量調節弁について説明したが
、手動式のものであっても良きこと勿論である。
、手動式のものであっても良きこと勿論である。
図面は本考案に係る流量調節弁の実施例を例示し、第1
図は要部の縦断側面図、第2図は要部の拡大縦断側面図
、第3図は作動状況の断面説明図、第4図イ9口は従来
のものと本案の流量特性を説明するためのダイヤグラム
である。 IA・・・・・・円錐状壁面、1・・・・・・弁座、2
・・・・・・弁体、3・・・・・・移動操作軸部、4・
・・・・・挿通孔。
図は要部の縦断側面図、第2図は要部の拡大縦断側面図
、第3図は作動状況の断面説明図、第4図イ9口は従来
のものと本案の流量特性を説明するためのダイヤグラム
である。 IA・・・・・・円錐状壁面、1・・・・・・弁座、2
・・・・・・弁体、3・・・・・・移動操作軸部、4・
・・・・・挿通孔。
Claims (1)
- 被制御流体の流れ方向に沿って円錐状の壁面IAを有す
る弁座1と、前記流れ方向に沿っての移動により前記弁
座1壁面1Aとの間に形成される通路面積を変更する円
板状弁体2とからなる流量調節弁において、最小流量域
における弁座1壁面1Aの内径Aと弁体2の直径Bとの
差(ΔC)よりも、前記弁体2中央部に形成した移動操
作軸部3の挿通孔4の径りと前記操作軸部3の直径Eと
の差(ΔF)が大になるように構成するとともに、前記
弁体2を前記操作軸部3に対し、前記流れ方向に対して
垂直な面内でのみ移動可能に支持させであることを特徴
とする流量調節弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15219079U JPS60519Y2 (ja) | 1979-10-30 | 1979-10-30 | 流量調節弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15219079U JPS60519Y2 (ja) | 1979-10-30 | 1979-10-30 | 流量調節弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5667463U JPS5667463U (ja) | 1981-06-04 |
JPS60519Y2 true JPS60519Y2 (ja) | 1985-01-09 |
Family
ID=29383103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15219079U Expired JPS60519Y2 (ja) | 1979-10-30 | 1979-10-30 | 流量調節弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60519Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103574131A (zh) * | 2012-08-08 | 2014-02-12 | 株式会社鹭宫制作所 | 流量控制阀 |
-
1979
- 1979-10-30 JP JP15219079U patent/JPS60519Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103574131A (zh) * | 2012-08-08 | 2014-02-12 | 株式会社鹭宫制作所 | 流量控制阀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5667463U (ja) | 1981-06-04 |
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