JPS6051265B2 - 水蒸気発生装置 - Google Patents

水蒸気発生装置

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JPS6051265B2
JPS6051265B2 JP13805677A JP13805677A JPS6051265B2 JP S6051265 B2 JPS6051265 B2 JP S6051265B2 JP 13805677 A JP13805677 A JP 13805677A JP 13805677 A JP13805677 A JP 13805677A JP S6051265 B2 JPS6051265 B2 JP S6051265B2
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JP
Japan
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water
tank
steam generator
tank body
steam
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JP13805677A
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JPS5470768A (en
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五佐雄 大倉
雅章 木股
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水蒸気発生装置、特に水蒸気発生槽の構造に関
するものである。
一般に水蒸気発生装置は、半導体装置の製造技術におい
て半導体の表面を酸化し、この酸化膜を拡散マスク、半
導体表面の安定化材料およびMOS型集積回路における
ゲート絶縁膜等の形成に広く利用されていることは周知
のことである。
本発明はこのような酸化膜を清浄でかつ安全に形成する
水蒸気発生装置に関するものてある。第1図は従来用い
られている酸化装置の一例を示す要部側面図である。同
図において、1はヒータ、2は石英管、3は水蒸気発生
装置、4は石英管2内に収納された半導体である。この
ように構成された酸化装置において、酸化・されるべき
半導体4はヒータ1により加熱された石英管2の中に挿
入され、水蒸気発生装置3から供給される水蒸気または
水蒸気を含んだ酸素により酸化されることになる。
ここで、上記水蒸気発生装置3は第2図に示し門た構成
となつている。すなわち、同図において、5は酸素導入
口、6は水蒸気発生槽本体〔以下単に槽本体と称する〕
、7は水蒸気出口、8は水、9は加熱ヒータ、10は排
出口、11は水蒸気出口7の電磁弁、12は排出口10
の電磁弁であフる。このように構成された水蒸気発生装
置において、加熱ヒータ9によつて加熱された水蒸気は
酸素導入口5から導入される酸素によつて水蒸気出口7
から第1図に示した石英管2内に導入され5る。
ここで通常用いられる水8は蒸留水、脱イオン水が用い
られるが、加熱の初期には水8の蒸気圧より高い蒸気圧
を有する不純物が蒸発するため、これらの不純物を石英
管2へ導入しないように配慮されている。このために排
出口10が設けられ、水蒸気を水蒸気出口7に導くかあ
るいは排出口10に導くかは電磁弁11,12の開閉に
よつて決定される。しかしながら、上記構成による水蒸
気発生装置においては、水8の補給口を設けていないた
め、短時間の酸化にしか用いることができず、長時間の
酸化を行なう場合には槽本体6を大きくしなければなら
なかつた。
しかしながら、この場合には水温を上昇させるのに長時
間を要するなどの問題点を有していた。このような問題
点を解決しようとしたものとしては、槽本体6に水8の
補給口を設けることが考えられるが、この場合、新たに
導入された水に含まれる蒸気圧の高い不純物を排出する
必要があるため、水を新たに導入するたびに水蒸気出口
7への電磁弁11を閉じ、排出口10の電磁弁12を開
放する必要があり、その間は半導体の酸化工程を中断せ
ざるを得なかつた。
このように不純物の排出作業の必要性から水を常時補給
し、連続して長時間の酸化を行なうことは事実上極めて
不可能であつた。さらにこのような問題点を解決しよう
としたものとしては、第3図にその要部断面図で示した
水蒸気発生装置が提案されている。
ここで第2図と同記号は同一要素となるのでその説明は
省略する。すなわち、同図において、13は水を連続的
に供給する補給口であり、14は予剰水を排出す.る排
出口、15は槽本体6を二つの槽に分割させる仕切り壁
、15aは仕切り壁15に設けた連結穴である。この場
合、槽本体6は仕切り壁15によつて予備加熱槽6aと
加熱槽6bとの二槽に分割される。また、ヒータ9は槽
本体6の外周面側!に巻設されている。このように構成
された水蒸気発生装置において、仕切り壁15によつて
二分割された二槽のうち水の補給口13が設けられた予
備加熱槽6aは補給口13から常時補給される水を一定
温度に予く備加熱させる。
この場合、予備加熱された水8は連結穴15aを介して
加熱槽6bに到達するまでに一定温度に加熱されるとと
もに、この水8に含まれた不純物が蒸気となつて排水口
14より排出される。このような装置によれば、槽本体
6に常時水が補給され、かつ不純物も予備加熱時に除去
できるため、長時間にわたつて清浄な酸化を持続するこ
とができる。しかしながら、上記構成による水蒸気発生
装置においては、形成される酸化膜厚を精密に制御させ
るために水蒸気とこの水蒸気を第1図に示した石英管2
に運ぶ酸素の量をそれぞれ精密に制御する必要がある。
このため、酸素導入口5から導入ノさせる酸素の流量、
補給口13から供給せる水の量およびヒータ9に供給す
る電力を常に一定に保つ必要があり、これらの制御装置
をこの水蒸気発生装置に採用した場合には多大な費用が
必要となるなどの欠点を有している。したがつて、本発
明の目的は上記の欠点を除去するためになされたもので
あり、低価格でかつ長時間にわたつて清浄な酸化を可能
にした水蒸気発生装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明による゛水蒸気
発生装置は、槽本体を連続口で結合する二つの槽に分割
し、一方に水の補給口および余剰水の排出口を設け、他
方に水蒸気出口を設けたものである。
以下図面を用いて本発明による水蒸気発生装置について
詳細に説明する。第4図は本発明による水蒸気発生装置
の一例を示す要部断面図であり、第3図と同記号は同一
要素となるのでその説明は省略する。同図において、第
3図と異なる点は、酸素導入口5を除去して水蒸気発生
装置を構成したものである。このように構成された水蒸
気発生装置においては、ヒータ9によつて加熱されて発
生した水蒸気のみが水蒸気出口7から第1図に示した石
英管2に導入されることになる。
したがつて、石英管2には常に100%の水蒸気が連続
して供給されるため、石英管2の大きさに応じ一定流量
以上の水蒸気が供給される場合、酸化膜の成長速度はそ
の流量とは無関係な一定値となり、従来の方法に比較し
て膜厚の制御性を大幅に向上させることができる。すな
わち、従来では酸素導入口5に供給する酸素により水蒸
気を石英管2に導入させていたが、本発明による装置で
は酸素を用いないため、酸化に必要となる気体の流量を
全て発生する水蒸気自体の圧力によつて石英管2に導入
させたものである。したがつて、長時間にわたつて安定
した清浄な酸化膜を安価に形成することができる。した
がつて、この場合、本発明による水蒸気発生装置の槽本
体6は下記の点を配慮した設計が要求される。その一例
を第4図を用いて説明する。すなわち第4図において、
槽本体6の形状をその半径をr1高さをhの円筒状の場
合について説明する。まず、槽本体6に水蒸気出口7を
設けた加熱槽6bの表面積S1は、該加熱槽6bを見る
中心角をθとしたとき、で表わされる。
そして、酸化に必要な水蒸気量をAelSeCとすると
、水の量は、となり、毎秒0.8Agr′の100′C
の水を水蒸気に変換する熱量が必要となる。
つまり、の熱量が必要となる。
また、単位面積当りの槽本体6に加わる熱量をPwat
lcTlとすると、加熱槽6bに加わる熱量はSlPと
なり、次の関係式が成立しなければならない。した力?
て、(1)式、(2)式より となる。
一方、水の補給口13を設けた予備加熱槽6aの表面積
S2は同様にて表わされる。
そして、毎秒補給する水の温度を丁Cとし、排水口14
から流出する余剰水量をBgrlsecとすると、毎秒
この予備加熱室6aに必要な熱量はとなり、(2)式と
同様に次式が成立しなければならない。
.−したが
つて(4)式、(5)式より(6)式はさらに と表わせる。
したがつて、第4図に示した円筒状の水蒸気発生装置に
おいて、槽本体6の半径r1高さhおよび水蒸気出口7
を設けた加熱槽6bを見る中心角θを第(3)式および
第(7)式を満足するように選定することによつて前述
した効果を満足する水蒸気発生装置が得られる。
なお、上記実施例においては、槽本体が円筒形状をなし
、これを中心角θで加熱槽および予備加熱槽の二つの槽
に分割した場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、上記同様のことが他の形状を有
する槽本体およびその分割方法においても前述と同様の
効果が得られることは言うまでもない。
以上説明したように本発明による水蒸気発生装置によれ
ば、長時間にわたつて安定した清浄酸化を行なうことが
でき、しかも低価格で可能になるなどの極めて優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の酸化装置の一例を示す要部側面)図、第
2図は第1図の水蒸気発生装置の一例を示す要部断面図
、第3図は現在提案されている水蒸気発生装置の一例を
示す要部断面図、第4図は本発明による水蒸気発生装置
の一例を示す要部断面図である。 ″1・・・・・・ヒータ、2・・・・・・石英管、3・
・・・・・水蒸気発生装置、4・・・・・・半導体、5
・・・・・・酸素導入口、6・・・・・・水蒸気発生槽
(槽本体)、6a・・・・予備加熱槽、6b・・・・・
・加熱槽、7・・・・・・水蒸気出口、8・・・水、9
・・・・・・加熱ヒータ、10・・・・・・排出口、1
1,12・・・・・・電磁弁、13・・・・・・補給口
、14・・・・・・排出口、15・・・・・・仕切り壁
、15a・・・・・・連結穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水を貯える槽本体と、前記槽本体内を二槽に分割さ
    せかつ前記二槽を連結する連結穴を設けた仕切り壁と、
    前記槽本体の外周面に設けられたヒータとを備え、前記
    第1の槽に水の補給口および余剰水の排出口を設け、第
    2の槽に水蒸気の出口を設けたことを特徴とする水蒸気
    発生装置。 2 前記ヒータと接触する第2の槽の表面積をS_1〔
    cm^2〕、第1の槽の表面積をS_2〔cm^2〕、
    前記槽本体表面に加えられる単位面積当りの熱量をP〔
    wat/cm^2〕とし、水の水蒸気発生量をA〔l/
    sec〕、補給される水の温度をT〔℃〕、余剰水の量
    をB〔gr/sec〕とすると、S_1≧1811A/
    P S_2≧(4.2(B+0.8A)(100−T))/
    Pの二つの式を満足するように前記槽本体の形状を構成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の水蒸
    気発生装置。
JP13805677A 1977-11-16 1977-11-16 水蒸気発生装置 Expired JPS6051265B2 (ja)

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JPS5470768A JPS5470768A (en) 1979-06-06
JPS6051265B2 true JPS6051265B2 (ja) 1985-11-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545724Y2 (ja) * 1987-05-20 1993-11-25
JP2006054249A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Sony Corp 水蒸気発生装置および酸化装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545724Y2 (ja) * 1987-05-20 1993-11-25
JP2006054249A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Sony Corp 水蒸気発生装置および酸化装置

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