JPS6050810A - 積層コンデンサ用誘電体磁器組成物 - Google Patents
積層コンデンサ用誘電体磁器組成物Info
- Publication number
- JPS6050810A JPS6050810A JP58159472A JP15947283A JPS6050810A JP S6050810 A JPS6050810 A JP S6050810A JP 58159472 A JP58159472 A JP 58159472A JP 15947283 A JP15947283 A JP 15947283A JP S6050810 A JPS6050810 A JP S6050810A
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- capacitance
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- porcelain composition
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高誘電系磁器コンデンサの組成物に関するもの
である。
である。
近年電子機器の小型化に伴い、電子回路素子としてコン
デンサ素子も小型化が進み、磁器コンデンサでは積層コ
ンデンサが広範に使用されるようになっている。
デンサ素子も小型化が進み、磁器コンデンサでは積層コ
ンデンサが広範に使用されるようになっている。
斯様な積層コンデンサは薄層の誘電体の表面に内部電極
を形成したものを複数枚積層し、内部電極を交互に外部
接続用電極に並列に接続するもので、単位体積当りの静
電容量の向上が図れる点に大きな特徴がある。しかしな
がら、この積層コンデンサをより薄層化(内部電極間の
誘電体厚さをより小さく)シようとすると、電極間の電
位傾度が大きくなり電界効果による静電容量が低下し、
静電容量温度特性等の規格(例えばJIS規格のF特性
)を満たさなくなるため従来の積層コンデン因みに、現
在使用されているF特性(J工S規格)@高誘電率磁器
組成物(7) BaTi−0s −CaZrOs −B
aZrOs系磁器0において、誘電体の厚さ1.Qmi
l(25,4μm)では直流電圧25 V印加すると、
静電容量は63%低下する。
を形成したものを複数枚積層し、内部電極を交互に外部
接続用電極に並列に接続するもので、単位体積当りの静
電容量の向上が図れる点に大きな特徴がある。しかしな
がら、この積層コンデンサをより薄層化(内部電極間の
誘電体厚さをより小さく)シようとすると、電極間の電
位傾度が大きくなり電界効果による静電容量が低下し、
静電容量温度特性等の規格(例えばJIS規格のF特性
)を満たさなくなるため従来の積層コンデン因みに、現
在使用されているF特性(J工S規格)@高誘電率磁器
組成物(7) BaTi−0s −CaZrOs −B
aZrOs系磁器0において、誘電体の厚さ1.Qmi
l(25,4μm)では直流電圧25 V印加すると、
静電容量は63%低下する。
本発明は主たる組成りaTiOa −BaZr03(C
at −aSrα) Zr0a lこ対して¥208を
添加することに依って、多結晶微小組繊゛を改善するこ
とにより、静電容量−電界特性(C−V特性)が向上し
て電界効果による静電容量の低下を軽減することができ
、その結果、誘電体の厚さを薄層化できる誘電体磁器組
成物を得ることを目的とするものである。
at −aSrα) Zr0a lこ対して¥208を
添加することに依って、多結晶微小組繊゛を改善するこ
とにより、静電容量−電界特性(C−V特性)が向上し
て電界効果による静電容量の低下を軽減することができ
、その結果、誘電体の厚さを薄層化できる誘電体磁器組
成物を得ることを目的とするものである。
本発明はBaTi0a 、 BaZrOs及び(Cat
−a 5ra) ZrO3を主成分としこれ督こYl
!03を添加する組成物に於いて、 xBaffloa −1−yBaZrog −1−z
(Cat −a Sra ) Zr○3+βY903 なる化学式で示したとき、X + :5’ + Z =
1.0.74)に換算して0.3〜2.0原子%(0
,0015≦β≦o、o i )の¥203を添加する
ことにより比誘電率(1:r)の値を実用的な値である
9000以上を維持しながら電界効果による静電容量の
低下を軽減することを要旨とするものである。
−a 5ra) ZrO3を主成分としこれ督こYl
!03を添加する組成物に於いて、 xBaffloa −1−yBaZrog −1−z
(Cat −a Sra ) Zr○3+βY903 なる化学式で示したとき、X + :5’ + Z =
1.0.74)に換算して0.3〜2.0原子%(0
,0015≦β≦o、o i )の¥203を添加する
ことにより比誘電率(1:r)の値を実用的な値である
9000以上を維持しながら電界効果による静電容量の
低下を軽減することを要旨とするものである。
Ba’fiOs及びBaZr0aの上記組成範囲はキュ
ーリ温度(Tap)を5〜25℃の範囲に位置づける為
に必要な限定である。即ち、BaTi0 aが74モル
%未満になると、キューリ温度(Tcp)が5℃と以下
となり、96モル%を越えると25℃以上となり目的に
合致しない。また、BaZrO3が2モル%未満ではキ
ューり温度(Tap)が25℃となり、16モル%を越
えるとキューリ温度(Tap )が5℃以下となり目的
に合致しない。
ーリ温度(Tap)を5〜25℃の範囲に位置づける為
に必要な限定である。即ち、BaTi0 aが74モル
%未満になると、キューリ温度(Tcp)が5℃と以下
となり、96モル%を越えると25℃以上となり目的に
合致しない。また、BaZrO3が2モル%未満ではキ
ューり温度(Tap)が25℃となり、16モル%を越
えるとキューリ温度(Tap )が5℃以下となり目的
に合致しない。
つぎに、(Oat −a Sra ) Zr0aが16
モル%を越えると比誘電率(A’r)が9000以下と
なり実用性を失ない、2モル%未満になると、温度に対
する静電容量の変化が大きく、規格(例えばJIS規格
ができる。(即ち、第1表試料悪2と3とを比較された
し、即ちα=0とα=0.5とでは比誘電率(F:r)
が10400から11000 In向上しティる) C
aZrO3に対して5rZrOsが等モルを越えると(
即ちα〉o、5となると)静電容量の温度に対する変化
が大きくなり規格(例えばJ工S規格−F特性)を満足
しなくなる。
モル%を越えると比誘電率(A’r)が9000以下と
なり実用性を失ない、2モル%未満になると、温度に対
する静電容量の変化が大きく、規格(例えばJIS規格
ができる。(即ち、第1表試料悪2と3とを比較された
し、即ちα=0とα=0.5とでは比誘電率(F:r)
が10400から11000 In向上しティる) C
aZrO3に対して5rZrOsが等モルを越えると(
即ちα〉o、5となると)静電容量の温度に対する変化
が大きくなり規格(例えばJ工S規格−F特性)を満足
しなくなる。
720aをY(イツトリウム)に換算して0.3原子%
未満となると電界効果薔こよる静電容量の低下を軽減す
る効果が小さく、2.0原子%を越えると比誘電率が低
下し、9000以下となり実用的価値を損なう。
未満となると電界効果薔こよる静電容量の低下を軽減す
る効果が小さく、2.0原子%を越えると比誘電率が低
下し、9000以下となり実用的価値を損なう。
以下本発明の実施例を詳細に説明する。
BaTi0a 、 CaCoa 、5rCoa 、 T
iO2及びZrOs+を出発原料として、それぞれ12
00℃、1220℃及び1220℃にて同相反応により
合成して得られたBaTi。
iO2及びZrOs+を出発原料として、それぞれ12
00℃、1220℃及び1220℃にて同相反応により
合成して得られたBaTi。
Qa 、 BaZrO8及び(Cat −a 5rcy
) Zr0a ノ粉末をボールミルに依って湿式粉砕
する。
) Zr0a ノ粉末をボールミルに依って湿式粉砕
する。
IKgでかつ第1表の割合になるようfこし、内容積1
.61の磁製ポットの中に入れる。この主原料に加えて
、粒成長抑制のためY20gを第1表の割合に添加し、
さらに焼結促進剤等を加えて上記ポットを回転させ、原
料スラリーを調整する。こうして得られたスラリーに有
機結合剤を加えて充分攪拌する。つぎに、ドクターブレ
ード法に依って肉厚33μmのフィルム状に成型し、縦
−130WII、横−100ff lこ切断して、10
枚を積重ね低温でホットプレスする。得られた肉厚約0
.24ffの板状試料を約10511平方の角板試料8
こ切断する。 さらにこれを1320℃〜1360℃で
2時間焼成し、得られた約8H平方、厚さ0.2 ty
xの角板状磁器の上下面全面に銀ペーストを塗付し、8
00’Cにて10分間焼きつけてコンデンサ素子とする
。
.61の磁製ポットの中に入れる。この主原料に加えて
、粒成長抑制のためY20gを第1表の割合に添加し、
さらに焼結促進剤等を加えて上記ポットを回転させ、原
料スラリーを調整する。こうして得られたスラリーに有
機結合剤を加えて充分攪拌する。つぎに、ドクターブレ
ード法に依って肉厚33μmのフィルム状に成型し、縦
−130WII、横−100ff lこ切断して、10
枚を積重ね低温でホットプレスする。得られた肉厚約0
.24ffの板状試料を約10511平方の角板試料8
こ切断する。 さらにこれを1320℃〜1360℃で
2時間焼成し、得られた約8H平方、厚さ0.2 ty
xの角板状磁器の上下面全面に銀ペーストを塗付し、8
00’Cにて10分間焼きつけてコンデンサ素子とする
。
こうして得たコンデンサ素子を銀の焼付は後48時間経
過したものを評価試料として電気的特性を測定した。図
は測定温度が25±1℃で、静電容また、周囲温度を低
温側から高温側へ変化させたとき静電容量が最大になる
温度をキューリ温度とした。
過したものを評価試料として電気的特性を測定した。図
は測定温度が25±1℃で、静電容また、周囲温度を低
温側から高温側へ変化させたとき静電容量が最大になる
温度をキューリ温度とした。
尚、静電容量値と試料のたて、よこ、厚さの寸法から比
誘電率を計算した。
誘電率を計算した。
計測器はLCRメータと絶縁計を用いた。つぎに静電容
量のDC電圧依存性を知るため1こ、LCRメータの外
部端子に直流電圧0〜200 Vを印加し、印加DC電
圧と静電容量との関係を各試料につぃてめた。
量のDC電圧依存性を知るため1こ、LCRメータの外
部端子に直流電圧0〜200 Vを印加し、印加DC電
圧と静電容量との関係を各試料につぃてめた。
これらの測定結果を試料の組成とともに第1表に、また
電界による静電容量の低下率の測定結果を図に示した。
電界による静電容量の低下率の測定結果を図に示した。
第1表に示す如く、試料應2及び3のものはYを添加し
ない場合で、電界に依る容量低下率(−50%)が大き
すぎる。試料&9のものはYを添加し過ぎた場合(5,
Oatm%)で比誘電率(Tcp )が5900と非常
に低く実用に供することができない。試料AIと10と
は特に望ましい状態のものを示している。
ない場合で、電界に依る容量低下率(−50%)が大き
すぎる。試料&9のものはYを添加し過ぎた場合(5,
Oatm%)で比誘電率(Tcp )が5900と非常
に低く実用に供することができない。試料AIと10と
は特に望ましい状態のものを示している。
尚、(Ca+ −a Sra ) Zr0a ニおいて
αが0.5を越えると温度特性が高くなり過ぎ、規格1
こ適合せ(Ca+−αSrα) Zr0aの特定の組成
範囲から成る主成分に対して、Y2O3をYに換算して
0.3〜2.0原子%添加することにより、比誘電率及
び誘電正接等の所望の電気的特性が得られると共に、C
−■特性が顕著に向上されるため、高誘電率系磁器コン
デンサに有効に適用される誘電体楯器組成物が得られる
。
αが0.5を越えると温度特性が高くなり過ぎ、規格1
こ適合せ(Ca+−αSrα) Zr0aの特定の組成
範囲から成る主成分に対して、Y2O3をYに換算して
0.3〜2.0原子%添加することにより、比誘電率及
び誘電正接等の所望の電気的特性が得られると共に、C
−■特性が顕著に向上されるため、高誘電率系磁器コン
デンサに有効に適用される誘電体楯器組成物が得られる
。
図面は板状コンデンサ薔こ於ける静電容量と極板間に印
加する単位厚さ当り(lミiL/)の直流電圧の関係を
示す特性図である。 出願人 京セラ株式会社
加する単位厚さ当り(lミiL/)の直流電圧の関係を
示す特性図である。 出願人 京セラ株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 BaTi−0874〜96 モル% BaZr0a 2j)〜16 モル% (Ca1〜a Sra )ZrOs 2.0〜16−E
:A/%(ただしO〈α≦0.5) 体磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58159472A JPS6050810A (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 積層コンデンサ用誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58159472A JPS6050810A (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 積層コンデンサ用誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6050810A true JPS6050810A (ja) | 1985-03-20 |
JPH0434244B2 JPH0434244B2 (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=15694514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58159472A Granted JPS6050810A (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 積層コンデンサ用誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6050810A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140258A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Tdk Corp | 誘電体磁器組成物および電子部品 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5553007A (en) * | 1978-10-13 | 1980-04-18 | Suwa Seikosha Kk | Dielectric material and method of manufacturing same |
-
1983
- 1983-08-30 JP JP58159472A patent/JPS6050810A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5553007A (en) * | 1978-10-13 | 1980-04-18 | Suwa Seikosha Kk | Dielectric material and method of manufacturing same |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140258A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Tdk Corp | 誘電体磁器組成物および電子部品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0434244B2 (ja) | 1992-06-05 |
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