JPS60501553A - 合成樹脂製密閉容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称　合成樹脂製密閉容器 技術分野 本発明は、下側部分および少なくとも１つの引張りバンドを介して下側部分と一 体に接続されたキャップあるいは蓋を有し、容器の一体構造部品であるか、容器 に被せられるような固いあるいは変形可・能な容器に対する合成樹脂製密閉容器 （錠前付き容器）に関する。

背景技術 上述した形式の合成樹脂製密閉容器はスイス特許第６１９４１３号明細書におい て知られている。その場合１つないし複数の引張りバンドの機能は、キャップが 一旦開かれるとそれを開放位置に保持する保持器として記載されている。かかる 解決策は鎖錠技術において以前から種々の形態が知られている。

上述した特許明細書における引張りバンドは、密閉容器の閉鎖状態（おいて密閉 容器の外側の平面の中に位置している。しかし引張りバンドは密閉容器の閉鎖状 態において緊張されているので、引張りバンドは密閉容器を開く傾向を有してい る。従って密閉容器には引張りバンドに対向して位置し、この作用に抗して作用 する相応した鎖錠機幅が設けられねばならない。

引張りバンドの望ましくない開放作用に抗して作用する別の周知の解決策が前記 特許明細徒に記載されている。その場合下側部分およびキャップに一体のフィル ムヒンジ継手が、その回転軸心が密閉容器の中心から更にその外側に位置するよ うに西ｅｆｔｔされている。

この解決策は次のような欠点を有している。

ａ）開放および閉鎖過程において、かなり大きな合力がフィルムヒンジ継手に対 して法外な条件を課せる。

従ってかかる密閉容器は、例えばポリプロピレンのような貴重で高価な合成樹脂 でしか実施できないｂ）本来の密閉容器のかなり外側へのフィルムヒンジ継手の 配置は、充填装置の閉鎖機への十分な整合を必要とする。グリッパが相応した形 に形成されねばならないだけでなく、密閉容器の導入も正確に位置決めして行わ れねばならない。

Ｃ）引張りバンドの閉釦力は、フィルムヒンジ継手を密閉容器の外側にかなり離 して配置した場合でも小さい。

ｄ）フィルムヒンジ継手を持たねばならないという必要性は、下側部分およびキ ャップの弗伺学的な形状に極度に限定されて作用する強制的な運動機構を特徴と する特に例えばキャップに配置された心出しビンがはめ込まれる突出し開口のよ うな（ド成物を下（１１部分に有している密閉容器を実施することはできない。

いずれの場合にも、閉鎖ないし開放過程においてフィルムヒンジ継手が大きく負 荷され、その場合、密閉容器全体が永続的に僅かに変形されろ。特に心出しピン および舌片の縁が傷つけられ、それによってシール効果並びに密閉容器の成形特 性が拷される。

発明の開示 本発明の目的は、上述した欠点を除去した冒頭に述べた形式の密閉容器を形成す ることにある。

本発明によればこの目的は、請求のＫ１１Ｆ、＄１項の上意概念部分に記載され た密閉容器において、翌１閉容器の閉鎖状態において１つあるいは複数の引張り バンドが、合成樹脂製密閉容器を横切っている平面の中を走っていることによっ て達成される。

この配ｆ％−Ｗｅ造によって、引張りバンドの合力は密閉容器の閉鎖状態におい てもその閉釦力として作用する。

密閉容器の有利な芙施形終において、引張りバンド平面は下側部分とキャップと の間の分離面に対して垂直な線に対し平行に走っている。これは、閉鎖状態にお ける合力が分離面に正確に垂直に導入されるように作用する。

別の実施形態およびそれらの利点は請求の範１ルの実施態様項および以下の説明 から明らかである。図面には本発明の種々の実施例が示され、以下これらの実施 例について詳細に説明する□ 図面の簡単な説明 第１図は円節状の密閉容器の平面図、第２図は第１図の密閉容器の側面、図、第 ３図は角形容器の上に被せられる密■ｊ容器の平面図、第４図は第３図の密閉容 器の側面図、第５図は円筒状の密閉容器における締付はバンドの頼斜状態を示す 密閉容器の側面図、第６図は本発明に基つく密閉♀γ器で作られた缶の平面図、 第７図は第６図におけるＡ−’Ａ線に沿う缶の断面図、第７図ａは第７図の部分 拡大断面図、第８図ａないし第８図ｄはそれぞれヒンジ継手なしの密閉容器の４ つの異なった開放状捗における側面図である。

発明を実施するための最ｐの形態 本発明に基づく密閉容器は常に下１１Ｉ（１部分ｌおよびキャップあるいは蓋２ から構成されている。密閉容器の使用状態に応じて、下側部分１は固いあるいは 変形可能な容器（図示せず）にネルせられるか、あるいはそれ自体が容器の下側 部分となっている。

第１図ないし第５しＩおよび紀８汝ｉａ〜第８図ｄには、固いあるいは変形可能 な容器に被せるための密閉容器が示されている。密閉容器の閉鎖状態にお〜・て 、下側部分ｌおよびキャップ２は互いに面接接触している。

その接触面は符号Ｔで示されているいわゆる分離面に位置している。下側部分１ およびキャップあるいは蓋２は少なくとも１つの引張りバンド３を介して互いに 一体に接続されている。引張りバンド３は下側部分１ないしキャップ２から突起 （注込み部）４を介して僅かに隔てられている。引張りバンド３は平面Ｅの中を 走っている。この平面Ｌは密閉容器をその回転軸心ａに対して平行に横切ってい る。第１図および徂°２図に基づ〈実施例において、下側部分１およびキャップ ２はフィルムヒンジ継手５を介して互いに接続されている。フィルムヒンジ継手 ５の回転軸心は一方では分離面Ｔに位置し、他方では引張りバンド３が位置して いる平面Ｅに対して平行に位置している。

密閉容器の閉鎖状態において引張りバンド３は緊張され、それによって密閉容器 の平面内において平面Ｅに位置ｌ−て下側部分１とキャップ２との間の閉錯力を 維持するような合力が存在する。密閉容器がガス含有物を入れる容器に対して使 用されることを考慮する場合、閉釦圧力はできるだけ大きくなければならない。

これは引張りバンド３０寸法および位置゛によって相応して調整できる。その場 合弾性係数および強度のような材料による物理特性を無視できない。最適なｍ沖 策は経験でしか見いだせない。その寸法設計における変数は、引張りバンド３の 幅および捏さ、並びに引張りバンド３が位置している平面Ｌと幇間容器の回転軸 心ａとの間の距町である。

本発明に基づく密閉容器に組み合わされる鎖錠梯゛体について、ここでは説明を 省略する。

本発明に基づく密閉容器は勿論あらゆる周知の鎖錠機構、例えば子供防護鎖錠機 構と組み合わせることもできる。

本発明に基づく密閉容器はあらゆる形状に対応して合わせ７１＋場合に下側部分 およびキャップによって行われる。第３図および第４図は平面が１２角形をして いる下側部分１およびギャップ２を示している。

キャップ２ないし下側部分１に突起部４を介して取り付けられている引張りバン ド３は、密閉容器を横切っている平面Ｌの中に位置している。ヒンジ継手５は例 えば平面りに隣接して休・−かれた平行な（１１面（’、の中を走っている。

第１図〜第４図において、引張り〕くンド３が位負して−・る平ｉｔ　’ｆＬは 、分離面Ｔに対して垂ＩＧな線、この実施例の場合回転軸心ａと同じである純に 対して平行に位置して〜・ろ。しかし第５図の実施例に示されているように、決 してこれに拘束されるものではない。第５図においても引張りバンド３は密閉容 器を横切って〜・る平面Ｌの中を走っているが、ここでは平面Ｅは分離面Ｔに対 し垂直なｇｖに対し仲斜している。鏡５図に基づ〈実施例において、突起部４も 前述の実施例と異なって分離面Ｔに対して非対称に配置されて℃・る。傾斜して 走る引張りバンド３は２つの働きをす７１＋。即ち一方では下側］部分１とキャ ップ２との間の合成押圧力が密閉容器の中心の方向に大きく作用し、他方ではこ の配置構造は閉頓運動に僅かな変化をもたらし、それによって事情によってはキ ャップに４色された心出しピンが、この心出しピンで塞ぐべき凹所へ正確に挿入 される。

これは特に、夛８図ａ〜第８図ｄを参照して後述するように密閉容器がヒンジ継 手なしに形成されている場合に適用される。

下側部分４およびキャップ２に突起部４を非対称に配置することによって、引張 りバンド３の最大伸張位置が相応して変えられる。引張りバンド３の最大伸張位 置から、キャップは閉釦あるいは開放位置に向けてはね上げられる。引張りバン ド３が弛緩されているキャップ２の所望の開放位置は、密閉容器の形式、突起部 の形あるいは密閉すべき容器の形式に応じて望み通りに変更される。

第６図には本発明に基づく密閉容器で形成されている缶が示されている。この缶 およびそれに伴って下側部分１およびキャップ２は平面がほぼ長方形をしている 。ここでは下側部分１およびキャップ２は、そのイド１１面に配置された３つの 引張りバンド３で互いに接続されている。ここに示された３つの引張りバンドの 代わりに、密閉容器は幾分幅広く形成された唯一の引張りバンドから構成するこ とも勿論できる。またここでも引張りバンド３は分割面Ｔに対して垂直な７ｖに 対し傾斜して配置されている。このために引張りノくンド３は、缶の長辺８に対 して傾斜されている凹所７の中に位置している。

第７図には第６図におけるＡ−Ａ線に沿う断面図が示されている。第７図ａには 凹所７の範囲が詳細に示されている。凹所７への引張りバンド３の配置は、前述 した実施例における密閉容器の構造の場合にも勿論実施できる。凹所７への引張 りバンド３の配置は、密閉容器に下側部分ないしキャップの輪郭から突き出した 部分がない、という利点を有している。これは特に、密閉容器が容器に機械的に 被せられる場合でも、密閉容器が対応した突き出し部分をグリッパに整合させる 必要がないという利点を生ずる。

第８図ａ　−＄　１３図ｄにはヒンジ継手なしの密閉容器が種々の開度で示され ている。この場合も円筒状の下側部分ｌおよびキャップ２を持った密閉容器が対 象となっている。また引張りバンド３に対する突起部４は、分割面Ｔに対して非 対称に位置している。勿論ここでも引張りバンド３が位置している平面Ｅは密閉 容器を横切っている。

この密閉容器の特別な点は、ヒンジ継手がなくて、キャップ２および下側部分ｌ が、ただ引張りバンド３だけで互いに接続されていることにある。第８図ａにお ける閉鎖状態において、引張りバンド３で与えられる閉鎖力は前述の実施例の場 合と同じである。その閉鎖力は平面Ｅの中に位置し、矢印Ｆ１で示されているＯ 第８図すは僅かに開かれた中間位置における密閉容器を示している。引張りバン ド３は幾分強く伸張され、幾分大きな合力Ｆ２を発生する。合力Ｆ２は相変わら ず引張りバンド３の平面の中を走っているが、キャップ２の開度に応じて傾斜さ れている。従って合力Ｆ２ば、キャップ２を閉鎖しようとする分力ＦＳと、キャ ップ２を中心ないし回転軸心ａに向けて引っ張ろうとする分力ＦＺとに分けられ る。この位置において、既に下側部分ｌが構成物９を′有していることが認識で きる。この構成物９は例えばキャップ２の南岸、だけ回転軸心２に対して同心的 に内側にずらされている。この構成物９は、中央出口開口１０に向けて円錐状に 走っ１いる。

第８図すの位置において、仮想回転軸心は平面Ｌに対して平行であり、キャップ ２と下０ｉｉｌ　部分１との接触点を正確に辿って走っている。キャップ２の開 度が増加するにつれて、分力ＦＳおよび分力ＦＺは相応して増加する。これは分 力ＦＺが下側部分１とキャップ２との間の付着摩擦を打ち負かすまで行われ、そ れから１キヤツプ２は後方にずらされた構成物９に突然突き当たる。その場合キ ャップ２は、第８図Ｃに示されているように完全に開かれ、引張りバンド３は十 分ではあるが完全には弛緩されていないので、キャップ２を第８図Ｃにおける開 放位置に保持する搏かな合力が残っている。構成物９があ８図Ｃに示されている ように小さな構造高さを有している場合、引張りノくンド３はキャップ２を構成 物９に引っ張り、それによってキャップ２の再閉鎖がかなり難しくなる。この場 合のために、構成物９に、下側部分１０両方の突起部４０間に位置しているスト ッパ１１が射出成形されている。密閉容器の開放および特に閉鎖の際の運動過程 は、下側部分ｌから構成物９への移行部１２が丸められていることによって最適 にされる。構成物９が第８図Ｃに示されているように非常に低い場合、丸められ た移行部１２は分離面Ｔからストッパ１１に直接走らせろことができる。

第８図ｄには本発明に基づく密閉容器が射出成形位置において示されている。こ こでは分離前Ｔは同時に成形型の分離面である。引張りバンド３は彎曲して射出 成形されているので、成形型に相応している両方の対応した注込み部（突起）４ ０間の間阿より大きな長さを有している。

ヒンジ継手なしの形態は勿論、丸められた密閉容器の場合だけでなく、原理的に はあらゆる形の密閉容器の場合にも可能である。第５６図および第７　［ＲＩに 基づ〈実施例の場合、接触点の代わりに接触線と呼ばねばならない。第６図から 明らかなように密閉容器が奇数の引張りバンドを有している場合、ｕｔＭ物９が 過度に小さな構造高さを有している場合、偶数のストツノ＜１１を設けなければ ならない。缶の場合、構成物９は例えば内側にずらされた縁に対応される。これ は多くのポール箱で知られている。

ＦＩＧ、ｌ　ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、３　ＦＩＧ、４ 甲　Ｏ Ｆ　Ｉ　Ｇ、８ｄ 国際調査報告

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．下側部分および少なくとも１つの引張りバンドを介して下側部分と一体に接 続されたキャップあるいは蓋を有し、容器の一体構造部品であるか、容器に被せ られるような固いあるいは変形可能な容器に対する合成樹脂製密閉容器において 、密閉容器の閉鎖状態において１つあるいは複数の引張りバンド（３）が、合成 樹脂イリ密閉容器を横切っている平面（１）の中を走っていることを特徴とする 固いあるいは変形可能な容器に対する合成樹脂製密閉容器。 ２、平面（Ｅ］が下側部分（１）とキャップ（２）との間の分離面（Ｔ）に対し 垂直に走っていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の合成樹脂製密閉容 器。 ３、平面（Ｅ）が下側部分（１）とキャップ（２）との間の分離面（Ｔ）に対し 傾斜して走っていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の合成樹脂製密閉 容器。 ４、下側部分（１）がキャップ（２）に補助的にヒンジ継手（５）を介して互い に接続され、ヒンジ継手（５）の軸心が少なくともほぼ密閉容器の本体に対し接 線を形成し、１つあるいは複数の引張りバンド（３）がその中を走っている平面 （Ｒ）に対し平行に位置していることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の合 成樹脂臭密閉容器。 ５、下側部分およびキャップないしＭ（２）がヒンジ謎３ 手なしに１つあるいは複数の引張りバンド（３）を介して互いに接続されている ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の合成樹脂製密閉容器。 ６、密閉容器の下側部分（１）が、キャップ（２）と下側部分（１）との間の分 離面（Ｔ）より高くされ、はぼキャップ（２）の肉厚だけ細１くされている桓放 物（９）を有していることを特徴とする請求の範囲第５功に記載の合成樹脂製密 閉容器。 ７、閉鎖位置における仮想軸心が、１つあ、るいは複数の引張りバンド（３）が 位置している平面（幻に対して接近された点を通り下側部分（１）とキャップな いし蓋（２）との間に分離面（Ｔ）の中を走り、その場合開放および閉鎖過程に おいて接触点が構成物（９）に沿う線の上を移動することを特徴とする請求の範 囲第６項に記載の合成樹脂（・密閉容器。 ８、平面（幻の中に位置している１つあるいは複数の引張りバンド（３）が、周 囲線に接近した紗（６）に対して平行に走っていることを特徴とする請求の範囲 第５項に記載の合成樹１密閉容器。 ９、高くかつ糾１くされた構成物（９）が、２つの引張りバンド（３）の間の範 囲において分離面（Ｔ）がら構成物（９）への丸められた移行部（１２）を有し ていることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の合成樹脂製密閉容器。 １０、密閉容器の下（ｊｌｊｌ　＆分（１）Ｋ、２つの引張りバンド（３）の間 の範囲に、キャップ（２）と下側部分（１）との間の分離面（Ｔ）から突き出し たストツバ（１１）が配置されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 の合成樹脂製密閉容器。