JPS60500446A - アシル化エナミド化合物、それらを含有する医薬組成物および該化合物の製造法 - Google Patents
アシル化エナミド化合物、それらを含有する医薬組成物および該化合物の製造法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
アシル化エナミドおよびそ
れらを含有する医薬組成物
本発明はアシル化エナミドのみならずそれらの塩、それらの錯体およびそれらの
アシル化およびアルキル化誘導体からなるアシル化エナミド化合物に関する。本
発明はまたこれらの化合物を含有し、特に癌の治療または予防に使用できる医薬
組成物、癌の予防のためのこれらの化合物の使用およびこれらの化合物の製造法
に関する。
不発明によるアシル化エナミド化合物は一般式(式中Zは電子供与体基を表わし
、nは1,2または3であり、R1は水素、ハロゲンまたは任意の有機基を表わ
す)に相当する化合物またはこれらの化合物の塩、錯体、アルキル化誘導体また
はアシル化誘導体テアル。
これらの化合物の塩は例えばアンモニウム塩、ナトリウム塩およびカリウム塩の
如きアルカリ金属塩、マグネシウム塩およびカルシウム塩の如きアルカリ土類金
属塩、および有機塩基の塩であることができる。これらの化合物の錯体は、例え
ば任意の金属塩とで形成される錯体であることができる。これらの化合物のアシ
ル化誘導体によって、こ(2) 符表昭GO−50044G (2)れらの化合
物のエステルおよびアミドの如き誘導体と理解する、そして好ましくは基Zを担
持する芳香族核はアシル化置換基を含有しない。
通常電子供与体基はハロゲンまたは基OR2、SR2,5eR2、N = R2
またはNR2R3(これらfこおいて峻素、硫黄、セレンおよび窒素は環の一部
を形成できる)の中から選択した基であり、R2およびR3は同じであっても異
なっても良く、水素または1〜20個の炭素原子を含有する飽和または不飽和脂
肪族基または環式有機基を表わす。最も普通にはR2およびR3は1〜6個の炭
素原子を含有する置換または非置換アルキル基を表わす。好ましくは電子供与体
基はOR2基であり、R2は水または1〜6個の炭素原子を含有する置換または
非置換アルキル基を表わす。特fこ好ましい電子供与1体基はメトキシ基−OC
+(3である。
通常R1は水素、ハロゲンまたは任意の有機基を表わす。
好ましくはR1は水素または1〜4個の炭素原子を含有する置換または非置換脂
肪族基、または5〜8個の炭素原子を含有する芳香族基を表わす。特に好ましい
R1は水素である。
不発明による好ましいアシル化エナミド化合物は式の(メトキシフェニルアセチ
ル)デヒドロアラニンである。
これらの中好ましいアシル化エナミド化合物は、メトキシ置換基がパラ位【こあ
るものである。
(3)
本発明によるアシル化エナミド化合物の製造法は、式のアミドをピルビン酸と反
応させることから、なる。反応は水分離器を備えた装置中で、1モルのアミドを
1.2モルの新しく蒸溜したピルビン酸と一緒にし、これらをベンゼン中で還流
温度に加熱することによって行なうことができる。
還流は水の分離が止んだとき停止する。混合物を沈澱が形成するまで放置し、次
いて沖過し、沈澱を飽和N aHCO3溶液で処理する。塩基性媒体【こ不溶性
であり、未反応アミドからなる画分は分離し、次いでPaにpHが約3.5にな
り、沈澱が生ずるまで濃塩酸を徐々に加える。沖過し、エタノールから再結晶し
た後、30〜95%の収率が得られる。ベンゼン溶液中で還流した後沈澱が得ら
れないことがある、この場合、ベンゼンを蒸発させて、残渣を上述したのと同じ
方法で処理する。
本発明によるアシル化エナミド化合物はまた他の適切な有機合成で製造すること
ができる。例えば、フランス特許第2349567号(住友化学工業株式会社)
に記載された方法を使用できる。
本発明1こよるアシル化エナミド化合物は医薬として、特1こ癌が形成された組
織のぎせいの下Sこ組織の組織学的種類および年令にかかわりなく、各種起源の
癌の如きあらゆる悪性癌、腫瘍増殖の人間または獣の薬において、治療のた(
4 )
め1こ使用できる。化合物はまた例えば食品添加物として化合物を使用すること
によって、これらの病気の予防にも使用できる。
本発明はまた上述した如きアシル化エナミド化合物を活性成分として含有する医
薬組成物にも関する。これらの化合物は更に、細胞静止治療(こ、同時にまたは
別々に長期間使用する抗新生腫%発生物質を含有できる。既知抗新生腫瘍発生物
質は一般に正常組織を損傷する如き特1こ有害な二次効果の原因となる高度の毒
性を有するという重大な欠点に悩まされている。本発明による医薬組成物は、抗
新生腫瘍発生物質のみを含有する既知の組成物に比して、毒性か低下し、改良さ
れた治療効果の両方を有する。
抗新生腫瘍発生物質とは、癌細胞を破壊し、またはそれらの発生または増殖を防
止するため使用できる物質を怠味する。非常に種々の化学的性質の化合物が、抗
新生@瘍発生物質であることが知られている、それらにはアルキル化剤例えばシ
クロホスファミド、メルフアラン、クロルアンプシル、クロルメチンおよび他の
ナイトロジエンマスタード、エチレンイミン、例えばチオテバ(thiotha
pa ) 、ブスルファン(busulfan )を含むスルホン酸エステル、
抗代謝物例えばメトl−IJキセートおよびその他の抗葉酸化合物、メルカプト
プリンおよびその他の抗プリン化合物、フルオロウラシル、サイトアラビンおよ
び他の抗ピリミジン化合物、アザセリン、ホルモン変性剤例えばアンドロジエン
、卵胞ホルモン、月経前期剤およびグルココルチュイド、酵(5)
素例えばアスパラギナーゼ、抗生物質例えばプレオマイシン、ダクチオマイシン
、ダウノルビシン、メラクチノマイシン、ミドマイシン、ルフォクロマイシン、
メトラマイシン、ドクソルビシン(時にはアドリアマイシンと称される)、植物
抽出物例えばつるにちそう(periwinkle )およびコルヒシウムおよ
び他のフンリアル(fusorユa l ) 毒からの7 /I/カロイド、放
射性同位元素例えば放射性リン酸ナトリウム、放射性沃化ナトリウムまたは他の
化合物例えはメチルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)、ポドフィロト
キシン、ミトナタン(Bitotane ) 、ピポブロマン、ニトロソ尿素お
よびヒドロキシ尿素の誘導体を含む。本発明(こよる医薬組成物中に存在させる
好ましい抗新生腫瘍発生物質は、ナイトロジエンマスタード、抗生物質および抗
ピリミジン化合物、および特にシクロホスファミド、ダウノルビシン(daun
orubicin )、ドクソルビシン(doxorubicin )およびフ
ルオロウラシルである。
不発明による医薬組成物は、癌の如き全ての悪性腫瘍増殖の(人間および獣の)
治療および予防に使用できる。
本発明Jこよる医薬組成物はまた癌の予防または治療のため医薬組成物(こ使用
しうる他の活性物質特(こアスコルビン酸も含有しうる。
勿論それらは例えば粉末、錠剤、軟こう、ローション、カプセル、被覆錠剤、ピ
ル、アンプル、シラツブ、乳剤、生薬、注射薬または溶液の形で、組成物を投与
に都合のよいように、配合添加剤も含有できる。これらの添加剤は適当な固体ま
たは液体の有機または無機のビヒクルまたは医薬助剤であることができ、例えば
水、パラフィン系の有機溶媒、ゼラチン、ラクトース、澱粉、ステアリン酸マグ
ネシウム、タルク、植物性および動物性脂肪および油、ガム、ポリアルキレング
リコールまたはバインダーおよび他の都合のよい助剤であることがてきる。
本発明(こよる医薬組成物は一般に本発明1こよるアシル化エナミド化合物およ
び所望によって抗新生腫石発生物質を10〜99重量%含有する。本発明1こよ
る組成物中tこ存在する本発明によるアシル化エナミド化合物(こ対する抗新生
腫瘍発生物質の量の重量比は一般【こ1/Jo〜1.0/1、好ましくはl/4
〜4/lである。
本発明によるアシル化エナミド化合物および医薬組成物はあらゆる動物、特【こ
人間における癌の如き悪性腫瘍増殖の治療または予防に投与できる、投与は医薬
内盛こ有効な量で、一つ以上の用量単位の形てする。
全ての投与法、例えば経口、直腸または非経口投与のみならず各種の軟こうまた
は表面パッチの表皮付与ζこよる投与を使用できる。非経口投与とは、静脈内お
よび筋肉内注射および潅腸と解する。
不発明による医薬組成物は非毒性の医薬的に許容しうるビヒクルと共に、所望に
よって抗新生腫瘍発生物質、お!ひ本発明によるアシル化エナミド化合物を一般
に少なくとも0.05〜500■、好ましくは05〜50■を含有する投与量単
位で人間医薬で経口的に投与できる。所望1こよっ(7)
では本発明による医薬組成物および抗新生腫瘍発生物質は別々におよび異なった
特に投与できる、この場合本発明による医薬組成物は抗新生腫瘍発生物投与前に
投与するのが好ましく、抗新生腫瘍発生物質は1〜24時間後に投与する。
「用量単位」とは、活性成分を単独でまたは固体もしくは液体の医薬稀釈剤また
はビヒクルと混合して含有する物理的に安定な単位投与の形であるように容易に
取り扱いおよび包装でき、患者に投与できる単位投与量と解する。
用量単位の形で、本発明による医薬組成物は、適切な間隔て毎日1回または数回
投与できる、しかし何時でも患者の状態および医師の処方を考慮に入れなければ
ならない。
本発明による組成物の適切な1日投与量は一般に体重1〜(こついて0.01〜
50哩で変化する。
非経口投与、特に静脈内または筋肉的投与のため、本発明による組成物は例えば
所望1こより抗新生腫瘍発生物質と共に、本発明によるアシル化エナミド化合物
0.5〜50rngを含有する用量単位の形で、水性溶液または懸濁液の形で投
与する、用量単位は使用直前薯こ溶解または懸濁させるか、医薬的に許容しうる
ビヒクルと共にすぐに使用する、すぐに使用できる形の例は注射しうるアンプル
である。
持続処置を使用する治療においてはピルまたはカプセルか医薬調剤の好適な形で
ある、これは医薬を経口的に投与したとき得られる長時間持続する効果のためで
ある。
下記実施例は本発明を例示する。
(8)
水分離器を備えた250−ガラスフラスコに常温で4.959 (3X 10−
2mol)にDP−Cメト−tシフ1ニル) −7セタミドを入れる。次に3.
2 y (3,6x 10−2mo1)の新たに蒸溜したピルピノ酸および12
0 mlのベンゼンを加える。この混合物を次いで還流温度まで加熱し、還流が
始ったとき、溶液は透明(こなる、そしてp−(メトキシフェニルアセチル)−
デヒドロアラニンの沈澱によって徐々に曇って来る。
還流は水かもはや分離しなくなるまで続ける、これには約4時間を要する、その
後ベンゼンを減圧下ストリッピングする。
P−(メトキシフェニルアセチル)−デヒドロアラニyを飽和NaHCO1溶液
で抽出し、次いで1.7yの未反応p−(メトキシフェニル)−アセタミドを戸
別する。
沖過か終ったとき、数ゴの塩酸をpH3または4となるまで滴加する。P−(メ
トキシフェニルアセチル)−デヒドロアラニンは沈澱し、これをρ過1こより回
収し、エタノールで再結晶する。4.45yのp−(メトキシフェニルアセチル
)−デヒドロアラニンが62%の収率で得られる。得られた生成物の融点は18
6℃であることが判る。赤外スtyn−’ (C= O)、1520 cm−1
(C=C)、1510 crn−’、142゜ダ1および1300Crn−1で
示す。質量分光器は235て極大を示す。
(9)
ジメチルスルホキサイドに溶解したp−(メトキシフェニルアセチル)−デヒド
ロアラニンの核磁気共鳴スペクトルは次の如き化学的シフトを示す、値はδ(溶
)で示す。
IHs8.96
2H117,20
2E1m6.86
実施例1て得たP−(メトキシフェニルアセチル)−デヒドロアラニン4yおよ
びシクロホスファミド3.22の混合して医薬組成物を作る。
100万の「テーパー・リバー腫瘍」癌細胞を、それぞれ約30yの10匹のマ
ウスの群に腹腔内に注射する。この注射後48時間で上述した医薬組成物を再び
腹腔内にマウスIKりについて1801ngの量で注射する。
比較のため同様に100万の「テーパー・リバー腫瘍」癌細胞投与した10匹の
同じマウスの群に癌細胞投与後48時間で腹腔内注射でシクロホスファミドの投
与のみをする、他の同様のマウス10匹の群に再び100万の「テーパー・リバ
ー腫瘍」癌細胞を投与し、これにはそれ以後何の処置も受けさせない。
何らの処置も受けなかったマウスの群は18日目と23(10) 特表昭Go−
500446(4)8目の間に全て死んだ。
シクロホスファミドでのみ処置したマウスの群は全て22日目と25日目の間に
死んた゛。
本発明による医薬組成物で処置したマウスの群はマウスか28日と39日目の間
でのみ死んだ。
本発明による医薬組成物での腹水の処置は感染したマウスの寿命を実質的に延引
させている。
100万の「テーパー・リバー腫瘍」癌細胞を、体重約30Fを有する12匹の
大人の雄のマウスNMRI種に腹腔内注射する。この注射後48時間で、本発明
による各種の医薬組成物をマウスに再ひ腹腔内に投与する、投与する組成物中に
存在するP−(メトキシフェニルアセチル) −7”ヒドロアラニンの量を変え
た、またシクロホスファミドのみを含有する組成物も投与する。
その後、三つのパラメーターを測定する:(a)癌腫瘍の接種後5日目のマウス
の平均体重の変動(V、Mw、 )。
(b)本発明による医薬組成物で、またはシクロホスファミドのみで処置した1
2匹のマウスの生存中央値(M、S、)。
(C)シクロホスファミドのみで処置した比較マウスに対する(11)
不発明による組成物で処置したマウスの生存の延長(p。
s、 )。
得られた結果を下表に示す、p−(メトキシフェニルアセチル)−デヒドロアラ
ニンはコードS86で示す。結果は、886を25.50または100■/即の
投与量を含む医薬組成物を投与するとマウスの生存の延長を示し、S86の致死
量(LD5o)はマウスの体重I K91こつぃて400rnqより大であり、
この値は生成物の低溶解度のため、マウス中(こ注射できる最大値である。
(12)
100万の「テーパー・リバー腫瘍」癌細胞を、体重約30yの12匹の大人の
雄のマウス、NMRI種の群に腹腔内に注射する。この注射後48時間で、マウ
スに本発明1こよる各種医薬組成物をこれも腹腔内lこ投与する、投与した組成
物中のシクロホスファミドの量を種々変えた。またシクロホスファミドのみを含
有する組成物も投与する。
その後三つのパラメーターを測定する:(a)癌腫瘍の頂種後5口重lこおける
マウスの平均体重の変動(V、 1,1. W、 )。
(b)本発明lこよる医薬組成物またはシクロホスファミド単独で処置した12
匹のマウスの生存中央値(M、S、)。
(C)シクロホスファミドの同じ投与量で処置した比較マウスに対する本発明1
こよる組成物で処置したマウスの生存延長(P−8・)0
得られた結果を下表ζこ示す。p−(メトキシフェニルアセチル)−デヒドロア
ラニンはコードS86で示す。それらは、360rnq/極に等しいかそれより
多いシクロホスファミドの投与量を含有する不発明による医薬組成物を投与した
とき、生存時間の著しい延長を示す。またシクロホスファミドで処置したマウス
の場合よりも、本発明による医薬組成物で処置1.たマウスの場合、マウスの平
均体重の変化は少ないこともわかる。
(13)
実施例 5:生体内でのドクソルビシンの毒性の抑制ラットへのドクソルビシン
(10■/Kg)の−回投与の皮下注射は、肝中でチトクロムP450の最少含
有量の20%の減少、ベンゾ(a)ピレンヒドロキシラーゼの低下、およびアル
ドリンモノオキゲナーゼ活性における85%の減少を生せしめる。参考抗毒性物
質として使用したシステアミンの投与は、チトクロムP450のレベル1こつぃ
てドクソルビシンの効果に対して保護しない。一方ベンゾ(a)ピレンヒドロキ
シラーゼ活性における低下は20%より多くなく、(14) 符表昭GO−50
0446(5)アルドリンモノオキシゲナーゼ活性における減少は40%に低下
する。
ドクソルビシンおよびP−(メトキシフェニルアセチル)−デヒドロアラニンの
等重量を含有する組成物の1回投与量(10mq/Kv)をラットに注射した。
チトクロムP450の最少含有量における60%増大、ベンゾ(a)ピレンヒド
ロキシラーゼ活性における20%増大、およびアルドリンモノヒドロゲナーゼ活
性≦こおける5%減少が観察された。
これらの試験から本発明によるアシル化エナミド化合物かドクソルビシンの上記
三つの毒性効果に対し完全に保護することが判る。
実施例 6:医薬組成物
実施例1て得たp−(メトキシフェニルアセチル)−デヒドロアラニン4yおよ
びドクソルビシン0.2yを混合して医薬組成物を作る。
平均体重160yの6匹のラット、LOU/2種の群【こ、100万のL31]
貧血性白血病(Leukaemia )細胞を腹腔内に注射する。L311貧血
性白血病は、種LOU/2のラットlこ移植しうる腫瘍である、この腫瘍はアド
リアマイシン・レヴユー、第工部、1973年、第79頁〜第86頁(こシー・
デッカース、エフ・メアー、エル・デッヵースーパッシュおよびニー・トロウェ
ットによる論文に発表Iれている。
この注射後48時間で上述した医薬組成物をラット体重1に7について105!
ruIの量で、これも腹腔内でラットに投(15)
与する。
比較のため、100万のL311貧血性白血病細胞を投与した12匹の同じラッ
トの群に、L311貧血性白血病細胞の投与後48時間でドクンルビシンの腹腔
内投与のみをする、そして100万のL311貧血性白血病細胞も投与した同じ
12匹のラットの群は続いての処置を与えない。
貧血性白血病細胞の投与後の生存の平均の長さは、未処置貧血性白血病ラットの
場合15.9日であり、ドクンルビシンでのみ処置したラットの場合27.6日
、そして本発明1こよる組成物で処置したラットについては33.6日である。
未処置貧血性白血病ラット1こついて、最初の死は貧血性白血病細胞投与後14
日で生する。同じ指標がドクソルビシンで処置したラットでは16日、本発明に
よる組成物で処置したラットについては21日である。
従って本発明による組成物での貧血性白血病の処置は貧血性白血病ラットの寿命
の実質的な延長を可能にする。
実施例 7〜11
実施例1に記載した方法と同じ方法に従って、n = lであり、Zが下記に示
した意義を有する一般式(I)の化合物を7−QC:2H641142
B−OCR2−C6H562188
9−0CH2−CH2−CH330178IQ−OCR(CH,)218 17
311−3CH371209
(16)
これらの化合物は実施例1の解毒効果と同様の解毒効果ラニン酸ナトリウム〕
ナトリウムメタル−) Q、 54 fを含有するメタノール10〇−中に2.
3!M’(10−2モル)の酸(P−メトキシフェニル−アセチル−デヒドロア
ラニン)を溶解する。
溶媒を蒸発させると白色固体を与える。
イソプロパツールから再結晶し、2.25F(87%)のナトリウム塩を与える
。
融点=112℃(重合)。
NMR(D20 )δ(IP ) : 7.0〜6.5 (4H、m )、5.
7(lH、s)、5.4(IH,S)、4.5 (H2O)、3.5(3B、s
)、3.3(2H,8)。
手続補正書(b弐つ
昭和60年1 月/g′日
3、補正をする者
事件との関係 QFf株詩1.コ
」;コ症=;;咋
9召千〇も慣ぎYl)1号20口(宥ヲぜ臂1日 日e口1目柑IFEt29日
)θ削f筈「し凝丈
1フ刊11托プ吃仏し)手(4a−,4千JP(つa4h仙(kりf3わら釘、
k劇にムシ1&−しヒゾ) l且(1)
アシル化エナミド化合物、それらを含有する医薬組成物、該化合物の利用法およ
び製造法本発明は了シル化エナミドのみならずそれらの塩、それらの錯体および
それらのアシル化2よびアルキル化誘導体からなるアシル化エナミド化合物に関
する。本発明はまたこれらの化合物を含有し、特に癌の治療または予防に使用で
きる医薬組成物、癌の予防のためのこれらの化合物の使用およびこれらの化合物
の製造法に関する。
本発明によるアシル化エナミド化合物は一般式(式中Zは電子供与体基を表わし
、nは1,2または3であり、l’(+は水素、ハロゲンまたは任意の有機基を
表わす)に相当する化合物またはこれらの化合物の塩、錯体、アルキル化誘導体
またはアシル化誘導体である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (式中Zは電子供与体基を表わし、nは1,2または3であり、R1は水素、ハ ロゲンまたは任意の有機基を表わす)もこ相当する化合物、これらの化合物の塩 、錯体、アルキル化誘導体またはアシル化誘導体であるアシル化エナミド化合物 。 2、zがハロゲンまたはQR2、sRz、5eR2,N = R2またはNR2 −R3(これらの中の酸素、硫黄、セレンおよび窒素は環の一部を形成できる) の中から選択した基であり、R2およびR3は同じであっても異なっても良く、 水素または1〜20個の炭素原子を含有する飽和または不飽和脂肪族または環式 有機基を表わす請求の範囲第1項記載のアシル化エナミ゛ド化合物。 □ 3、zがOR2基(R2が水素または1〜6個の炭素原子を有する置換または非 置換アルキル基を表わす)であり、R1が水素、1〜4個の炭素原子を有する置 換または非置換脂肪族基または5〜8個の炭素原子を有する芳香族基を表わす請 求の範囲第1項または第2項記載のアシル化エナミド化合物。 (18) ある請求の範囲第1項〜第3項の何れか一つに記載のアシル化エナミド化合物。 5、医薬として使用する請求の範囲第1項〜第4項の何れか一つに記載のアシル 化エナミド化合物。 6、請求の範囲第1項〜第4項の何れか一つに記載のアシル化エナミド化合物を 含有する医薬組成物。 7、更に抗新生腫房発生物質を含有する請求の範囲第6項記載の医薬組成物。 8、抗新生腫瘍発生物質がナイトロジエンマスタード、抗生物質または抗ピリミ ジン化合物である請求の範囲第7項記載の医薬組成物。 9、抗新生腫腸発生物質がシクロホスファミドまたはドクソルビシンである請求 の範囲第8項記載の医薬組成物。 10、癌の治療に使用する請求の範囲第6項〜第9項の何れか一つに記載の医薬 組成物。 11 癌の予防のため請求の範囲第1項〜第4項の何れか一つに記載のアシル化 エナミド化合物の使用。 のアミドをピルビン酸と反応させたことを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項 の何れか一つに記載のアシル化エナミド化合物の製造法。 (1)
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