JPS6049865B2 - 細胞含有試料の細胞浸透抵抗を決定するための方法及び装置 - Google Patents

細胞含有試料の細胞浸透抵抗を決定するための方法及び装置

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JPS6049865B2
JPS6049865B2 JP52094922A JP9492277A JPS6049865B2 JP S6049865 B2 JPS6049865 B2 JP S6049865B2 JP 52094922 A JP52094922 A JP 52094922A JP 9492277 A JP9492277 A JP 9492277A JP S6049865 B2 JPS6049865 B2 JP S6049865B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N13/00Investigating surface or boundary effects, e.g. wetting power; Investigating diffusion effects; Analysing materials by determining surface, boundary, or diffusion effects
    • G01N13/04Investigating osmotic effects

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は細胞の浸透抵抗(又は浸透圧脆弱性;0sm0
ticfragi1ity)を測定するための手法に関
するものてあり、更に詳しくは浸透圧勾配(0sm0t
icgradient)の制御された変化を有する溶液
の流れに血球をさらすことによつて血液試料.”の溶血
反応曲線(HemOlysiscurve)を得る方法
並びにその装置に関するものである。
赤血球の浸透抵抗テストは医学において比較的に余り重
要でない臨床テストであつた。
多数のテストチューブを使用する従来のパーパート3(
Parpart)法〔AIK●パーパート、P●B●口
レンツ、E−Rパーパート、J◆Rグリーグ及びA−M
・チエイス、ゝヒト赤血球の浸透抵抗(脆弱性)ョ、J
●Clln司Nvest●26:676,1947〕は
、合成曲線上の二、三の臨界溶血ポイントから4得られ
る情報の価値に関して余りにやつかいな且つ時間のかか
るものである。近年において、全溶血反応曲線を生ずる
二つの改善された方法が報告された。
該曲線はダナン(DannOn)の方法(D・ダナン、
1塩濃度の連続的減少による赤血球浸透抵抗を記録する
ための迅速マイクロ方法、J●CllnOPath●1
5:377,1965)によつて得ることが出来、該方
法は透析によつてオスモル濃度(又はモル浸透圧濃度;
0sm01arity)の漸次的変化を細胞に受けさせ
、一方溶液を通る光の透過度の変化を監視するものであ
る。そして、それは試料溶液を保持するために一対のセ
ロファン膜を備えた透析室を使用する。フ該膜を通じて
の透析は試料溶液においてオスモル濃度の漸次的減少を
生じる。この浸透圧勾配は該二つの膜の間の距離や該膜
自身の完全性の関数である。それ故、該膜の僅かな位置
のズレや変化が結果の再現性に影響するのである。コイ
ルプラネツト型遠心分離方法(R・ハラダ、Y・イトウ
及びE・キムラ、。
コイルプラネツト型遠心分離器による赤血球浸透抵抗測
定の新方法ョ、JapaneseJ●0fPhys●1
9:306−314,196仄並びにK・カツツイマー
及びS・シバタ、・1肝胆系疾患における赤血球の変化
した膜特性の観察へのコイルプラネツト型遠心分離器及
ひその応用、J●Lab●Clln●Med●85:8
55−864,1975)においては、細いコイル状チ
ューブが正確な浸透圧勾配を含む溶液で満される。該コ
イルの高オスモル濃度端に導入された血球は、遠心力場
のもとに該コイルのゆつくりした回転によつて決定され
る所定の速度で該勾配溶液中を動く。該血球が勾配の臨
界部分に到達すると、ヘモグ伯ピンを放出し、該放出さ
れたヘモグロビンはコイルのその部位に止り、それから
微測光光度計によつてその長さに沿つてスキャンされる
。この方法の一つの利点は、放出されたヘモグロビンが
常に後に残されるから、溶血反応がヘモグ七ピンのない
純粋な塩溶液中て起ることてあり、そして損われない血
球はコイル内を移動するのて新しい溶液て常に洗浄され
ることにある。この手法は利点を有しているものの、そ
の使用が厄介であり、そしてチューブ壁の乏しい光学的
性質による溶血反応曲線の正確な分析において困難性が
あることによつて制限を受けているのである。このよう
な理由のために、臨床実験室の大抵のものは、未だ赤血
球の浸透抵抗測定のために前記従来のパーパート法を使
用しているのである。
従つて、本発明の目的は、上記指摘した如き従来技術の
欠陥を克服することにあり、他の目的は浸透抵抗の測定
の改善にある。また、他の目的は、比較的単純な、再現
性の高い、そして極めて正確な結果を生じる系において
連続的に変化するオスモル濃度の純粋な塩溶液に細胞を
さらすことを採用する、赤血球の浸透抵抗の測定を行な
うための新規且つ改善された手法を提供することにある
本発明の更なる目的は、減少するオスモル濃度の溶液が
溶血反応のためのチューブを通過せしめられる間長い毛
細管内に細胞を止めるために、重力と共にボアズイユの
放物線流れパターン(POlseullleParal
x)1icf10wpattem)を利用する、連続的
に変化するオスモル濃度の塩溶液に赤血球をさらすこと
によつて浸透抵抗に対して赤血球をテストするための改
善された方法並びに装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、連続的に変化するオスモル濃
度の塩溶液の流れに細胞をさらし、ヘモグロビンがそれ
らから放出され且つ移動する塩溶液の軸方向の流れパタ
ーンによつて迅速に取り去られるようにし、そして溶血
反応曲線を記録するために分光光度法的に流出流れを監
視することによつて、浸透抵抗に対して赤血球をテスト
するための改善された方法及び装置を提供するにある。
本発明のその他の目的及び利点は、以下の記述及び特許
請求の範囲から、また好適な具体例に係る添付の図面か
ら明らかとなろう。本発明の毛管流れ方法(Capjl
laryflOwmethOd)において、所望の浸透
圧勾配を有するNaCI溶液は正確に勾配混合機(Gr
″Adlentmixer)によつて調製され、そして
直立したコイル状毛細管、即ちその個々の巻回部が略水
平てあるような実質的に垂直なコイル軸を有するコイル
チューブを通過せしめられる。
以下図面に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
第1A,1B及び1C図において、毛細管を通るボアズ
ィユ流れパターンは放物線11が明示され、該放物線1
1は、チューブ内の流体により発揮される抗力がチュー
ブ軸心で最大であり、そしてチューブ内壁表面に向つて
減少する事実を表わしている。
この曲線はまたチューブ軸心近くに位置する流体流れが
チューブ内壁面近くの流体流に比較して相対的に高い速
度で動く事実も示している。これより、赤血球の如く流
体流れによつて運ばれ得る粒子が同様に、即ちボアズイ
ユ流れパターンに従つて且つ該流れパターンに沿うそれ
らの特定の位置決めに従つて動くこととなる。即ち、第
1A図において、12で示したチューブは、垂直に配置
され、そして流れは下向きである。
流れの抗力は13で示す赤血球をチューブの軸心方向に
群れさせる傾向となろう。流体は、該流体それ自身と殆
んど同様な速度でチューブ軸心近くに赤血球を運び、そ
して放物線的ボアズイユ流体パターン11に沿う赤血球
の位置選定に従うスピードで残余のものを選ぶこととな
ろう。同様な一般的結果は第1B図の垂直のチューブ配
置でも得られるが、該第1B図においては流れは下向き
ではなく上向きとなつている。第1C図において、チュ
ーブ12は実質的に水平であり、そして重力が赤血球1
3に作用し、それを底部のチューブ壁上に、即ち流れ速
度が相対的に低いボアズイユの放物線流れパターンに沿
う位置に横たえさせようとする。
結局、赤血球の流れ速度がチューブを通る平均流体流れ
速度に比して相対的に低く、そして移動する流体の大部
分は相対的に高い速度で赤血球を通り過ぎて行くことと
なろう。それ故、第1C図と類似の配置て、重力効果と
共にボアズイユの流れパターンにより、直立した毛細管
コイル内に導入された赤血球は、上述の如く、勾配溶液
の速度よりももつと遅い速度でコイ”ルを通つて移動す
るであろう。
このために、本発明に従えば、該細胞は溶血反応に対し
て漸次的に減少するオスモル濃度にさらされる。細胞か
ら放出されたヘモグロビンは、それから、流通する流れ
によつて迅速に除去される。光学密度が547nm・で
時間に対して記録される。細胞は常に洗浄されており、
そしてヘモグロビンの存在しない勾配溶液の新しい部分
にさらされているが、コイルプラネツト型遠心分離手法
との対照において、放出されたヘモグロビンは単純な且
つ精微な光学システノムで監視され、全溶血反応曲線を
記録するのである。前述したように、ここに述べた方法
は、ボアズイユ流れの放物線型パターンと水平な細いチ
ューブにおける重力を利用して、所望の勾配の塩溶液が
チューブを流通している間赤血球を留めておくものであ
る。
また、上で指摘したように、赤血球の速度はチューブの
配置で変化する。即ち、該チューブの長さ方向に重力が
作用する垂直に配置されたチューブにおいて(第1A及
び1B図参照)、赤血球はボアズイユの流れパターンの
中心に向つて移行し、それによつて相対的に高速度に達
するであろう。しかしながら、該チューブが重力に関し
て殆んど水平な配置にあるとき(第1C図参照)、赤血
球は該溶液よりも更に遅い速度で該チューブの長さに沿
つて動くであろう。血漿、血小板、ヘモグロビン、及び
重力によつて殆んど影響を受けないその他のものは、該
チューブを急速に流通する。それ故、赤血球の効果的な
保持は、第2図において14で図示する円筒状支持体の
如き直立した円筒(柱)状支持体の回りに直径の小さな
チューブ12を巻きつけてカラムとなすことにより達成
され得る。該円筒状支持体の直径が該チューブ12の直
径に対して大きくなればなるほど、その流れはよソー層
水平となる。結局、チューブ内に導入された減少する浸
透圧勾配を有する塩溶液は、カラム内に完全な細胞を残
す一方、溶血反応を惹起した細胞から放出されるヘモグ
ロビンを溶出する。溶血反応曲線は分光光度計で該カラ
ムの出口流れを連続的に監視することに−よつて得られ
る。第2図は、本発明に従うシステムの基本的要素を図
解的に示すもので、かかるシステムはグラジエント●ミ
キサ(GradientImjxer)15、流れを生
ぜしめるポンプユニット17、赤血球の保持!を為す毛
細管12のコイル18、及び細胞の溶血反応を監視する
ために記録計30を作動する検知器19から構成されて
いる。
。グラジエント●ミキサ15は、LKB・ウルトラグラ
ツド・113叩機(スウエーデン国、ストツークホルム
;LKBPrOdukterFabriksaktie
lxl)1ag社製品)と類似のものてあり、それはフ
ラスコ21と22から流体ライン29に通じられるそれ
ぞれの1出発媒体ョと1最終媒体ョの液体成分の比率を
変化せしめるように接続された時間制御二重クバルブ●
ユニット(Time−COntrOlleddLlal
vaIveunlt)20を備え、そして30分の間に
0.85%から0%のNaClの勾配を為すようにミキ
サ23に供給するようになつている。
勾配溶液は、テクニコン・プロポーシヨニング・ポンプ
(アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ニューヨークのT
echnicOnChrOmatOgraphyCrO
p・製)からなる二段(TwO−Sta?)ポンプユニ
ット17の第一ステージによつて該ミキサ23から取り
出され、0.065インチ(0.163c7n)内径の
ポンプチューブ24の長さを通つて25で示される通常
のバブルトラップ及び過剰流体除去器に至る。
0.015インチ(イ).038cm)内径のより小さ
なノ直径のチューブ26の長さはポンプユニット17の
第二ステージに戻る。
該第二のポンプステージの出口ライン27は試料を注入
するための通常の手段を備えたウェル(WeIl)28
に接続されている。該試料及び勾配溶液はコイル18を
流通し、−そしてそれから547nm光学密度モニター
ユニット19に至る。該モニターユニット19はLKB
●ユビコード■検知器と記録計(30で示す)から成る
ものであり、上述したLKBPrOdukterFab
riksaktiebOlag社製品である。該ユビコ
ード■検知器に使用されるセルはヘモグロビンの検知の
ために547nm妨害フィルタを有する1.8―内径の
フローセル(FlOwcell)であることが好ましい
。第2図に従う代表的システムにおいて、3紛間で0.
85%からO%のNaClの勾配速度と6.7m1/H
rのポンプ速度が、赤血球と溶液との適当な混合を行な
い、そして1分あたりのNaCl勾配において略0.0
3%の変化に該赤血球がさらされるように選択された。
赤血球の進行の速度は溶液の進行速度の約1110てあ
り、略18mm/分であつた。この代表的システムにお
いて、コイル18は、0.8m1の容量の、長さが14
0cmの一本の0.85悶内径テフロンチューブであつ
た。より大きな直径のチューブは赤血球を流れる塩溶液
で洗浄するのが不充分であつた。これは溶血反応ピーク
の不必要なひろがりで明らかとなつた。より小さな直径
のチューブにおいては混合が余りに激しく、赤血球の持
越が起つた。コイルの最適な長さは選択された流れ速度
と勾配速度によつて決定されることとなる。第3図は勾
配溶液(速度ライン31て示す)と赤血球(斜線面積3
2で示す)との間の流れにおける相違をグラフで示して
いる。
斜線面積32は時間の函数としてチューブに沿つて赤血
球が拡がることを表示している。代表的手順において、
勾配溶液の調製は次の如くである:10%NaCjに浸
透圧的に等しい緩衝NaClストック溶液が次のように
して作られた:90gのNaCl,l3.65yのNa
2HPO4と2.15VのNal(2P04・H2Oが
蒸留水に溶解され、そして最終的に容積が1eに調節さ
れた。
0.85%NaClに等しい1出発媒体ョ溶液は該スト
ック溶液の85m1を蒸留水で稀釈し、最終的に容積を
1′とすることによつて調製された。
この最終的な溶液はPH7.4であつた。蒸留水は1最
終媒体ョ溶液として使用された。出発及び最終溶液間の
直線的勾配は前記LKB◆ウルトログラツド●1130
0機の30分の時間走査で得られた。実際のテストが次
のように行なわれた:試料ボート28が開けられ、ポン
プユニット17が約1分間急速な洗浄サイクルで作動せ
しめられて、ポンプチューブが出発溶液でフラッシュさ
れた。
いくらかの出発溶液(約3cc)を有するシリンジが溶
出端から検知器19及びコイル18を通つて試料ボート
28にフラッシュするために使用され、過剰のものが真
空プローブで取り出された。それから試料が試料ボート
内に導入され、そして該ボートが閉じられた。ついでポ
ンプユニット17とグラジエント・ミキサ15が記録計
30と同時に始動させられた。へバリン又はEDTAて
処理された未稀釈の血液見本が試料として使用され、マ
イクロピペット又はハミルトン・10●マイクロリツタ
ー●シリンジで注入された。為された代表的事例におい
てへバリン及びEDTA処理血液は同一の結果を与えた
。これは、これらの抗凝血剤が緩衝勾配溶液によつて直
ちに流し去られる事実に、多分よるものである。%Na
Cl対時間の検度は通常の予め目盛られた電導度メータ
を使用して記録計30に施された。
これは第4図において33として示されている。第4図
は、また、同一の標準の患者からの4個の異なる試料量
に対する応答を表示する溶血反応応答曲線34を示して
いる。該曲線34は新鮮な試料から得られたものである
。培養された標準試料(JncubatednOrma
lsampIe)から得られた曲線は左にシフトし、例
えば、破線35で示されるように増大した浸透抵抗を表
示する。異常な試料は、新鮮な試料及び培養された試料
の何れに関しても特徴的な浸透抵抗を示す。
標準試料に関して左方へのシフトは増大した浸透抵抗を
表示し、一方右方へのシフトは浸透抵抗における減少を
表示する。異常な試料のいくらかのタイプのものにおい
ては記録された曲線が細胞の二つの明確な集団を示し、
その一つは、他の一つが例えば培養(Incubati
On)後に増大するとき、浸透抵抗において減少する。
鎌状細胞貧血病が存在する試料においては、記録された
曲線は新鮮な及び培養された試料両方において低い浸透
抵抗を示したが、このケースにおいて全細胞集団は、標
準試料の結果と同様に、培養により更に脆弱となつた。
本発明の手法を採用して行なわれた研究から、異常性が
溶血反応曲線の形状に注目するか或はピークと終点を関
連させるかの何れかによつて定義され得ることが見い出
された。先に述べたように、本発明に係る手法は、パー
パート法よりもより正確な結果を生ずる。
けだし、該パーパート法によつて得られる合成曲線が、
溶血反応の終点と50%溶血反応点の読みとの間の4つ
或は5つの点を結ぶ線を基礎とするからである。一方、
本発明手法における如く、漸次的に変化する勾配て得ら
れた曲線は、少数の読みにより固有の不正確性を有して
おらす、より以上の分析に受け入れられるものである。
′ 本発明に係る手法で為された研究から、また、その
結果が再現性の高いものであり、且つ誤差がパーパート
法によるものよりも感知しうるほどに少ないことが見い
出された。
また、直接に記録される曲線は価値ある情報を提供する
。特に、上述7の如く赤血球を一つの集団より多く含む
異常試料を取り扱うときにそうである。これらの場合に
おいて(患者が保存後少なくとも二つの分離した赤血球
の集団を示すとき)、該曲線の下ての面積はヘモグロビ
ン含量に殆んど比例するから、該ピーク及び終点は該曲
線の対称の変化を明らかにし、また全赤血球試料内の集
団分布を順番に明らかにしよう。パーパート法は集団分
布での対称及びシフトにおける変化を示すのに有効では
ない。上述したように、本発明に係る手法は、ダナン法
における如く、透析膜の完全性の維持に頼るものでなく
、そしてコイルプラネツト型遠心分離手法の光学的監視
の困難性も生ずるものではないのである。これらの欠点
の克服に加えて、本発明の技術は次のような利点をも追
加している。:1)要求される試料量が少ないことく2
)アウトプットが非合成形態であること、3)何等の試
料調製も必要でないこと、4)正確性及び再現性が高い
こと、5)システムが、他のタイプの細胞における浸透
抵抗の研究のために、勾配流れ速度の形状や傾き、温度
、監視波長などのパラメータの変化に極めて従順である
こと、6)システムが、また同時に及び/又は連続的に
多くの試料に対する自動化に適応し得ること、及び7)
溶離液がそれ以上の分析のために分別され得ること。他
の何能な応用は次のことを含む:a)50%、ピークと
終点、合成曲線の決定のためのコンピュータの利用、b
)赤血球のグループにおいて種々なる集団の分離を容易
にするために鋸歯手法で勾配を変化させること、c)浸
透抵抗と赤血球の寿命(Age)との間の相互関係の決
定、d)血液の貯蔵による浸透抵抗における変化の決定
;及びe)密度勾配遠心分離によつて分別された鎌状細
胞貧血病赤血球の調査。
毛管流れ手法による細胞浸透抵抗の決定のため5の改善
された方法や装置の或る特定の具体例が、前記記述にお
いて開示されたけれども、それは、本発明の精神の範囲
内での種々なる変形が当業者に浮ひ得ることを理解させ
るものてある。
それ故、本発明が例証的に提示した開示具体例に限定.
されるものでなく、また多くの変形や適合が本発明から
逸脱することなしに為され得ることを意図するものてあ
る。例えば、この方法は勾配溶液中で溶血する白血球の
如き他のタイプの細胞に適用され、そして280nn1
或は他の波長で検知され得るものであり、また塩や清浄
剤の如き他のタイプの勾配溶液中で異なるタイプの細胞
を溶血するために利用され得るものである。
また、勾配溶液は直線的よりも指数的の如き他の形態か
らなることも出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1A,1B及び1C図は、それぞれ種々なる配置にあ
る毛細管の拡大断面図てあり、異なる配置に対するチュ
ーブ内のボアズイユの流れパターンの結果として赤血球
の占める位置を示す。 第2図は、本発明の手法を採用する赤血球浸透抵抗テス
トを行なうためのシステムの略ブロック図である。第3
図は、塩溶液と赤血球が第2図に図示した如きシステム
において毛細管コイルを通過する相対速度を示すグラフ
である。第4図は、本発明に係る方法及び装置を用いて
通常人からの四つの異なる血液試料量に対して得られた
代表的な溶血反応曲線を示し、且つ時間に対する%Na
Cl検量線を有するグラフである。11・・・・・ボア
ズイユの放物線流れパターン、12・・・・・・チュー
ブ、13・・・・・・赤血球、14・・・・・円筒状支
持体、15・・・・・・グラジエント・ミキサ、17・
・・・二段ポンプユニット、18・・・・コイル、19
・・・・光学密度モニターユニット、20・・・・・時
間制御二重バルブ・ユニット、21,22・・・・・・
フラスコ、23・・・・ミキサ、24・・・・・・ポン
プチューブ、26・・・・・・チューブ、25・・・・
・・バルブトラップ・過剰流体除去器、27・・・・・
・出口ライン、28・・・・・・試料ボート、29・・
・・流体ライン、30・・・・・・記録計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 実質的に水平な部分を有する毛細管に塩溶液を通じ
    てその流れをポアズイユの放物線流れパターンに従わせ
    、該塩溶液が毛細管を通過せしめられるとき該塩溶液の
    浸透圧勾配を時間と共に変化せしめ、前記実質的に水平
    な部分に達するように該毛細管内に試料を挿入して該塩
    溶液が前記実質的に水平な部分で該試料の細胞よりも早
    く流れ且つ該細胞が変化するオスモル濃度の塩溶液にさ
    らされるようにし、そして該毛細管からの流出液の時間
    に対する光学密度の変化を連続的にプロットすることを
    特徴とする細胞含有試料の細胞浸透抵抗を決定するため
    の方法。 2 前記実質的に水平な部分を有する毛細管が垂直に配
    置された毛細管コイルの巻回部を含む特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3 前記浸透圧勾配の時間に対する変化が、実質的に直
    線的な減少である特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 前記塩溶液が塩化ナトリウムの水性溶液からなる特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 5 流出液の光学密度の変化が略547mmの透過波長
    でプロットされる特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 塩溶液が塩化ナトリウムの水性溶液からなり、かつ
    変化の勾配速度が30分間で略0.85%から0%Na
    Clとなる特許請求の範囲第1項記載の方法。 7 毛細管を通る塩化ナトリウム溶液の流れ速度が略0
    .85mmの管内径で、略6.7ml/hr.である特
    許請求の範囲第6項記載の方法。 8 塩溶液源、所定時間の間該塩溶液の浸透圧勾配を変
    化せしめるための手段、その軸が実質的に垂直となるよ
    うに配置されたコイル状毛細管、浸透圧勾配の変化する
    塩溶液を前記源から該コイル状毛細管に流通せしめるポ
    ンプ手段、細胞が管巻回部に実質的に保持され且つ該溶
    液が細胞を通り過ぎるように、試料を該コイル状毛細管
    内に入れるための手段、及び前記コイル状毛細管からの
    流出液の光学密度を前記所定時間の間じゆう連続的に測
    定する手段を含むことを特徴とする細胞含有試料の細胞
    浸透抵抗を決定するための装置。 9 前記塩溶液が塩化ナトリウムの水性溶液からなる特
    許請求の範囲第8項記載の装置。 10 血液試料に対する溶血反応曲線を引き出すように
    、前記所定時間の間じゆう略547nmの波長で連続的
    に前記光学密度を測定する手段を設けた特許請求の範囲
    第9項記載の装置。 11 前記塩溶液源及び該塩溶液の浸透圧勾配を変化せ
    しめる手段が、塩化ナトリウム溶液を有する第1の容器
    、水を有する第2の容器、二重混合バルブ・アッセンブ
    リを有する比率変化グラジエント・ミキサ(該バルブ・
    アッセンブリは該グラジエント・ミキサにて制御される
    )、及び前記それぞれの容器を前記二重バルブ・アッセ
    ンブリの入口に接続する導管手段を含み、前記二重バル
    ブ・アッセンブリが塩化ナトリウム溶液と水の変化する
    比率のためにミキサを含む共通の出口を有する特許請求
    の範囲第8項記載の装置。 12 試料をコイル状毛細管内に入れる手段が、前記ポ
    ンプ手段の出口と前記コイル状毛細管の間に接続された
    試料ポートを含む特許請求の範囲第11項記載の装置。 13 前記コイル状毛細管が、毛細管を巻いた垂直に直
    立した円筒状支持体にて構成される特許請求の範囲第1
    2項記載の装置。
JP52094922A 1976-08-09 1977-08-08 細胞含有試料の細胞浸透抵抗を決定するための方法及び装置 Expired JPS6049865B2 (ja)

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FR2361657B1 (ja) 1982-06-18
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FR2361657A1 (fr) 1978-03-10
JPS5351796A (en) 1978-05-11
SE7707048L (sv) 1978-02-10

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