JPS604874Y2 - 船舶のブリツジウイング構造 - Google Patents

船舶のブリツジウイング構造

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Publication number
JPS604874Y2
JPS604874Y2 JP12593980U JP12593980U JPS604874Y2 JP S604874 Y2 JPS604874 Y2 JP S604874Y2 JP 12593980 U JP12593980 U JP 12593980U JP 12593980 U JP12593980 U JP 12593980U JP S604874 Y2 JPS604874 Y2 JP S604874Y2
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JP
Japan
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bridge wing
bridge
guide member
lifeboat
ship
Prior art date
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Expired
Application number
JP12593980U
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English (en)
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JPS5748195U (ja
Inventor
義昭 大桑
洋市 三神
Original Assignee
三井造船株式会社
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Publication date
Application filed by 三井造船株式会社 filed Critical 三井造船株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ブリッジウィングの直下に救命艇を装備した
船舶に実施して好適なブリッジウィング構造に関するも
のである。
一般にタン力などの船舶におけるブリッジウィングは、
第1図に示すようにブリッジウィング1を支持板2,2
で支持する構造を採っている。
このため、ブリッジウィング1の下側には、ブリッジウ
ィング1の底1aと前後両支持板2,2からなる下向き
コ字状の空間3が形成され、この空間が思わぬ不都合を
引きおこすことがある。
すなわち、居住区に近くプロペラから充分に離れた位置
に装備しなければならないためにブリッジウィング1の
下方に救命艇4が塔載されていた場合、不幸にして船舶
が沈没したとき、第2図に示すように自己のもつ浮力に
より浮上しようとする救命艇4が前記空間3内に嵌り込
み、こ)に係止されて浮上されないという欠点がある。
このような事故は、はとんど起き得ないとはいえ、安全
航行を絶対的な条件とする船舶構造においては、不測の
事態に備えるべく万全の措置を講する必要がある。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、ブリッ
ジウィング先端下部と船橋側壁間に浮上する救命艇が沿
うようなガイド面を有する案内部材をブリッジウィング
の支持板間に配設するという、きわめて簡単な構成によ
り、海難時における救命艇の浮上を確実なものとした船
舶のブリッジウィング構造を提供するものである。
以下、その構成等を図に示す実施例により詳細に説明す
る。
第3図は本考案に係るブリッジウィングを示す正面図と
側面図で、同図において、符号11で示すものは船橋1
2の両側に突設されたブリッジウィングを示し、このブ
リッジウィング11は前記第1図と同様前後端下側を一
対の支持板13,13で支持されている。
すなわち、この支持板13.13は同図aに示すように
船橋12の正面または背面側からみて二等辺三角形状を
呈し、その基端は船橋の側壁12aに溶接されている。
14はこの支持板13.13間に介設された案内部材で
、この案内部材14の上端はブリッジウィング11の先
端下部に、また基端は船橋12の側壁12aにそれぞれ
溶接されている。
そして、この案内部材14の特徴は、傾斜したガイド面
14aを有する点にある。
すなわち、この案内部材14はその下端14bが、前記
支持板13.13の下側縁13aより下方に位置するよ
うに、また上端14cがブリッジウィング11の先端下
部に位置するように長い板材によって形成されている。
なお、本実施例では、案内部材14を2個設けた例を示
したが、ブリッジウィング11の船長方向の幅に対応し
て数を増減させることが望ましい。
15はブリッジウィング11の下方に塔載された救命艇
を示す。
したがって、船舶が不幸にして沈没した場合、第4図に
示すように、救命艇15がブリッジウィング11の直下
にあったとしても、その浮上の途中で案内部材14のガ
イド面14aに接触し、このガイド面14aに摺接案内
されブリッジウィング11の側方を通って海上16に浮
上されることになる。
第5図aは本考案の他の実施例を示す正面図で、前記実
施例では案内部材14を細長い板材で形成したのに対し
、本実施例では棒材で形成した例を示す。
すなわち、この棒材よりなる案内部材14は、その下端
14bが支持板13の下端縁13aより下方に位置する
ように、ブリッジウィング11の先端下部と船橋の側近
との間に架設されている。
なお、こ)にいう棒材とは、丸棒、角棒に限らずパイプ
あるいは同図すおよびCに示すような断面り字状ないし
U字状に形成したものも含む。
また、この棒材からなる案内部材14も前記板材からな
る案内部材と同様、ブリッジウィング11の船長方向の
幅に対応させ2〜3本設けることが望ましい。
また、案内部材として一側縁をガイド面とする略三角形
状の板材を使ってもよい。
すなわち、上端縁がブリッジウィング11の下面に接合
され、側縁が船橋の側壁12aに接合される二等辺三角
形状の板材によって形成してもよい。
以上説明したように本考案によれば、ブリッジウィング
の先端下部と船橋側壁間に傾斜したガイド面をもった案
内部材がブリッジウィングの支持板間に設けられている
から、船舶の沈没に際し、少なくとも救命艇が支持板間
に係入しその浮上が妨げられるというような不測の事態
が起きるようなことはない。
むしろ、案内部材のガイド面に誘導され、救命艇の速や
かな浮上が期待できる。
また、この案内部材の上端をブリッジウィングの底に固
定するようにすれば、案内部材自体が支持板の機能をも
つことになり、ブリッジウィングのより安定した支持が
得られるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブリッジウィングを示し、Aは正面図、
BはB−B拡大断面図、第2図は沈没時の状態を示す図
、第3図は本考案に係るブリッジウィングを示し、aは
正面図、bは側面図、第4図は同じく沈没時における案
内部材の作用を説明するための図、第5図aは他の実施
例を示す正面図、bおよびCは棒材の実施例を示すI=
I断面図である。 11・・・・・・ブリッジウィング、12・・・・・・
船橋、13・・・・・・支持板、14・・・・・・案内
部材、14a・・・・・・ガイド面、15・・・・・・
救命艇。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)一対の支持板13.13によって支持されたブリ
    ッジウィング11の直下に救命艇15を装備した船舶に
    おいて、ブリッジウィング11の先端下部と船橋12の
    側壁12aとの間に傾斜するガイド面14aを有しかつ
    その下端14bが前記支持板13の下側縁13aより下
    方に位置する案内部材14を前記両支持板13.13間
    に配設し、前記ガイド面14aに沿って救命艇15が浮
    上するようにしたことを特徴とする船舶のブリッジウィ
    ング構造。
  2. (2)−側縁を傾斜するガイド面14aとした略々三角
    形状の板材をもって案内部材14を形成したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の船舶のブリ
    ッジウィング構造。
  3. (3) 棒材によって案内部材14を形成したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の船舶の
    ブリッジウィング構造。
JP12593980U 1980-09-04 1980-09-04 船舶のブリツジウイング構造 Expired JPS604874Y2 (ja)

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JP12593980U JPS604874Y2 (ja) 1980-09-04 1980-09-04 船舶のブリツジウイング構造

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JP12593980U JPS604874Y2 (ja) 1980-09-04 1980-09-04 船舶のブリツジウイング構造

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JPS5748195U JPS5748195U (ja) 1982-03-17
JPS604874Y2 true JPS604874Y2 (ja) 1985-02-13

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