JPS6048216B2 - 電磁濾過器 - Google Patents

電磁濾過器

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JPS6048216B2
JPS6048216B2 JP17284981A JP17284981A JPS6048216B2 JP S6048216 B2 JPS6048216 B2 JP S6048216B2 JP 17284981 A JP17284981 A JP 17284981A JP 17284981 A JP17284981 A JP 17284981A JP S6048216 B2 JPS6048216 B2 JP S6048216B2
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JP
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matrix
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ferromagnetic
magnetic
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Expired
Application number
JP17284981A
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JPS5876114A (ja
Inventor
庚三 三田
守之 広田
悟 長井
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、液体中の磁性懸濁粒子を濾過分離するため
の電磁ろ過器に関し、特に濾過器のマトリックスの改良
に関するものである。
既知の電磁ろ過器は第1図に示すように、通液路の配管
途中に設置されたベッセル1内の2個のポールピース2
、3間にマトリックス4を充填し、ベッセル1の外周に
取付けられた電磁石装置5の電磁コイル6を励磁するこ
とによりポールピース2、3間に磁界が発生させ、これ
によりマトリックス4が磁化される。
かくして被処理液体は、流入口7よりベッセル1内に流
入し、ポールピース2の開口部9を通つてマトリックス
4内を通過する際に液体中の磁性懸濁粒子がマトリック
ス5に捕捉される。処理液体は出口側ポールピース3の
開口部9を通り流出口8よりベッセル1外に流出される
。電磁ろ過器において、液体中の磁性懸濁粒子を磁化さ
せたマトリックスで効果的に捕捉除去するためには、磁
性懸濁粒子に働く磁力を高めることが必要である。
これには磁界の強さおよび磁界の勾配を高めなければな
らない。磁界の強さを高めるには電磁コイルに多量の電
流を与えることが必要となり経済的ではない。従つて磁
界の勾配を高めることが有効な手段となる。このため従
来は、尖つた部分を有する強磁性体の曲率半径の小さい
表面に磁力線が集中し、高い磁界勾配が発生することを
利用したマトリックスとして、尖鋭部の多いスチールウ
ール、線径の小さい金網や、尖鋭部をもつように加工さ
れた線材による金網等が使用されている。マトリックス
としてのスチールウールは破断しやすく、かつ捕捉すべ
き磁性懸濁粒子が多い場合や粒子に油が付着している場
合は、洗フ浄によつてもマトリックスの更新が困難であ
る欠点を有している。また金網をマトリックスとして使
用すると、磁性懸濁粒子の捕捉効果を高めるために金網
の目開きを小さくすることが必要となり、目開きが小さ
5いと粒子が目につまり、洗浄によつてもつまりの排除
が困難である。
更に積層された金網の深部に浸入して捕捉された磁性懸
濁粒子を一方向からの洗浄によつて排除するには洗浄時
間を長くしなければならない欠点を有している。本発明
の目的は、前記従来のマトリックスの欠点に鑑み、磁性
懸濁粒子の捕捉効果を高め、それていて捕捉された粒子
を洗浄によつて容易に排除出来るマトリックスを備えた
電磁ろ過器を提供することにある。
以下に本発明を図示の実施例に従つて説明する。
第2図aは本発明の一実施例の断面図であつて、10は
三角断面の強磁性体材料、例えばSUS43Oのバーで
ある。これを第2図bの平面図に示すようにベッセル1
の内径全般に亘つて一定間隔を保つて設けられている。
そして11は強磁性体以外の材料、例えはSUS3O2
から成る断面矩形の棒状のスペーサーであり、これでバ
ー10が上下に一定間隔を保つようにし、しかも流路が
千鳥状になるような関係で積層されている。このように
、強磁性体のバーを弱磁性体のスペーサーで積層すると
、磁気短絡を防止し、高幻配の磁界が効率よく発生する
ので好ましい。また、三角断面のバーの底辺(一辺)が
被処理水の流入側となるよう配列すると、懸濁磁性体粒
子の捕捉される磁化面積か多くなると共に処理水流出側
より洗浄水を流した時、捕捉された磁性粒子の除去が容
易になる。さらに、バーを千鳥状に積層すると、1段の
バーを通過した磁性粒子は次段のバーの底辺部.に達し
容易に捕捉されることにより捕捉効果が高まる。また、
格子状に配列した場合ても流れの方向変化により、マト
リックスへの磁性粒子の接触効果が高くなり捕捉性能が
向上する。したがつて前述したように千鳥状に積層する
か、上下関係で二直交するようにするのが好ましい積層
方法である。バーの平面における配列間隔は、磁性粒子
の大きさにもよるが、一般的に0.5mmよりも小さく
するとバーの間隔が詰り易くなり洗浄が困難とな3る。
しかし、3.0m77zを越えるとバー間を通過する磁
化粒子が多くなり磁化粒子の捕捉率が急激に低下する。
なお、バー断面は正Ξ角形だけでなく角が多少丸味を呈
していてもよく、また正Ξ角形でなく二等辺Ξ角形など
のその他のΞ角形でもよ4.い。またバーの積層間隔は
1.0Tfgnよりも小さい場合、磁化されたバーに捕
捉された磁性粒子の空間に占める割合が多くなりマトリ
ックスの差圧が短時間で増大し、マトリックスの洗浄頻
度が多くなる。
けれども積層間隔が5wLを越えると、マトリックス部
に単位容積に占める強磁性体バーの容積比率が減少し、
磁性粒子の捕捉効果が低い。したがつて、磁性粒子を最
も効果的に捕捉し、洗浄によつて容易に再生しかつ再生
頻度の少いマトリックスとしては、バーを配列間隔0.
5wrm〜3.0TnIfL)積層間隔を1.0wrm
〜5.一に配列、積層すればよい。第3図は本発明の他
の実施例を示すものて、第3フ図aは断面図及び第3図
bはその平面図である。12と13は前記第2図の実施
例で説明したΞ角断面を有する強磁性体バーとスペーサ
ーである。
ここでは前記したマトリックス間に強磁性金属粉末を合
成樹脂中に添加して得られる強磁性体発泡ゝ金属14を
挾んで積層してある。このように、上述したマトリック
ス間に強磁性体発泡金属を挿入すると、発泡金属の強磁
性体骨材は鋭い尖縁部を有しているので空間部の多数の
細孔は極めて強力な高勾配磁界が発生する。したがつて
細孔を通過・する磁性粒子の捕捉効果が効果的に行なわ
れ、磁性粒子の捕捉率を向上させることができる。挿入
位置は、バー状のマトリックスで大部分の磁性粒子を捕
捉したのち、強磁性体発泡金属で更に捕捉するように、
処理水の流出側に設置した方がよい。しかし洗浄の際洗
浄水が強磁性体発泡金属の全面に均等分散されるように
、バー状マトリックスと3〜5段、強磁性体発泡金属の
上部、即ち処理水流出側に積層しておくことが好ましい
。強磁性体発泡金属の空間率は、磁性粒子の捕捉率を高
めるためには小さい程よいが、洗浄効果の面からは大き
い程よい。発明者らの実験によると空間率90〜98%
の発泡金属が磁性粒子の捕捉効果及び洗浄による再生効
果が優れている。この範囲外になると実用上問題がある
。強磁性体発泡金属は、優れたろ過材であるが、それ単
独で用いるときには、目詰り防止のために慎重な運転を
要求されるが、このようにバー状マトリックスと組合せ
ることにより、処理水のポリツシヤー的な使用が可能と
なる。
なお、スペーサーの数は、同一平面に対してなるべく少
ない方が(第2,3図の実施例では3本)マトリックス
の差圧とならないので好ましい。
以下に本発明の実験結果を示す。
第1図に示す電磁枦過器において、線径0.5−、目開
き1.2Tn!n(7)SUS43曜金網を200TW
L厚さに積層した従来形のマトリックスと、第2図に示
す平面配列間隔1.5TWL、積層間隔2TfgfL)
積層厚さ200−の本発明によるマトリックス及び第3
図に示!す、97%空間率を有する3−厚さの強磁性体
発泡金属を、第2図に示すマトリックスの被処理液流入
側より150−厚さと処理水出口側より2−厚さの間に
挿入し全積層高さ200Tmtとした本発明2によるマ
トリックスをそれぞれ充填して実験した。
被処理液は、強磁性体粒子70%、弱磁性体及ひ非磁性
体粒子30%の懸濁粒子80mg11?を含み、枦過速
度500mIhN磁界の強さ3K0eでろ過処理洗浄テ
ストを行つた。その結果、第1図の従来形のマトリック
スを使用した場合、ろ過時間6紛で処理水の懸濁粒子量
が10mgI1〜20m911となり、マトリックスで
の懸濁粒子の平均捕捉率約80%、捕捉粒子によるマト
リックス部の差圧がMm水柱となつた。一方、本発明の
第2図に示すマトリックスを使用した場合、枦過時間6
紛で処理水の懸濁粒子量は7〜15mg11)となり、
マトリックスの平均捕捉率約87%、マトリックス部の
差圧は8m水柱であつた。また、磁界強さのみ2K0e
とした場合、本発明の第2図に示すマトリックスでは処
理水の懸濁粒子量及び平均捕捉率は、従来形マトリック
スで磁界の強さ3K0eの場合とほとんど同じとなり、
マトリックス部の差圧のみ7m水柱に低下した。さらに
、本発明の第3図に示すマトリックスを使用した場合、
ろ過時間6紛て処理水の懸濁粒子量は4〜8m911と
なり、マトリックスの平均捕捉率は約93%、マトリッ
クス部の差圧が11m水柱となつた。
洗浄によるマトリックスの再生は、電磁コイルの電流を
切つたのち、枦過速度と同じ下向流で行った。
従来形では洗浄時間3叱′、第2図に示すマトリックス
では洗浄時間2叱?、第3図に示すマトリックスでは3
』′でそれぞれのマトリックスは同程度で、ほぼ完全に
再生された。以上説明したように本発明のマトリックス
は従来型に比べて枦過効果の優れた電磁濾過器であるこ
とがわかる。
図面の簡単な説明第1図は、既知の電磁ろ過器の一部破
断正面図、第2図は本発明のマトリックスを示すものて
”aはその断面図、bはその平面図及び第3図は本発明
の他の実施例のマトリックスであつてaはその断面図、
bはその平面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被処理液体流入口及び処理液体流出口を有するとと
    もに電磁石装置を備えたベッセル内のポールピース間に
    マトリックスを介在させた電磁濾過器において、前記マ
    トリックスはベッセル内径全面に三角断面を有する強磁
    性体からなるバーを間隔を保つて配置し、かつ前記配置
    をスペーサーを介して複数段設けたものであることを特
    徴とする電磁濾過器。 2 スペーサーは強磁性体以外からなるものである特許
    請求の範囲第1項記載の電磁濾過器。 3 バーの間隔は上下で千鳥状になるように積層したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    電磁濾過器。
JP17284981A 1981-10-30 1981-10-30 電磁濾過器 Expired JPS6048216B2 (ja)

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JP17284981A JPS6048216B2 (ja) 1981-10-30 1981-10-30 電磁濾過器

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JP17284981A JPS6048216B2 (ja) 1981-10-30 1981-10-30 電磁濾過器

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Publication Number Publication Date
JPS5876114A JPS5876114A (ja) 1983-05-09
JPS6048216B2 true JPS6048216B2 (ja) 1985-10-25

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