JPS6048016B2

JPS6048016B2 - 回転式走査方法

Info

Publication number: JPS6048016B2
Application number: JP53108155A
Authority: JP
Inventors: 光彦山田
Original assignee: Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1978-09-05
Filing date: 1978-09-05
Publication date: 1985-10-24
Also published as: JPS5535356A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、スキャナ等の画像走査記録装置において、
複数の原画の複製画像を、それぞれ異なる倍率で、感光
材料上に再生記録する回転式走査方法に関する。

通常、ドラム型スキャナ等の回転式画像走査記録装置
において、原画シリンダーに装着された複数の原画に基
づいて記録された複製画像の、副走査方向における複製
倍率を変化させるためには、第１図に示す如く、原画シ
リンダー１に、複数の原画２ａ、２ｂ・・・を、原画シ
リンダー１の軸線方向に並べて装着し、同軸線と平行を
なす送りねじ４によつて移動させられる走査ヘッド３の
送り速度を、各原画に対する複製倍率に応じて切換える
か、あるいは、各原画毎に、対応する走査ヘッドを設け
、それら各走査ヘッドを、それぞれ各原画の複製倍率に
応じた送り速度で、副走査方向に移動する必要があつた
。

しカルながら、前者の方法によれば、走査ヘッドの駆
動制御系が複雑となるとともに、原画を、第１図に示す
如く、原画シリンダーに、その軸線方向に並べて装着す
る必要があり、しかも原画は、比較的小さいものが多い
ため、走査効率が悪いという欠点がある。

また、後者の方法によれば、装置自体が大型化すると
ともに、前者の方法による場合と同じように、走査効率
が悪いという欠点がある。

本発明に係る方法は、複数の原画を、それぞれ異ある複
製倍率で記録するに際し、各原画の副走査方法について
、各原画の複製倍率に対応した走査ピッチの画像信号を
得るため、従来の如く、走査ヘッドの送り速度を、各原
画の複製倍率に応じて変化させたり、あるいは走査ヘッ
ドを複数個設けたりすることなく、単一の走査ヘッドを
もつて、複数の原画を効率良く走査し、かつ記録する方
法を提供することを目的とするものてある。

第２図は、本発明に係る方法の実施要領を説明するため
の原画走査部の側面図であり、１１は、第３図によく示
されているように、円弧状に湾曲し、かつ原画１２が装
着された透光性の原画支持板、１３は、一端に電動機等
の回転駆動源（図示せず）が接続された送りねじ、１４
は、送りねじ１３と平行に配置されたガイド杆で、原画
支持板１１は、送りねじ１３の回転速度に対応して、副
走査方向へ所定の速度て移動させられる。この原画支持
板１１は、原画１２を支着する弧面１１ａが仮想線で示
す円筒面Ａに整合し、かつ円周方向に沿つて複数個配置
されており、各原画１２・・・の走査時には、各原画支
持板１１・・・はそれぞれ所定の複製倍率に対応した個
々の速度で、軸線方向である副走査方向に移動させられ
る。

１５は、光源１６、集光レンズ１７、アパーチャー板１
８、リレーレンズ１９および結像レンズ２０を、内方よ
り外方へ向かつて、その順に内蔵するレイパイプである
。

該レイパイプ１５は、光源１６を中心として、軸受２１
に保持され、前記原画支持板１１・・・の副−走査方向
の移動と連動して、一平面内を回転する。

さらに、第２図における２２は、第４図にその内端面図
を示す如く、３層のファイバー束２２ａ，２２ｂ，２２
ｃを重合してなるフアイバーユ．ニットで、該ユニット
２２の内端部は、原画支持板１１と同一曲率の円弧面を
なし、該支持板１１上の各原画１２・・・に極く近接さ
せて配置されており、同じく外端部は、中間のファイバ
ー束２２ｂと、両側のファイバー束２２ａ，２２ｃとの
２つ・に分離されている。

したがつて、原画支持板１１上の原画１２は、該原画１
２の所望複製倍率に対応した速度で副走査方向に移動さ
せながら、レイパイプ１５の回転速度に対応する速度で
、該レイパイプ１５の光ビームにより、主走査方向に順
次走査される。

すなわち、原画１２を透過した光ビームは、例えば第４
図に斜線で示す如き光点２２″として、ファイバーユニ
ット２２の内端面を一方方向に走査しながら、該ユニッ
ト２２に入射する。中間のファイバー束２２ｂに入射し
た光ビームは、スキャナ等の受光系で慣用される色分解
光学系によつて、例えば赤色、緑色、青色の色分解画″
像信号に変換され、両側のファイバー束２２ａ，２２ｃ
に入射した光ビームは、複製画像の鮮鋭度を強調するた
めに必要なアンシャープ信号に光電変換される。

原画１２を走査する前記光点２２″の大きさは、第５図
にその一例を示すアパーチャー板１８のアパーチャー１
８ａの面積をＳ１アパーチャー板１８とリレーレンズ１
９との距離をレ、結像レンズ２０からアパーチャー像の
結像画である原画１２の乳剤面までの距離をしとすれば
、Ｓ×ヒによりほぼ決まる。

通常、原画を走査する光点の大きさは、解像力等の点か
ら複製倍率に応じて変えるのが理想であるが、実用上は
、アパーチャーの大きさを、複製倍率範囲内のどこか、
あるいはその近辺に適合するように選んでおけばよい。

また、走査される複数の原画の各複製倍率が、数１０％
程度の差であれば、複製倍率のうち、むしろ大きな複製
倍率にあわせて、アパーチャーの大きさを決めておくほ
うが好ましい。と云うのは、最小複製倍率よりも大きな
複製倍率て記録する場合には、副走査方向に画像信号が
多少重複してピックアップされるが、アンシャープ信号
を使用して記録画像の鮮鋭度を強調する限り、ほとんど
解像力の低下を生じないからである。

本発明に係る方法によれば、主走査方向については、各
原画１２とも、同一速度で走査されるため、このままで
は、主走査方向については、複製倍率を変化することが
できない。

しかし、複数の原画に対応して配設されたファイバー束
の集合体２２を介してサンプリングされる画像信号を、
各原画の複製倍率に応じた適当な比率で間引いたり、あ
るいは、同一画像信号を、前記適当な比率で重視させた
りする公知の方法（例えば本出願人の出願の特開昭５３
−１１６０１号公報に開示されている方法）により、複
製倍率を変化させることができる。

このような方法は、１レイアウトスキヤナョの如く、複
数の原画を、それぞれ所望の倍率をもつて、所定の位置
に複製記録するものに適用すれば、よソー層効果的てあ
る。

また、前記した実施例においては、レイパイプ１５が、
光源１６に中心にして、一平面内を回転するようになつ
ているが、光源１６、集光レンズ１７、アパーチャー板
１８、及びリレーレンズ１９を、各原画支持板１１・・
・により構成される円筒の軸線上に配置するとともに、
リレーレンズ１９と結像レンズ２０間の軸線上に、光路
変更用ミラーを配置し、結像レンズ２０のみを、当該軸
線と直交する平面内て回転する様にしてもよく、またフ
ァイバーユニット２２に代えて、積分球の如き光伝達手
段の使用も可能てある。

前記ファイバーユニット２２を介して光電変換された画
像信号の記録に際しては、前記各分解画像信号を、公知
の色修正、階調修正等を行なう計算回路、並びに、複製
倍率を変える場合は、前述の主走査方向に係る倍率変換
回路を経て、記録走査部へ送る。

記録走査部は、前述の原画走査部とほぼ同様な構成より
なり、支持板１１・・・へ、感光材料のフィルムが原画
１２に代えて装着される。

この記録走査部においては、光源１６が画像信号により
光変調され、かつ、レイパイプ１５の回転中、投光する
支持板１１・・・に対応して、各支持板１１・・・に応
じた画像信号に同期して光変調される。

さらに、記録走査部の各支持板１１・・・は、画像信号
部の対応支持板１１・・・と同一速度て移動させる。

しかし、必要に応じては、異なる速度で移動させること
もできる。また、本発明に係る記録走査部は、従来の原
画走査装置で得られる複数の原画の画像信号を、一旦メ
モリ装置へ書き込み、しかる後、読み出される複数の画
像信号を、異なる副走査速度をもつて同時に記録するこ
ともできる。

以上の様に、本発明の方法によれば、複製記録したい複
数の原画１２・・・を原画シリンダーの円周方向に装着
でき、しかも複製倍率が同じ場合には、同一の原画支持
板１１に並列して装着することができるため、走査効率
が向上するとともに、従来法の様に、走査ヘッドを複数
個設けたり、走査ヘッドの副走査方向への送り速度を、
複製倍率に応じて変化させる必要がなく、好都合である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、原画シリンダーへの従来の原画装着状態を示
す斜視図、第２図は、本発明方法の実施要領を説明する
ための要部側面図、第３図は、第２図の原画支持板の一
例を示す斜視図、第４図は、第２図におけるファイバー
ユニットを内端面より見た図、第５図は、第２図におけ
るアパーチャー板の正面図である。１１・・・・・・原画支持板、１２・・・・・原画、１
３・・送りねじ、１４・・・・ガイド杆、１５・・・・
レイパイプ、１６・・・・・・光源、１７・・・・・・
集光レンズ、１８・・・・・アパーチャー板、１８ａ・
・・・・・アパーチャー、１９・・・・・・リレーレン
ズ、２０・・・・・結像レンズ、２１・・・・軸受、２
２・・・・・・ファイバーユニット、２２″・・・・光
点、２２ａ，２２ｂ，２２ｃ・・・・・・ファイバー束
。

Claims

【特許請求の範囲】１断面円弧状で透明な複数の支持板を、円筒状もしく
は部分的円筒状に配置し、前記各支持板を、前記円筒の
軸線方向へ、個別に定められた速度をもつて移動させて
、副走査を行なうとともに、前記円筒の軸線まわりに、
光ビーム投光手段を回転させて主走査を行なうことを特
徴とする回転式走査方法。２原画が装着された断面円弧状の複数の支持板を、円
筒状もしくは部分的円筒状に配置し、前記各支持板を、
前記円筒の軸線方向へ、個別に定められた速度をもつて
各々移動させるともに、前記円筒の軸線まわりに光ビー
ム投光手段を回転させて原画を走査し、該原画を透過し
た光ビームを、各支持板に近接して設けられた内端面が
、前記支持板と対応する円弧状を成す光伝達手段を介し
て、光電変換することを特徴とする回転式走査方法。３感光材料が装着された断面円弧状の複数の支持板を
、円筒状もしくは部分的円筒状に配置し、前記各支持板
を、前記円筒の軸線方向へ、個別に定められた速度をも
つて各々移動させるとともに、前記円筒の軸線まわりに
光ビーム投光手段を回転させ、しかも、光ビームを前記
支持板に対応した所要の画像信号で光変調して、各感光
材料に画像を記録することを特徴とする回転式走査方法
。