JPS60475A

JPS60475A - 複写機のチヤ−ジ分離装置

Info

Publication number: JPS60475A
Application number: JP10762283A
Authority: JP
Inventors: Yasushi Furuichi; 泰古市
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1983-06-17
Filing date: 1983-06-17
Publication date: 1985-01-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、電子写真複写機における転写紙のチャージ分
離装置に関する。

従来技術複写機における転写紙の分離方式には従来、種種の手段
が用いられているが、チャージ分離方式においても結局
は転写紙の０竃のみにより感光体表面から分離させるた
め、一種種の付加装置が必要となる。すなわち、チャー
ジ分離方式のみでは、版画、転写ヌケ、各種転写紙によ
る分離性の悪化、環境変動、帯電・現像ユニットの変動
に左右される１、各種原稿の差異により分離度が異なる
等の欠陥が生じるため、特に高速複写機においては補助
手段の併用は不可欠なものとなっていた。しかし、その
補助手段にも充分満足できる方式が見当らない。

たとえば（１）型分離手段の併用によるときには、分離爪の位置
、精度に問題があって感光体ドラムに傷をつけ易いなど
、信頼性に欠ける。

（２）　Ｐ　Ｔ　Ｃ（Ｐｒｅ　ｔｒａｎｓｆｅｒ　Ｃｈ
ａｒｇｅ　）併用の場合は、現像、クリーニングなど他
のユニットへの影響が大きく、チャージ方式なのでその
機能が原稿の種類や現像条件の変動に左右される。

（３１Ｐ　Ｔ　Ｌ　（Ｐｒｅ　ｔｒａｎｓｆｅｒ　ｌａ
ｍｐ　）併用では、さき０ＰＴＣ方式よシも欠点が少な
いが、チャージ分離方式の補助手段としては効果が期待
できない。

そのために、さらに紙折シ機構などの装置の併設を必要
とする。

また、現像手段の変動により、光照射強度の設定値も左
右される。

など、短所、欠点を除去することができない。

目　的そこで本発明装置の目的は、転写紙のチャージ分離方式
の補助手段として実用上満足の行く手段を提供し、特に
高速複写機の場合、転写ヌケ、版画のない、しかも分離
時にジャム発生の少ない高゛信頼性、高画質が得られる
チャージ分離装置を提供し、ようとするものである。

構　成本発明装置は、チャージ分離方式において転写紙が感光
体表面から剥離する位置に光照射、ことに赤外光を照射
するようにしだものである。

ところで、転写紙を感光体表面からチャージ分離方式に
よシ分離させるためには、転写紙に対する転写チャージ
ャによる電荷をＯにするのが最良であるが、一方、画像
は紙に転写させなければならないから、分離性と画質と
は仲仲共通性が見出せず、前述の手段を施しても長所、
短所があって、従来は何かの制約を受けていた。

これは、分離前工程（機械的分離手段を用いるものは別
にして）で電荷を均一化しよ、うとするが、感光体上に
電荷パターンが形成されているので出来ない。また、こ
れを消去しようとしても、トナー画像下の電荷までは消
去できないためである。

本発明は、転写紙に分離チャージが作用する迄は感光体
上のパターンに従って、分離時に電荷を除去しようとす
るものである。前記除去手段としては、光照射とチャー
ジ方式とが考えられるが、チャージ方式はやはりパター
ンや紙種に左右されて均一に電荷を減衰させることがで
きない。

しかし、光照射はパターンや紙種によって効果が左右さ
れるものでないから有効な手段と云える。

そして、どの手段を利用しても同じことだが、この方式
においては、画像品質の良好な条件に転写・分離値を設
定する必要がある。これは光照射を用いるため、ＰＴＬ
方式同様、トナー上の感光体は完全に０にならないため
、その分チャージで補う必要があるからである。

従来、転写紙の分離不良は、白部はトナーも無く、感光
体表面と転写紙との密着性が強いので発生しているので
あって、本発明装置は上述のとおり分離時（チャージが
転写紙に作用する最後の工程）に、強制的に光を照射し
て感光体の電位を減衰させるようにして転写紙の分離性
を良好にしだものである。勿論、転写紙にもチャージが
与えられている訳だが、分離チャージ位置通過後の電位
の減衰は極めて早いので、感光体の電位を減衰させるだ
けで、容易に分離が可能になるものである。

今、本発明装置の実施例を図面に従って説明すると、以
下のとおりである。

実施例１第１図は、本発明装置の一実施例の要部側面図を示し、
図中、１は感光体ドラムで、矢印方向に回転する。２は
、転写紙を感光体１表面に送り込むためのシュートで、
感光体の回転方向上流側に、かつ感光体表面に沿って設
けられ、下流方向に向いて開口している。前記シュート
２開口部に続いてドラム表面に潅い下流方向に順に転写
チャージャ３、分離チャージャ４を並置し、分離チャー
・ジャ４の下流側□に感光体１から分離した転写紙を搬
出するためのベルト５が設置されている。６は、搬送ベ
ルト５よシも、さらに下流側に設けられたＡ　Ｔ　Ｌ　
（Ａｆｔｅｒ　ｔｒａｎｓｆｅｒ　ｌａｍｐ　）照射装
置で、周囲を遮光板で囲って、ビーム状の光を、感光体
から転写紙が剥、離する位置に向けて集中照射するよう
にしている。

上述、装置は、リコー複写機の型番ＦＴ−６６００機の
相当部分を改造したものであって、間装ｆＪＩＫオケる
’　ＰＴＬ“、囁チャージャー先端切換えＪ、　％分離
爪Ｉをそれぞれ取除き、従来の分離爪の取付位置に本発
明のＡＴＬ装置を組付けだものである。

ここでＡＴＬ照射装置６０ランプに５Ｗのタングステン
ラングを用いたところ、所期の効果が得られなかった。

これは後で解ったことであるが、光強度が不足していた
事に原因していた。この事は、従来、転写紙の分離後、
除電用にランプを用いていたが、これで代用されるもの
でなく、積極的に分離位置に照射しなければならないこ
とを示すものである。

そこでＡＴＬランプにカバーを施して、その内壁に金属
反射膜を貼着し、その開口を５咽巾とし、照射装置を分
離位置に近付けて設置した。（第１図参照）このようにした後、白紙コピーをしだところ、転写紙の
良好な分離ができた。

次に、オリジナルおよび種種の転写紙を用いて試みたと
ころ、従来装置であれば、版画、転写ヌケの発生や分離
不良を起していたものが、画質、分離不良が皆無であっ
た。特に、従来、トレー７ングペーバでの分離性が悪か
ったものが、本発明装置によるときはその発生が皆無で
あった。

上述装置におけるＡＴＬランプを、タングステンランプ
の代りに緑色蛍光管を使用したところ、タングステンラ
ンプと同一強度の蛍光管を用いたにもかかわらず、効果
が同一でなかった。これは感光体の分光感度との絡みで
、改造機に使用されたＳｅ系感光体に対しては、赤外光
が最も感光層中を移動するのに適しており、エネルギー
も充分であることが解った。

実施例２第２図は、本発明装置の別の実施例の要部側面図で、Ａ
ＴＬ照射装置６を、ランプの周面をカッ（−する一方、
その開口部に集光レンズを嵌着して、これを転写紙剥離
位置に向けて設置し、ランプからの光を斜めから同位置
に集光、投射するようにしたものである。

上記装置のものも実施例１と同様の作用、効果が得られ
た。

実施例３第３図は、本発明装置の他の実施例を示し、分離チャー
ジャ４に隣接し、これと搬送ベルト５との間にＡＴＬ装
置６を設置して、転写紙の背面から、その剥離位置に向
けて光照射をするようにしたものである。ランプカバー
の先端には感光体表面に向けて集光レンズ７を設け、ラ
ンプからの光をビーム状にして転写紙剥離位置を照射し
ている。

この実施例においても実施例１と同様な効果が得られだ
けれども、光強度は、前述の実施例に比べ約３倍の強度
を必要としたために、レンズ７により分離位置にビーム
照射を行った。

効　果本発明装置によるときには、画像品質、特に転写ヌケ、
版画のない、転写紙の紙種によって分離性の悪化しない
高品質、高安定性のチャージ分離性能が得られる。

まだ、帯電・露光（オリジナル）・現像・転写紙など、
感光体電位に影響を与える条件が変化しても、均一に電
位を減衰させることができ、信頼性の高い転写紙の分離
性能を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明装置の一実施例の要部側面図、第２図
は、別の実施例の同じく側面図を示し、第３図は他の実
施例の側面図である。 ■・・・感光体、２・・・転写紙送込みシュート、３・
・・転写チャージャ、４・・・分離チャージャ、５・・
・搬送ベルト、６・・・照射装置。　ＡＱＱ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電子写真複写機において、転写紙が感光体から剥
離される部分を照射する投光装置を併設したことを特許
とするチャージ分離装置。
（２）光照射のための光源として赤外光を用いることよ
りなる特許請求の範囲第１項記載の複写機のチャージ分
離装置。