JPS604751Y2 - 断熱被覆管製造用冷却ダイス - Google Patents
断熱被覆管製造用冷却ダイスInfo
- Publication number
- JPS604751Y2 JPS604751Y2 JP4862879U JP4862879U JPS604751Y2 JP S604751 Y2 JPS604751 Y2 JP S604751Y2 JP 4862879 U JP4862879 U JP 4862879U JP 4862879 U JP4862879 U JP 4862879U JP S604751 Y2 JPS604751 Y2 JP S604751Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- foamed plastic
- hole
- insulating cladding
- plastic pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は熱融着された発泡プラスチックパイプを空冷に
よって冷却する断熱被覆管製造用冷却ダイスに関するも
のである。
よって冷却する断熱被覆管製造用冷却ダイスに関するも
のである。
一般に断熱被覆管は金属管の外周を発泡プラスチックパ
イプで覆った構造をなし、金属管内を流通する高温また
は低温流体の断熱を行なうものである。
イプで覆った構造をなし、金属管内を流通する高温また
は低温流体の断熱を行なうものである。
この断熱被覆管の製造は従来、第1図に示す如き装置を
用いて行なわれていた。
用いて行なわれていた。
金属管供給装置1から連結的に繰出された金属管2を案
内ロール3で導びきながら前記金属管2の下方より発泡
ポリエチレンなどからなる発泡プラスチックシート4を
添わせながら進行させる。
内ロール3で導びきながら前記金属管2の下方より発泡
ポリエチレンなどからなる発泡プラスチックシート4を
添わせながら進行させる。
この金属管2と発泡プラスチックシート4はラッパ型成
形ダイス5に導びかれ、ここで金属管2の外周を覆うよ
うに発泡プラスチックシート4が管状に成形される。
形ダイス5に導びかれ、ここで金属管2の外周を覆うよ
うに発泡プラスチックシート4が管状に成形される。
このように管状に成形された状態で発泡プラスチックシ
ート4の衝合部10が熱融着装置6により加熱されて発
泡プラスチックパイプ7が成形され、更に円筒状をなす
冷却ダイス8の成形孔9を通り、熱融着部10が冷却さ
れながら形状が整えられて金属管2と発泡プラスチック
パイプ7とが一体となった断熱被覆管11が製造され、
ベルト状の駆動装置12により引取られ、図示しない巻
取装置に巻取られるものである。
ート4の衝合部10が熱融着装置6により加熱されて発
泡プラスチックパイプ7が成形され、更に円筒状をなす
冷却ダイス8の成形孔9を通り、熱融着部10が冷却さ
れながら形状が整えられて金属管2と発泡プラスチック
パイプ7とが一体となった断熱被覆管11が製造され、
ベルト状の駆動装置12により引取られ、図示しない巻
取装置に巻取られるものである。
前記冷却ダイス8は第2図に拡大して示す如く単に円筒
状をなす金属またはプラスチックで形成されているため
、熱融着された発泡プラスチックパイプ7がこの冷却ダ
イス8を通過するときに、この内壁面との摩擦抵抗によ
り発泡プラスチックパイプ7が伸びる。
状をなす金属またはプラスチックで形成されているため
、熱融着された発泡プラスチックパイプ7がこの冷却ダ
イス8を通過するときに、この内壁面との摩擦抵抗によ
り発泡プラスチックパイプ7が伸びる。
この伸びは、冷却ダイス8を通過する間の一次的な伸び
であるため、発泡プラスチックパイプ7内に残留応力が
蓄積される。
であるため、発泡プラスチックパイプ7内に残留応力が
蓄積される。
このため、正常の長さで製造しても、製品化後、経時変
化と共に金属管2に被覆した発泡プラスチックパイプ7
が縮小して欠尺となる問題があった。
化と共に金属管2に被覆した発泡プラスチックパイプ7
が縮小して欠尺となる問題があった。
このため成形孔9の内径を大きくすることも考えられる
が、反面拘束力が小さくなって、完全な接合ができない
欠点があった。
が、反面拘束力が小さくなって、完全な接合ができない
欠点があった。
本考案はかかる点に鑑み種々研究を行なった結果、金属
管を覆うように熱融着された発泡プラスチックパイプが
通過する断面略円形状の成形孔を長手方向に沿って穿設
し且つその内壁面の長手方向に沿って溝部を全周に亘っ
て複数個形成してなる金型の成形孔内に該溝部を介して
圧縮空気を導く空気噴出孔を開口して、経時変化による
発泡プラスチックパイプの縮小を防止した断熱被覆管製
造用冷却ダイスを開発したものである。
管を覆うように熱融着された発泡プラスチックパイプが
通過する断面略円形状の成形孔を長手方向に沿って穿設
し且つその内壁面の長手方向に沿って溝部を全周に亘っ
て複数個形成してなる金型の成形孔内に該溝部を介して
圧縮空気を導く空気噴出孔を開口して、経時変化による
発泡プラスチックパイプの縮小を防止した断熱被覆管製
造用冷却ダイスを開発したものである。
以下本考案を図面に示す実施例を参照して詳細に説明す
る。
る。
第3図乃至第6図は本考案の一実施例を示すもので、こ
の冷却ダイス8は金型13の長手方向に沿ってその中央
部に断面略円形状をなす成形孔9が穿設されている。
の冷却ダイス8は金型13の長手方向に沿ってその中央
部に断面略円形状をなす成形孔9が穿設されている。
前記金型13は金属またはプラスチックで形成され、第
4図に示すように同形状をなす2個の金型部材13a、
13bに分解でき、これらを上下に対向して重ね合せ、
一体として使用するものである。
4図に示すように同形状をなす2個の金型部材13a、
13bに分解でき、これらを上下に対向して重ね合せ、
一体として使用するものである。
金型13に穿設した成形孔9は、内壁面にその長手方向
に沿った山形の溝部14を成形孔9の上部と下部を除い
て全周に亘り連続して複数個形成されている。
に沿った山形の溝部14を成形孔9の上部と下部を除い
て全周に亘り連続して複数個形成されている。
またこの成形孔9の中央部には第4図および第5図に示
すように内径の大きい環状の凹溝15が、長手方向と垂
直の方向に形成され、更にこの凹溝15の側壁の上部と
下部に、金型13の長手方向に沿って、先端が閉塞され
た4個の分流孔16・・・が開口されている。
すように内径の大きい環状の凹溝15が、長手方向と垂
直の方向に形成され、更にこの凹溝15の側壁の上部と
下部に、金型13の長手方向に沿って、先端が閉塞され
た4個の分流孔16・・・が開口されている。
また前記成形孔9の山形の溝部14を形成していない上
部と下部の内壁面には、その長手方向に沿って間隔をお
いて複数個の空気噴出孔17・・・が開口され、更にこ
の空気噴出孔17は第5図に示すように前記分流孔16
に連通した構造となっている。
部と下部の内壁面には、その長手方向に沿って間隔をお
いて複数個の空気噴出孔17・・・が開口され、更にこ
の空気噴出孔17は第5図に示すように前記分流孔16
に連通した構造となっている。
また18は、圧縮空気を冷却ダイス8内に導く、圧縮空
気導入管で、この導入管18は二叉に分岐し、夫々上部
の金型部材13aと下部の金型部材13bに取付けられ
、更にこの先端部は成形孔9の中央部に設けた環状の凹
溝15に連通して空気噴出孔19を形成している。
気導入管で、この導入管18は二叉に分岐し、夫々上部
の金型部材13aと下部の金型部材13bに取付けられ
、更にこの先端部は成形孔9の中央部に設けた環状の凹
溝15に連通して空気噴出孔19を形成している。
しかして、上記構造の冷却ダイス8において、その作用
を説明すると、ラッパ型成形ダイス5を通って金属管2
の外周に巻かれた発泡プラスチックシート4の衝合部を
熱融着した後、この金属管2と一体となった発泡プラス
チックパイプ7が、その熱融着部10を上部にした状態
で冷却ダイス8内に導びかれる。
を説明すると、ラッパ型成形ダイス5を通って金属管2
の外周に巻かれた発泡プラスチックシート4の衝合部を
熱融着した後、この金属管2と一体となった発泡プラス
チックパイプ7が、その熱融着部10を上部にした状態
で冷却ダイス8内に導びかれる。
一方、圧縮空気導入管18より冷却ダイス8内に圧縮空
気を導入すると、この圧縮空気は空気噴出孔19から噴
射され凹溝15内を周方向に巻り込み、更に成形孔9の
長手方向に沿って、発泡プラスチックパイプ7と、成形
孔内壁面の山形の溝部14との間に形成された間隙に流
れると共に、一部は分流孔16内へ流入する。
気を導入すると、この圧縮空気は空気噴出孔19から噴
射され凹溝15内を周方向に巻り込み、更に成形孔9の
長手方向に沿って、発泡プラスチックパイプ7と、成形
孔内壁面の山形の溝部14との間に形成された間隙に流
れると共に、一部は分流孔16内へ流入する。
この分流孔16内に流入した圧縮空気は成形孔9の内壁
面に開口した空気噴出孔17・・・から成形孔9内に噴
射される。
面に開口した空気噴出孔17・・・から成形孔9内に噴
射される。
従って、冷却ダイス8の成形孔9を通過する発泡プラス
チックパイプ7は、その外周と成形孔9の内壁面との間
に圧縮空気が流通しているので摩擦抵抗が少なく、また
成形孔9の内壁面には山形の溝部15が形成させている
ので拘束力が働き、成形性を損なうことなく接触面積を
少なくすることができ、この結果残留応力の原因となる
摩擦抵抗を低減し、従来の構造のものに比べて発泡プラ
スチックパイプ7の伸びを70%以下に抑えることが可
能となる。
チックパイプ7は、その外周と成形孔9の内壁面との間
に圧縮空気が流通しているので摩擦抵抗が少なく、また
成形孔9の内壁面には山形の溝部15が形成させている
ので拘束力が働き、成形性を損なうことなく接触面積を
少なくすることができ、この結果残留応力の原因となる
摩擦抵抗を低減し、従来の構造のものに比べて発泡プラ
スチックパイプ7の伸びを70%以下に抑えることが可
能となる。
また発泡プラスチックパイプ7の熱融着部10が通る部
分に沿って成形孔9の内壁面に空気噴出孔17が設けら
れていることから、熱融着部10を急速に冷却して接合
することができる。
分に沿って成形孔9の内壁面に空気噴出孔17が設けら
れていることから、熱融着部10を急速に冷却して接合
することができる。
なお上記実施例で、上部と下部の金型部材13a、13
bを同一のものを用いた場合について示したが、成形孔
9の長手方向に設って開口した空気噴出孔17は、発泡
プラスチックパイプ7の熱融着部10が通る一方の側に
だけ設けた構造のものでも良い。
bを同一のものを用いた場合について示したが、成形孔
9の長手方向に設って開口した空気噴出孔17は、発泡
プラスチックパイプ7の熱融着部10が通る一方の側に
だけ設けた構造のものでも良い。
以上説明した如く、本考案に係る断熱被覆管製造用冷却
ダイスによれば、熱融着された発泡プラスチックパイプ
が通過する成形孔内に圧縮空気を導びく構造なので、″
拘束力を保持したまま残留応力の原因となる冷却ダイス
との摩擦抵抗を少なくすることができ、この結果製品化
後の発泡プラスチックパイプの縮小を大幅に低減させる
ことができる。
ダイスによれば、熱融着された発泡プラスチックパイプ
が通過する成形孔内に圧縮空気を導びく構造なので、″
拘束力を保持したまま残留応力の原因となる冷却ダイス
との摩擦抵抗を少なくすることができ、この結果製品化
後の発泡プラスチックパイプの縮小を大幅に低減させる
ことができる。
更に本考案は圧縮空気を発泡プラスチックパイプの熱融
着部に噴射して急速に冷却させるので接合が完全となり
成形性にも優れているなど顕著な効果を有するものであ
る。
着部に噴射して急速に冷却させるので接合が完全となり
成形性にも優れているなど顕著な効果を有するものであ
る。
第1図は従来の断熱被覆管の製造装置を示す説明図、第
2図は第1図の冷却ダイスを示す斜視図、第3図は本考
案の一実施例を示す斜視図、第4図は第3図の冷却ダイ
スを構成する金型部材の斜視図、第5図は第3図の■−
■線に沿う断面図、第6図は第3図のVI−VI線に沿
う断面図である。 2・・・・・・金属管、4・・・・・・発泡プラスチッ
クシート、5・・・・・・ラッパ型成形ダイス、7・・
・・・・発泡プラスチックパイプ、訃・・・・・冷却ダ
イス、9・・・・・・成形孔、10・・・・・・熱融着
部、11・・・・・・断熱被覆管、13・・・・・・金
型、13a、13b・・・・・・金型部材、14・・・
・・・溝部、16・・・・・・分流孔、17,19・・
・・・・空気噴出孔、18・・・・・・圧縮空気導入管
。
2図は第1図の冷却ダイスを示す斜視図、第3図は本考
案の一実施例を示す斜視図、第4図は第3図の冷却ダイ
スを構成する金型部材の斜視図、第5図は第3図の■−
■線に沿う断面図、第6図は第3図のVI−VI線に沿
う断面図である。 2・・・・・・金属管、4・・・・・・発泡プラスチッ
クシート、5・・・・・・ラッパ型成形ダイス、7・・
・・・・発泡プラスチックパイプ、訃・・・・・冷却ダ
イス、9・・・・・・成形孔、10・・・・・・熱融着
部、11・・・・・・断熱被覆管、13・・・・・・金
型、13a、13b・・・・・・金型部材、14・・・
・・・溝部、16・・・・・・分流孔、17,19・・
・・・・空気噴出孔、18・・・・・・圧縮空気導入管
。
Claims (2)
- (1)金属管を覆うように熱融着された発泡プラスチッ
クパイプが通過する断面略円形状の成形孔を長手方向に
沿って穿設し且つその内壁面の長手方向に沿って溝部を
全周に亘って複数個形成してなる金型の該成形孔内に溝
部を介して圧縮空気を導く空気噴出孔を開口したことを
特徴とする断熱被覆管製造用冷却ダイス。 - (2)空気噴出孔を発泡プラスチックパイプの熱融着部
が通る成形孔の内壁面に開口したことを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項記載の断熱被覆管製造用冷却
ダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4862879U JPS604751Y2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 断熱被覆管製造用冷却ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4862879U JPS604751Y2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 断熱被覆管製造用冷却ダイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55148915U JPS55148915U (ja) | 1980-10-27 |
JPS604751Y2 true JPS604751Y2 (ja) | 1985-02-12 |
Family
ID=28932706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4862879U Expired JPS604751Y2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 断熱被覆管製造用冷却ダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604751Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4635591B2 (ja) * | 2004-12-14 | 2011-02-23 | 東レペフ加工品株式会社 | 被覆材付プラスチック管およびその製造方法 |
-
1979
- 1979-04-12 JP JP4862879U patent/JPS604751Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55148915U (ja) | 1980-10-27 |
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