JPS6047400B2 - 単一型を用いて一反分の生地に染料を適用する染色加工法 - Google Patents

単一型を用いて一反分の生地に染料を適用する染色加工法

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JPS6047400B2
JPS6047400B2 JP56187643A JP18764381A JPS6047400B2 JP S6047400 B2 JPS6047400 B2 JP S6047400B2 JP 56187643 A JP56187643 A JP 56187643A JP 18764381 A JP18764381 A JP 18764381A JP S6047400 B2 JPS6047400 B2 JP S6047400B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、染板に張り付けた一反分の自生地に対し長
さ方向に型を置いていく従来の染め加工の技術上の欠点
に着目して、これを抜本的に解消すべく、染板の構成と
し型のせの手法を改良するものである。
染板を用いた染色作業においては、周知の友禅染めに代
表されるように(第1図参照)、着尺に等しいか又はそ
の半分の長さの染板1を使用し、これにのり張りした一
反分の自生地2に対して必要な板数の型、たとえばスク
リーン型Aを長さ方向に繰返して置いていくことが行な
われている。
然るに、そのような手法による場合は、通常a〜eの5
力所又は6力所のそれぞれの区画(型置き個所)につい
て少なくとも1〜5枚、多いものでは30〜印枚程度の
図案を象つた切抜き型やスクリーン型が必要になるだけ
でなく、特に絵羽風の模様を染め上げるに当たつては、
笹や身頃間のつなぎが正確に行なわれるように、染板1
の側辺部分にポイントと称するところの多数の位置決め
部材4を正確に配列し、これと型枠A’の双方の寸法設
定を染板1に沿つて精密に規定した上で、熟練者による
型のせ作業をしなければならない。もちろん、そうした
技術上の問題点は、染め上げる図フ柄が複雑で緻密にな
るほど増大し、これによつて仕上り品のコストの高騰を
招くことになるけれども、従来のように長寸の染板1に
自生地2を張り付け、この白生地上に長さ方向に沿つて
スクリーン枠A−D〔図中には、aに対応するAしかあ
ら5わしていない〕を順に適用していく工程を繰り返す
限り避けられないものである。この発明は、上述したと
ころに鑑み、主として絵羽模様の図柄の構成に有効な手
法を提供するもので、生地の幅の少なくとも3倍(好ま
しくは5倍)の横幅とするとともに、構成すべき図柄全
体の縦方向(上下方向)の長さよりも長くした染板構成
体を使用し、この染板構成体の上面にのりを適用するこ
とによつて、一反分の生地を、各図柄部分が幅方向に揃
うようにジグザグに配置し、然るのち、該図柄に対応す
る図案を施こした単一な捺染型を生地上に当てがつて、
所望の染料を一度に適用することを特徴としている。
以下、この発明の具体例を第2図〜第7図について説明
すると、10は、上述した染板構成体であつて、第2図
及び第3図に示すものは、生地12の幅にほぼ等しい横
幅の板材料1『を所定の長さに切断して幅方向に5個並
べて組み設けた形態をなしている。
このような染板構成体10には、ブロック状のポイント
ないしは位置決め部材14を左右に2個設けてあり、こ
れらによつて符号13で示す単一なスクリーン型、この
例では有効面積Sの幅が約190cm1高さが約80c
mとした捺染型の、染板構成体10に対する位置決めを
することができるようになつているが、その構造並びに
取付手段は任意である。なお、この発明に用いる前掲の
捺染型13としては、図示のような写真製版技術を応用
した写真型の外、和紙に柿渋等を適用して固めた、いわ
ゆる切抜型を用い得る。この発明による染色加工法は、
上述の染板構成体10並びに捺染型13を併用して行な
うもので、最初に、染板構成体10の上面10a上に地
のり11を状せておくようにする。そして、このように
した染板構成体10上に、好ましくは第2図に示すごと
く、生地12の一端12aを図中左側から2番目の区分
■の下端にはり付けて、所望の図柄Xを構成する個々の
図柄部分XI−X■が幅方向に揃うように、つまりは矢
印で示す方向に沿つて生地12上に構成すべき左右の笹
或は身頃5の前、後の模様がそれぞれ一定の関係で対応
するように生地12をしきつめていく。そうすれば、染
め上けようとする拵及び左右の身頃とを上下方向が同じ
になるようにして連続させていくことができ、単一の捺
染型13を適用するだけで、一度4に全部の図柄Xを一
反分の生地12上に描くことができるようになる。この
場合において、符号12″を付した折返し部分は、柄を
おかずに無地のままにしておくところの袖部分或は肩部
分となるものであつて、基本的には染板構成体10の上
下の端から垂らした状態に保持しておくようにする。
第3図は、前述の実施例と同様に、染板構成体10上に
5つの等間隔区分1〜■を設定しておいて、布地12の
左右の身頃の前、後及び左右の笹に一度に染料を適用す
る上での別の生地12の配置方法を表わしたものである
が(矢印参照)、これらはいずれも留袖、つけさげ或は
訪問着を染めノ上げることに適している。
これに対し、第4図及び第5図に示す手法は、絵羽風の
コートを、又第6図及び第7図の手法は、羽織をそれぞ
れ染め上げるのに有効である。
つまり、前者の例においては、同種のコートの.裁寸形
態が留袖等と異なることに関連して、少なくとも生地1
2の約4倍幅の染板構成体10を別個に構成しておき(
第4図参照)、この染板構成体上に第1段階としての、
スクリーン型〔図面では、符号Sでこれを表わしている
〕を、矢印のごとくジグザグ状の生地12に当てがうよ
うにし、そうすることによつて最初に縦衿の右側、左右
の身頃の前及び袖の左側を、それらの図柄部分XI〜X
■が幅方向に並ぶように染め上げた後、これを一旦染板
構成体10から取り外して(第5図参照)、再び図示の
矢印のごとく配置し、次いで残りの袖の右側、左右の身
頃の後及び縦衿の左側を2段階に染め上げるようにすれ
ば、コート1着分の図柄を生地12上に描くことができ
る。又、後者の羽織を染めるには、生地12の3枚幅の
染板構成体10と、これに適合する大きさのスクリーン
型13を併用して、前述の例と同様に二度に分けて全部
の図柄部分XI−X■或はX1″〜X■″を染め上げる
と、羽織用の図柄を施こした一反分の布地が得られる。
勿論、染板構成体10上に置いた生地12に対して多数
の色をのせていく場合は、周知の要領で第一の型(たと
えば紺色)をおき、その乾燥を侍つて、次の第二の型(
たとえば朱色)を同一区画内において順に当てがつて所
望の染料を置いてゆくようにする。
ここにおいて明らかなように、この発明は生地の少なく
とも3倍の横幅とするとともに、適用すべき図柄全体の
縦方向の長さよりも長くした染板構成体を使用し、この
上面にジグザグに配置した一反分の生地に対し単一な捺
染型を当てがうことにより、所望の図柄を同一区画内に
おいて構成していくことができるようにしたものである
から、一反分の生地を長寸の染板にのり張りして後、公
知のスクリーン型などを順次長さ方向に適用していく従
来の手法に比較して、同一区画内で全部の図柄、例えは
2喝の色を使用するときは2晰の型を当てがうだけで、
一反分の生地に所望の染料を一度に適用することができ
るようになり、このため次のような各種の利益を得るこ
とができる。
(1)使用する捺染型の枚数を大巾に減らすことがてき
、型自身の製作コストや保管場所の節減に役立つ。(2
)個々の図柄部分のつなぎを正確に行なうことがてき、
熟練者によらなくても見ばえのよい仕上り品が得られる
(3)のりや染料のむだを少なくすることができる。
(4)設置スペースを従来のものに比し、5分の1以下
に縮小することができ、同一の設置スペース内では約5
〜7台の染色セクションを設け得る。
(5)乾燥に有する熱エネルギーを大幅に節減すること
ができる。
(6)難物ができにくく一反の染め上がりのコストを従
来の手法に比べ、約半分に押さえることが可能になる。
(7)染め上げた絵羽風の留袖や訪問着等の布地を丸物
のまま(反物として)扱うことがてき、必要に応じて所
望個所をジグザグ状に揃えれば容易に図柄の観察をする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の染色加工法を概略的に示す平面図、第2
図はこの発明の手法につて留袖を染める場合の具体例を
示す同上図、第3図はその変形例−を示す同上図、第4
図及び第5図はこの発明により、絵羽風コートを染める
場合の具体例を示す同上図、第6図及び第7図はこの発
明による羽織の染色加工例を示す同上図である。 10・・・・・染板構成体、11・・・・・・のり、1
2・・フ生地、13・・・・・・捺染型、X・・・・・
・図柄、l・・・・・・図柄の縦方向の長さ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生地12の幅wの少なくとも3倍の横幅とするとと
    もに、構成すべき図柄X全体の縦方向の長さlよりも長
    くした染板構成体10を使用し、この染板構成体の上面
    10aにのり11を適用することによつて、一反分の生
    地12を、各図柄部分X I ,XII,XIII・・・・・・
    が幅方向に揃うようにジグザグに配置し、然るのち、該
    図柄Xに対応する図案を施こした単一な捺染型13を生
    地12上に当てがつて、所望の染料を一度に適用するこ
    とを特徴とする、単一型を用いて一反分の生地に染料を
    適用する染色加工法。 2 該染板構成体10の上面にいずれか一方の側から他
    方へ向つて左右の身頃及び袵のそれぞれの幅に相当する
    、少なくとも5つの等間隔区分( I )〜(V)を設定
    しておき、これに基いて該生地12の対応個所がそれら
    の各区分に合致するように、生地12全体をジグザグに
    配置し、その残りの折返し部分12′については、これ
    を無地の袖部分あるいは肩部分となすべく、該染板構成
    体10から垂らした状態に保持することを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項に記載の染色加工法。
JP56187643A 1981-11-20 1981-11-20 単一型を用いて一反分の生地に染料を適用する染色加工法 Expired JPS6047400B2 (ja)

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JPS5891883A JPS5891883A (ja) 1983-05-31
JPS6047400B2 true JPS6047400B2 (ja) 1985-10-21

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JP56187643A Expired JPS6047400B2 (ja) 1981-11-20 1981-11-20 単一型を用いて一反分の生地に染料を適用する染色加工法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417578A (ja) * 1990-05-07 1992-01-22 Nissan Motor Co Ltd 超音波モータの駆動回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0417578A (ja) * 1990-05-07 1992-01-22 Nissan Motor Co Ltd 超音波モータの駆動回路

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JPS5891883A (ja) 1983-05-31

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