JPH0417578A - 超音波モータの駆動回路 - Google Patents

超音波モータの駆動回路

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JPH0417578A
JPH0417578A JP2115834A JP11583490A JPH0417578A JP H0417578 A JPH0417578 A JP H0417578A JP 2115834 A JP2115834 A JP 2115834A JP 11583490 A JP11583490 A JP 11583490A JP H0417578 A JPH0417578 A JP H0417578A
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JP
Japan
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capacitance
ultrasonic motor
piezoelectric element
temperature
parallel
Prior art date
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Pending
Application number
JP2115834A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ichikawa
聡 市川
Masayuki Toda
正之 任田
Shigeki Yoshioka
茂樹 吉岡
Hideyuki Shibuya
渋谷 秀幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゛〔産業上の利用分野] 本発明は、圧電素子と導電性弾性体を一体に形成し、交
流電圧を印加することにより圧電振動子に発生する超音
波進行波を利用する超音波モータの駆動回路に関する。
〔従来の技術] 超音波モータは、例えば、第5図に示す圧電振動子11
と、その上面に第6図に示すロータ15を対向させた構
成を有している。
圧電振動子11は、第5図に示すように、例えば銅合金
を用いて成形加工したリング状の上部に、半径方向に沿
って多数のスリット13を狭い間隔で櫛歯状に形成した
導電性弾性体12と、導電性弾性体12の下面にエポキ
シ系接着剤14等を用いて圧電素子1を貼付けることに
より形成したものである。
圧電素子1は第3図(上面斜視図)、第4図(下面斜視
図)に示すように、扁平なリング状に成形・焼成した圧
電板2と、この圧電板2を挾む上下両面に、対向して設
けた電極層からなり、圧電素子1の上面は第3図のよう
に、所定の間隔を置いて円周方向に配列した複数個の小
電極3からなる第1区間電極4と、第1区間電極4と同
様に複数個の小電極5からなる第2区間電極6と、第1
区間電極4と第2区間電極6との間に設けた、超音波振
動波長λの3/4に相当する間隔を有する不活性部電極
9及びセンサ電極10とで構成されている。第1区間電
極4と第2区間電極6、また、不活性部電極9とセンサ
電極10は、互いに円周上のほぼ対称位置に形成されて
いる。
圧電板2の下面側は、第4図に示すように対称に形成さ
れた細長い第1区間電極7及び第2区間電極8とからな
り、下面の第2区間電極8は上面の第2区間電極6(小
電極5からなる)と圧電板2を挾んで対向し、下面の第
1区間電極7は上面の第1区間電極4(小電極3からな
る)と圧電板2を挾んで対向している。各電極3.5.
7.8は圧電板2に導電性金属材料を蒸着・印刷するこ
とによって形成される。
圧電板2の隣合う小電極3および小電極5の領域では交
互に厚み方向に対して分極が施され、また互いに隣り合
う小1tti3の間、及び互いに隣合う小電極5の間に
導電材料19を塗布することによって、それぞれ小電極
3.5の幅より狭い幅で短絡接続され、これにより第1
、第2区間電極4.6はそれぞれ1個の電極を構成する
ようになっている。
このような圧電振動子11を用いて、超音波モータとし
て作動させるには、第6図に示すように、下面の第1区
間電極7と導電性弾性体12との間に、圧電振動子11
の固有振動数に等しい周波数の、交流電圧Aを印加し、
下面の第2区間電極8と導電性弾性体12との間に、前
記交流電圧Aと周波数が等しく、位相が交流電圧Aと9
0’ずれている交流電圧Bを印加する。これによって圧
電素子1の圧電板2が、その上面のすべての小電極3.
5毎に交互に矢印P、Qのように水平方向に伸縮する。
すると圧電素子1に貼付けた導電性弾性体12には、9
0°位相のずれた2つの定在波が発生し、これら双方の
定在波が干渉して、第7図に示すような円周方向fll
f*+・・・、f、の位置に波頭を有する9次の進行波
が発生する。よって第6図に示すように、導電性弾性体
12の上に回転子であるロータ15を載置すれば、第7
図の進行波に基づいてロータ15が回転しモータとして
機能する。
第8図は超音波モータ50を駆動する電源回路図で、図
中、超音波モータ50の圧電素子のA相(第3図の電極
3と第4図の第1の区間電極7とで構成)と、B相(第
3図の電極5と第4図の第2の区間電極8とで構成)に
対して、トランスを介して高周波交流電圧を印加してい
る。
第9図に示す超音波モータ50の等何回路のように、超
音波モータ50の圧電素子1は、束縛容量C−のコンデ
ンサとして働くので、電源の無効電流を打消すために、
トランスのインダクタンスLと、束縛容量C−との並列
共振周波数が、超音波モータ50の駆動周波数ω−と一
致するように、マツチングされている。なお、束縛容量
C−とは、圧電素子の形状から定まる静電容量に、超音
波モータの駆動に用いている振動形態以外の振動による
影響分を加えた容量を意味する。
実開昭60−47400号公報に開示されている発明は
、周囲温度の変化による圧電セラミックのもつ静電容量
の変化を補償するコンデンサを配設した超音波振動子に
関するものであり、印加される電圧は20V〜30Vと
小さいため圧電素子の発熱量も小さく、室温における圧
電素子の温度上昇も殆どないため、ケースの内部に補償
用コンデンサを設置しておけば、圧電素子の温度とケー
ス温度と雰囲気温度とが概ね等しくなるものである。
[発明が解決しようとする課題] 一方、例えば自動車用などのように、大きな振動エネル
ギーを利用して回転力を取り出す超音波モータの場合は
発熱量が大であり、第10図に示すように、圧電素子の
温度が最初の1o分間で上昇してしまう。また第11図
に示すように、雰囲気温度と振動子の発熱量の和によっ
て、例えば雰囲気温度100℃では、圧電素子は140
’Cの温度に達し、これより圧電振動子の共振周波数が
決定されるが、圧電素子とケースとを接着するのが原理
的に不可能であり、金属性のステータに貼り付け、これ
をケースに固定したとしても、圧電素子部の放熱が不十
分となり、圧電素子の部分の温度がどうしても高くなる
。従って、温度の上昇と共に圧電素子1の容量が大きく
変化してしまい、超音波モータとしての効率の低下、圧
電素子1の発熱、多大の電流による回路部品の損傷とい
う種々の問題発生の原因となっていた。
この発明は、上記従来技術の問題点を解決することを目
的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、超音波モータを駆動し、定常状態に達し
た−ときの圧電素子の温度から束縛容量を求め、束縛容
量C,と逆の温度係数を有するコンデンサ容量Cを C*+ C=一定となるように並列に設けることによっ
て達成される。
[作用] 上記の構成により束縛容量cdの温度変化が打ち消され
、トランスのインダクタンスLと、束縛容量とコンデン
サの容量の和C+C,+との並列共振周波数が、超音波
モータの駆動周波数ω、と一致する。
圧電素子に流れる無効電流の温度変化による増大が防止
され、超音波モータの使用温度範囲全体において超音波
モータの効率の向上が図られる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。圧
電素子をアルミ青銅製のステータに、Tg200’Cの
エポキシ系接着剤を用いて接着し、その静電容量の温度
変化を測定した結果を表Iに、また使用した圧電素子の
材料定数を表■に示す。
環境温度 ℃ 2゜ 但し変化率は2 表I サンプル 静電容量nF (変化率%) 8.36 (−13,6) 8.49 (−12,3) 8.87   (−8,4) 9.13  (−5,7) 9.40  (−2,9) 9.68    (0,0) 10.27    (6,1) 11.05  (14,2) 11.89   (22,8) 12.79   (32,1) 13.76   (42,1) 14.81   (53,0) 16.17   (67,0) 0℃に対する増減%を示す。
表■ (R,7〜200℃) 二の束縛容量の変化は、誘電率の温度特性TK(C)か
ら予測される値よりも大きい。
これより、例えば20℃の束縛容量の値9.7nFを用
い、L−C並列共振周波数が40に比となるしと求める
と、1 、6 m Hとなる。これを100℃の条件で
用いると、その並列共振周波数は、34kHzまで下が
り超音波モータの駆動周波数から大幅にずれて、無効電
流が多く流れるようになる。
そこで、これをキャンセルするために、超音波モータと
静電容量の温度特性が逆であるコンデンサCを並列に入
れる。その時の静電容量は単純に和となるのでCn+C
=一定となるように選べばよい。
第11図に示すように、雰囲気温度20℃では、超音波
モータの圧電素子部の温度は〜50℃である。このとき
、束縛容量C,は10.7nFである。また、雰囲気温
度100℃では圧電素子部の温度は〜140℃になるか
ら、束縛容量cdは12.8nFである。従って20℃
で9.3nF、100℃で7.2nFの静電容量をもつ
コンデンサを並列に接続すると、Cm + C# 20
 n Fとなる。駆動周波数が40kHzであれば、L
=0.8mHのトランスを使用すればよい。第12図は
、本実施例の超音波モータを雰囲気温度20℃において
駆動したときの経過時間と圧電素子の温度変化を示す特
性図であるが、圧電素子の温度上昇とともに並列コンデ
ンサによる駆動電流の自己制御効果が認められる。
また従来の超音波モータに比して圧電素子の温度が定常
に達するまでの時間も短縮されている。
このとき、回転数は無負荷で100rpm、 を源電流
0.8Aであり、さらに、この超音波モータを100℃
の雰囲気下で駆動したところ1100rp、電源電流0
.8Aが得られた。
[発明の効果] 本発明の実施により、圧電素子の発熱による無効電流の
増加が防止され、広い温度範囲における超音波モータの
自己制御効果により効率と信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る超音波モータの一実施例を示す回
路図、第2図は第1図実施例の超音波モータの構成図、
第3図は従来の圧電素子の上面斜視図、第4図は同じく
下面斜視図、第5図は従来の圧電振動子の組合せ斜視図
、第6図は従来の超音波モータの構造断面図、第7図は
圧電振動子の動作状態を示す斜視図、第8図は従来の超
音波モータの駆動電源回路図、第9図は同じく振動子の
等価回路図、第10図は室温における経過時間と圧電素
子の温度特性を示す図、第11図は雰囲気温度〜100
℃と30分経過後の圧電素子部温度の関係を示す特性図
、第12図は本実施例の超音波モータを雰囲気温度20
℃において駆動したときの経過時間と圧電素子の温度変
化を示す特性図である。 〕・・・圧電素子      2・・・圧電板3.5・
・・小電極 4.7・・・第1区間電極 6.8・・・第2区間電極
9a、9b・・・不活性部電極 10a、10b・・・センサ電極 11・・・圧電振動子    12・・・導電性弾性体
13・・・スリット     14・・・接着剤15・
・・ロータ      16・・・ケーシング17・・
・カバー       18・・・リード線18a・・
・A相端     18b・・・アース端19・・・導
電性材料 5o・・・超音波モータ 100・・・補正用コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.圧電素子と導電性弾性体を一体に形成したステータ
    に、交流電圧を印加するトランスを有する超音波モータ
    の駆動回路において、前記トランスの2次側に超音波モ
    ータと並列に接続したコンデンサを備え、このコンデン
    サは、前記圧電素子の束縛容量と逆の温度係数を有する
    と共に、前記束縛容量と前記コンデンサの容量の和が、
    超音波モータの使用温度範囲において概ね一定となるよ
    うに構成されていることを特徴とする超音波モータの駆
    動回路。
JP2115834A 1990-05-07 1990-05-07 超音波モータの駆動回路 Pending JPH0417578A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102361428A (zh) * 2011-10-17 2012-02-22 南京航空航天大学 用于压电作动器的驱动器的可控电感装置
JP2013121195A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Seiko Epson Corp 圧電モーターの駆動装置、圧電モーターの駆動方法、電子部品搬送装置、電子部品検査装置、ロボットハンド、及びロボット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047400B2 (ja) * 1981-11-20 1985-10-21 功 小澤 単一型を用いて一反分の生地に染料を適用する染色加工法
JPH02241376A (ja) * 1989-03-14 1990-09-26 Canon Inc 振動波モータ

Patent Citations (2)

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