JPS6047261B2 - 新規なチオ−ルカルボネ−トおよびその製造 - Google Patents

新規なチオ−ルカルボネ−トおよびその製造

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JPS6047261B2
JPS6047261B2 JP6763078A JP6763078A JPS6047261B2 JP S6047261 B2 JPS6047261 B2 JP S6047261B2 JP 6763078 A JP6763078 A JP 6763078A JP 6763078 A JP6763078 A JP 6763078A JP S6047261 B2 JPS6047261 B2 JP S6047261B2
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JP
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thiol
dimethoxy
tert
carbonate
reaction
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真考 綿谷
三正 山崎
泉 山根
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Hodogaya Chemical Co Ltd
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Hodogaya Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アミノ酸などのアミノ基のアシル化剤として
極めて有用な、新規なトリアジン系チオールカルボネー
トおよびその製造方法に関する。
アミノ酸類のアミノ基の保護基として有用な化合物とし
て、特に後刻容易に離脱し易いものとして、従来各種の
アシル化剤が知られている。すなわち、従来この種のア
シル化剤には、たとえば、tert−ブチルー p−ニ
トロフェニルカルボネート〔ジャーナル・オブ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエテイ(J、Am、Chem、
Soc、)亙、6180(1957)〕、tert−ブ
チルペンタクロロフェニルカルボネート (特公昭45
−19685号)、p−メトキシベンジルー N−ヒド
ロキシピペリジルカルボネート 〔ケミカル、アンド、
インダストリー(Chem。&Ind、)1722(1
966)〕、ソルボニルー4、6−ジメチルビリミジル
チオールカルボネート (特公昭52−50797号)
などがある。しかしながら、これらは、製造するための
原料物質が高価であつたり、導入試薬の安定性が悪かつ
たり、またアシル化に際しては加熱などの極端な条件が
要求されたり、その反応率が低かつたり、さらに又、こ
れら導入試薬はアシル化反応とともに脱離する原料化合
物が生成アシル化物に混入し易く、その除去が非常に困
難であるという大きな欠点を有する為に、工業的原料の
アシル化剤としてはかならずしも十分のものとはいえな
い。本発明者らは、上記のものよりすぐれたものを・得
るため研究し、安価な塩化シアヌルから誘導されるもの
として本発明の化合物を発明した。
本発明の化合物は、ペプチド合成の際のアミノ基の保護
用アシル化剤として有用である。本発明の新規なトリア
ジン系チオールカルボネフートは、tert−ブチルー
416−ジメトキシーs−トリアジルー2−チオールカ
ルボネートである。
本発明化合物の製法は、2−メルカプトー4、6−ジメ
トキシーs−トリアジンに塩基の存在下ホスゲンを反応
させて得られるチオールクロロホルメートと、Tert
−ブチルアルコールとを塩基の存在下て反応させる方法
である。
こ)で2−メルカプトー4,6ージメトキシーs−トリ
アジンは、安価な工業材料である塩化シアヌルを出発原
料として、過剰のメタノール中、炭酸水素ナトリウムで
ジメトキシ化し、水硫化ナトリウムにてメルカプト化す
ることにより、容易に製造される。
このようにして製造された2−メルカプトー4,6ージ
メトキシーs−トリアジンは、次に塩基の存在下にホス
ゲンと反応させる。
この反応は、たとえば、このトリアジル系化合物と無機
又は有機の塩基との塩を作り、これをホスゲンと反応さ
せるか、または、各化合物を不活性溶剤にとかし、ホス
ゲンと反応させる方法により行なうことができる。前記
の塩基として無機塩基、すなわち、水酸化ナトリウム、
または水酸化カルシウムを使用する場合は、このトリア
ジン系化合物を当モルの水酸化アルカリの10〜50%
水溶液に溶解し、減圧下で水を蒸発させ最終的に100
゜Cで10I寺間乾燥して金属塩として使用する。
又、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルシ
クロヘキシルアミンのような有機塩基を使用する楊合は
、不活性溶媒中、当モルの有機塩基で造塩させる。この
ように得られた2−メルカプトー4,6ージメトキシー
s−トリアジン塩とホスゲンとの反応は、ホスゲンの不
活性溶媒溶液に氷冷下、トリアジンの塩を加えるか、ト
リアジンの塩を分散した不活性溶媒溶液中にホスゲンを
吹込むなどして行なわれる。
次いで40℃以下、たとえは室温で60〜12紛間かき
ませる。反応終了後過剰のホスゲンを、たとえば40〜
50′Cで窒素ガスを吹込むこと5によつて除去し、温
度を室温に降温する。続いて洒過を行つて沈澱を洒別後
、炉液は減圧下濃縮すると粗製4,6ージメトキシーs
−トリアジルー2−チオールクロロホルメートが約80
〜95%の収率で得られる。
4,上記反応および各化合物を溶剤にとかしホ
スゲンと反応させる反応に使用しうる好ましい不活性溶
媒としては、たとえばベンゼン、トルエン、塩化メチレ
ン及び石油エーテルなどである。ホスゲンの使用量は上
記トリアジンの塩に対して1〜3モル倍量で過剰に用い
るのが好適である。以上のようにして得られる4,6ー
ジメトキシーs−トリアジルー2−チオールクロロホル
メートは、水と非常に反応しやすいので、この反応およ
び反応後の処理等は水分を充分に避けた状態で行なわな
ければならない。
なお、このチオールクロロホルメートは、100℃以上
の温度では分解を生ずるので蒸留精製は困難てあり、し
たがつて引フ続いて行なわれる反応では、このチオール
クロロホルメートは粗製のま)使用される。そのため、
場合によつては上記4,6ージメトキシーs−トリアジ
ルー2−チオールクロロホルメートの反応液を濃縮しな
いでそのま)使用してもよい。次に以上のようにして製
造された4,6ージメトキシーs−トリアジルー2−チ
オールクロロホルメートとTert−ブチルアルコール
との反応は、次の様にして行なわれる。すなわち、エー
テル、ベンゼン、トルエン、ジオキサン、飽和炭化水素
などの非極性溶媒に、Tel−ブチルアルコールとトリ
エチルアミン、N,N−ジエチルアニリンあるいはピリ
ジンなどの第3級アミンとを溶解し、これに前記チオー
ルクロロホルメートを−10℃〜5℃に冷却しながら滴
下するか、前記チオールクロロホルメートとTert−
ブチルアルコールとを非極性溶媒に溶解して、第3級ア
ミンを滴下する。滴下後氷冷下1〜1峙間反応を続ける
。アミンの使用量は、チオールクロロホルメートに対し
て約1〜1.2モル倍量が好適であり、Tert.−ブ
チルアルコールは2〜4モル倍量の使用が好適である。
反応終了後沈澱物をろ過した?液、又は反応液そのま)
を1N塩酸水など酸性液および水て洗浄し、次いで無水
硫酸ナトリウムなどで乾燥する。続いて溶媒を減圧下で
留去すれば目的のTert−ブチルー4,6ージメトキ
シーs−トリアジルー2ーチオールカルボネートを高収
率で得ることができる。溶媒留去後一般的には、たとえ
ば石油エーテルから再結晶する。かくのごとくして得ら
れたTert−ブチルー4,6ージメトキシーs−トリ
アジルー2−チオールカルボネートは、融点55〜57
℃の白色結晶である。
本発明化合物のアミノ酸に対するアシル化の例を参考例
として示す。
参考例1 N−t−ブチルオキシカルボニルーL−ロイシンの合成
L−ロイシン1.31y(0.01モル)およびトリエ
チルアミン2.1m1(0.015モル)を水15m1
に加え、!これにTert−ブチルー4,6ージメトキ
シーs一トリアジルー2−チオールカルボネート3.0
1g(0.011モル)のジオキサン15mL溶液を加
え、室温でかきまぜながら6時間反応させる。
反応終了後水30m1を加え、未反応チオールカルボネ
ートを酢1酸エチル50mtで2回抽出し、ついで水相
をO℃に冷却後1N塩酸水でPH3.Oに調整する。次
に水相を酢酸エチル50m1で2回抽出を行い、減圧下
に酢酸エチルを回収する。残留分に4%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液50mLを加え、不溶分を除去する。淵液−
はO′Cに冷却後1N塩酸水てPH3.Oに調整し、一
夜放置してN−Tert−ブチルオキシカルボニルーL
−ロイシンの一水和物の結晶を得る。収量2.36f(
94.6%)て融点は82〜84゜Cてある。参考例2
N−Tert−ブチルオキシカルボニルーDL−アラニ
ンの合成りL−アラニン1.78y(0.02モル)お
よびトリエチルアミン4.04y(イ).04モル)を
水20mLに加え、これにTert−ブチルー4,6ー
ジメトキシーs−トリアジルー2−チオールカルボネー
ト6.01y(0.022モル)のジオキサン20m1
溶液を加え、室温て4時間反応させる。
反応終了後水50m1を加え、未反応チオールカルボネ
ートを酢酸エチル100mLて2回抽出し、ついて水相
をO℃に冷却後1N塩酸水てPH3.Oに調整する。次
に水相を酢酸エチル80TrLLで3回抽出し、その酢
酸エチル相を合わせ、飽和食塩水100TrLtで2回
洗浄し、続いて無水硫酸ナトリウムて乾燥後減圧下て酢
酸エチルを留去してN−Tert−ブチルオキシカルボ
ニルーDL−アラニンの結晶を得る。収量3.649(
96.4%)で融点は94〜98℃である。かくのごと
くして得られたN−Tert−ブチルオキシカルボニル
ーL−ロイシンなどのTert−ブチルオキシカルボニ
ルで保護されたアミノ酸はペプチドの合成に用いられる
なおアシル化後に遊離された2−メルカプトー4,6ー
ジメトキシーs−トリアジンは水に不溶であるが、50
%以上のアルコール水で可溶であるとともに、アルカリ
水に可溶の為、アシル化後の分離は容易であり、しかも
回収した2−メルカプトー4,6ージメトキシーs−ト
リアジンは原料として、チオールカルボネートの合成に
使用できる。
次に本発明を実施例により説明する。
実施例1 (1)4,6ージメトキシーs−トリアジルー2一チオ
ールクロロホルメートの合成水6077!Lに水酸化ナ
トリウム8.0q(0.2モル)を溶解し、これに2−
メルカプトー4,6ージメトキシーs−トリアジン34
.6g(4).2モル)を加え、加温して完全溶解後、
減圧下に水を蒸発させ、ついで100℃で川寺間乾燥す
ると固形のナトリウム塩が得られる。
このナトリウム塩を固形のま)、ホスゲン29.7q(
0.3モル)をトルエン300m1に溶解させた溶液に
O〜5℃に添加し、室温でかきまぜながら1時間反応さ
せる。反応終了後過剰のホスゲンを窒素ガスを吹き込み
ながら40〜50℃で留去し、次いで沈澱物を?過後減
圧下にトルエンを留去すると4,6ージメトキシーs−
トリアジルー2−チオールクロロホルメートが44.7
g得られる。このトリアジルー2−チオールクロロホル
メートは空気中の水分によつて短時間で加水分解するの
で乾燥状態で保存しなければならない。また該トリアジ
ルー2−チオールクロロホルメートは100゜C以上に
加熱すると分解するので実質的に蒸留精製は不能てある
。(2)Tert−ブチルー4,6ージメトキシーs−
トノ りアシル−2−チオールカルボネートの合成Te
rt−ブチルアルコール22.2ゾ(イ).3モル)と
ピリジン7.9g(0.1モル)とをトルエン80m1
に溶解し、−109C〜−5℃に冷却しながらトルエン
20m1に溶解した前記(1)の4,6ージメトキシー
s−トタリアジルー2−チオールクロロホルメート23
.6g(4).1モル)を滴下する。
滴下後0〜5℃て3時間反応を行ない、ピリジン塩酸塩
を淵別し、冷1N塩酸水100mL、冷水100m1で
3回洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧
でトルエンを留O去してTert−ブチルー4,6ージ
メトキシーsートリアジルー2−チオールカルボネート
の結晶を得る。収量23.2q(収率84.8%)で融
点は50〜53℃である。またこれをリグロインで再結
晶すると融点55〜57こCである。元素分析:ClO
lll5N3O4S またこの物は、薄層クロマトグラフによる単一物であり
、赤外線吸収スペクトルの1760cm−1(チオール
カルホネートCO)と、CMR(炭素K核磁気共鳴スペ
クトル)の結果CDCl3中、CDCl3内標でδ(オ
フレゾナンス)27.6(q),55.2(q),86
.6(s),160.7(s),171.0(s),1
78.7(s)てあることにより目的物てあることを確
認した。
実施例2 (1)4,6ージメトキシーs−トリアジルー2−チオ
ールクロロホルメートの合成2−メルカプトー4,6ー
ジメトキシーs−トリアジン17.3y(0.1モル)
とトリエチルアミン10.1y(4).1モル)とをト
ルエン150m1に加え、0〜5℃でホスゲン19.8
y(イ).2モル)を吹き込み、室温でかきまぜながら
2時間反応させる。
反応終了後実施例1と同様に処理を行つて、4,6ージ
メトキシーs−トリアジルー2−チオールクロロホルメ
ート19.3yを得る。(2)Tert−ブチルー4,
6ージメトキシーs−トリアジルー2−チオールカルボ
ネートの合成Tert−ブチルアルコール11.1y(
0.15モル)と前記(1)の4,6ージメトキシーs
−トリアジルー2−チオールクロロホルメート11.8
q(イ).05モル)とをトルエン50TnLに溶解し
、−10〜−5℃でピリジン4.7y(0.06モル)
を滴下する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 tert−ブチル−4,6−ジメトキシ−s−トリ
    アジル−2−チオールカルボネート2 2−メルカプト
    −4,6−ジメトキシ−s−トリアジンに塩基の存在下
    でホスゲンを反応させて得られるチオールクロロホルメ
    ートとtert−ブチルアルコールとを塩基の存在下で
    反応させることを特徴とするtert−ブチル−4,6
    −ジメトキシ−s−トリアジル−2−チオールカルボネ
    ートの製造法。
JP6763078A 1978-06-07 1978-06-07 新規なチオ−ルカルボネ−トおよびその製造 Expired JPS6047261B2 (ja)

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