JPS6047028A - メタルフタロシアニンポリマ−の精製法 - Google Patents

メタルフタロシアニンポリマ−の精製法

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JPS6047028A
JPS6047028A JP15491983A JP15491983A JPS6047028A JP S6047028 A JPS6047028 A JP S6047028A JP 15491983 A JP15491983 A JP 15491983A JP 15491983 A JP15491983 A JP 15491983A JP S6047028 A JPS6047028 A JP S6047028A
Authority
JP
Japan
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polymer
metal phthalocyanine
quadricyclene
catalyst
isomerization
Prior art date
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Pending
Application number
JP15491983A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Oaku
大阿久 憲一
Hiroshi Nakano
中野 弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Institute of Chemical Research
DIC Corp
Original Assignee
Kawamura Institute of Chemical Research
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawamura Institute of Chemical Research, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Kawamura Institute of Chemical Research
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無水ピロメリット酸を用いて、メタルフタロシ
アニンポリマーを製造する方法において、粗生成物を真
空下300〜600℃で加熱処理することを特徴とする
メタルフタロシアニンポリマーの精製法に関するもので
ある。
触媒(原孝夫、化学工業490 (1972) )、燃
料電池電極材料(G 、 Richar、d 、 et
4,1 、 USP 3,585 、079(1971
))として有用であるばかりか、光異性化蓄発熱材料即
ちいわゆる光化学燃料における異性化触媒として極めて
重要なものであって、この点は、本発明者らの新たな知
見にもとすくもので既に特願昭58−81285号とし
て特許出願されている通シである。
光化学燃料として現在までのところ、最も実用化の可能
性が高いものは、ノルボルナジェン(NBD)−クワド
リシクレン(Q)系であり、メタルフタロシアニンポリ
マーはQからNBDへの変換触媒として使われる。
この変換触媒の研究で重要なことは、触媒がクワドリシ
クレン溶液中に溶出しないことである。従来は、Rh(
Co)、Cr2のようなロジウム錯体、4配位パラジウ
ム錯体、トリフェニルシクロプロペニル・ニッケル・ハ
ライ′ド錯体、遷移金属ジチオレン錯体および遷移金属
ボルフイリン錯体が検討されてきた。(学会出版センタ
ー[太陽エネルギーの生物・化学的利用IIJ1979
年P−177)なかでも、コバルトポルフィリン錯体が
反応活性、価格の面から最も実用に返しとされ、その高
分子への担持による不溶化がなされた。不溶化方法はメ
タルポルフィリンをアミド結合あるいはスルホンアミド
結合で不溶化ポリスチレン上に担持するものである。
ボルンイリン系錯体触媒の一種であるメタルフタロシア
ニン、特にコバルトフタロシアニンは高い触媒能を有し
、また製造も容易であるが、クワドリシクレン−ノルボ
ルナジェン系には溶出し、光化学反応を妨害する。そこ
で本発明者等は本光化学系に溶出しないメタルフタロシ
アニン、つ[1)メタルフタロシアニンポリマーを有効
成分として構成される異性化触媒を開発した(特願昭5
8−81285号)。
本発明は、クワドリシクレン系化合物の異性化触媒とし
て有効なメタルフタロシアニンポリマーの精製法に関す
るものである。
メタルフタロシアニンポリマーの製造法として従来知ら
れている代表的な方法は、原料として無水ピロメリット
酸、尿素およびハロゲン化メタルを用いる方法で、例え
ば無水ピロメリット酸、塩化メタル、尿素、触媒および
1,3.5−トリクロルベンゼンの混合液を180℃、
2時間加熱攪拌した後、濾過、塩酸洗、水洗を行い、得
られた生成物を濃硫酸に溶解し、水中にて再沈精製を行
うというものである。
このような方法で製造されたメタルフタロシアニンポリ
マーは、前記の如き光化学燃料系におけるクワドリシク
レ/の異性化触媒として利用した場合、異性化速度即ち
発熱速度が満足すべき十分な速度でない。またある時間
触媒として機能した後、触媒活性が低下ないし消失した
場合に、その活性を回復するのが困難であった。
本発明者らはこの点を解決するために鋭意研究したとこ
ろ、従来法で製造されたものを更に減圧下で加熱するこ
とが触媒能力の改善に役立つことを知った。この種のポ
リマーは溶融しにくく、溶媒可溶性も低いので、その特
性を解明するのが極めて困難であるから、この様な減圧
下での加熱がポリマーにどの様な変化を与えるか必ずし
も明確ではないが、本発明者らはこれがポリマーの精製
につながると推論した。そして本発明者らは更に試行錯
誤的に実験を重ねた結果、真空下好ましくは10−6〜
102mmll1lとりわけ10−6〜10順H&の真
空度の下において300〜600℃好ましくは650〜
500℃で加熱処理を行うと、前記触媒活性上顕著な性
能改善が得られることを知見した。
結果的に判断すると、耐熱性に乏しい原料、低分子副生
物その他の挾雑物が熱分解除去または揮散除去され、目
的のポリマーが精製されると考えられる。
このため本方法で精製されたメタルフタロシアニンポリ
マーは、クワドリシクレン系化合物の異性化速度を数倍
向上させることができるに至シ、また熱安定性も向上し
ている。更Kまた本発明による精製ポリマーは、異性化
触媒として長時間または繰返し使用した場合には、触媒
活性が低下または失活するが、その耐久性は従来のポリ
マーに比して勝っているばかシか、驚ろくべきことに単
に再加熱処理を行うだけで容易に再生できる特徴を有す
るに至る。
こうして得られた高性能異性化触媒は、活性炭、アルミ
ナ、シリカ等への担持体としであるいはアルミナゾル、
シリカゾルを用いた造粒成形体として用いることもでき
る。
こうして得られるメタルフタロシアニンポリマーは、概
ね次の一般式■に示される構造をとっているが、その2
次元構造および3次元構造には規則性がない、一般式【
: (式中、Mは金属原子、nは2〜50の整数を表わす)
本発明で用いられるメタル7タロシアニンポリマーの中
心金属Mは、遷移金属例えばコバルト、鉄、ニッケル、
白金、銅、亜鉛等またはアルミニウムその他の金属よシ
選ばれたものが用いられ、2種類以上のものが混在して
もさしつかえない。
本発明の方法で製造されるメタルフタロシアニンポリマ
ーの重合度は、元素分析におけるC/N値よシ推定する
と多くのものは2〜5であるが、それ以上の重合度のポ
リマーもほぼ同様に製造される。
本発明の精製法で粗メタルフタロシアニンポリマーを加
熱すると、既に生じていたかまたは新たな化学反応によ
シ生じた揮発性物質は蒸散する。この時の重量減少率は
、メタルフタロシアニンポリマー製造法によって異なる
が、40〜70%であシ、揮発性物質の一部は系外に排
出されるが、一部は昇華物のごとく、真空加熱容器上部
に付着する。
本発明の方法で得られるメタルフタロシアニンポリマー
によるクワドリシクレン系化合物の異性化は通常の方法
で行われる。即ち、クワドリシクレン系化合物またはベ
ンゼン、トルエン等の不活性溶媒によるその溶液(勿論
これらはアセトフェノンのような増感剤、2,6−ジタ
ーシャリブチル−1−ヒドロキシトルエンのような抗酸
化剤を含有していてもかまわない)を通液法あるいは回
分法により、メタルフタロシアニンポリマーを有効成分
とする触媒と接触させて、ノルボルナジェン系化合物へ
異性化させる。
ここで言うクワドリシクレン系化合物とは次の一般式■
で示される。
、(式中、R,、R4,R,+ R,、R,およびR8
は、水素、低級アルキル基、芳香族アルキル基を示し、
R3およびR3は水素、アルキルカルボニル基、オキシ
カルボニル基、アルキルオキシカルボニル基、ニトリル
基、7#オロアルキル基を示す。) 以下、本発明を具体例によって詳細に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
実施例1および比較例1 無水ピロメリット酸15.1、塩化コバルト12.1゜
尿素82.5g、モリブテン酸アンモニウム0.6g、
および1.3.5−)リクロルベンゼン600dの混合
液を180℃、2時間加熱攪拌した。反応終了液を沢過
後6N塩酸、次に水で洗浄した。得られた粗生成物を濃
硫酸200−に溶解したものを水51にて再沈精製した
得られた粗メタルフタロシアニンポリマーを真空下で精
製するに当シ、加熱温度を変えて行った。その結果得ら
れたコバルトフタロシアニンポリマーの元素分析値およ
びクワドリシクレン異性化反応速度を表1に示す。
表 1 (真空度釉1U、加熱時間5hr)火施例2お
よび比較例2 無水ピロメリット酸15.3.9、塩化第1鉄12.0
1?。
尿素82.l、モリブデン酸アンモニウム0.3g、お
よび1.3.5−トリクロルベンゼン30 Qdの混合
液を180℃で2時間加熱攪拌した。得られた生成物を
濃硫酸200−中に溶解したものを水51中にて再沈精
製した。得られた粒鉄フタロシアニンポリマーを真空下
で精製するに当シ。
加熱温度を変えて行った。その結果得られた鉄フタロシ
アニンポリマーの元素分析値およびクワドリシクレン異
性化反応速度を表2に示す。
参考例1 実施例1で得られた400℃の真空下加熱精製品0.8
5.9をガラス管に充填し、10%のクワドリシクレン
含有トルエン溶液を通液したところ、520ゴ流したと
ころで異性化触媒としての活性を全く示さなくなった。
この失活異性化触媒を石油エーテルで洗浄後、160℃
で8時間真空下で加熱して再生した。この再生品につき
バッチ法にてクワドリシクレン異性化速度を測定したと
ころ、kv=−+、2X10−3m1n−’、 (g/
L)−1テ@l)、元ノ活性が完全に回復できているこ
とがわかった。
比較参考例1 比較例1で得られた160℃での加熱品0.85.9を
ガラス管に因填し、10%クワドリシクレン含有トルエ
ン溶液を通液したところi9[1ml流したとこで異性
化触媒としての活性を全く示さなくなった。この失活触
媒を参考例1と同条件で再生させ異性化速度を測定した
ところ、kv = 0.75X 10−” m1n−’
、(g/L)−’であ択前記400℃真空加熱精製品(
本発明実施品)に比べて活性回復率は著しく低い。
代理人 弁理士 高 橋 勝 利 9

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. t 無水ピロメリット酸、尿素およびハロゲン化メタル
    を原料として製造されたメタルフタルシアニンポリマー
    の粗生成物を、真空下において′500〜600℃で加
    熱処理することを特徴とするメタルフタロシアニンポリ
    マーの精製法。
JP15491983A 1983-08-26 1983-08-26 メタルフタロシアニンポリマ−の精製法 Pending JPS6047028A (ja)

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