JPS6046796B2 - 高周波誘導加熱装置の発振制御装置 - Google Patents

高周波誘導加熱装置の発振制御装置

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JPS6046796B2
JPS6046796B2 JP9929477A JP9929477A JPS6046796B2 JP S6046796 B2 JPS6046796 B2 JP S6046796B2 JP 9929477 A JP9929477 A JP 9929477A JP 9929477 A JP9929477 A JP 9929477A JP S6046796 B2 JPS6046796 B2 JP S6046796B2
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oscillator
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信幸 高橋
幸雄 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はワークコイル上に磁性材料よりなる鍋を載置
してこれを加熱することにより調理できるようにした高
周波加熱装置に関し、特にスイッチング素子のオン時点
を適切に制御することにより、この素子が損傷を受ける
のを回避しようとしたものである。
本発明の目的の理解を容易となす為に、第1図につい
て説明すると、1は商用交流電源のコンセントに差込ま
れる電源プラグであり、これに電源スイッチ2を通じて
一対のダイオード3a、3bと、一対のSCR(半導体
制御整流素子)4a、4bとがブリッジに接続されて構
成された整流回路5が接続され、その出力側に高周波信
号(例えば20KHz〜50KHz)を除去するフィル
タ6を通じてワークコイル7及びスイッチング素子8の
直列回路が接続され、スイッチング素子8と並列にダン
パーダイオード9及びコンデンサ10が接続されている
このコンデンサ10はワークコイル7のインダクタンス
と共に共振回路を構成する。尚スイッチング素子8はい
わゆるGCSを使用することができ、フィルタ6として
はチョークコイル6aとコンデンサ6b、6cとをもつ
て構成することができる。 11は低電圧の電源であり
、降圧用変圧器12とその2次側に接続されたダイオー
ド13とコンデンサ14とから構成され、後述する各回
路の動作に適する電圧を得ている。
尚この電源11よりダイオード15を通じて上述したワ
ークコイル7に電流を供給できるようにしているが、こ
れは後述するところから明らかなように、加熱装置を動
作させる初期に於ける整流回路5のSCR4a、4bが
未だオフ状態に於て、電源11より電流をワークコイル
7に供給してワークコイル7上の鍋即ち負荷の大きさが
加熱に適する大きさであるかどうかを検知する為のもの
である。 16は発振器例えば無安定マルチバイブレー
タであつて、一対のトランジスタ17a及び17bより
構成されており、その出力がエミッタホロワに接続され
たトランジスタ18及びプリドライブ用トランジスタ1
9を通じてドライブ回路20に供給され、このドライブ
回路20の出力がGCS8のゲートに供給され、よつて
GCS8は発振器16よりの信号によつてオンオフされ
る。
第2図Aに示す信号Saはトランジスタ18のエミッタ
(以下A点と云う)に得られる信号波形、同Bに示す信
号Sbはプリドライブ用トランジスタ19のコレクタ(
同B点)に得られる信号波形、同Cに示す信号Scはド
ライブ回路20の出力端(同C点)の波形である。
尚発振器16を構成する一方のトランジスタ17bのベ
ースは抵抗器21を介して出力調整用可変抵抗器22の
可動端子に接続されており、電源11よりの直流電圧が
分圧されてこのトランジスタ17bのベースに供給され
るようになされている。
よつてこの可変抵抗器22を調整することにより、無安
定マルチバイブレータ16の発振周波数即ち発振信号の
周期を手動により変更することができ、このように発振
周期を変更することにより出力を変更することができる
ものである。又電源11よりの直流電圧がいわゆるマグ
ネットスイッチ23を通じ、更にアンド回路24を通じ
て負荷検知用シユミツトトリガ回路25に供給され、こ
の出力が更にトリガ信号発生回路26に供給され、その
出力がSCR4a,4bのゲートに供給されるようにな
されている。よつてワークコイル7上に磁性材よりなる
鍋が載置されると、これによりマグネットスイッチ23
がオンし、後述するようにアンド回路24のもう一方の
端子に信号が供給されることによつてトリガ信号発生回
.路26より出力が得られ、これによりSCR4a及び
4bが共にオンし、整流回路5により全波整流された出
力がワークコイル7に供給されるようになされている。
従つて電源スイッチ2をオンし、ワークコイル.゛7上
に鍋を載置することによつてワークコイル7に電流が供
給され、一方発振器16が動作してGCS8が第2図C
に示す信号Scにて駆動され、これに応じてGCS8に
はアノード電流1A(第2図Fの上半部の電流)が、又
ダンパーダイオード9にはダンパ電流1D(第2図Fの
下半部の電流)が夫々流れることにより、ワークコイル
7には第2図Gに示すような高周波信号Scが供給され
るようになり、これによつて鍋が加熱される。
又GCS8のオフ後には、このGCS8のアノードD点
にはパルスP(第2図D参照)が生ずる。以上の説明は
従来周知である。ところで、発振器16の発振周期は上
述したように、手動によリセットされた可変抵抗器22
の可動子の位置により決まり、これに応じてGCS8が
オンオフされる。
第2図に於てはGCS8のオン時点は、信号Scの0レ
ベルからの立上り時点(TOで示す)であるから、この
時点はパルスPlの後のいわゆるダンパ期間TD内にあ
り、即ちD点の電位が低い状態(この場合は負電圧)の
ときにGCS8がオンされるので、いわゆるスイッチン
グロスは少ない。しかし乍らパルスPの巾Wpは、ワー
クコイル7上に載置した負荷即ち鍋の材質により変化し
、発振器16が第2図Aにて示す状態に於て発振してい
るとき、鍋の材質の変化により、即ち負荷の実効インダ
クタンスの変化によりパルス巾Pの巾Wpが大となつて
点線図示の状態となつたとすると、未だD点が高い電位
にあるときにGCS8がオンするようになるので、スイ
ッチングロスが大きくなり、即ち熱損失を発生して場合
によつては損傷を受けるおそれがある。
以上はGCS8のオン時点がパルスP内に時間的に位置
した場合であるが、このオン時点が第2図Fに示す期間
TA内に位置するような場合にあつても、この時点では
既にD点には高い電圧が生じている状態となつているの
で、上述と同様にスイッチングロスを生ずることになる
。本発明はこのような欠点を回避したもので、以下本発
明による装置を、引続き第1図を用いて説明すると、本
発明に於ては、GCS8のオフ後のダンパ期間TDを検
知する検出回路27を設け、この検出回路27よりの信
号にてGCS8をオンとなすように発振器16を制御す
るようにしたものである。
即ち電源11の出力側に抵抗器28−29−コンデンサ
30よりなる直列回路と、抵抗器31一32よりなる直
列回路とを設け、トランジスタ33のベースを抵抗器2
9とコンデンサ30との接続点に、コレクタを抵抗器3
1と32との接続点に、エミッタを接地点に夫々接続し
、抵抗器28と29との接続点をダイオード34を通じ
てGCS8のアノードに、トランジスタ33のコレクタ
(以下E点と云う)を抵抗器35(又はダイオード)を
通じて発振器16のトランジスタ17aのベースに夫々
接続することにより、検出回路27を構成している。
この動作を説明すると、ワークコイル7上に鍋が載置さ
れて正常に動作しているものとする。
しかして今第2図Dに示すパルスPがD点に生じた後は
いわゆるダンパー期間Tc.となり、この期間に於ては
ダイオード34を通じて抵抗器28及び29の接続点が
接地又は接地より更に負電位に引かれる為にトランジス
タ33がオフとなり、従つて第2図Eに示すようにE点
の電圧(信号ジとして示す)は高くなり、この信号SE
が抵抗器35を通じて発振器16のトランジスタ17a
のベースに供給されるので、この信号SEの前縁におい
て発振器16は反転(トランジスタ17aがオン)する
。その後発振器16に於て決まる時定数に基ずく期間T
aの後、発振器16は再び反転(トランジスタ17bが
オン)し、よつてA点はほぼ接地電位となり、C点に第
2図Cに示す比較,的大きな負のパルスPcが生じてG
CS8がオフする。しかるときはこれに基ずいてD点に
パルスPが生じ、その後再びダンパ期間T。に入る。以
上説明したように発振器16はダンパ期間の信号S。の
前縁により反転され、その後、発振器16のもつ時定数
によつて再ひ反転され、これに基ずいてパルスPが生じ
、このパルスPの後縁で発振器16が再度反転されると
云うくり返しを行う。尚第2図においてはB点の電位(
第2図B)が立上つた時点より僅かに遅れてC点の電位
(第2図C)が大きく負方向に立下り、即ちパルスP。
が生ずるようになつているが、これはドライブ回路20
内に有するドライブトランスのりーケージインダクタン
スによる為である。尚図面に示す実施例にあつては、電
源11よりダイオード15を通じて、先ずワークコイル
7に電流を供給し、その状態で負荷即ち鍋の大きさを検
知するようにしている。
即ち電源スイッチ2をオンしてもSCR4a,4bは未
だオフ状態にあり、このときは電源11よりダイオード
15を通じて低い電圧でワークコイル7に電流が供給さ
れる。しかして適当な大きさの負荷としての鍋が使用状
態であれば上述と同様にE点に信号SEが得られる。
但し正常の動作状態に比してその出力電圧は小さい。よ
つてマグネットスイッチ23がオンしており、且つこの
ような信号S。がアンド回路25に供給されることによ
り、SCR4a,4bは夫々オンされ、これによりワー
クコイル7には整流回路5より正常な電流が供給される
ようになる。尚第2図Dに示すように、D点の電位はパ
ルスPの前縁に於ても一瞬負(パルスP″にて示す)に
なる。
この傾向は正常の動作時よりも、最初の電源11よりの
電流によつて検知動作をしている期間の方が強い。この
ようにD点の電圧が負になると、パルスPの後にあるダ
ンパ期間の負電圧と判別が出来なくなり、発振器16に
対するトリガ(制御)が正常でなくなる。そこて第1図
の実施例にあつては、B点をコンデンサ36−ダイオー
ド37を通じてトランジスタ33のベースに接続し、コ
ンデンサ36とダイオード37との接続点を抵抗器38
を通じて接地して土述したパルスP″(即ち疑似ダンパ
)の消去回路39を構成している。即ちB点には第2図
Bに示すように、パルスPの前縁を含み、その巾Wpに
対応した期間中正の信号が得られる。この信号Sbがコ
ンデンサ36及び抵抗器38よりなる微分回路により微
分されるので、信号Sbの立上りにおいて正のパルスが
発生し、これがダイオード37を通じてトランジスタ3
3のベースに印加される。よつて第2図Dに示す負のパ
ルスP″の期間においてトランジスタ33はオン状態に
あり、負のパルスP″の影響ノが回避される。この場合
、コンデンサ36及び抵抗器38よりなる時定数回路の
時定数を適切に選定することにより、上述した微分パル
スによつて、信号Sbの立上りのすぐ後に発生する負の
パルスP″の発生期間ではトランジスタ33がオンす7
るようになし、パルスPの後に生ずるダンパ期間TDに
は全く関係しないように、即ちダンパ期間TOではトラ
ンジスタ33がオフするようになすものである。以上説
明したように本発明によれば、GCS89のオン時点は
パルスPの後のダンパ期間T。
内に持ち来たされるように発振器16が制御され、即ち
発振器16よりの信号Saの負の期間Wa(オフ周期)
はパルスPの巾Wpに対応して変化するようになるので
、冒頭に述べたようなスイッチングロスを生ずるが如き
欠点は回避される。尚可変抵抗器22の調整により信号
Saの正の期間Taを変更することができるので、これ
により発振周期Tを変更でき、よつて、出力電圧の調整
ができる。
尚、ダンパ期間を検出し、この検出出力と発振器よりの
出力とをアンド回路を通じてスイッチング素子に供給す
るように構成することにより、ダンパ期間以外ではスイ
ッチング素子をオンとする信号を与えないようにするこ
とによつても、スイッチングロスを回避することは可能
であるが、このような構成では、負荷即ち鍋の材質の変
化によりダンパ期間が欠除することもあるが、このよう
なときにスイッチング素子をオンする信号が欠除して加
熱装置が有効に動作しなくなる欠点がある。
しかし乍ら、本発明によれば、発振器16として無安定
マルチバイブレータを使用するときは、上述のようにダ
ンパ期間が欠除してもこの発振器が有する時定数によつ
て自ずと反転し、GCS8にオン信号が供給されるよう
になるので、加熱装置は動作される。この場合、GCS
8のオン時点は第2図Fに示す期間T,,内に入り、こ
のオン時点では既にD点に於て電圧が生じていることが
考えられるが、この期間TA内でもその初期であれば比
較的電圧が低いのでスイッチングロスは小さい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による高周波誘導加熱装置の発振制御装
置の1例を示す接続図、第2図はその動作の波形図であ
る。 7はワークコイル、8はスイッチング素子、16は発振
器、20はドライブ回路、27はダンパ期間検知回路て
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電源に対しワークコイルとスイッチング素子とが直
    列に接続されるとともに、上記スイッチング素子と並列
    にダンパーダイオード及び共振用コンデンサの夫々が接
    続され、上記スイッチング素子のオン、オフによつて上
    記ワークコイルに高周波電流が供給されるようになされ
    た高周波誘電加熱装置に於て、上記ダンパーダイオード
    が導通するダンパー期間を検出するダンパー期間検出回
    路を設け、該検出回路よりの出力信号により上記スイッ
    チング素子を駆動する発振器を制御し、これにより上記
    ダンパー期間の開始点を基準にしてこれより所定時間後
    の上記ダンパー期間内に於て上記スイッチング素子にオ
    ン信号が供給されるようにしたことを特徴とする高周波
    誘導加熱装置の発振制御装置。
JP9929477A 1977-08-19 1977-08-19 高周波誘導加熱装置の発振制御装置 Expired JPS6046796B2 (ja)

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JPS6023987A (ja) * 1983-07-19 1985-02-06 三洋電機株式会社 誘導加熱調理器

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