JPS6046679B2 - 使用済核燃料輸送容器の汚染防止装置 - Google Patents

使用済核燃料輸送容器の汚染防止装置

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JPS6046679B2
JPS6046679B2 JP53057839A JP5783978A JPS6046679B2 JP S6046679 B2 JPS6046679 B2 JP S6046679B2 JP 53057839 A JP53057839 A JP 53057839A JP 5783978 A JP5783978 A JP 5783978A JP S6046679 B2 JPS6046679 B2 JP S6046679B2
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JP
Japan
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lid
cask
nuclear fuel
spent nuclear
lid body
Prior art date
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Expired
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JP53057839A
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English (en)
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JPS54148999A (en
Inventor
昌彦 山本
義則 西野
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、使用済核燃料輸送容器の汚染防止装。
置に関するものである。使用済核燃料輸送容器(以下キ
ャスタという。
)は、使用済核燃料をその内部に格納して輸送するため
のものである。一方キヤスク内部へ使用済核燃料を格納
する作業は、被爆防止の観点か2ら、キャスク及び使用
済核燃料を水槽に浸漬した状態で行なわれる。従来使用
済核燃料のキヤスク内部への格納作業は、キヤスクを直
接燃料ループなどの水槽に浸漬して行なつていたがため
に、キヤスクの外表面が既に汚染されている水によつて
汚染されることになり、前記格納作業終了後にキヤスク
の外表面を除染する必要があつた。
周知のようにキヤスクの胴部には多数のフィンが設けら
れているため、その除染作業には多大の時間を要しかつ
除染作業を容易に行ない得ないという問題があつた。本
発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、
以下本発明の実施例を第1図〜第6図に基づき説明する
1はキヤスクであり、このキヤスク1の胴部1Aには多
数の環状フィン3とトラニオン4とが設けられている。
またキヤスク1の上端部には、蓋(図示せず。)の取付
フランジ部5が設けられている。6はバケツ状の有底箱
体であり、この箱体6の底板6Aの上面及び下面にはそ
れぞれゴム板7、8を装着している。
箱体6の側壁6Bの外面には腕杆9、9を介して摺動筒
10、10を固着してあり、この摺動筒10、10を燃
料プール11中に立設したガイド体12、12に外嵌さ
せることにより、この箱体6を鉛直方向に昇降可能とし
ている。ガイド体12、12の下部には緩衝バネ13、
13を配置している。箱体側壁6Bの上端面は、第4図
に示したように、外下がりの環状傾斜面14として構成
し、この傾斜面14の中央部にOリング15を配設して
いる。また箱体側壁6Bの上部には、上部開口16を取
り囲むように等角度おきに複数の係合爪17,17・・
・を配設している。これら係合爪17,17・・・はそ
れらの垂直筒部18により相互に一体となつている。そ
してこの垂直筒部18の箱体側壁6Bとの連設部には、
周方向複数個所に水切孔19を穿設している。一方20
は箱体6の上部開口16を覆う蓋体であり、この蓋体2
0の外周部下面は、前記箱体側壁6Bの環状傾斜面14
に対応すべく、外下がりの傾斜係合面21として構成さ
れている。また蓋体20には、同心状に前記キヤスク1
のフランジ部5を貫挿可能な孔22を穿設してあり、こ
の孔22の周縁部上面にシール体23の下端部を密着さ
せている。十なわちシール体23は可撓性のゴム製筒体
にて構成されており、その上端部は前記キヤスク1のフ
ランジ部5の外周面とほぼ同径の環状シール部23Aと
なつている。さらに蓋体20の裏面にブラケット24,
24を突設してあり、これらブラケット24,24から
ワイヤ25,25を介して吊輪26,26を吊設してい
る。27,27・・・は前記係合爪17,17・・・に
対して係合可能な係合片であり、これらは前記蓋体20
の外周部上面に配置した環状の回動板28に等角度おき
に形成されている。
29は回動板28に形成した円弧状の長孔、30は、蓋
体20から該長孔29を貫通させて突設したガイドピン
である。
また31は、前記シール体23のシール部23Aをキヤ
スク1のフランジ部5外周面に密着固定するための環状
チューブであり、この環状チューブ31の外周面には剛
性の高いプレートコーティングを施してあり、該環状チ
ューブ31の内部を加圧することにより該環状チューブ
31が内方に向つてのみ膨張するようになつている。次
にキヤスク1への使用済核燃料の格納手順を説明する。
まず第1図のように、蓋体20をクレーンなどで吊り上
げ、キヤスク1の上方まて搬送した後、蓋体20を下降
させ、該蓋体20とキヤスク1とを固定する。
この固定は、第2図、第3図から明らかなように、蓋体
20の孔22にキヤスク1のフランジ部5を挿通させる
と共に、このフランジ部5の周囲にシール体23のシー
ル部23Aを位置させる。しかる後環状チューブ31を
シール部23Aの外周に収縮状態で外嵌し、次にこの環
状チューブ31内部を加圧して膨張させる。これによつ
て前記シール部23Aは前記フランジ部5のみ外周面に
密着固定される。次にまたはこれに先立ち、蓋体20か
ら吊設されている吊輪26,26をキヤスク1のトラニ
オン4,4に嵌合する。吊輪26,26は吊り具の一例
である。なおこのとき箱体6は、使用済核燃料が挿入さ
れている燃料プール11の水面上に浮力により浮上して
、キヤスク1の格納に備えている。前記のように、吊輪
26,26とトラニオン4,4との結合及びキヤスク1
のフランジ部5のシールを終えた後、蓋体20を吊り上
ける。蓋体20を吊り上げると、同時にキヤスク1も吊
り上げられるので、これを第2図のように箱体6の上方
まで搬送し、その後下降させ、そして該箱体6内部にキ
ヤスク1を挿入する。このとき、第6図のように蓋体2
0側に設けられている係合片27,27・・・を箱体6
側に設けられいる係合爪17,17・・・間の間隙へ挿
入する。箱体6内部ヘキヤスク1を挿入する際、箱体側
壁6Bの上端の環状傾斜面14により蓋体20の傾斜係
合面21が定位置に案内されるので、蓋体20をキヤス
ク1に容易に装架することができる。次に回動板28を
左又は右に回動させ、係合片27,27・・・を係合爪
17,17・・・の下方にくい込ませる。これによつて
蓋体20の傾斜係合面21がOリング15を押圧し、も
つて該傾斜係合面21と前記環状傾斜面14との間が確
実に水密シールされる。その後クレーンでの蓋体20の
”懸吊状態を解除すると、第3図のように箱体6にはキ
ヤスク1及び蓋体20などの重さが加わるのでガイド体
12に沿つて燃料プール11の底部まで沈下し、該底部
で緩衝バネ13,13により支持される。この状態で、
キヤスク1の上部開口から使用済核燃料を挿入し、その
後キヤスクの上部開口に蓋(図示せず)をして前記燃料
をキヤスク1内部に密封格納する。この場合必要あれば
箱体6の内部を加圧しておく。次にクレーンを吊り上げ
て箱体6を水面上まで浮上させ、この状態で係l合爪1
7,17・・・と係合片27,27・・・との係合状態
を解除して、蓋体20を箱体6から取り外し、ひきつづ
きクレーンでキヤスク1を燃料プール11の外方へ定置
する。定置後、環状チューブ31を収縮させて該環状チ
ューブ31によるシール体23のシール部23Aのフラ
ンジ部5への固定を解除し、これと共に吊輪26,26
をトラニオン4,4から取り外し、キヤスク1から蓋体
20を取り出す。次にキヤスク1の蓋のみを除染し、目
的地へ輸送する。このようにすると、キヤスク1自体は
燃料プール11中で箱体6と蓋体20とシール体23と
によつて完全に包囲されているので、該キヤスク1が使
用済核燃料格納中に汚染されることはない。したがつて
除染作業が困難でかつそれに長時間を要するキヤスク外
表面を除染する必要がなくなり、もつて作業が極めて効
率の良いものとなる。なおシール体23としては、叙上
のようなゴム製筒体以外に、第5図に示したような環状
チューブ33を用いることもできる。
つまりこの場合は、蓋体34にキヤスク1のフランジ部
5より稍々大径の孔36を穿設しておき、前記環状チュ
ーブ33を収縮させた状態で蓋体34を前記フランジ部
5に外嵌し、その後環状チューブ33を膨張させてその
外表面をフランジ部5の外周面及び孔36の内壁面に密
着させる。37は空気吹孔であり、キヤスク1を燃料プ
ールから取り出したとき、蓋体34とフランジ部5との
隙間に残つている水を空気で吹き飛ばすために利用され
る。
以上述べたように、本発明によると、使用済核燃料を燃
料プール中でキヤスクへ格納する場合に、該キヤスクの
外表面をプール水て全く汚染すことなく格納作業を行な
うことができる。したがつて従来非常に長時間を要し、
しかも困難を極めていたキヤスク外表面の除染作業が不
要となる。特に本発明によると、有底箱体と蓋体との固
定は、有底箱体上に蓋体を載置した後、回動板を回動し
て係合爪に係合片を係合させることによつて、ワンタッ
チの簡単な操作をして確実に行なうことができ、またそ
の固定を行なつた際に、蓋体の傾斜係合面がOリングを
押圧し、もつて該傾斜係合面と前記環状傾斜面との間を
確実に水密シールすることができる。なお本発明におい
て箱体及び蓋体は金属材料、プラスチックなどの非金属
材料のいずれで構成しても良いが、除染処理の確点から
は非金属材料の方が望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示しており、第1図
〜第3図は使用済核燃料のキヤスクへの格納作業手順を
説明するための縦断側面図、第4図は第3図の要部拡大
図、第5図は蓋体とフランジ部とのシール部構造の変形
例を示す拡大縦断側面図、第6図は係合爪17と係合片
27とを示す概略平面図てある。 1・・・・・・キヤスク、4・・・・・・トラニオン、
5・・・・・・フランジ部、6・・・・・・有底箱体、
6B・・・・・箱体側壁、11・・・・・・燃料プール
、12・・・・ガイド体、14・・・・・環状傾斜面、
15・・・・0リング、16・・・・・箱体6の上部開
口、17・・・・・・係合爪、20,34・・・蓋体、
21・・・・・傾斜係合面、22,36・・・・・・孔
、23・・・・・ウール体、26・・・・・吊輪、27
・・・・・・係合片、31,33・・・・・・環状チュ
ーブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 燃料プール中で昇降可能な有底箱体と、この有底箱
    体の上部開口を覆う蓋体とを有し、前記有底箱体の側壁
    上端面を外下がりの環状傾斜面に構成すると共に、この
    傾斜面の中央部にOリングを配設し、前記蓋体の外周部
    下面を、前記環状傾斜面に対応する外下がりの傾斜係合
    面に構成し、そして有底箱体の側壁上端から垂直筒部を
    立設すると共に該垂直筒部の内面に複数の係合爪を等角
    度おきに配設し、さらに蓋体の外周部上面に回動板を配
    置すると共に、この回動板に、その回動により前記係合
    爪に係合可能な係合片に形成し、前記蓋体に使用済核燃
    料輸送容器の胴部上端部が貫挿可能な孔を形成し、この
    孔の周縁部に、前記胴部上端部の外周面に密着可能なシ
    ール体を配置し、さらに蓋体に前記容器のトラニオンに
    嵌合可能なトラニオン吊り具を設けたことを特徴とする
    使用済核燃料輸送容器の汚染防止装置。
JP53057839A 1978-05-15 1978-05-15 使用済核燃料輸送容器の汚染防止装置 Expired JPS6046679B2 (ja)

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JPS54148999A JPS54148999A (en) 1979-11-21
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