JPS6046645B2 - 変位変換装置 - Google Patents

変位変換装置

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JPS6046645B2
JPS6046645B2 JP15362478A JP15362478A JPS6046645B2 JP S6046645 B2 JPS6046645 B2 JP S6046645B2 JP 15362478 A JP15362478 A JP 15362478A JP 15362478 A JP15362478 A JP 15362478A JP S6046645 B2 JPS6046645 B2 JP S6046645B2
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point
voltage
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signal
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毅 安原
敬一朗 多胡
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、差圧、圧力、液位などの被測定量に比例した
荷重変化に比例する機械的変位を静電容量の変化として
検出し、この静電容量の変化を対応する電気信号に変換
して受信装置に伝送する変位変換装置に関し、特に機械
的変位に応じて容量値が変化する固定−移動電極間およ
び固定−固定電極間の静電容量より容量値の差を得て、
その静電容量変化の割合として(容量差)/(固定−移
動電極間の容量)を取り出し、この割合をそれに比例し
た電気信号に変換する変位変換装置に関するものである
一般に、静電容量式変位検出器(いわゆるΔCセル)で
は、例えば差圧ΔPに比例した荷重変化分を検知するダ
イヤフラムすなわち移動電極を固定電極間の中央に介挿
し、かかる固定電極とダイヤフラムとの間の容量Clお
よびC2を、6A C1■ d−Δd C2=− d+Δd 但し、ε:誘電率 A:電極面積 d:固定電極とダイヤフラムとの間隔 Δd:ダイヤフラムの変位置 として取り出している。
ここで、2つの容量の和および差はとなり、従つて、 となり、(C1−C2)/(C1+C2)に比例する電
気信号を取り出すことにより差圧ΔPを検出することが
できる。
従来は、一対の静電容量C1およびC2の差に比例した
直流電圧■,と和に比例した直流電圧■とを検出し、■
/■なる割算を行なつて(C1−C2)/(C1+C2
)を得るために、差電圧■をこれに比例したデューティ
比のパルスに変換し、その変換における負帰還回路に和
電圧■を乗算する容量式変位変換器が知られているが、
この場合には、静電容量変化をもたらす移動電極板に大
きな荷重を負担させることができず、フロート式液面計
のデイスプレーサやロードセルへ適用することができな
かつた。
そこで、本発明の目的は、上述した大きな荷重に対する
変位置を測定することができるように、固定電極および
移動電極を適切に配置し、一定の静電容量C1と変位置
に応じて変化する静電容量C2とを形成し、変位置を(
C1−C2)/C2または(C2−C1)/C2に比例
する電気信号に変換する変位変換装置を提供することに
ある。
本発明は、一定容量値をもつ第1静電容量素子、機械的
変位に応動して容量値が変化する第2静電容量素子、お
よび該第1および第2静電容量素子に所定の交流信号を
供給する発振源を有し、前記交流信号に応動して、第2
静電容量素子の容量値に比例例する第1信号および前記
第1および第2静電容量素子の容量差に比例する差信号
を取り出す変位検出手段と、該変位検出手段からの前記
第1信号を供給され、該第1信号を前記第2静電容量素
子容量値に対応するデューティ比をもつパルス信号に変
換する第1変換回路と、前記変位検出手段からの前記差
信号を供給され、該差信号を前記容量差に対応する差電
圧に変換する第2変換回路と、前記パルス信号および差
電圧を供給され、前記デューティ比の逆数と前記差電圧
とを乗算し、(容量差)/(第2静電容量素子の容量値
)に対応する出力を取り出す第3変換回路とを具備した
ことを特徴とするものである。
以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
本発明変位変換装置における固定および移動両電極の機
械的配置の2例を第1図Aおよび第2図Aに示し、各対
応の電気的等価回路をそれぞれ第1図Bおよび第2図B
に示す。
本発明では、第1図Aおよび第2図Aに示すように、2
つの固定電極FElとFE2とを相対向して配置し、固
定電極FE2をはさんで固定電極FElと反対側に移動
電極、すなわちダイヤフラムMEl(第1図Aの場合)
またはME2(第2図Aの場合)を配置する。
移動電極MElは固定電極FE2に対して離隔方向に移
動可能であり、移動電極ME2は固定電極FE2に対し
て接近方向に移動可能とする。これら電極間の電気的等
価回路はそれぞれ第1図Bおよび第2図Bに示すように
なり、ここで容量C1は電極FElとFE2との間の容
量、容量C2は電極FE2とMElまたはME2との間
の容量を示し、移動電極MElまたはME2の変位置Δ
dとの間に次のような関係をもつ。第1図Bの場合にお
いては、 但し、ε:誘電率 A:電極面積 d:電極間隔 Δd:移動電極の変位置 より、両容量の差として、 が得られ、従つて、 が得られ、変位置Δdが(C1−C2)/C2に比例す
ることがわかる。
次に第2図Bの場合には、 より、容量差(C2−C1)として、 が得られ、従つて、 となり、この式から が得られ、変位置Δdが(C2−C1)/C2に比例す
ることがわかる。
次に本発明の第1番目の実施例を第3図ないし第8図を
用いて説明する。
本発明では上述したような構成の電極配置を用いて静電
容量式変位検出器を形成し、この検出器を第3図に一例
として示すような容量差電圧変換回路に組み込み、容量
差(Cl−C2)または(C2−C1)を電圧に変換す
る。
第3図において、発振源(図示省略)に結合された変圧
器巻線W1およびW2の各々から周波数fてピーク間電
圧■の交流電圧■を取り出し、この電圧をダイオードD
1およびD2を介して静電式変位検出器の容量C1およ
びC2に印加し、電流1C1およびIC2をそれぞれ取
り出す。ここで、これら電流1C1および102は、と
なる。
巻線W1およびW2の各他端をそれぞれ抵抗値ROの抵
抗ROlおよびRO2を介して共通電位0■に接続する
。従つて、抵抗R11とRO2との間の電位差Vdは、
となる。
抵抗ROlおよびRO2の各端子点AおよびBの出力を
差動増幅器Q2およびQ3のそれぞれ正側入力端子に供
給する。差動増幅器Q2の出力端子Cを抵抗R7を通し
て差動増幅器Q3の負側入力端子Dに接続すると共に、
抵抗R6を介して差動増幅器Q2の負側入力端子Xにも
帰還接続する。差動増幅器Q3の出力端子Fを抵抗R8
を介して差動増幅器Q3の負側入力端子Dに帰還接続す
る。差動増幅器Q2の負荷入力端子Xを抵抗R5を通し
て抵抗Rl4とRl4との接続点Gに接続し、更に抵抗
Rl4の他端を直流電圧Eに接続し、抵抗Rl5の他端
を接地点0■に接続する。このような回路構成において
、点F.l5Gとの間より容量差(C1−C2)に比例
する電圧■6″が取り出される。その理由を次に述べる
。差動増幅器Q2において、出力点CはX点が常にA点
と等しくなるように変動して帰還電流11が流れる。
従つて、 となり、 となる。
出力点Cは、 五〜0 となる。
差動増幅器Q3においては、出力点FはD点が常にB点
と等しくなるように変動して帰還・電流12が流れ、こ
こでこの電流12はC点とB点との電位差を抵抗R7で
割つた値となるから、となる。更に、F点はD点、すな
わちB点よりも12・R8だけ電位差をもつので、出力
電圧Vd′は、となる。ここで、となるように抵抗R5
〜R8の各抵抗値を定めると、となり、結局 となり、出力電圧■6″が容量差(C1−C2)に比例
することがわかる。
次に、第3図に示した可変容量C2の検出電圧に基いて
容量C2に比例するデューティ比Dをもっパルスを取り
出すパルス変換回路の一例を第4図に示す。
ここで、第3図につき上述した抵抗RO2には電流10
2が流入し、その電圧V,を抵抗R2を介して差動増幅
器Q1の正側入力端子Hに加える。電源電圧Eと接地点
0■との間に直列接続された抵抗R2Oとゼナーダイオ
ードZDとの接続点の電圧EOをコンデンサCpを介し
て差動増幅器Q1の負側入力端子1に加える。差動増幅
器Q1の出力点Jを抵抗R3を経て正側入力端子Hに帰
還接続する。負側入力端子1を抵抗R4を介してスイッ
チSWl(例えばC−MOS形アナログスイッチ)の共
通端子に接続し、その切替端子Aを電圧EOの点に接続
し、切替端子Bを接地点0Vに接続する。このスイッチ
SWlは差動増幅器Q1の出力パルスにより切替動作を
制御され、かかる差動増幅器Q1から高レベルの出力が
生じるときにはスイッチSWlはA側に切り替わり、逆
に低レベル出力に対してはB側に切り替わる。上述の差
動増幅器Q1の出力点Jから得られる出力パルスのデュ
ーティ比Dは容量C2に比例するが、以下にその理由を
述べる。まず、電流Eが投入された時刻をTOとすると
、第5図Aに示すように、この時点TOlにおいてI点
の電圧はEOとなり、H点より高電位にある(EO〉■
,)。
従つて、差動増幅器Q1の出力点Jの電位は第5図Bに
示すようにOであり、スイツーチSWlはB側にある。
H点の電位は、となる。
しかして、コンデンサCpは抵抗R4を介して電圧EO
により充電される。それと共にI点の電圧は、第5図A
に示すように、電圧EOから接地点0Vの零電位に向つ
て時定数C,.R4の速さで下降する。時刻t1におい
てH点およびI点の電圧が等しくなつたとすると(厳密
にはI点電圧がH点電圧よ”りも僅かに低くなつた時点
)、J点の電圧は第5図Bに示すようにOからEに急変
する。
それによりスイッチSWlはA側に切り替わり、H点電
圧は、となる。
スイッチSWlがA側に切り替わつたことにより、コン
デンサCp内の電荷は抵抗R4を介して放電し、I点電
位は第5図Aに示すように電圧EOに向けて時定数Cp
R4の速さで上昇する。更に、時刻T2においてH点電
圧とI点電圧とが等しくなつたとすると(厳密にはI点
電圧がH点電圧よりも僅かに大きくなつた時点)、出力
点Jの電圧はOに急落し、スイッチSWlはB側に切り
替わり、H点電圧は■−ΔV2となり、コンデンサC,
は抵抗R4を介して電肚上0により充電され、従つてI
点電圧はOに向けて時定数C,R4の速さで下降する。
更に時刻T3において、時刻t1と同様の状態が得られ
、以後、上述した時刻t1とT2との間およびT2と絽
との間の各動作が順次に繰り返される。
時刻t1とT2との間のI点電位は次式で表わされる。
出力点Jの電圧がEとなつている期間(T2−t1)を
T。
nとすると、この期間T。nはI点電圧が(■,+ΔV
1)になるまての時間であり、次式により求められる。
上式を変形して、 となり、H点電圧のヒステリシス幅、すなわちΔ■1+
ΔV2をEOおよび■,に比べて充分に小さく定めれば
(J生)の2乗項以下の項は無視する CpR4こと
ができ、従つて、上式より、 が得られ、この式より、 が求められる。
更に、時刻T2とT3との間のI点電圧は次式で表わさ
れる。
出力JがOレベルとなつている期間(T3−T2)をT
ffとすると、この期間T。ffはI点電圧が(■,−
Δ■2)になるまての時間であり、次式に料−
EO−■s νRllとなる。
ここ工、 一ーーであるから、(3)式は次のように書
き換えられる。
すなわち、出力点Jの出力パルスのデューティ比Dは容
量C2に比例することがわかる。更に、上述した第3図
および第4図示の回路で求めた容量差(C1−C2)に
比例する電圧および容量C2に比例するデューティ比を
もつパルス信号に基いて、(C1−C2)/C2の演算
を行ない、その演算結果を電流の形態で取り出す割算お
よび(6より求められる。
−この式を変形すると、となり、ここで、 Δ■1+Δ■2く■S TOrf とすることにより、(一)の2乗項以下の項を
C,R4無視することができるので、上式より、 が得られ、この式より、 が求められる。
更に、出力点Jの出力パルスのデューティ比Dは、で与
えられる。
ここで、上式に(1)式および(2)式を代人すると、
Ωb−ーーーー」01 電流変換回路の一例を第6図に示す。
ここで、第3図に示した回路で得た容量差(C1−C2
)に比例する電圧■d″を抵抗R9と、抵抗Rl4とR
l5との接続点との間に印加する。この接続点を差動増
幅器Q4の正側入力端子Kに接続し、抵抗R9の他端を
差動増幅器Q4の負側入力端子Lに接続する。差動増幅
器Q4の出力点MをC−MOS)アナログスイッチ等に
よるスイッチSW2を介し、更に抵抗RlOを経て差動
増幅器Q4の負側入力端子Lに帰還接続する。このスイ
ッチSW2は差動増幅器Q1 (第4図)の出力パルス
により制御され、かかる出力パルスが第7図Aに示すよ
うに高レベルのときに、第7図Bに示すようにオンとな
り、逆に上記出力パルスが低レベルのときにオフとなる
。差動増幅器Q4の出力点Mを抵抗Rllを通して差動
増幅器Q5の正側入力端子Nに接続する。
この端子Nと電源電圧Eとの間に抵抗Rl6を接続し、
同じく端子Nと接地点0■との間には抵抗Rl2とRl
3とを直列接続する。更に電源電圧Eと接地点との間に
抵抗Rl7とRl8とを直列に接続し、両抵抗Rl7と
Rl8との接続点を差動増幅器Q5の負側入力端子Pに
接続する。差動増幅器Q5の出力を出力トランジスタT
2のベースに供給する。トランジスタT2のエミッタを
接地し、同コレクタと、抵抗Rl2とRl3との接続点
Sとの間に電源Uと負荷Rしとを直列に接続する。この
ような構成の割算回路および電流変換回路により、抵抗
Rl3には(C1−C2)/C2に比例する電流1。u
0が流れる。以下にその理由について述べる。まず、差
動増幅器Q4において、K点電圧は固定されており、L
点電圧はK点電圧と常に等しくなるように出力点Mの電
圧が変動し、帰還電流13が流れる。
ここで、であり、この電流J3はM点より抵抗RlOを
経て流れる電流J4の平均値である。電流14はスイッ
チSW2がオンの期間T。Oの間だけ流れるから、1周
期(TOn+TOff)にわたる平均電流は、となる。
ここで、であるから、となり、この式より、 となる。
ここで、Vd″=K1(C1−C2) VS−1鴇− υ乙 但し、Kl,K2は定数 となるから、(3)式を用いると、上式は次のように変
形される。
但し、K3は定数 更に、差動増幅器Q5において、P点の電圧は固定され
ており、N点電圧は常にP点電圧と等しくなるように電
流1。
0,が制御される。
すなわち、となり、ここで、電流15は、 であるから、上式は、 となり、従つて、 但し、K4は定数 となり、抵抗Rl3を流れる電流1。
。,は(C1−C2)/C2に比例する。以上の第3図
に示した容量差・電圧変換回路、第4図に示したパルス
変換回路、第6図に示した割算回路および電流変換回路
を組み合わせた本発明変位変換装置の一例を第8図に示
す。
第8図において、符号1は発振回路、2は容量検出回路
、3は容量差電圧変換回路(第3図)、4はパルス変換
回路(第4図)、5は割算回路(第6図)、6は電流変
換回路(第6図)、および7は基準電圧回路を示すブロ
ックである。ここで、第3図、第4図および第6図と対
応する個所には同一符号を付してその説明を省略する。
第8図において、発振回路1では、変圧器Trとコンデ
ンサC3とトランジスタT1と抵抗Rl9とでハートレ
ー形発振器を構成し、その発振出力を上述した変圧器巻
線W1およびW2と更に他の巻線W3より取り出す。
巻線W3の出力をダイオードD3およびD4を介してそ
れぞれ静電容量C1およびC2に加える。なお、ダイオ
ードD3およびD4はダイオードD1およびD2と逆極
性.に接続するものとする。巻線W3と接地点との間に
、コンデンサC4とダイオードD5との直列回路および
コンデンサC5とダイオードD7との直列回路を並列に
接続し、各コンデンサC4,C5とダイオードD5,D
7との接続点と抵抗ROlおよびRO2との間にそれぞ
れダイオードD6およびD8を接続し、静電容量C1お
よびC2の端子間に存在する浮遊容量の補償を行なう。
次に本発明の第2番目の実施例を第9図ないし第14図
を用いて説明する。
本発明では上述したように、静電容量式変位検出器を第
9図に一例として示すような容量差電圧変換回路に組み
込み、容量差(C1−C2)または(C2−C1)を電
圧に変換する。
第9図において、発振源(図示省略)に結合された変圧
器巻線W1およびW2の各々から周波数fでピーク間電
圧Vの交流電圧vを取り出し、この電圧をダイオードD
1およびD2を介して静電式変位検出器の容量C1およ
びC2に印加し、電流1C1およびIC2をそれぞれ取
り出す。ここで、これら電流101およびIC,2は、
となる。
巻線W1およびW2の各他端をそれぞれ抵抗値ROの抵
抗ROlおよびRO2を介して抵抗R1に共通に接続す
る。抵抗ROlおよびRO2の各端子点AおよびBの出
力を差動増幅器Q6の正側および負側入力端子にそれぞ
れ供給し、ならびに端子点Bの出力を差動増幅器Q2の
正側入力端子にも供給する。差動増幅器Q6の出力点C
の出力を帰還抵抗R2lを介してその負側入力端子に帰
還する。更に出力点Cの出力を差動増幅器Q3の正側入
力端子に供給する。差動増幅器Q2の出力端子Fを抵抗
R7を通して差動増幅器Q3の負側入力端子Gに接続す
ると共に、抵抗R6を介して差動増幅器Q2の負側入力
端子Dにも帰還接続する。差動増幅器Q3の出力端子H
を抵抗R8を介して差動増幅器Q3の負側入力端子Gに
帰還接続する。差動増幅器Q2の負荷入力端子Dを抵抗
R5を通して抵抗Rl4とRl5との接続点Kに接続し
、更に抵抗Rl4の他端を直流電源電圧Eに接続し、抵
抗Rl5の他端を接地点0■に接続する。このような回
路構成において、点HとKとの間より容量差(C1−C
2)に比例する電圧Vd″が取り出される。その理由を
次に述べる。差動増幅器Q6の出力端子Cは、端子点A
の電位が端子点Bの電位と等しくなるように制御される
ので、抵抗ROlの両端電圧と抵抗RO2の両端電圧と
は等しくなる。ここで、これら抵抗ROlおよびRO2
の抵抗値は等しくROであるから、抵抗ROlを流れる
電流1C2に等しくなる。従つて、抵抗R1には抵抗R
OlおよびRO2をそれぞれ流れてきた電流1C2およ
びIO2の和、すなわち2ic2が流入し、その端子間
電圧■は、となる。この電圧■は後述するようにパルス
に変換される。なお、差動増幅器Q6の帰還抵抗R2l
には、電流(IOl−102)が流れる。一方、測定静
電容量C2の変化(減少)によつて電流1C2が変化(
減少)すると、各点の電位は次のように変化する。従つ
て、A点とC点との差電圧■dは、 となる。
差動増幅器Q2において、出力点FはD点が常にA点と
等しくなるように変化し、D点の電位は一IO2ROと
なり、固定点Kから抵抗R5,R6に流れる電流11は
、となる。
出力点Fは、となる。
差動増幅器Q3においては、出力点HはG点が常にB点
と等しくなるように変動する。次に抵抗R7の端子間電
圧はF点とG点(すなわちC点)との電位差に等しいの
で、次式で求められる。従つて、抵抗R7を流れる電流
12は、 となり、この電流12はそのまま抵抗R8を流れ−る。
従つて、H点の電位は、G点、すなわちC点の電位よソ
ー12R8だけ低下するので、H点とK点との電位差で
表わされる出力電圧■6″は、となる。ここで、となる
ように抵抗R5〜R8の各抵抗値を定めると、となる。
ここで、電圧■dはC点とB点、すなわちA点との電位
差であり、と表わされるのて、出力電圧■6″は、 となり、出力電圧■6″が容量差(C1−C2)に比例
することがわかる。
次に、第9図に示した可変容量C2の検出電圧に基いて
容量C2に比例するデューティ比Dをもつパルスを取り
出すパルス変換回路の一例を第10図に示す。
ここで、第9図につき上述した抵抗R1には抵抗ROl
およびRO2から電流102+IC2=2iC2が流入
し、その電圧■を抵抗R2を介して差動増幅器Q1の正
側入力端子Lに加える。電源電圧Eと接地点0Vとの間
に直列接続された抵抗R2Oとゼナーダイオード小との
接続点の電圧EOをコンデンサCpを介して差動増幅器
Q1の負側入力端子Mに加える。差動増幅器Q1の出力
点Nを抵抗R3を経て正側入力端子Lに帰還接続する。
負側入力端子DMを抵抗R4を介してスイッチSWlの
共通端子に接続し、その切替端子Aを電圧EOの点に接
続し、切替端子Bを接地フ点0■に接続する。このスイ
ッチSWlは差動増幅器Q1の出力パルスにより切替動
作を制御され、かかる差動増幅器Q1から高レベルの出
力が生じるときにはスイッチSWlはA側に切り替わり
、逆に低レベル出力に対してはB側に切り替わ夕る。上
述の差動増幅器Q1の出力点Nから得られる出力パルス
のデューティ比Dは容量C2に比例するが、以下にその
理由を述べる。まず、電源Eが投入された時刻をTOと
すると、第5図Aに示すように、この時点TOにおいて
M点の電圧はEOとなり、L点より高電位にある(EO
〉■)。
従つて、差動増幅器Q1の出力点Nの電位は第11図B
に示すように0であり、スイッチSWlはB側にある。
L点の電位は、但し、ΔV2=^■s となる。
しかして、コンデンサCpは抵抗R4を゜介して電几上
0により充電される。それと共にM点の電圧は、第11
図Aに示すように、電圧EOから零電位(接地点)に向
つて時定数Cp−R4の速さで下降する。時刻t1にお
いてL点およびM点の電圧が等しくなつたとすると(厳
密にはM点電圧がL点電圧よりも僅かに低くなつた時点
)、N点の電圧は第11図Bに示すように0からEに急
変する。
それによりスイッチSWlはA側に切り替わり、L点電
圧は、が得られ、この式より、 が求められる。
更に、時刻T2とT3との間のM点電圧は次式で表わさ
れる。
出力点NがOレベルとなつている期間(T3一T2)を
T。
ffとすると、この期間T。f,はM点電圧が(■−Δ
V2)になるまでの時間であり、次式により求められる
。 T−、、この式を変形すると、 となり、ここで、 TOff とすることにより、(?)の2乗項以下の項を
CpR4無視することができるので、上式より
、 ノが得られ、この式より、 7が求められる。
更に、出力点Nの出力パルスのデューティ比Dは、)で
与えられる。
ここで、上式に(1″)式および(2″)式を代人する
と、となる。
こ♂で、であるi・ら、6″)式は次のように書き換え
られる。
すなわち、出力点Nの出力パルスのデューティ比Dは容
量C2に比例することがわかる。更に、上述!た第9図
および第10図示の回路で求めた容量差(C1−C2)
に比例する電圧および容量C2に比例するデューティ比
をもつパルス信号に基いて、(C1−C2)/C2の演
算を行ない、その演算結果を電流の形態で取り出す割算
および電流変換回路の一例を第12図に示す。
ここで、第9図に示した回路で得た容量差(C1一C2
)に比例する電圧Vd″を抵抗R9と、抵抗Rl4とR
l5との接続点との間に印加する。この接続点を差動増
幅器Q4の正側入力端子Pに接続し、抵抗R9の他端を
差動増幅器Q4の負側入力端子Sに接続する。差動増幅
器Q4の出力点Tを−C−MOSアナログスイッチ等に
よるスイッチSW2を介し、更に抵抗RlOを経て差動
増幅器Q4の負側入力端子Sに帰還接続する。このスイ
ッチSW2は差動増幅器Q1(第10図)の出力パルス
により制御され、かかる出力パルスが第13図.Aに示
すように高レベルのときに、第13図Bに示すようにオ
ンとなり、逆に上記出力パルスが低レベルのときにオフ
となる。差動増幅器Q4の出力点Tを抵抗Rllを通し
て差動増幅器Q5の正側入力端子Wに接続する。
この端子Wと電源電圧Eとの間に抵抗Rl6を接続し、
同じく端子Wと接地点0Vとの間には抵抗Rl2とRl
3とを直列接続する。更に電源電圧Eと接地点との間に
抵抗Rl7とRl8とを直列に接続し、両抵抗Rl7と
Rl8との接続点を差・動増幅器Q5の負側入力端子X
に接続する。差動増幅器Q5の出力を出力トランジスタ
T2のベースに供給する。トランジスタT2のエミッタ
を接地し、同コレクタと、抵抗Rl2とRl3との接続
点Yとの間に電源Uと負荷RLとを直列に接続する。こ
のような構成の割算回路および電流変換回路により、抵
抗Rl3には(C1−C2)/C2に比例する電流1。
0,が流れる。
以下にその理由について述べる。まず、差動増幅器Q4
において、P点電圧は固定されており、S点電圧はP点
電圧と常に等しくなるように出力点Tの電圧が変動し、
帰還電流13が流れる。
ここで、であり、この電流13はT点より抵抗RlOを
経て流れる電流14の平均値である。電流14はスイッ
チSW2がオンの期間T。nの間だけ流れるから、1周
期(TO。+TOff)にわたる平均電流は、となる。
ここで、であるから、となり、この式より、 となる。
ここで、但し、Kl,K2は定数 となるから、(3″)式を用いると、上式は次のように
変形される。
但し、K3は定数、 更に、差動増幅器Q5において、X点の電圧は固定され
ており、W点電圧は常にX点電圧と等しくなるように電
流1。
utが制御される。すなわち、となり、ここで、電流1
5は、 であるから、上式は、 となり、従つて、 但し、K4は定数 となり、抵抗Rl3を流れる電流1。
utは(C1一C2)/C2に比例する。以上の第9図
に示した容量差・電圧変換回路、第10図に示したパル
ス変換回路、第12図に示した割算回路および電流変換
回路を組み合わせた本発明変位変換装置の一例を第14
図に示す。
第14図において、符号1は発振回路、2は容量検出回
路、3は容量差電圧変換回路(第9図)、4はパルス変
換回路(第10図)、5は割算回路(第12図)、6は
電流変換回路(第12図)、および7は基準電圧回路を
示すブロックである。ここて第19図、第10図および
第12図と対応する個所には同一符号を付してその説明
を省略する。第14図において、変圧器Trとコンデン
サC3とトランジスタT1と抵抗Rl9とでハートレー
形発振器を構成し、その発振出力を上述した変圧器巻線
W1およびW2と更に他の巻線W3より取り出す。
巻線W3の出力をダイオードD3およびD4を介してそ
れぞれ静電容量C1およびC2に加える。なお、ダイオ
ードD3およびD4はダイオードD1およびD2と逆極
性に接続するものとする。巻線W3と接地点との間にコ
ンデンサC4とダイオードD5とを直列に接続し、両者
の接続点と抵抗ROl,RO2およびR1の共通接続点
との間にダイオードD6を接続し、静電容量C1および
C2の端子間に存在する浮遊容量の補償を行なう。なお
、上述した第2番目の実施例においては、3つの抵抗R
l,ROl,RO2を用い、抵抗R1の端子電圧をデュ
ーティ比に変換しているが、抵抗R1には2i02が流
れているので、結果的には102をデューティ比に変換
していることになる。
それゆえ、第2番目の実施例においても、第1番目の実
施例と同様に、2つの抵抗ROl,RO2を用い、抵抗
RO2に流れる電流102をデューティ比に変換するよ
うにしてもよい。以上の説明から明らかなように、本発
明では、変位置Δdが(C1−C2)/C2に比例する
ことを利用し、一対の静電容量C1とC2のうち一方の
容量C1を一定値とすることができ、すなわち、これら
静電容量を形成する3つの電極のうち一側および中央の
電極を固定電極とすることができる(なお、他側の電極
を移動電極となす)のて、第15図Aに示す容量対C1
とC2に対して第9図Bに示すように大きな荷重に耐え
得る構造をとることができる。
第9図Bにおいて、FElおよびFE2は固定電極であ
り、MElは移動電極を示し、wは荷重を示す。このよ
うに、本発明はデイスプレーサによる液位検出やロード
セルなどのように大きい荷重に対する変位重を検出する
のに用いて有効なものである。なお、本発明は上述した
例にのみ限られるものではなく、容量C2をその容量値
に比例したデューティ比Dをもつパルスに変換する回路
、容量差)(C1−C2)に比例する電圧■6″を得る
回路およびこの電圧Vd″をデューティ比の逆数1/D
と乗算する回路は本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の形態のものとすることができることは勿論の
ことである。
5図面の簡単な説明 第1図AおよびBは本発明にお′チる電極配置の一例を
示すそれぞれ線図および等価回路図、第2図AおよびB
は同じく他の例を示すそれぞれ線図および等価回路図で
ある。
第3図ないし第8図はO本発明の第1番目の実施例を示
し、第3図は本発明における容量差・電圧変換回路の一
例の回路図、第4図は本発明におけるパルス変換回路の
一例の回路図、第5図AおよびBは第4図の回路の動作
説明信号波形図、第6図は本発明における割算および電
流変換回路の一例の回路図、第7図AおよびBは第6図
の回路の動作説明用信号波形図、第8図は本発明変位変
換装置の一例の全体構成を示す回路図である。第9図な
いし第14図は本発明の第2番目の実施例を示し、第9
図は本発明における容量差・電圧変換回路の一例の回路
図、第10図は本発明におけるパルス変換回路の一例の
回路図、第11図AおよびBは第10図の回路の動作説
明用信号波形図、第12図は本発明における割算および
電流変換回路の一例の回路図、第13図AおよびBは第
12図の回路の動作説明用信号波形図、第14図は本発
明変位変換装置の一例の全体構成を示す回路図、第15
図AおよびBは本発明における電極配置の一例のそれぞ
れ等価回路図および説明図である。FEl,FE2・・
・・・固定電極、MEl,ME2・・・・・・移動電極
、Cl,C2・・・・静電容量式変位検出器の静電容量
、Q1〜Q6・・・・・・差動増幅器、ROl,RO2
,R2〜R2O・・・・・・抵抗、Rし・・・・・・負
荷抵抗、SWl,SW2・・・・・スイッチ、Wl,W
2,W3・・・・・・変圧器巻線、D1〜D8・・・・
・・ダイオード、Cp,C3,C4,C5・ ・・コン
デンサ、小・・・・・・ゼナーダイオード、Tl,T2
・・・・・・トランジスタ、Tr・・・・・・変圧器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一定容量値をもつ第1静電容量素子、機械的変位に
    応動して容量値が変化する第2静電容量素子、該第1お
    よび第2静電容量素子に所定の交流信号を供給する発振
    源を有し、前記交流信号に応動して、前記第2静電容量
    素子の容量値に比例する第1信号および前記第1、第2
    静電容量素子の容量差に比例する差信号を取り出す変位
    検出手段と、前記変位検出手段からの前記第1信号を導
    入し、該第1信号を前記第2静電容量素子容量値に対応
    するデューティ比をもつパルス信号に変換する第1変換
    回路と、前記変位検出手段からの前記差信号を導入し、
    該差信号を前記容量差に対応する差電圧信号に変換する
    第2変換回路と、前記パルス信号および前記差電圧信号
    を導入し、前記デューティ比の逆数と前記差電圧信号が
    表わす差電圧とを乗算し、(容量差)/(第2静電容量
    素子の容量値)に対応する出力を取り出す第3変換回路
    とを具備したことを特徴とする変位変換装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記変
    位検出手段は前記第1および第2静電容量とそれぞれ直
    列に接続された同一抵抗値の第1および第2抵抗を有し
    、該第1および第2抵抗間の電流差の形態で前記容量差
    に比例する前記差信号を形成し、前記第2抵抗から前記
    第2静電容量の容量値に比例する電圧を前記第1信号と
    して取り出すようにしたことを特徴とする変位変換装置
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