JPS604493Y2 - 腹帯用背当板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は妊婦用、腰痛治療用など各種腹帯に使用するこ
とのできる背当板に関するものである。

従来公知の腹帯は背当板を使用していないものは腹帯背
部に固い裂地を使用する。

又背当板を使用しているものは単なる平らな板を芯とし
て入れているに過ぎなかった。

本考案は腹帯に使用する最も合理的な背当板を提供し、
腹帯使用の不快感を除去することを目的とするものであ
る。

本考案の実施例を図によって説明すると、使用する腹帯
は公知の形式の腹帯で差支えない。

第１図は該腹帯１の裏面を示すもので、一端にある接着
片２は接着時に表面にある他側のパイル地３に接着せし
めて使用する。

４は腹帯の中央部で接着時には腰の背骨位置になる。

本考案にかかる背当板は中央部４の両側に配設したポケ
ット５に挿入して使用する。

ポケット５に挿入する背当板６は第２図イ９口、又は第
３図イ９口に示す形式のものである。

すなわち、該背当板６は硬質合成樹脂製の板材で構威し
、はぼ中央を折曲してくの字型に成形し適所に通気孔７
を設ける。

折曲した折曲線８より上部の板厚は均一とするが、下部
の板厚は下にゆくに従い増厚せしめる。

くの字の角度は背骨部の角度に適合する角度とする。

第３図に示すものは第２図に示すものの他の実施例で、
折曲線８より上部の板材の幅を部分的に絞って第２図に
ものに比し弾力を多少もたせるようにしたものである。

次に本考案の使用状況を効果と共に述べると、背当板６
をポケット５に挿入した腹帯１を着用するときは、背当
板６が背骨の両脇に当接するようにして腹に巻き、体の
前側で腹帯の左右を合わせパイル地３接着片２を接着せ
しめる。

接着片はベルクロファスナ−の雄を使用する。

腹帯を腹に巻くと、背当板の折曲部が腰骨の曲線に沿い
適当な刺激を腰に与えると共に折曲線８より上部の弾性
が腰部に作用する。

又、背当板６にあけた通気孔７は体と腹帯との間が湿ら
ないように配慮したものである。

上記に詳述した如く、腹帯に内蔵し腹帯と共に使用し腰
部背骨の両側に当接せしめる背当板を硬質合成樹脂製と
し通気孔を適所に設けると共に、縦長の板のほぼ中央を
くの字型に折曲成形し折曲線より上部の板厚を均一とし
、下部の板厚を下にゆくに従って増厚せしめたので、腰
の形状に折曲した形状がよくフィツトし、背骨の両側を
押圧するように折曲線より上部の弾性が腰部に快い刺激
を与えるので、本考案を適用しない腹帯に比しはるかに
腰部のしまり具合がよく、 分に発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

腹帯の効果を十 第１図は本考案を適用する公知の腹帯の−を示す腹帯の
裏面を示す展開図、第２図は本考案の実施例のイ正面図
、口側面図である。 第３図イ９口は他の実施例を示す正面図及び側面図であ
る。 １・・・・・・腹帯、２・・・・・・接着片、３・・・
・・・パイル地、４・・・・・・腹帯中央部、５・・・
・・・ポケット、６・・・・・・背当板、７・・・・・
・通気孔、８・・・・・・折曲線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 腹帯に内蔵し腹帯と共に使用し腰部背骨の両側に当接せ
   しめる背当板であって、硬質合成樹脂製の板の適所に通
   気孔を設けると共に、縦長の板のほぼ中央を折曲してく
   の字型に成形し、該折曲線より上部の板厚を均一とし板
   材の幅を部分的に絞り、下部の板厚を下にゆくに従って
   増厚せしめてなる腹帯用背当板。