JPS6044219B2 - 排紙装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ファクシミリ装置並びに類似装置において、
カッタを用いて切断した紙の排紙装置に関するものてあ
る。

従来、ロール状記録紙を用いたファクシミリ装置の排紙
装置ては、記録紙を切断するカッタの出口側に排紙ロー
ラが設けられている。

この排紙ローラは紙送りローラとは独立して回転する必
要がある。このため、この排紙ローラを回転させるのに
、専用に駆動源を設けるとか、紙送りローラの駆動源を
利用しクラッチ等を用いて紙送りローラの駆動と分離す
る等、行なつている。しかしながら、前者は経済的に不
利であり、後者は機構が複雑であった。本発明の目的は
、半円形の排紙ローラを用いて記録紙移動中排紙ローラ
を記録紙に接触させず、カッタの駆動源により半円形の
排紙ローラを回転させることにより、経済的な不利及び
機構の複雑さを除去し、排紙ローラ駆動の簡易化及び低
コスト化を行なえるようにした排紙装置を提供すること
にある。

本発明は、紙の切断を行なう１回転カッタと、切断され
た紙の排紙を行なう排紙ローラとを備えた排紙装置にお
いて、前記排紙ローラが、紙の切断後のみ切断された紙
に接して排紙を行なう半円形ローラで構成されたことを
特徴とする。

以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。

第１図は従来の排紙装置の断面図であり、ロール状記録
紙１１は紙送りローラ１２及び排紙ローラ１３により、
矢印ａ方向へ送られる。

１回転カッタ１４はカット指令により矢印を方向に回転
し、記録紙の切断が行なわれる。

この後、紙送りローラ１２の回転は停止し、排紙ローラ
１３のみが矢印方向に回転し、切断された記録紙１５は
矢印ａ方向に送られ、記録紙収納部１６に収納される。
記録デバイス１７記録紙に印字する役目を持ち、ピンチ
ローラ１８は紙を送る役目を持つている。紙送りローラ
１２、カッタ１４、排紙ローラＪ１３は各々独立に駆動
源を持てば良いので、駆動手段は図示しない。第２図は
本発明による排紙装置の一実施例であり、記録紙切断前
の状態を示す断面図である。

第３図は同上の記録紙切断後の状態を示す断面図でフあ
る。本実施例は、紙送りローラ１２の回転により矢印ａ
方向に送られるロール状記録紙１１を切断するカッタ１
４の後方に，排紙ガイド板２０及び半円形排紙ローラ１
９を配置する。排紙ガイド板２０は半円形排紙ローラ１
９が回転すると接するように配置する。本実施例では紙
送りローラ１２とカッタ１４は各々独立して駆動源を有
し，半円形排紙ローラ１９の駆動はカッタ１４と１対１
のギヤ等で連結し行なわれる。駆動手段は図示されてな
い。ロール状記録紙１１は紙送りローラ１２により矢印
ａ方向に送られる。

カット指令によりカッタ１４が矢印ｂ方向に回転すると
同時に，半円形排紙ローラ１９も矢印ｃ方向へ回転する
。カッタ１４にてロール状記録紙１１の切断が完了した
後，半円形排紙ローラ１９は切断された記録紙１５を介
し排紙ガイド板２０に接する。これによつて切断された
記録紙５は矢印ａ方向に送られ，記録紙収納部１６に収
納される。カッタ１４が回転後，常に定位置に戻るよう
に制御する（制御手段は図示せず）ことにより，半円形
排紙ローラ１９をも定位置に戻すことができる。

以上説明したように本発明による排紙装置は，半円形排
紙ローラを用いることにより紙送りローラの回転に係わ
りなく記録紙の排紙が行なわれ，駆動，制御の簡易化を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の排紙装置を示す断面図，第２図及び第３
図は本発明による排紙装置の実施例であり，第２図は記
録紙切断前，第３図は記録紙切断後を示す。 １１・・・・・・ロール状記録紙、１２・・・・・・紙
送りローラ、１３・・・・・・排紙ローラ、１４・・・
・・・カッタ、１５・・・切断された記録紙、１６・・
・・・・記録紙収納部、１７・・・・・・記録デバイス
、１８・・・・・ゼンチローラ、１９・・・・・・半円
形排紙ローラ、２０・・・・・・排紙ガイド板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 紙の切断を行なう１回転カッタと、切断された紙の
   排紙を行なう排紙ローラとを備えた排紙装置において、
   前記排紙ローラが、紙の切断後のみ切断された紙に接し
   て排紙を行なう半円形排紙ローラであることを特徴とす
   る排紙装置。