JPS6044146A - 鋳型用粘結剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は同じ発明者による特願昭５８ツ一１３７８０９
号の延長綜上において生れたものである。即ち鋳物砂に
けい酸カリまたはけい酸ソーダまたはその混合物を加え
たｖｊ物砂で鋳型を作り、これを１１００ｆｌＢＨ以下
の減圧下に置くとけい酸ソーダまたはけい酸カリまたは
それらの混合物中に含まれる水分が急速に蒸発しそれら
の含水量を減少させる。通常のけい酸ソーダやけい酸カ
リは約４０％の水分を含んでいるがこの脱水が進むと急
速に粘性を増し含水量が２０チ附近になると強固な硝子
状物質に変化する。したがってこれらを粘結剤としに鋳
型は脱水の進行に伴って急速に強度を増加する。このよ
うな現象を利用して鋳型の硬化に使用する試みは従来加
熱乾燥によって試みられたが減圧乾燥を利用して鋳型を
短時間に硬化させる試みを実際に応用した例は全くなか
つた。

その理由はこの方法に適したけい酸カリやけい酸ソーダ
の選択が難しく、而も所要の強度や硬化速度を得るため
の減圧程度ならびに添加量、特に粘結剤の選択に関する
知見がなかっタタめである。

多くの実験の結果けい酸カリおよびけい酸ソーダにおい
ては減圧硬化に適した粘結剤としてモル比２．５〜３．
５で、比重が２０℃において１．４〜ｔ５の範囲のもの
が最適であることが判明した。

而してけい酸ソーダは硬化速度が遅いけれども価格が安
く、けい酸カリは硬化速度は早いが硬化後の放置硬化の
程度が少なく、かつ価格の高い欠点がある。

しかしながら実験によればこれら２種の粘結剤を任意の
割合で混合したものは強度、硬化速度などは連続的な変
化を示していることが判明した。したがって硬化速度２
強度１側格調整の面から任意の割合で混合して目的に合
った性質の粘結剤を得ることが可能になった。

またこれらの粘結剤を使用し減圧硬化を行なう最終工程
では減圧屋内を大気圧にもどすさい、単に空気を送入す
るか或は粘結剤と反応して硬化するＣＯ２ガスを空気の
かわシに送入することが出来る。この場合は水分を含有
する残存未硬化粘結剤と反応して硬化を完了させるばか
シでなく、とこでの反応酸生物が吸湿劣化を防ぐ役割を
果す効果がある。

以上のような減圧硬化に適したけい酸カリまたはけい酸
ソーダの粘結剤としての組成はモル比２．５〜３５にし
て、２０℃における比重が１．４〜ｔ５の範囲のもので
あった。

さらに本粘結剤の特長について述べると有機系鋳型用粘
結剤に比べ造型時、鋳造時、型バラシ時に有害なガスの
発生がなく、かっ高温強度が高い。可使時間が長い。価
格が安い。などであり作業環境の改善に役立つのみなら
ず鋳狽中の水分が著しく減少するので鋳肌の改善効果も
顕著である。

実施例 本発明の粘結剤を使用し減圧硬化を行なった実施例につ
いて以下に示す。

本発明の組成範囲内にあるけい酸カリ、けい酸ソーダお
よびそれらの混合物の三種についての実施例について述
べる。

表・１　代表的粘結剤と圧縮強さ 表・１に示しに粘結剤を豪州７ラタリー産けい砂に５チ
（重ｆｉｔ）加え混合して得た鋳型砂でＪＩＳ　Ｚ　２
６０４鋳物砂の強度試験法に従い成型しに試験片を減圧
箱の中に収め、１５怨Ｈｇの減圧とし３分間保持したの
ち空気を送入して大気圧にもどし圧縮勇１さを測定しム
為また同様に処理したのち空気のイ”にＣＯ，ガス鋳型
として充分なものであった。、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本文に詳記する如くモル比２．５〜３．５にして、２０
   ℃における比重が１４〜ｔ５の範囲のけい酸カリまたは
   けい酸ソーダを単独または適当に混合して、鋳物砂の粘
   結剤として使用することを特徴とする鋳型用粘結剤。