JPS6044015A - 静電式空気ろ過フィルタ - Google Patents
静電式空気ろ過フィルタInfo
- Publication number
- JPS6044015A JPS6044015A JP15239883A JP15239883A JPS6044015A JP S6044015 A JPS6044015 A JP S6044015A JP 15239883 A JP15239883 A JP 15239883A JP 15239883 A JP15239883 A JP 15239883A JP S6044015 A JPS6044015 A JP S6044015A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- resin
- felt
- electrostatic
- electrostatic type
- Prior art date
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- Pending
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- Filtering Materials (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、防じんマスク等に使用される静電式空気ろ過
フィルタに関するものである。
フィルタに関するものである。
(従来技術)
従来のこの種のフィルタは、原料として、羊毛繊維ある
いは、ポリエステル、アクリル、ナイロン、スチレン、
レーヨン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポ
リエチレン等の合成繊維が使用さ九ている。これらの羊
毛や合成繊維は、接触又は摩擦により静電気を生じるが
、ある種の処理、例えばフェノール系樹脂の含浸及び含
浸したものに対して機械的玉網、摩擦、折シ曲げ、ねじ
れ等の外力を加えるなめし処理を施すことにより、配向
分極又は接触分極して、いわゆるエレクトレット化され
、それらは永久静電気を保持し、フィルタとして粉じん
等の捕集性能を持つようになる。
いは、ポリエステル、アクリル、ナイロン、スチレン、
レーヨン、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポ
リエチレン等の合成繊維が使用さ九ている。これらの羊
毛や合成繊維は、接触又は摩擦により静電気を生じるが
、ある種の処理、例えばフェノール系樹脂の含浸及び含
浸したものに対して機械的玉網、摩擦、折シ曲げ、ねじ
れ等の外力を加えるなめし処理を施すことにより、配向
分極又は接触分極して、いわゆるエレクトレット化され
、それらは永久静電気を保持し、フィルタとして粉じん
等の捕集性能を持つようになる。
フィルタの静電捕集性能は、基材が含有する樹脂量や、
分散、付着状態によって大きく左右される。そこで、樹
脂の含有量を増すために繊維径を細くして全体の繊維密
度を上げることによっても可能であるが、通気抵抗が上
昇するという不都合が生じるため限界があった。一般的
には、羊毛では約18〜20μm前後であり、レーヨン
等では1.0〜2.Od(デニール)程度のものが使用
されている。
分散、付着状態によって大きく左右される。そこで、樹
脂の含有量を増すために繊維径を細くして全体の繊維密
度を上げることによっても可能であるが、通気抵抗が上
昇するという不都合が生じるため限界があった。一般的
には、羊毛では約18〜20μm前後であり、レーヨン
等では1.0〜2.Od(デニール)程度のものが使用
されている。
従来使用されている合成繊維は、その断面形状がほぼ円
形であシ、このよう々繊維を使用したフェルト状基材で
は、含浸された樹脂が繊維の交叉点を中心に付着し、付
着量もあまり多くなかった。
形であシ、このよう々繊維を使用したフェルト状基材で
は、含浸された樹脂が繊維の交叉点を中心に付着し、付
着量もあまり多くなかった。
捷だ、付着した樹脂は固1り状態にな9易く、従って、
これをなめし処理することにより樹脂を叩解し、分散さ
せる。このとき発生する静電気は、繊維側が主としてプ
ラスに帯電し、樹脂側がマイナスに帯電してエレクトレ
ット化する。
これをなめし処理することにより樹脂を叩解し、分散さ
せる。このとき発生する静電気は、繊維側が主としてプ
ラスに帯電し、樹脂側がマイナスに帯電してエレクトレ
ット化する。
効果的ななめし処理を施した場合、基材に含浸させた樹
脂量に対し対数的に帯電量(クーロン量)が増加する傾
向にある。第1図は、羊毛−フェノール樹脂系における
樹脂量と帯電量の関係を示したものであり、こnにより
、フィルタ基材にできるだけ多くの樹脂を分散・保持さ
せるととが必要であることがわ乃)る。
脂量に対し対数的に帯電量(クーロン量)が増加する傾
向にある。第1図は、羊毛−フェノール樹脂系における
樹脂量と帯電量の関係を示したものであり、こnにより
、フィルタ基材にできるだけ多くの樹脂を分散・保持さ
せるととが必要であることがわ乃)る。
従来、フィルタに用いられている合成繊維は、断面がほ
ぼ円形で、かつ表面が滑らかであるため、樹脂の付着量
も比較的少なく、また、分散や付着状態が必ずしも良好
では々かった。従って、粉じん等の捕集効率もあまり高
いものではなかった。
ぼ円形で、かつ表面が滑らかであるため、樹脂の付着量
も比較的少なく、また、分散や付着状態が必ずしも良好
では々かった。従って、粉じん等の捕集効率もあまり高
いものではなかった。
(発明の目的)
本発明は、上記従来例の欠点を改善したもので、羊毛繊
維に異形断面を有する合成繊維を混入したフェルト状基
材に、樹脂含浸及びなめし処理がら斤る静電気処理を施
し、捕集効率を大幅に向上した静電式空気ろ過フィルタ
を提供するものである。
維に異形断面を有する合成繊維を混入したフェルト状基
材に、樹脂含浸及びなめし処理がら斤る静電気処理を施
し、捕集効率を大幅に向上した静電式空気ろ過フィルタ
を提供するものである。
以下、実施例を詳細に説明する。
(実施例)
羊毛繊維60M量係関係星形断面形状を有するポリエス
テル系繊維(4デニール)40重量係を混紡してフェル
ト状にした基材に、フェノール樹脂を含浸・付着させ、
これをなめし加工により帯電処理した。比較のため、従
来品として羊毛繊維及び円形断面形状を有するポリエス
テル系繊維を同割合に混紡し、同様の処理を施したもの
を用意した。
テル系繊維(4デニール)40重量係を混紡してフェル
ト状にした基材に、フェノール樹脂を含浸・付着させ、
これをなめし加工により帯電処理した。比較のため、従
来品として羊毛繊維及び円形断面形状を有するポリエス
テル系繊維を同割合に混紡し、同様の処理を施したもの
を用意した。
フィルタとしての評価法は、現行の防じんマスクJIS
−T −8151規格に準じて行い、試験粉じんとし
ては、最近原子力関係の研究所を中心に使用されている
粒子径分布の非常に小さいNacl−(食塩)粉じんを
用いた。粉じんの個数中央径(CMD)が0.072.
#m 、質量中央径(MMD )が0.47/1m。
−T −8151規格に準じて行い、試験粉じんとし
ては、最近原子力関係の研究所を中心に使用されている
粒子径分布の非常に小さいNacl−(食塩)粉じんを
用いた。粉じんの個数中央径(CMD)が0.072.
#m 、質量中央径(MMD )が0.47/1m。
標準偏差σ8が2.0という極めて微細な粉じんである
。
。
試験結果を次の表に示す。
表から明らか力ように、フィルタの単位重量(,9)当
りの帯電量が、従来品の(+) 1.1. X 10
Q (クーロン)に対し、約10倍の(+) 9.8
X 1.OQに増加しており、微細粉じんに対する静電
捕集効率を著しく高めている。
りの帯電量が、従来品の(+) 1.1. X 10
Q (クーロン)に対し、約10倍の(+) 9.8
X 1.OQに増加しており、微細粉じんに対する静電
捕集効率を著しく高めている。
まだ一般的に、静電捕集式のフィルタは、空気中の水分
あるいは堆積保持された金属、鉱物、油等の粉じんによ
り自己放電が起こり、帯電量が徐々に減少することによ
って次第に粉じん捕集能力が低下する傾向にあるが、本
発明品の場合、繊維の異形断面形状により帯電量が大き
く、このことは、自然放電等による経時劣化が起とシに
くいことを意味し、当然、フィルタとしての寿命も長く
なる。
あるいは堆積保持された金属、鉱物、油等の粉じんによ
り自己放電が起こり、帯電量が徐々に減少することによ
って次第に粉じん捕集能力が低下する傾向にあるが、本
発明品の場合、繊維の異形断面形状により帯電量が大き
く、このことは、自然放電等による経時劣化が起とシに
くいことを意味し、当然、フィルタとしての寿命も長く
なる。
さらに、異形断面繊維を使用することにより、あ′1.
9繊維径を細くする必要がないので、粉じんの堆積によ
るフィルタの月づまシの速度も遅くなり、単位面積当り
の粉じん保持容量の大きいフィルタを実現することがで
きる。
9繊維径を細くする必要がないので、粉じんの堆積によ
るフィルタの月づまシの速度も遅くなり、単位面積当り
の粉じん保持容量の大きいフィルタを実現することがで
きる。
なお、異形断面を有する合成繊維の羊毛繊維へ(6)
の混入割合は、粉じん捕集性能や経済性の面から20〜
50重量係が適当である。壕だ、合成繊維の断面形状と
しては、星形の外に、三角形、正方形、長方形等がある
。
50重量係が適当である。壕だ、合成繊維の断面形状と
しては、星形の外に、三角形、正方形、長方形等がある
。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、羊毛繊維に異形
断面を有する合成繊維を混紡することにより、樹脂の付
着量を増加させることができ、その結果、なめし処理後
の粉じん捕集効率を飛蹄的に向上させることができる。
断面を有する合成繊維を混紡することにより、樹脂の付
着量を増加させることができ、その結果、なめし処理後
の粉じん捕集効率を飛蹄的に向上させることができる。
さらに、フィルタとしての寿命も延ばすことができる等
の効果がある。
の効果がある。
図は、羊毛−フェノール樹脂系における樹脂量と帯電量
との関係を示す図である。 (7) 組脂受(Q/m2) 109−
との関係を示す図である。 (7) 組脂受(Q/m2) 109−
Claims (1)
- 羊毛繊維に、異形断面を有する合成繊維を混入したフェ
ルト状基材に、樹脂含浸及びなめし処理を施して粉じん
等の静電捕集性能を何カしてなることを特徴とする静電
式空気ろ過フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15239883A JPS6044015A (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 静電式空気ろ過フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15239883A JPS6044015A (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 静電式空気ろ過フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6044015A true JPS6044015A (ja) | 1985-03-08 |
Family
ID=15539638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15239883A Pending JPS6044015A (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 静電式空気ろ過フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044015A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0718011A1 (en) * | 1994-12-21 | 1996-06-26 | Kwangyeon Lee | Wool filter for dustproof mask and manufacturing method thereof |
EP0850692A1 (en) * | 1996-12-26 | 1998-07-01 | Koken Ltd. | Electrostatic filter |
JP2015178183A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-08 | 片柳 良和 | シート状の通気資材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038169A (ja) * | 1973-07-05 | 1975-04-09 | ||
JPS57105217A (en) * | 1980-12-22 | 1982-06-30 | Nitta Kk | Fibrous filter medium |
-
1983
- 1983-08-23 JP JP15239883A patent/JPS6044015A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038169A (ja) * | 1973-07-05 | 1975-04-09 | ||
JPS57105217A (en) * | 1980-12-22 | 1982-06-30 | Nitta Kk | Fibrous filter medium |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0718011A1 (en) * | 1994-12-21 | 1996-06-26 | Kwangyeon Lee | Wool filter for dustproof mask and manufacturing method thereof |
EP0850692A1 (en) * | 1996-12-26 | 1998-07-01 | Koken Ltd. | Electrostatic filter |
US5935303A (en) * | 1996-12-26 | 1999-08-10 | Koken Ltd. | Electrostatic filter |
KR100479285B1 (ko) * | 1996-12-26 | 2005-08-31 | 코겐 가부시키가이샤 | 정전필터 |
JP2015178183A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-08 | 片柳 良和 | シート状の通気資材 |
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