JPS6043663A - 電子写真用セレン感光体 - Google Patents
電子写真用セレン感光体Info
- Publication number
- JPS6043663A JPS6043663A JP15119783A JP15119783A JPS6043663A JP S6043663 A JPS6043663 A JP S6043663A JP 15119783 A JP15119783 A JP 15119783A JP 15119783 A JP15119783 A JP 15119783A JP S6043663 A JPS6043663 A JP S6043663A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- photoreceptor
- cgl
- bonding layer
- ctl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/08—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はキャリア伝搬層(以下CTLと記す)およびキ
ャリア発生層(以下CGLと記す)を有する機能分離型
電子写真用セレン感光体に関する。
ャリア発生層(以下CGLと記す)を有する機能分離型
電子写真用セレン感光体に関する。
機能分離型感光体において、CTLとCGLの界面にお
いてはテルルなどの成分元素の濃度に差があるため、C
TLとCGLの間のキャリアの移動が困難である。その
ためにCTLとCGLの間に接合層を介在させ、キャリ
アの移動を容易にすることが知られている。この種の機
能分離型感光体の接合層としては、例えば日本応用物理
学会英文誌(JapaneseJournal of
Applied Physics )第頷巻、第1号(
1981年)、pp 119〜124に記載されている
ように実験室レベルでは純セレンを用いたものが知られ
ているが、まだ十分なものとは言えない。特に低電界に
於ては(1〜5 V/pm以下)、光照射に依り発生し
たキャリアが接合部に於てシWットキバリアー型の注入
を示す事から、感度がこの注入性能に依って左右される
と言う現象が起こり、結局限られた露光時間では、光減
衰しきれない極めて残留電位の高い感光体となる事が知
られている。この例の様な感光体では、繰返し複写時の
残留電位が更らに増加する傾向にある事は言うまでもな
い。
いてはテルルなどの成分元素の濃度に差があるため、C
TLとCGLの間のキャリアの移動が困難である。その
ためにCTLとCGLの間に接合層を介在させ、キャリ
アの移動を容易にすることが知られている。この種の機
能分離型感光体の接合層としては、例えば日本応用物理
学会英文誌(JapaneseJournal of
Applied Physics )第頷巻、第1号(
1981年)、pp 119〜124に記載されている
ように実験室レベルでは純セレンを用いたものが知られ
ているが、まだ十分なものとは言えない。特に低電界に
於ては(1〜5 V/pm以下)、光照射に依り発生し
たキャリアが接合部に於てシWットキバリアー型の注入
を示す事から、感度がこの注入性能に依って左右される
と言う現象が起こり、結局限られた露光時間では、光減
衰しきれない極めて残留電位の高い感光体となる事が知
られている。この例の様な感光体では、繰返し複写時の
残留電位が更らに増加する傾向にある事は言うまでもな
い。
他の接合層の例としては塩素を添加したセレンからなる
ものが知られている。この場合は、低い残留電位を実現
するという点では所期の目的を達しているが、次のよ・
うな欠点を有し、実用性が十分でない。
ものが知られている。この場合は、低い残留電位を実現
するという点では所期の目的を達しているが、次のよ・
うな欠点を有し、実用性が十分でない。
(1) Clは昇華性の強い物質であり、これをSeに
所定量だけ且つ均一に混合させて、所望のCl添加Se
を作成する事は極めて困難である。
所定量だけ且つ均一に混合させて、所望のCl添加Se
を作成する事は極めて困難である。
(2) 蒸着時、SeやSe −Teと共に真空装置内
に付着したC1添加Seあるいは感光体からSeや5e
−Teと共に回収したC1添加Seを精製、再使用する
事は極めて困難である。特にSe中にClが微量でも混
入すると、温度特性が著しく劣化することから、回収原
料を使用することができず、混在するSeやSe層−T
eを含めて廃棄することになるので原料コストの増大に
つながる。
に付着したC1添加Seあるいは感光体からSeや5e
−Teと共に回収したC1添加Seを精製、再使用する
事は極めて困難である。特にSe中にClが微量でも混
入すると、温度特性が著しく劣化することから、回収原
料を使用することができず、混在するSeやSe層−T
eを含めて廃棄することになるので原料コストの増大に
つながる。
CTL 吉CGLの接合性を改良する他の方法としては
、例えばSe −Te系でそれを実現する場合に、CT
Lに低濃度Te −Se 、 CGLに高濃度Te −
Seを用いると共に、CTLのTe濃度に勾配を付け、
そのCGL側の部分のTe濃度が、CGLのCTL、l
1IIITe濃度に対し、その差カ月5wt%以下にな
る様に(望ましくは10 wt%以下)制御すると言う
ものである。あるいは、CTLにTe濃度勾配をつけず
、CGLに於てTeg4度勾配をつけて上記条件で接合
させても、同様の良好な接合性能は得られる。あるいは
またCTL・CGL共Tea度勾配をつけ、上記条件で
接合させても同様の良好な接合性能が得られるのは熱論
である。しかしこれらの場合には次の挙げる欠点が存在
する。
、例えばSe −Te系でそれを実現する場合に、CT
Lに低濃度Te −Se 、 CGLに高濃度Te −
Seを用いると共に、CTLのTe濃度に勾配を付け、
そのCGL側の部分のTe濃度が、CGLのCTL、l
1IIITe濃度に対し、その差カ月5wt%以下にな
る様に(望ましくは10 wt%以下)制御すると言う
ものである。あるいは、CTLにTe濃度勾配をつけず
、CGLに於てTeg4度勾配をつけて上記条件で接合
させても、同様の良好な接合性能は得られる。あるいは
またCTL・CGL共Tea度勾配をつけ、上記条件で
接合させても同様の良好な接合性能が得られるのは熱論
である。しかしこれらの場合には次の挙げる欠点が存在
する。
(1) SeとTeとは蒸気圧が異なる為、望ましいT
e濃度勾配を、再現性良く、安定して作製する事は非常
に困難な技術である。従って、CTLあるいはCGL
、またはその両者のTe#度勾配を適正に制御する事に
より、CTLのCGL側Te濃度をCGLのCTL(I
IIITe濃度差をlQ wt %以下にするのは困難
で生産性に乏しい。
e濃度勾配を、再現性良く、安定して作製する事は非常
に困難な技術である。従って、CTLあるいはCGL
、またはその両者のTe#度勾配を適正に制御する事に
より、CTLのCGL側Te濃度をCGLのCTL(I
IIITe濃度差をlQ wt %以下にするのは困難
で生産性に乏しい。
(2) CTLとCGLの良好な接合性を得るために、
CTLに大きな濃度勾配をつける事を再現性良く制御す
るのは極めて困難である。なぜなら、CTLはCGLに
比して厚く通常数十μm程度の厚みを有しているので、
これだけの膜厚におけるTe #度の再現性良い制御は
困難である。また、CTLのTe 9度を出来るだけ低
く抑えて温度特性等に配慮しく例えば0%)、CGLの
Te9度に大きな勾配をつける事で接合性を保証しよう
と言う感光体に於ては、表面Tep度とその直下のTe
痰度との差が大きい事に依る、繰返し複写時やりファイ
ニング時の表面層の削れから来るp度減小、’::+;
いは高部放置下で進行するTe拡散に起因する感度減小
が発生L/、実用上重大な支障をきたすことがある。
CTLに大きな濃度勾配をつける事を再現性良く制御す
るのは極めて困難である。なぜなら、CTLはCGLに
比して厚く通常数十μm程度の厚みを有しているので、
これだけの膜厚におけるTe #度の再現性良い制御は
困難である。また、CTLのTe 9度を出来るだけ低
く抑えて温度特性等に配慮しく例えば0%)、CGLの
Te9度に大きな勾配をつける事で接合性を保証しよう
と言う感光体に於ては、表面Tep度とその直下のTe
痰度との差が大きい事に依る、繰返し複写時やりファイ
ニング時の表面層の削れから来るp度減小、’::+;
いは高部放置下で進行するTe拡散に起因する感度減小
が発生L/、実用上重大な支障をきたすことがある。
本発明は」=述の欠点を除去し、CTLとCGLの間の
バリヤの影響を緩和するための接合層を湿度特性その、
11の1時性を低下させることなく生産上容易な手段で
設けたi海部分離型電子写真用感光体を提供することを
目的、とする。
バリヤの影響を緩和するための接合層を湿度特性その、
11の1時性を低下させることなく生産上容易な手段で
設けたi海部分離型電子写真用感光体を提供することを
目的、とする。
本発明けCTLとCGLの間に酸素を添加したSe層を
介在させることによって円滑な接合性能を実現しよう吉
す2)ものである。
介在させることによって円滑な接合性能を実現しよう吉
す2)ものである。
Seに酸素を添加した場合、直流%i気伝導度がオーダ
的に増加すると共に、活性化エネルギの著しい減少が起
こる事が知られている。CTLとCGLとの間に酸素添
vISc層を設けろ事は、両者の合金元素のLk jI
F茅に基づくエネルギーギャップの相違を、中間的なエ
ネルギーギャップを有する層を設ける4′、で緩オロす
る事に4目当すると考えられ、これに依り、円滑な接片
1生能を有するに至るものと推定される。
的に増加すると共に、活性化エネルギの著しい減少が起
こる事が知られている。CTLとCGLとの間に酸素添
vISc層を設けろ事は、両者の合金元素のLk jI
F茅に基づくエネルギーギャップの相違を、中間的なエ
ネルギーギャップを有する層を設ける4′、で緩オロす
る事に4目当すると考えられ、これに依り、円滑な接片
1生能を有するに至るものと推定される。
本発明はCTL、CGLのみを有する機能分離型感光体
に限らず表面に表面層設層(OCりを有するものに対し
でも有効に笑施できる。
に限らず表面に表面層設層(OCりを有するものに対し
でも有効に笑施できる。
〔発明の実語例〕
本発明による感光体は、例えば第1図に示すようにアル
ミニウム基体1の」二に純SeからなるCTL2、酊ふ
添加Seからなる接合層3.5e−TeからなるCGL
4が1jEt Gされている。
ミニウム基体1の」二に純SeからなるCTL2、酊ふ
添加Seからなる接合層3.5e−TeからなるCGL
4が1jEt Gされている。
実施例1゜
第1図に示す構造の感光体を形成するために、真空蒸着
装置内の回転支持軸にアルミニウム累管を取りつけ、S
eを収容した蒸発源を抵抗加熱方式で加熱して、累管1
上に純Se層2を63μmの厚さに蒸鬼−した。基体温
度は6i ’O、蒸着中の真空度は5XI(r”l’o
rr以上てあった。純Se層2の蒸着が終了した詩点て
真空を破り、蒸発源に酸素添加Se原料を投入し、再ひ
頁空引きを行って純Seと同一条件で純Se層2の上に
酸素添加Se 雇弘5μmの厚さに積層した。
装置内の回転支持軸にアルミニウム累管を取りつけ、S
eを収容した蒸発源を抵抗加熱方式で加熱して、累管1
上に純Se層2を63μmの厚さに蒸鬼−した。基体温
度は6i ’O、蒸着中の真空度は5XI(r”l’o
rr以上てあった。純Se層2の蒸着が終了した詩点て
真空を破り、蒸発源に酸素添加Se原料を投入し、再ひ
頁空引きを行って純Seと同一条件で純Se層2の上に
酸素添加Se 雇弘5μmの厚さに積層した。
第2図は酸素添加Se原料の製法を示し、セレン11は
、硝酸・過酸化水素水等に対して耐性を有する容器12
に収納されており、この容器12は同じ耐性を有する蓋
13にて密閉されてい乙。同じ耐性を有する容器14中
には、硝酸或いは過酸化水素水等、セレン11に対して
酸化性の性質を持つ溶液15が満たされている。この状
態で暫く放置するとセレン11は酸化され、表面は白濁
化して来る。放舒時間を短縮するには、放置時、溶液1
5に光をあてるか、加熱するか、或いはその両者を同時
に行えば良い。
、硝酸・過酸化水素水等に対して耐性を有する容器12
に収納されており、この容器12は同じ耐性を有する蓋
13にて密閉されてい乙。同じ耐性を有する容器14中
には、硝酸或いは過酸化水素水等、セレン11に対して
酸化性の性質を持つ溶液15が満たされている。この状
態で暫く放置するとセレン11は酸化され、表面は白濁
化して来る。放舒時間を短縮するには、放置時、溶液1
5に光をあてるか、加熱するか、或いはその両者を同時
に行えば良い。
この様にして得られた酸素添加Seを粉砕し、湿式分析
を行った所、3.28 X 10” ’ 02重量pp
mであった。
を行った所、3.28 X 10” ’ 02重量pp
mであった。
酸素添加Se蒸着後再度真空を破り、40メツシユ〜8
0メツシーの大きさに調製された13.5 wt%の5
e−Te合金を、蒸発源の原料供給系に429並べた後
、再度真空引きを行った。蒸発源の炭素ボートに通電し
、ボート温度が450°Cに上昇した時点で原料を滑ら
かにボートに供給し、酸素添加Se層3の上に5eTe
合金のフラッシュ蒸着を行い、厚さ2μmのCGL 4
を作製した。
0メツシーの大きさに調製された13.5 wt%の5
e−Te合金を、蒸発源の原料供給系に429並べた後
、再度真空引きを行った。蒸発源の炭素ボートに通電し
、ボート温度が450°Cに上昇した時点で原料を滑ら
かにボートに供給し、酸素添加Se層3の上に5eTe
合金のフラッシュ蒸着を行い、厚さ2μmのCGL 4
を作製した。
第4図は本発明の実施例1の第1図の構造をもつ感光体
のゼログラフィツク特性(XerographicGa
in)を示す。Xerographic Ga1nの電
界依存のデータ(alにより、この感光体は低電界(約
0.2 v/μm。
のゼログラフィツク特性(XerographicGa
in)を示す。Xerographic Ga1nの電
界依存のデータ(alにより、この感光体は低電界(約
0.2 v/μm。
従って約14V)迄十分に感度のある、従ってCTLと
CGLとの間にバリヤのない、良好な接合性能を有する
感光体である事がわかる。
CGLとの間にバリヤのない、良好な接合性能を有する
感光体である事がわかる。
第5図は、糖3図構造を持つ比較例の感光体のXero
graphic、Ga1nのデータである。Xerog
raphicGainの電界依存のデータ(a)依り、
この感光体は、約IV/μm程度の電界でしきい値を持
っており、従って、約70 V程度依り下には電位が下
がらない、残留電位の高い感光体である事がわかる。
graphic、Ga1nのデータである。Xerog
raphicGainの電界依存のデータ(a)依り、
この感光体は、約IV/μm程度の電界でしきい値を持
っており、従って、約70 V程度依り下には電位が下
がらない、残留電位の高い感光体である事がわかる。
第6図は、この感光体の繰返し電位挙動の評価装置を示
す。感光体21は図中の矢印の方向に周速10011T
V’Secの条件で回転する。帯電器22で帯電を行い
、この電位をプローブ久及びプローブ5で測定している
。露光光源列は点滅され、露光条件は半減衰に露光量の
5倍に設定されている。除電光26は半減衰露光量の1
0倍に設定されており、除電後の電位は、プローブnで
測定している。測定結果によれば実施例1の接合層を有
する感光体の露光後の電位の最終値は60V1除電後電
位の最終値は5vであり、一方接金層を有しない第3図
に示す構造の比較例感光体では露光復電1位の最終値が
80V1除電後電位の最終値が40Vで、本発明による
感光体が械めて疲労特性の良いことが判った。
す。感光体21は図中の矢印の方向に周速10011T
V’Secの条件で回転する。帯電器22で帯電を行い
、この電位をプローブ久及びプローブ5で測定している
。露光光源列は点滅され、露光条件は半減衰に露光量の
5倍に設定されている。除電光26は半減衰露光量の1
0倍に設定されており、除電後の電位は、プローブnで
測定している。測定結果によれば実施例1の接合層を有
する感光体の露光後の電位の最終値は60V1除電後電
位の最終値は5vであり、一方接金層を有しない第3図
に示す構造の比較例感光体では露光復電1位の最終値が
80V1除電後電位の最終値が40Vで、本発明による
感光体が械めて疲労特性の良いことが判った。
次に実施例1と同じ製作条件で接合層の厚さを0(比較
例と同じ) 0.5 pm+ 1μm+2um+5u+
n+10pmと変化させて積層したあと、CGLとして
25重量%のSe −Te合金を形成した感光体につい
てゼログラフイ特性および繰返し疲労特性を調べた。
・第7図は、実施例1で示したXerographic
Ga1nの電界依存データに於ける電界しきい値に関
し、一つの線図に輻めたものである。CGLが25重量
%とTe7Q度が高い場合においても酸素添加Seの接
合層の効果は顕著である。この場合、接合層の膜厚は2
μm以上、望ましくは5μm以上が適正と言える。
例と同じ) 0.5 pm+ 1μm+2um+5u+
n+10pmと変化させて積層したあと、CGLとして
25重量%のSe −Te合金を形成した感光体につい
てゼログラフイ特性および繰返し疲労特性を調べた。
・第7図は、実施例1で示したXerographic
Ga1nの電界依存データに於ける電界しきい値に関
し、一つの線図に輻めたものである。CGLが25重量
%とTe7Q度が高い場合においても酸素添加Seの接
合層の効果は顕著である。この場合、接合層の膜厚は2
μm以上、望ましくは5μm以上が適正と言える。
第8図は第6図の装置で測定した露光後電位(プローブ
乙の電位)の最終値を整理したものである。
乙の電位)の最終値を整理したものである。
酸素添加Seの接合層の効果は顕著であると言える。
ただし、接合層の膜厚を必要以上に厚くした場合、温度
特性の劣化、帯電低下の増加が引き起こされるので10
μm以下が望ましい。
特性の劣化、帯電低下の増加が引き起こされるので10
μm以下が望ましい。
実施例2;
あらかじめ蒸着装置内に蒸発源ボートを二つ用意してお
き、真空を破ることな(CTLと接合層を実施例1と同
一条件で作製した後、矢張り実施例1と同じ条件でCG
Lを蒸着して作製した感光体に関して評価した所、実施
例1の感光体と同様な結果が得られた。
き、真空を破ることな(CTLと接合層を実施例1と同
一条件で作製した後、矢張り実施例1と同じ条件でCG
Lを蒸着して作製した感光体に関して評価した所、実施
例1の感光体と同様な結果が得られた。
実施例3;
酸素添加Seの作製の方法として、SeO□を1100
0ppの量を純Seに直接添加した以外はすべて実施例
1と同一条件で感光体を製作したところ実施例1と同様
な結果が得られた。
0ppの量を純Seに直接添加した以外はすべて実施例
1と同一条件で感光体を製作したところ実施例1と同様
な結果が得られた。
実施例4;
第9図に示すように第1図と同一の条件でアルミニラム
基体1の上に純SeからなるCTL 2を形成した門接
合層としての酸素添加Se 3を0.5μm、1μm、
2μm + 5μ” + 10pmの厚さに蒸着し、比
較のための酸素添加Sef?4を設けないものと共にそ
の上に40重量%のSe −Te合金を蒸発源の原料供
給系に219並べた後、実施例1と同様なやり方で5e
−Te合金のフラッジ−蒸着を行って1μmの厚さのC
GL4を作成した。この後再度真空を破り、40メツシ
ユ〜80メツシユの粒径に潤製された純Seを原料供給
系に2 kg並べた後、再度真空′引きを行った。次い
で蒸発源の炭素ボートが380 ’Oに上昇した時点で
原料を滑らかにボート6と供給し1. CGLの上に純
Seのフラッシュ蒸着を行って厚さ1μmのOCL 5
を形成した。このうち接合層3の膜厚05μmおよび1
0μmのもののゼログラフィ特性を第10図、第11図
にそれぞれ示す。Xerographic Ga1n
の電界依存に注目すると、第10図の感光体と第11図
の感光体は、明らかに低電界での挙動が違ったものとな
っている。第10図の感光体では、1〜2Vμmの電界
でXerographic Ga1n の収束が見られ
、電界のしきい値が高い事から、この感光体の残留電位
が高いものである事がわかる。第4図の感光体では、電
界のしきい値はI V/pm以下であり、低電界まで感
度があって残留電位の低い、従って接合性能の良い感光
体である事がわかった。
基体1の上に純SeからなるCTL 2を形成した門接
合層としての酸素添加Se 3を0.5μm、1μm、
2μm + 5μ” + 10pmの厚さに蒸着し、比
較のための酸素添加Sef?4を設けないものと共にそ
の上に40重量%のSe −Te合金を蒸発源の原料供
給系に219並べた後、実施例1と同様なやり方で5e
−Te合金のフラッジ−蒸着を行って1μmの厚さのC
GL4を作成した。この後再度真空を破り、40メツシ
ユ〜80メツシユの粒径に潤製された純Seを原料供給
系に2 kg並べた後、再度真空′引きを行った。次い
で蒸発源の炭素ボートが380 ’Oに上昇した時点で
原料を滑らかにボート6と供給し1. CGLの上に純
Seのフラッシュ蒸着を行って厚さ1μmのOCL 5
を形成した。このうち接合層3の膜厚05μmおよび1
0μmのもののゼログラフィ特性を第10図、第11図
にそれぞれ示す。Xerographic Ga1n
の電界依存に注目すると、第10図の感光体と第11図
の感光体は、明らかに低電界での挙動が違ったものとな
っている。第10図の感光体では、1〜2Vμmの電界
でXerographic Ga1n の収束が見られ
、電界のしきい値が高い事から、この感光体の残留電位
が高いものである事がわかる。第4図の感光体では、電
界のしきい値はI V/pm以下であり、低電界まで感
度があって残留電位の低い、従って接合性能の良い感光
体である事がわかった。
このXerographic Ga1n のデータの内
、500nm光での測定データを基に、Xerogra
phic Ga1n 力月σ2の時の電界を、電界のし
きい値に相当する量として代表させた時の、接合層3の
厚さと電界しきい値との関係を比較例の値とともに第1
2図に示す。
、500nm光での測定データを基に、Xerogra
phic Ga1n 力月σ2の時の電界を、電界のし
きい値に相当する量として代表させた時の、接合層3の
厚さと電界しきい値との関係を比較例の値とともに第1
2図に示す。
接合層の存在に依り、電界しきい値が下がり、従って残
留電位の低下につながる事は第7図の場合と同様である
。特に5μm以上の接合層を入れた場合は、極めて良好
な接合性能を示す事がわかった。
留電位の低下につながる事は第7図の場合と同様である
。特に5μm以上の接合層を入れた場合は、極めて良好
な接合性能を示す事がわかった。
接合層厚さ05μmおよびIOpmの感光体について第
6図に示す装置を用いて繰返し電位挙動を測定した結果
、0.5μmの接合層を有する感光体の露光後電位の最
終値は130V、除電後電位の最終値はiio vであ
り、この感光体が、必すしも満足のいく疲労特性を示す
感光体ではない事がわかる。一方、10μmの接合層を
有する感光体の露光後電位の最終値は40v1除電後電
位の最終値は25Vであり、この感光体は良好な疲労特
性を示す感光体である事がわかる。
6図に示す装置を用いて繰返し電位挙動を測定した結果
、0.5μmの接合層を有する感光体の露光後電位の最
終値は130V、除電後電位の最終値はiio vであ
り、この感光体が、必すしも満足のいく疲労特性を示す
感光体ではない事がわかる。一方、10μmの接合層を
有する感光体の露光後電位の最終値は40v1除電後電
位の最終値は25Vであり、この感光体は良好な疲労特
性を示す感光体である事がわかる。
第13図は、繰返し電位挙動のデータの内、fis光後
電位(プローブ25電位)の最終値を整f!l l、た
もので、第8図と同様に酸素添加Se接合層の効果は?
1゛l著であると共に、膜厚を増す事に依り、一層の接
合性能の改善を実現し得る事がわかる。ただし10μm
をこえる厚さの接合層をC′rLとCGLの間にはさむ
ことは第1図の構造の感光体と同様に脱けなければなら
ない。
電位(プローブ25電位)の最終値を整f!l l、た
もので、第8図と同様に酸素添加Se接合層の効果は?
1゛l著であると共に、膜厚を増す事に依り、一層の接
合性能の改善を実現し得る事がわかる。ただし10μm
をこえる厚さの接合層をC′rLとCGLの間にはさむ
ことは第1図の構造の感光体と同様に脱けなければなら
ない。
本発明によればC’rLとCGL、あるいはさらにCG
Lの上にOCLを有する機能分離型感光体において、C
]゛LとCGLの間に接合層として酸素添加Se層を入
れる構成とする事により、C’l’LとCGLの間の合
金元素、例えばTeの濃度差の大小にかかわらず、良好
な接合性能、すなわち残留電位の低い、従って繰返し残
留電位の低い感光体を他の特性を損なうことなく、容易
にかつ再現性の良く作製し得る効果が得られる。またS
e −Te合金のCGLのTe含有量が高い場合でも、
接合層の厚さを制御する事で良好な接合性能を実現し得
る。接合層の膜厚の制御は、羊に原料投入量を変化させ
るだけで容易に行うことができる。
Lの上にOCLを有する機能分離型感光体において、C
]゛LとCGLの間に接合層として酸素添加Se層を入
れる構成とする事により、C’l’LとCGLの間の合
金元素、例えばTeの濃度差の大小にかかわらず、良好
な接合性能、すなわち残留電位の低い、従って繰返し残
留電位の低い感光体を他の特性を損なうことなく、容易
にかつ再現性の良く作製し得る効果が得られる。またS
e −Te合金のCGLのTe含有量が高い場合でも、
接合層の厚さを制御する事で良好な接合性能を実現し得
る。接合層の膜厚の制御は、羊に原料投入量を変化させ
るだけで容易に行うことができる。
第1図は本発明の一実施例の構造を示す断面図、第2図
は本発明の実施に用いられる酸素添加Se原料の製造装
置の断面図、第3図は比較のための従来の機能分離型感
光体の断面図、第4図は本発明の一実施例のXerog
raphic Ga1n を示し、(a)は波長をパラ
メータとした′電界強度との関係線図、(b)それぞれ
第4図と同様な電界強度との関係線図、波長との関係線
図、第6図は繰返し電位挙動の評価装置の配置図、第7
図は電界しきい値と接合層の厚さとの関係線図、第8図
は繰返し残留電位L接合層の厚さとの関係線図、第9図
は本発明の別の実施例の構造を示す断面図、第10図は
第9図に第4図と同様な電界強度との関係線図、波長と
の、(b)は同様にそれぞれ電界強度との関係線図、波
長との関係線図、第12図は第9図に示した、IN造の
感光体の電界しきい値と接合層の11αJ?との:′)
:を係線図、第13図同様に繰返し残留′省位と接合層
の膜厚との関係線図である。 1・・アルミニウム基体、2・・CTL、3・1υ累添
加Se層、4 、、、 CGL、5 、、、 OCL
0第1図 第4図 第5図 第6図
は本発明の実施に用いられる酸素添加Se原料の製造装
置の断面図、第3図は比較のための従来の機能分離型感
光体の断面図、第4図は本発明の一実施例のXerog
raphic Ga1n を示し、(a)は波長をパラ
メータとした′電界強度との関係線図、(b)それぞれ
第4図と同様な電界強度との関係線図、波長との関係線
図、第6図は繰返し電位挙動の評価装置の配置図、第7
図は電界しきい値と接合層の厚さとの関係線図、第8図
は繰返し残留電位L接合層の厚さとの関係線図、第9図
は本発明の別の実施例の構造を示す断面図、第10図は
第9図に第4図と同様な電界強度との関係線図、波長と
の、(b)は同様にそれぞれ電界強度との関係線図、波
長との関係線図、第12図は第9図に示した、IN造の
感光体の電界しきい値と接合層の11αJ?との:′)
:を係線図、第13図同様に繰返し残留′省位と接合層
の膜厚との関係線図である。 1・・アルミニウム基体、2・・CTL、3・1υ累添
加Se層、4 、、、 CGL、5 、、、 OCL
0第1図 第4図 第5図 第6図
Claims (1)
- 1)キャリア伝搬層およびキャリア発生層を有すするも
のにおいて、キャリア伝搬層とキャリア発生層の間に酸
素を添加したセレン層が介在することを特徴とする電子
写真用セレン感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15119783A JPS6043663A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 電子写真用セレン感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15119783A JPS6043663A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 電子写真用セレン感光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6043663A true JPS6043663A (ja) | 1985-03-08 |
JPH021300B2 JPH021300B2 (ja) | 1990-01-11 |
Family
ID=15513373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15119783A Granted JPS6043663A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 電子写真用セレン感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6043663A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0465197U (ja) * | 1990-10-19 | 1992-06-05 |
-
1983
- 1983-08-19 JP JP15119783A patent/JPS6043663A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH021300B2 (ja) | 1990-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE3212184C2 (ja) | ||
US4409311A (en) | Photosensitive member | |
JPS6161383B2 (ja) | ||
Onozuka et al. | Electrophotographic properties of Se-Te-Sb-halogen alloy | |
JPS6043663A (ja) | 電子写真用セレン感光体 | |
Ishida et al. | Electronic structure and collective excitations of alkali metal chain on Si (100) 2× 1 surface | |
Sasaki et al. | Quantitative study of the effect of compensation on impurity conduction in heavily doped n-type germanium | |
JPS636865B2 (ja) | ||
JP2008078597A (ja) | 放射線画像検出器 | |
JPH0217021B2 (ja) | ||
EP0174241A1 (en) | Method for the manufacture of photoconductive insulating elements with a broad dynamic exposure range | |
JPS5863942A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPS6227388B2 (ja) | ||
JPS58223153A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPS60143355A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPS5852649A (ja) | 電子写真用感光体 | |
DE3853988T2 (de) | Elektrophotographisches Element. | |
JPS58156944A (ja) | 光導電部材 | |
JPH01197762A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPS62115460A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPS5875158A (ja) | 電子写真法 | |
JPS58156948A (ja) | 光導電部材 | |
JPH01144058A (ja) | 電子写真感光体 | |
JPH01283569A (ja) | 感光体構造 | |
JPH0236938B2 (ja) |