JPS6043402B2 - 高炉の原料装入法 - Google Patents

高炉の原料装入法

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JPS6043402B2
JPS6043402B2 JP12213282A JP12213282A JPS6043402B2 JP S6043402 B2 JPS6043402 B2 JP S6043402B2 JP 12213282 A JP12213282 A JP 12213282A JP 12213282 A JP12213282 A JP 12213282A JP S6043402 B2 JPS6043402 B2 JP S6043402B2
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和男 奥村
明 加藤
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B5/00Making pig-iron in the blast furnace
    • C21B5/008Composition or distribution of the charge

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Iron (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は焼結鉱とペレットが装入原料に含まれる高炉
操業において、安定操業に好ましくない影響を及ぼすこ
となしに、ペレットの使用量を多くする高炉への原料装
入方法の提案に関するものである。
鉄鉱石採掘後の処理工程で種々の粒径の鉱石粉が発生
するが、ペレットは焼結鉱原料よりも細粒の鉱石粉より
製造され、高炉原料として炉内に装入される。
しかも近年は、鉄鉱石の品位は次第に−貧鉱化する傾向
にあり、選鉱処理などでペレット用鉱石粉の生産量が漸
増しつつある。しカルながら、ペレットはその高温荷重
軟化性が焼結鉱に比較して劣るために、炉体熱損失の増
大、炉頂ガス成分や送風圧の変動などをもたらし、高炉
の安定した操業に好ましくない影響を与えるために、ペ
レットの使用量が制約されることになる。例えば高炉へ
の装入原料中の配合割合で、焼結鉱、ペレットなどの処
理鉱が約75%の場合には、通常焼結鉱に対しペレット
は5%以下に管理されており、ペレットを大量に使用で
きないという困難な問題がある。しカル各種事情、例え
ば操業度の変化、設備上の困難によつて、ペレットの管
理を維持することが出来ない場合には、高炉操業を安定
化させるために、他の操業条件を調整することが必要と
なり、高炉操業を難しくする。 本発明は従来方法にお
ける上記の欠点、問題点を解決するためになされたもの
であつて、その要旨は高炉に装入されるペレットと焼結
鉱を、ペレット量が焼結鉱とペレットとの合計量に対し
重量比率で25〜50%になるような均一混合した部分
とその他の比率で均一混合した部分に区分して、それぞ
れ高炉内半径方向の特定の領域に装入することにより、
ペレットを大量に使用することを可能としたものである
鉄鉱石の原料事情から、ペレット処理を要する粉鉱量
の増加の傾向が将来に向つても緩和される見込みのない
ことから、高炉操業に悪影響を及ぼすことなくペレット
の装入処理量の増大を図るために、焼結鉱とペレットを
種々の方法で組み合わせて調製した試料について多くの
高温荷重軟化試験を行なつた結果、焼結鉱とペレットを
均一混合して装入した場合に焼結鉱とペレットとをそれ
ぞれ単独で切出して焼結鉱、ペレット別に装入した場合
よりも良好な結果が得られ、しかもペレットを多量に使
用できる可能性が得られた。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものであつ
て、以下にこの実験の詳細について説明する。第1図に
焼結鉱とペレットの混合原料での高温荷重軟化試験の結
果を示す。この試験は一般に知らている方法であつて第
2図は試験に使用される小型実験炉の例である。図中1
は荷重負荷ロッド、5は黒鉛るつぼ、3は上部ロストル
、7は下部ロストル、8はるつぼ受けである。6は炉心
管で還元ガスは入口9から送り込まれ、黒鉛るつぼ5内
を通過して出口2から炉心管6外に排出される。
黒鉛るつぼ内にはコークスス4、焼結鉱11及びペレッ
ト12が装入される。なお10はターンテーブル式滴下
物サンプリング装置である。試験は実験炉を高炉と同様
の雰囲気にした状態で、コークス4や原料の焼結鉱11
及びペレット12に圧下をかけ、その時の炉内ガスの挙
動、主として炉内圧損のピークを検出したり、ガス成分
を検出すると共に、原料の高温状態における軟化あるい
は溶融滴下率などを加圧時の収縮量などから検出する試
験法で、これらの内、高炉の安定操業に密接に結びつい
ている通気性を表わす指標としてのガス圧損ピークとこ
のピーク時における還元率(COガスとCO2ガスなど
の組成から算出した固体還元率)を求めた結果を第1図
aに示した。焼結鉱とさレットの処理鉱のうち両者の総
量に対するペレットの割合を25〜75%配合したもの
の実験では、(イ)ペレットと焼結鉱とを予め所定の割
合で均一混合したもの(第2図a)(ロ)ペレットと焼
結鉱を炉内で層状に別々に堆積させたもの(第2図B,
c)についても実験を行ないその結果を第1図a中に示
している。
この結果ペレットと焼結鉱を別々に装入し、別々の層を
形成させていた従来の装入方法に対し、予め両者を均一
に混合した状態で装入した方が圧損ピーク、この時の還
元率共に良好な結果を示した。
特に配合率25〜50%が最も良好な結果を示し(第1
図a参照)、焼結鉱とペレットを混合する際にペレット
が焼結鉱とペレットの合計量に対し25〜5鍾量%の配
合になるように予め混合した装入物が最も良いことがわ
かつた。また第1図bには同上原料中のペレット割合に
対する軟化開始温度の変化を示したが、やはり25〜5
0%の混合割合では軟化開始温度は高く良好な高温性状
を示している。この軟化開始温度の上昇は、実炉内では
炉下部融着帯幅の縮小をもたらす。第5図は、ペレット
装入時と非装入時の炉内融着帯の生成状況を模式的に示
したもので、第5図aはペレットを全く装入しない焼結
鉱だけの場合の状態、第5図bは焼結鉱とペレットから
なる原料鉱石中に40%のペレットを供用したが、装入
前に予め混合するような事はしないで、40%のペレッ
トを単独で装入した場合、第5図cは本発明方法のよう
に、焼結鉱とペレットからなる原料鉱石中のペレットの
比率を焼結鉱とペレットの合計量に対し25〜50%と
、それ以外の60〜80%の比率でペレットと焼結鉱を
予め混合し、第6図のように、ペレット混合率25〜5
0%のものを炉壁側に、同じくペレット混合率60〜8
0%のものを炉中心寄りの特定領域に装入した場合を示
すものである。これでわかることは、第5図aの焼結鉱
のみの場合は、融着帯の幅と高さが均一で温度分布が良
好である。
。第5図bの場合、すなわち予め焼結鉱と混合せずにペ
レット単独装入では、融着帯根部Aの高さ、幅とも大き
く、これにより炉内ガス゛は炉壁側の抵抗の大きいとこ
ろを避けて中心寄りに流れ、中心側温度が高くなり、炉
壁部は鎮静化して温度低下し、全体の通気抵抗は上昇す
る。そして、本発明方法を採用した第5図cでは、融着
帯根部Aの高さ、幅とも小さく、その発達を抑制するこ
とができ、その結果炉壁直近のガス流が確保され、なお
かつ極端な中心流を防止することが出来る。これによソ
ー定レベル以上のガス利用率を確保しながら、全体の通
気抵抗を下げ安定した荷下りが得られるようになり、第
5図aに近い状l態が得られるようになつた。なお、こ
れまでの説明における炉中心部あるいは炉壁部の特定位
置に設定された特定領域とは、炉口部直径の約11湘当
の中心部を炉中心部と称し、残りを2分割した両側領域
を炉壁部と称す。
従つて、本発明方法を実施するに際しては、第6図に示
すように、ペレットと焼結鉱との合計量中ペレットの占
める量が重量比率で25〜50%になるように予め均一
混合した部分を炉壁側に装入し、それ以外の重量比率で
均一混合した部分を炉心側に装入するようにして操業す
る。すなわち、炉内全体の通気性を良好に保持するため
には、第5図に示す融着帯根部Aの発達を防ぎ、根部の
高さ、幅を一定レベル以下に維持することが最も重要な
対策であるが、25〜50%混合物を炉壁側に装入し、
融着帯幅を縮少しかつ圧損の低い部分を炉壁に設けるこ
とにより、全体の通気性を良好に保ち安定した炉況を維
持する。本発明方法では、ペレットを取り込む貯鉱槽に
はペレットと同時に焼結鉱を取り込み、槽内にはペレッ
トと同時に焼結鉱を取り込み、槽内に貯鉱されるペレッ
トと焼結鉱との混合比率が所定の値となるように管理す
る。
第3図は本発明方法を実施するための装置の1例を示す
もので、貯鉱槽13上に2系統のベルトコンベヤ14を
設置して槽内で混合させる。均一混合度の調整はベルト
コンベヤ速度、輸送原料重量、コンベヤヘッドの位置の
変更などによつて行なう。これらの原料の混合度につい
ては、定期的なサンプリングを実施して両者の混合重量
比率が所定の範囲内にあるように管理する。そして、炉
内への分配については、混合比率の異なる槽を複数個設
けておき、それぞれの貯鉱槽から最初に炉内へ装入され
るものから順次に切出していき、第6図に示すように旋
回シュートで炉内半径方向への分配制御を行なうもので
ある。
次に実施例について説明する。内容積1380dのベル
レス式高炉で第1表に示すような焼結鉱とペレットの合
計量が単味鉱を含む原料総量の部%で、焼結鉱とペレッ
トの合計量に対するペレットの重量比が40%のもの(
0reA)を炉壁側へ、ペレットが80%のもの(0r
eB)を炉心側に装入し、第6図に示すような分布にし
て操業したところ、大量のペレットを装入したにもかか
わらず長期にわたつて安定した操業を継続することがで
きた。
また半径方向の所定の位置への装入はベルレス式装入装
置を駆使することにより設定通りに行なうことができた
。その結果を第1表、第2表に、本発明の実施に伴う操
業状況の変化を第4図に示す。このように、本発明によ
ればペレットを大量に装入しても炉体熱損失、炉頂ガス
成分、送風圧共に安定し、低Si銑の維持、通気性、ガ
ス利用率の向上などが得られ、高炉操業を長期にわたつ
て安定させて操業することが出来た。
なお、前記実施例では40%混合比のものを炉壁に、8
0%のものを炉中心寄りに分配した例について記載した
が、25〜50%外の、例えば25%未満、50%超の
混合比のものについては、適宜の混合比率にして装入す
ることが出来るのは勿論である。
以上説明したように、本発明によれば高炉装入原料中の
焼結鉱を、高炉操業に悪影響を与えることなく、ペレッ
トで置換して処理することが可能となり、従来のように
焼結鉱に対し数%以下に管理されているのに対し、ペレ
ットすなわち細粒の鉄鉱石粉の大量を有効に処理するこ
とが出来るようになつて、粉状鉱石が漸増する状勢下に
、このようなペレットを大量に処理できる利点は極めて
大きく評価されるばかりてなく、延いては焼結工程に対
しても原料鉱石の粒度分布をも有利に解決することが出
来て、本発明方法の効果は極めて顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは焼結鉱とペレットの混合原料と圧損ピーク及
びピーク時における還元率との関係を示し、bは原料中
のペレット割合と高温荷重軟化開始温度との関係を示す
各グラフ、第2図は高温荷重軟化試験装置でaは試料が
均一混合bは焼結鉱が上層でペレットが下層の分離混合
Cはbの逆配置の分離混合の場合の説明図、第3図は原
料混合方法の一実施例を示す説明図、第4図は本発明方
法の採用による操業状況の推移を示す実施例、第5図は
ペレット装入条件による炉内融着帯の生成状況の模式図
であつてaはペレットを用いない焼結鉱のみの操業bは
ペレットを40%用いるが予め混合せず単味で装入する
操業cは本発明実施例の操業、第6図はペレット量が4
0%の混合原料(0reA)を炉壁側にそれ以外のペレ
ット比率80%の混合原料(0reB)を炉中心側へ装
入することを説明した模式図である。 1・・・・・・荷重負荷ロッド、2・・・・・・還元ガ
ス出口、3・・・・・・上部ロストル、4・・・・・・
コークス、5・・・・・・黒鉛るつぼ、6・・・・・・
炉芯管、7・・・・・・下部ロストル、ノ8・・・・・
・るつぼ受、9・・・・・・還元ガス入口、10・・滴
下物サンプリング装置、11・・・・・・焼結鉱、12
・・ペレット、13・・・・・・貯鉱槽、14・・・・
ベルトコンベヤ、15・・・・・旋回シュート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 装入原料鉱石に焼結鉱とペレットの両者を含む高炉
    の操業方法において、高炉に装入する原料鉱石の焼結鉱
    とペレットとを、焼結鉱とペレットの合計量中ペレット
    の占める量が重量比で25〜50パーセントになるよう
    に両者を予め均一混合した部分と、ペレットの占める量
    が上記範囲以外の25パーセント未満または50パーセ
    ントを超える比率になるように両者を予め均一混合した
    部分とに区分し、前記25〜50パーセントのペレット
    を含む混合原料鉱石を炉壁側に、20パーセント未満ま
    たは50パーセントを超えるペレットを含む混合比率の
    原料鉱石を炉中心側に、それぞれ炉内半径方向の特定領
    域に装入することを特徴とする高炉の原料装入方法。
JP12213282A 1982-07-15 1982-07-15 高炉の原料装入法 Expired JPS6043402B2 (ja)

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JP6354708B2 (ja) * 2015-08-31 2018-07-11 Jfeスチール株式会社 高炉への原料装入方法
CN108265143B (zh) * 2018-03-30 2019-10-25 武汉钢铁有限公司 一种防止高炉炉身结厚的装料方法

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