JPS6043061B2 - 新規ベンジルアルコ−ル誘導体及びその製法 - Google Patents

新規ベンジルアルコ−ル誘導体及びその製法

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JPS6043061B2
JPS6043061B2 JP55041091A JP4109180A JPS6043061B2 JP S6043061 B2 JPS6043061 B2 JP S6043061B2 JP 55041091 A JP55041091 A JP 55041091A JP 4109180 A JP4109180 A JP 4109180A JP S6043061 B2 JPS6043061 B2 JP S6043061B2
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JP
Japan
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dimethoxyphenethylamino
acid
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徳英 海野
篤郎 大石
宗克 池崎
匡徳 佐藤
拓 長尾
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (但し、Rは炭素数1〜20を有する脂肪酸アシル基又
は低級アルキル置換もしくは非置換ベンゾイル基を表わ
す。
)で示される、ベンジルアルコール誘導体又はその薬理
的に許容し得る塩、並びにそれらの製法に関する。
本発明の化合物〔I〕は強力な持続性の強心作用を有す
る有用な化合物である。
例えば、上記一般式〔I〕においてRがトルオイル基で
ある化合物は雄性雑犬に対し、40μダ/K9の投与量
を静脈内投与した場合、心収縮力は約30%増加しその
増加した心収縮力の最大値が112に減少するまでの時
間(Tll2)は1495(Sec)であつた。同様に
してRがベンゾイル基である化合物、Rがピバロイル基
である力合物はそれぞれ39μg/K9、37μy/K
9の投与量で(Tll2)は1453(Sec),12
32(Sec)の持続力を示した。又、上記め場合心拍
数はいずれも1分間に1@3以下の増加にとどまつた。
以上のように本発明の化合物〔1〕は心拍数を殆んど増
加させずに心収縮力の増加を持続させるという特徴を有
する有用な化合物である。上記一般式〔1〕で示される
本発明の化合物の好ましい例としては、例えばRがアセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基
、、バレリル基イソバレリル基、ピバロイル基、カプロ
イル基、イソカプロイル基、ヘプタノイル基、オクタノ
イル基、ノナノイル基、デカノイル基、ウラロイル基、
ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、エ
イコサノイル基の如き炭素数1〜20を有する脂肪族ア
シル基、ベンゾイル基、0−トルオイル基、m−トルオ
イル基、pートルオイル基、p−エチルベンゾイル基の
如き低級アルキル置換もしくは非置換ベンゾイル基であ
る化合物があけられる。とりわけ好ましい化合物の例と
しては、Rがアセチル基、ピバロイル基、パルミトイル
基、ベンゾイル基又はp−トルオイル基である化合物が
あげられる。又、本発明の化合物〔1〕は医薬として用
いる場合、遊離の形でも或いは薬理的に許容し得る塩と
しても使用することができる。
薬理的に許容し得る塩としては例えば塩酸塩、硫酸塩、
リン酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩の如き無機酸塩、酢酸
塩、シユウ酸塩、コハク酸塩、安息香酸塩、メタンスル
ホン酸塩、フマル酸塩の如き有機酸塩があげられる。本
発明の化合物〔1〕又はその塩を医薬として用いる場合
経口的あるいは非経口的に投与でき、更に適当な医薬担
体と混合して用いることもできる。
医薬担体としては例えばアラビアゴム、ゼラチン、ソル
ビツト、トラガントゴム、ポリビニルピロリドン、乳糖
、砂糖、リン酸カリウム、ステアリン酸マグネシウム、
タルク、バレイシヨデンプン、コーンスターチ等があげ
られる。投与剤型としては錠剤、丸剤、散剤、カプセル
剤、果粒剤の如き固型剤であつてもよく、また溶液、乳
剤、けん濁剤の如き液剤であつてもよい。更に非経口的
に投与する場合には注射剤として用いることもできる。
上記本発明の化合物〔1〕は、例えば下記反応式に従つ
て製することができる。
すなわち、本発明の化合物〔1〕は一般式(但し、R1
はアミノ基の保護基を表わす。
)で示される、アミノ基の保護されたα−(3,4−ジ
メトキシフェネチルアミノ)アセトフェノンと一般式(
但し、Rは前記と同一意味を表わす。
)で示される脂肪酸又は芳香族カルボン酸もしくはそれ
らのカルボキシル基における反応性誘導体と反応させて
、一般式(但し、R及びR1は前記と同一意味を表わす
)で示される、アミノ基の保護されたα一(3,4ージ
メトキシフェネチルアミノ)アセトフェノンを製し、つ
いでこの化合物を接触還元するか、あるいは該化合物に
還元剤を作用させて、一たん、一般式(但し、R及びR
1は前記と同一意味を表わす。
)で示される、α−(3,4−ジメトキシフェネチルア
ミノメチル)ベンジルアルコール誘導体を製し、ついで
該化合物を接触還元することにより製することができる
(但し、R及びR1は前記と同一意味を表わす。)上記
一般式においてR1で示される保護基としては例えばベ
ンジルオキシカルボニル基、P−メトキシベンジルオキ
シカルボニル基、P−メチルベンジルオキシカルボニル
基の如きアラルキルオキシカルボニル基、ベンジル基、
トルフエニルメチル基の如きアラルキル基があげられる
以下、本発明の反応を上記反応式に従つて詳細に説明す
る。
〔■〕+〔■〕→〔■〕 原料化合物〔■〕としては例えば酢酸、プロピオン酸、
酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバリン酸、力
フロン酸、イソカプロン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、
ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、エイコサン酸の如き炭素数1
〜20を有する脂肪酸、安息香酸、トルイル酸の如き低
級アルキル置換もしくは非置換ベンゼンモノカルボン酸
およびそれらのカルボキシル基における反応性誘導体が
あげられ、カルボキシル基における反応性誘導体として
は上記脂肪酸、芳香族モノカルボン酸の酸ハライド、酸
無水物等があげられる。
上記原料化合物〔■〕と化合物〔旧との反応に際し、原
料化合物〔■〕として遊離カルボン酸を用いる場合には
適当な溶媒中、縮合剤の存在下に実施することができる
適当な溶媒としては例えばクロロホルム、メチレンクロ
リド、エーテル、テトラヒドロフラン、ベンゼン等の不
活性溶媒があげられ、又、縮合剤としてはジシクロヘキ
シルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド等
を好適に用いることができる。反応は0イC〜300C
1とりわけ5がCで好適に進行するが、反応の実施に際
して触媒量の4−ジメチルアミノピリジンを添加すれば
反応がより促進され好ましい結果が得られる。また酸ハ
ライドを用いる場合、反応は溶媒中、脱酸剤の存在下に
実施すればよく、脱酸剤としては例えばトリエチルアミ
ン、ピリジン等の有機塩基、炭酸水素ナトリウム、炭酸
ナトリウム等の無機塩酸を好適に用いることができる。
溶媒としてはクロロホルム、ジメチルホルムアミド、ベ
ンゼン等があげられるが、脱酸剤として過剰の有機塩基
を用いた場合は溶媒−を必ずしも要しない。反応は冷却
乃至室温(イ)0C〜400C)下に好適に進行する。
酸無水物を用いる場合は溶媒中、硫酸又は酢酸ソーダを
触媒量添加することにより実施できる。溶媒としては例
えばクロロホルム、エーテル、テトラヒドロフラン、ピ
リジン等を用いることができる。反応は冷却乃至加温(
イ)0C〜1000C)下、とりわけ200Cで好適に
進行する。かくしてアミノ基の保護されたα−(3,4
一ジメトキシフェネチルアミノ)アセトフェノン.〔■
〕を製することができる。〔■〕→〔V〕 アミノ基の保護されたα−(3,4−ジメトキシフェネ
チルアミノ)アセトフェノン〔■〕のカルボニル基のヒ
ドロキシメチレン基への還元反応,は適当な溶媒中、還
元剤を作用させることにより実施することができる。
還元剤としては例えば水素化ホウ素アルカリ金属(水素
化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム)、水素化
アルミニウムリチウム、ジボラン、水素化シアン化ホウ
素ナトリウム(NaBH3CH)等を好適に用いること
ができ、反応溶媒としてはエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、メタノール、エタノール等を適宜用いる
ことができる。反応は冷却乃至加温(イ)0C〜30ノ
C)下、とりわけ0却Cで好適に進行する。
かくして得られた化合物〔■〕は常法により処理したの
ち、要すればさらにカラムクロマトグラフィーで単離精
製することもできる。〔■〕→〔1〕および〔V〕→〔
1〕 アミノ基の保護されたα−(3,4−ジメトキシフェネ
チルアミノ)アセトフェノン〔■〕または前記で得られ
たアミノ基の保護されたα一(3,4−ジメトキシフェ
ネチルアミノメチル)ベンジルアルコール誘導体〔■〕
の接触還元反応は、接触還元の常法に従い例えば化合物
〔■〕又は〔■〕あるいはそれらの酸塩を適当な溶媒に
とかし、触媒の存在下に水素ガス気流中あるいは水素加
圧下で振とうすることにより容易に実施することができ
る。
触媒としては例えば白金、酸化白金、パラジウム黒、パ
ラジウム炭素、コロイドパラジウムなどの白金系あるい
はパラジウム系触媒を好適に用いることができ、反応溶
媒としては例えばメタノール、エタノール等の低級アル
カノール、水、酢酸エチルなどを適宜用いることができ
る。反応は常温常圧乃至加温加圧(100C〜1000
C,1atm〜100atm)下に好適に進行するが、
化合物〔■〕を接触還元する場合は化合物〔■〕に対し
、2モル比の水素を吸収した時点で反応を止めれば、副
反応が生じないので好ましい。かくして得られた目的化
合物〔1〕は常法に従い触媒をろ去しろ液を濃縮して残
査を得、これを結晶化するかあるいは適当な酸塩に誘導
したのち再結晶することにより容易に単離することがで
きる。本発明に用いる原料化合物〔旧は例えば公知化合
物(特公昭第53−10974号)てあるα−(3,4
−ジメトキシフェネチルアミノ)−4ーベンジルオキシ
アセトフェノン塩酸塩を適当な溶媒中、接触還元して脱
ベンジル化し、α−(3,4−ジメトキシフェネチルア
ミノ)−4−ヒドロキシアセトフェノンを製し、ついで
ペプチド化学の分野において用いられる、接触還元によ
り除去し得るアミノ基の保護基をシヨツテンバウマン法
等の常法により、上記化合物のアミノ基に導入すること
により製することができる。実験例 体重約11〜13k9の雄性雑犬をペントバビタールナ
トリウム30mg/K9l,vで麻酔し、人工呼吸下、
左第四肋間を開胸して心のう膜を切関し、左心室を露出
した。
心収縮力は左心室表面にアーチ型ストレンゲージを縫い
つけて測定した。心拍数は心電図をトリガーとしてカル
ジオタコメーターを用いて測定した。心収縮力増加率(
Peak値)が同程度(約30%)になるような各化合
物の用量を選ひ、左状在静脈内に投与した。結果を第1
表に示す。但し、記号は下記を表わす。
A;α−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル
)−4−トルオイルオキシベンジルアノレコーノレB;
α−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)−
4−ベンゾイルオキシベンジルアノレコーノレC;α−
(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)−4−
ピバロイルオキシベンジルアノレコーノレ* 最大収縮
(Peak値)が112に減少するまての時間を(Tl
l2)で表わした。
尚、心拍数の増加はいずれも1巾/分以下にとどまつた
実施例1 (1)参考例1と同様にして得たN−ベンジルオキシカ
ルボニルーα一(3,4−ジメトキシフェネチルアミノ
)−4−ヒドロキシアセトフェノン4.0gをピリジン
4m1にとかし、これに氷冷下にアセチルクロリド1.
5gを滴下する。
室温で2時間かくはんした後、反応液を氷水下に注加す
る。これを酢酸エチルて抽出し、抽出液を10%塩酸、
食塩水で順次洗浄したのち、濃縮して溶媒を留去する。
残査をエタノールから再結晶することにより、N−ベン
ジルオキシカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェ
ネチルアミノ)−4−アセチルオキシアセトフェノン4
.2gを無色針状晶として得る。収率96.1%(2)
(1)で得られたN−ベンジルオキシカルボニルーα
−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノ)−4−アセ
チルオキシアセトフェノン3.5gを、テトラヒドロフ
ラン15m1とメタノール3mtの混液にとかし、これ
にナトリウムボロヒドリド0.27gを徐々に加える。
これを室温で1時間かくはんした後、酢酸1.7gを加
え水中に注加する。酢酸エチルで抽出し、抽出液を水洗
、乾燥したのち濃縮して溶液を留去する。得られた残査
をシリカゲルカラムに導通し、酢酸−n−ヘキサン(7
:4)混液溶出部分を濃縮して溶媒を留去することによ
り、N−ベンジルオキシカルボニルーα−(3,4−ジ
メトキシフェネチルアミノメチル)一4−アセチルオキ
シベンジルアルコール0.86gを油状物をして得る。
収率24.5%(3) (2)で得られたN−ベンジル
オキシカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェネチ
ルアミノメチル)−4−アセチルオキシベンジルアルコ
ール0.82gをメタノール30mLに溶解し、これに
10%パラジウム炭素300mgを加え水素雰囲気中常
温常圧下に接触還元する。
1時間後、触媒をろ去しろ液を濃縮して溶媒を留去する
残査に塩酸−メタノールを加え結晶性塩酸塩とした後、
メタノールエーテルの混液から再結晶することにより、
α一(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)一
4−アセチルオキシベンジルアルコール塩酸塩0.46
gを無色針状晶として得る。実施例2 (1)実施例1−(1)と同様にして得た、N−ベンジ
ルオキシカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェネ
チルアミノ)−4−アセチルオキシアセトフェノン0.
5gをメタノール20m1に溶解し、10%パラジウム
炭素0.5gを加え、水素雰囲気中常温常圧下に接触還
元する。
計算量の水素を吸収すれば反応を止め、触媒をろ去しろ
液を濃縮して溶媒を留去する。残査に塩酸一メタノール
を加え結晶性塩酸塩とした後、メタノ−ルーエーテルの
混液から再結晶することにより、α−(3,4−ジメト
キシフェネチルアミノメチル)−4−アセチルオキシベ
ンジルアルコール塩酸塩0.25gを無色針状晶として
得る。(1)参考例1と同様にして得たN−ベンジルオ
キシカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェネチル
アミノ)−4−ヒドロキシアセトフェノン4.5gをピ
リジン20m1に溶かし、ピバリン酸クロリド2.7g
を加え室温で4時間かくはんした後、反応液を氷水中に
注加する。
以下、実施例1−(1)と同様に処理することにより、
N−ベンジルオキシカルボニルーα−(3,4−ジメト
キシフェネチルアミノ)−4−ピバロイルオキシアセト
フエノン5.1gを無色針状晶として得る。収率96.
2%.(2) (1)で得られたN−ベンジルオキシカ
ルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノ
)−4−ピバロイルオキシアセトフエノン3.0gをテ
トラヒドロフラン10TrLtとメタノール10mtの
混合溶液にとかし、これにナトリウムボロヒドリド0.
21gを徐々に加える。これを室温で30分間かくはん
した後、反応液を氷水中に注加する。以下、実施例1−
(2)と同様に処理することにより、N−ベンジルオキ
シカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェネチルア
ミノメチル)−4−ピバロィルオキシベンジルアルコー
ル2.5gを油状物として得る。収率8.31%(3)
(2)で得られたN−ベンジルオキシカルボニルーα一
(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)−4−
ピバロイルオキシベンジルアルコール2.23g,メタ
ノール40m1および10%パラジウム炭素0.4gを
用いて実施例1−(3)と同様に処理することにより、
α−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)−
4−ピバロイルオキシベンジルアルコール塩酸塩1.6
gを無色針状晶として得る。
実施例4 (1)実施例3−(1)と同様にして得たN−ベンジル
オキシカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェネチ
ルアミノ)−4−ピバロイルオキシアセトフエノン1.
0gをメタノール40mL(510%パラジウム炭素0
.75gを用いて実施例2と同様に処理することにより
、α−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)
−4−ピバロイルオキシベンジルアルコール塩酸塩0.
58gを得る。
M.P.l5OOC 実施例5 (1)N−ベンジルオキシカルボニルーα−(3,4−
ジメトキシフェネチルアミノ)−4−ヒドロキシアセト
フェノン3.0g1パルミチン酸2.6gおよび4−ジ
メチルアミノピリジン0.5gをメチレンクロリド13
0m1にとかし、これにジシクロヘキシルカルボジイミ
ド2.5gのメチレンクロリド溶液を徐々に滴下した後
、5gC〜10ンCで1泪侍間かくはんする。
反応後、析出するジシクロヘキシル尿素をろ去し、ろ液
を濃縮して溶媒を留去する。得られる残査をメタノール
から再結晶することにより、N−ベンジルオキシカルボ
ニルーα−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノ)−
4ーパルミトイルオキシアセトフエノン4.0gを無色
針状晶として得る。収率87.1%(2) (1)で得
られたN−ベンジルオキシカルボニルーα一(3,4−
ジメトキシフェネチルアミノ)−4−パルミトイルオキ
シアセトフエノン2.9gをテトラヒドロフラン20m
1とメタノール2m1の混合溶媒にとかし、氷冷下、ナ
トリウムボロヒドリド0.16gを加える。
これを冷却下に2時間かくはんした後、氷水中に注加す
る。以下、実施例1−(2)と同様に処理することによ
り、N−ベンジルオキシカルボニルーα−(3,4−ジ
メトキシフェネチルアミノメチル)−4−パルミトイル
オキシベンジルアルコール2.1gを油状物として得る
。(3) (2)で得られたN−ベンジルオキシカルボ
ニルーα−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチ
ル)−4−パルミトイルオキシベンジルアルコール2.
0gをメタノール40gにとかし、10%パラジウム炭
素0.4gを加え、水素雰囲気中常温常圧下に接触還元
する。
1時間後、触媒をろ去しろ液を濃縮して溶媒を留去する
残査をメタノールから再結晶することにより、α−(3
,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)−4−パル
ミトィルーオキシベンジルアルコール1.8gを無色針
状晶として得る。収率90.7%実施例6 (1)実施例5−(1)と同様にして得た、N−ベンジ
ルオキシーα−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノ
)−4−パルミトイルオキシアセトフエノン0.5g1
メタノール20mtおよび10%パラジウム炭素0.5
gを用い実施例2と同様に処理することにより、α−(
3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)−4−パ
ルミトイルオキシベンジルアルコ丁ゲ0.3gを得る。
収率69.8%実施例7 ) (1)N−ベンジルオキシカルボニルーα−(3,
4−ジメトキシフェネチルアミノ)−4−ヒドロキシア
セトフェノン3.5gをピリジン20m1にとかし、氷
冷下ベンゾイルクロリド1.42gを加えて2時間かく
はんする。
反応液を氷水中に注加し酢酸・エチルで抽出する。抽出
液を10%酢酸および水で順次洗浄し乾燥した後、濃縮
して溶媒を留去する。残査にn−ヘキサンを加え結晶化
させることにより、N−ベンジルオキシカルボニルーα
−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノ)−4−ノベ
ンゾイルオキシアセトフエノン4.3gを無色針状晶と
して得る。収率99.8%(2) (1)で得られたN
−ベンジルオキシカルボニルーα−(3,4−ジメトキ
シフェネチルアミノ)−4−ベンゾイルオキシアセトフ
ェノン3.9gをテトラヒドロフラン25m.1とメタ
ノール20m1の混合溶媒にとかし、氷冷下ナトリウム
ボロヒドリド0.27gを加える。
3紛間かくはんした後、反応液に酢酸0.5gを加え氷
水中に注加する。
以下、実施例1−(2)と同様に処理することにより、
N−ベンジルオキシカルボニルーα−(3,4−ジメト
キシフェネチルアミノメチル)−4−ベンゾイルオキシ
ベンジルアルコール3.7gを油状物として得る。収率
95.1%(3)(2)で得られたN−ベンジルオキシ
カルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェネチルアミ
ノメチル)−4−ベンゾイルオキシベンジルアルコール
3.7g1メタノール50mtおよび10%パラジウム
炭素0.mgを用いて実施例1−(3)と同様に処理す
ることにより、α−(3,4−ジメトキシフェネチルア
ミノメチル)−4−ベンゾイルオキシベンジルアルコー
ル塩酸塩2.5gを無色針状晶として得る。
実施例8 (1)実施例7−(1)と同様にして得られたN−ベン
ジルオキシカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェ
ネチルアミノ)−4−ベンゾイルオキシアセトフェノン
0.5g1メタノール20m1および10%パラジウム
炭素0.5gを用いて実施例2と同様に処理することに
より、α−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチ
ル)−4−ベンゾイルオキシベンジルアルコール塩酸塩
0.29gを得る。
実施例9(1)N−ベンジルオキシカルボニルーα−(
3,4−ジメトキシフェネチルアミノ)−4−ヒドロキ
シアセトフェノン3.5gをピリジン20m1にとかし
、これにP−トルオイルクロリド1.5gを氷冷下に加
える。
1時間かくはんした後、反応液を氷水中に注加し酢酸エ
チルで抽出する。
抽出液を10%塩酸および水て順次洗浄し乾燥した後、
濃縮して溶媒を留去する。残査をメタノールから再結晶
することにより、N−ベンジルオキシカルボニルーα−
(3,4−ジメトキシフェネチルアミノ)−4−トルオ
イルオキシアセトフエノン4.3gを無色針状晶として
得る。収率97.7%(2) (1)で得られたN−ベ
ンジルオキシカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフ
ェネチルアミノ)−4−トルオイルオキシアセトフエノ
ン4.0gをテトラヒドロフラン50mLとメタノール
5m1の混合溶液にとかし、これにナトリウムボロヒド
リド0.27gを氷冷下加える。
3紛間かくはんした後反応液を氷水中に注加し酢酸エチ
ルで抽出する。
抽出液を水洗、乾燥し、濃縮して溶媒を留去することに
より、N−ベンジルオキシカルボニルーα一(3,4−
ジメトキシフェネチルアミノメチル)−4−トルオイル
オキシベンジルアルコール4.17gを油状物として得
る。収率定量的 (3) (2)で得られたN−ベンジルオキシカルボニ
ルーα−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル
)−4−トルオイルオキシベンジルアルコール2.5g
1メタノール30m1および10%パラジウム炭素0.
4gを用いて実施例1−(3)と同様に処理することに
より、α−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノメチ
ル)−4−トルオイルオキシベンジルアルコール塩酸塩
1.77gを無色針状晶として得る。
収率85.5%実施例10 (1)実施例9−(1)と同様にして得たN−ベンジル
オキシーα−(3,4−ジメトキシフェネチルアミノ)
−4−トルオイルオキシアセトフエノン0.5g1メタ
ノール20m1および10%パラジウム炭素0.5yを
用いて実施例2と同様に処理することにより、α−(3
,4−ジメトキシフェネチルアミノメチル)−4−トル
オイルオキシベンジルアルコール塩酸塩0.3gを得る
収率71.4%参考例1(1)α−(3,4−ジメトキ
シフェネチルアミノ)−4−ベンジルオキシアセトフェ
ノン塩酸塩44.2gをメタノール2eにとかし、10
%パラジウム炭素5.0gを加えて、水素雰囲気中常温
常圧下に接触還元する。
上記化合物に対し等モルの水素を吸収したならば反応を
止める。(約1時間1紛を要した。)反応後、触媒をろ
去しろ液を濃縮して溶媒を留去する。残査をメタノール
から再結晶することにより、α−(3,4−ジメトキシ
フェネチルアミノ)−4−ヒドロキシアセトフェノン3
2.0gを得る。収率90.9%M.P.2OOるC IRpH匙01:1690c7n−1 M21ssm/e:315(Mつ NMR(D2O,δ):PhCH2−ピーク消失(2)
(1)で得られたα−(3,4−ジメトキシフェネチ
ルアミノ)−4−ヒドロキシアセトフェノン30.0g
を水500m1にとかし、これにクロロホルム600m
1を加えた後、ベンジルオキシカルボニルクロリド17
.5gを氷冷かく拌下に滴下する。
この間炭酸水素ナトリウム20.6gの水溶液500m
1を同時に滴加し反応液の液性をアルカリ性に保つ。滴
加終了後2時間かく拌した後、クロロホルム層を分取し
水洗乾燥した後、濃縮して溶媒を留去する。得られた残
査をメタノールから再結晶することにより、N−ベンジ
ルオキシカルボニルーα−(3,4−ジメトキシフェネ
チルアミノ)−4−ヒドロキシアセトフェノン28.5
gを無色針状晶として得る。収率74.4%M.P.l
434C〜144gC IRvK匙01:3310,1690(ShOllld
er),1675cm−1.Massm/e:449(
M+).NMR(CDCl3,δ):5.19(211
,S,一COOCH2ph),6.5〜8.0(12H
,ar0maticpr0t0ns)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕(但し、R
    は炭素数1〜20を有する脂肪族アシル基又は低級アル
    キル置換もしくは非置換ベンゾイル基を表わす。 )で示されるベンジルアルコール誘導体又はその薬理的
    に許容し得る塩。 2 Rがアセチル基、ピバロイル基又はパルミトイル基
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 Rがベンゾイル基又はトルオイル基である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕(但し、R^
    1はアミノ基の保護基を表わす。 )で示される、アミノ基の保護されたα−(3,4−ジ
    メトキシフェネチルアミノ)アセトフェノンと、一般式
    R−OH〔III〕 (但し、Rは炭素数1〜20を有する脂肪族アシル基又
    は低級アルキル置換もしくは非置換ベンゾイル基を表わ
    す。 )で示される脂肪酸又は芳香族カルボン酸もしくはそれ
    らのカルボキシル基における反応性誘導体とを反応させ
    、一般式▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕(但
    し、RおよびR^1は前記と同一意味を表わす。 )で示される、アミノ基の保護されたα−(3,4−ジ
    メトキシフェネチルアミノ)アシルオキシアセトフェノ
    ンを製し、ついでこの化合物を接触還元するか、あるい
    は該化合物に還元剤を作用させて、いつたん、一般式▲
    数式、化学式、表等があります▼〔V〕(但し、Rおよ
    びR^1は前記と同一意味を表わす。 )で示される、α−(3,4−ジメトキシフエネチルア
    ミノメチル)ベンジルアルコール誘導体を製し、ついで
    該化合物を接触還元することを特徴とする一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼〔 I 〕(但し、Rは前記
    と同一意味を表わす。 )で示されるベンジルアルコール誘導体の製法。 5 接触還元を低級アルカノール中、パラジウム触媒の
    存在下に行なう特許請求の範囲第4項記載の製法。
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