JPS604301B2 - 透水性タフト人工芝 - Google Patents

透水性タフト人工芝

Info

Publication number
JPS604301B2
JPS604301B2 JP15870882A JP15870882A JPS604301B2 JP S604301 B2 JPS604301 B2 JP S604301B2 JP 15870882 A JP15870882 A JP 15870882A JP 15870882 A JP15870882 A JP 15870882A JP S604301 B2 JPS604301 B2 JP S604301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base fabric
artificial turf
pile
yarns
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15870882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5947469A (ja
Inventor
健治 広川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP15870882A priority Critical patent/JPS604301B2/ja
Publication of JPS5947469A publication Critical patent/JPS5947469A/ja
Publication of JPS604301B2 publication Critical patent/JPS604301B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透水性人工芝に係り、詳しくは寸法安定性に優
れた透水性タフト人工芝に関する。
近年、野球、サッカー、アメリカンフットボール等の競
技場面において、天然芝の代りに人工芝を競技面として
使用する例が増えつつある。従来使用されている人工芝
は、芝を形成するパイル繊維が、パイルの抜けを防止す
るため、織目が非常に密な基布によって保持されてるか
、あるいは塩化ビニルポリマー、ゴム様物質等で基布の
裏を支持せしめている。しかしながら、基布糸の目が非
常に密であるため、あるいは基布袋面が全く通気性のな
い層で裏打仕上げされているため、降雨時においては人
工芝表面上に水たまりが生じ易く、降雨中あるいは降雨
後において排水処理をしなければならず、またその裏面
に地下からの湿気がたまるという欠点を有していた。こ
のため、透水性を保持させるための人工芝も開発されて
いるが(特許第868625号)、排水性能は確保され
たものの、人工芝それ自体に寸法安定性が欠如し、その
ため人工芝下層に支持部材を綾着させなければならない
不便さがあり、また人工芝上での競技者による激しい運
動により人工芝が水平方向に変形してしまい、例えば競
技場面に必要な‐ラインが歪んでしまうといった欠点を
有していた。
本発明は、これらの欠点をなくした、透水性でかつ寸法
安定性の良い人工芝を提供することにある。
すなわち、本発明の人工芝を基布として適当な織目の粗
さを有する平織基布を用い、この基布に芝生状表面を形
成するパイルの糸をタフト織りし、該基布を構成する糸
に絡合させ、パイル糸のみにより基布背面に突出構成部
を形成し、基布とパイル糸の突出構成部のそぞれ両者を
樹脂加工処理することにより一体に固着することにより
得ることができる。本発明に用いる平織基布は、基布に
芝生状表面を形成するパイル糸が基布糸に絡み合って、
いわゆるタフト織りができ、か基布に透水性を保持させ
る程度の孔を持つように織目を粗く綴ったもので、例え
ば基布を構成するたて糸とよこ糸との間、すなわち目開
きが1なし、し5肋四方程度の大きさであれば良い。
この平織基布への芝生状表面を形成するパイル糸を絡み
合せるいわゆるタフト綴りは以下のように行なわれる。
すなわち、基布のたて糸およびよこ糸より構成される1
つの目開きに、パイル糸の端を芝生裏面側に突抜けさせ
、次いで該パイル糸が挿入されている目開きの隣りの目
開き、もしくは更に隣りの目開きにパイル糸の端を芝生
表面側に再度突抜けさせ、パイル糸が基布のたて糸ある
いはよこ糸の1本もしくは2本と絡み合うように連続し
て織り込むことにより行なわれる。この場合のタフト織
りは、得られる人工芝に透水性を持たせるため基布の目
開きにパイル糸を密に織り込む必要はなく、芝生状表面
を形成するパイル糸が所望の人工芝として効果を発揮で
きる程度に粗く織り込めば良く、例えばパイル糸をタフ
ト綴りした基布の隙間に対し1列おき、もしくは数列の
隙間にパイル糸をタフト綴りした後、タフト綴りをしな
い隙間を残すといった方法で行なわれるのが良い。次い
で、このようにして得られた人工芝用糸をパィルした基
布は、基布の背面に突出したパイル糸の絡合横成部およ
び基布の両者全体をそれぞれ樹脂加工処理することによ
り、パイル糸を基布に一体に固着させ「基布全体に寸法
安定性を持たせる。
この場合の樹脂加工処理は、基布の寸法安定性およびパ
イル系の基布への固着のために使用される合成樹脂系塗
料により、ラテツクス処理、例えばドブ漬け塗布法によ
り行なわれる。用いられる合成樹脂系塗料としては例え
ばブタジェンースチレン共重合体、ポリスチレン、ポリ
酢酸ビニル、アクリル樹脂系のものが良い。上記のよう
にして得られた本発明の人工芝は、基布が粗く多孔性で
あるため、競技場表面として用いた場合、降雨時におい
て雨は基布を透つて容易にその下の地面にまで到達し、
地面にその水が吸収、排除されるため排水効果が促進さ
れ、人工芝表面に水たまりができにくい。
以下に本発明の人工芝を図面をもって説明する。
第1図は、本発明の人工芝の表面斜視図である。
すなわち、平織基布1にパイル糸2を絡み合せ、いわゆ
るタフト綴りし、基布1の背面に突出した絡合構成部3
を形成し、基布1および該絡合構成部3の両者をラテッ
クス処理したものであり、タフト織りのない隙間6およ
び基布の目開き、いわゆる基布関口部4が形成されてい
る。第2図は、第1図の人工芝のa方向での断面図であ
る。すなわち、平織基布1に対しパイル糸2が基布糸8
に絡合し、タフト綴りのない隙間6が1列おきに構成さ
れている。第3図は、第1図の人工芝のb方向での断面
図である。
すなわち、平織基布1の基布糸8に対しパイル糸2が絡
み合って絡合構成部3が基布背面に構成されている。そ
して、このパイル糸は基布1および絡合機成部3の両者
をラテックス処理することにより一体に固着され、寸法
安定性とパイル糸の基布からの脱落が防止されている。
第4図は、本発明の人工芝の背面斜視図である。本発明
の人工芝の背面には、パイル糸2により突出構成部3が
形成され、またパイル糸のタフト織りにより総合しない
基布1の目開きが、いわゆる開口部4として存在し、人
工芝の透水性を保持しているものである。第5図は、本
発明の人工芝のパイル糸2の基布1に対するタフト綴り
様式を、基布1の断面をもって模型図的に表わしたもの
であり、第6図はそのタフト綴り様式の表面拡大斜視図
である。
この第5図および第6図より明らかなように、パイル糸
2は基布糸7,8により構成される目開き4に、基布糸
8を絡めるようにタフト織りがなされている。第7図は
本発明の平織基布の織り様式を表わしたものである。
以上のようにして得られる本発明の人工芝は、基布およ
びパイル糸の縫合部の両者全体を樹脂加工処理している
ため、基布部分も強固に固着され、そのため目開き、す
なわち開口部4における寸法安定性は特に優れたものと
なり、人工芝の水平方向における変形は存在しなくなり
、かつ目開き4により芝生表面に存在する水分は容易に
人工芝下層部まで到達でき、透水性の優れたものとなる
したがって、本発明の人工芝は、これをそのまま競技場
地面に設置することもでき、あるいは所望の透水性下層
支持体を接着させた後、競技場地面上に設置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の人工芝の表面斜視図であり、第2図
は本発明の人工芝のa方向の断面図であり、第3図はb
方向の断面図であり、第4図は背面斜視図であり、第5
図は基布糸に対するパイル糸の絡合様式を表わした断面
図であり、第6図は絡合様式の斜視図であり、第7図は
基布の綴り様式を表わした図である。 1・・・・・・基布、2・・・・・・パイル糸「 3・
・…・突出構成部、7,8…・・・基布糸。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 適当な織目の粗さを有する平織基布に、芝生状表面
    を形成するパイル糸をタフト織りし該基布を構成する糸
    に絡合させて、パイル糸より形成された突出構成部およ
    び平織基布の両者全体を樹脂加工することにり一体に固
    着したことを特徴とする透水性タフト人工芝。
JP15870882A 1982-09-11 1982-09-11 透水性タフト人工芝 Expired JPS604301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15870882A JPS604301B2 (ja) 1982-09-11 1982-09-11 透水性タフト人工芝

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15870882A JPS604301B2 (ja) 1982-09-11 1982-09-11 透水性タフト人工芝

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5947469A JPS5947469A (ja) 1984-03-17
JPS604301B2 true JPS604301B2 (ja) 1985-02-02

Family

ID=15677613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15870882A Expired JPS604301B2 (ja) 1982-09-11 1982-09-11 透水性タフト人工芝

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS604301B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4717940A (en) * 1986-03-11 1988-01-05 Kabushiki Kaisha Toshiba MIS controlled gate turn-off thyristor
JPH0362104U (ja) * 1989-10-20 1991-06-18
JP2983714B2 (ja) * 1991-09-11 1999-11-29 三菱電機株式会社 電動パワステアリング制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5947469A (ja) 1984-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4903726B2 (ja) 人工芝生システム
US7160599B2 (en) Recyclable tufted carpet with improved stability and durability
WO2008077544A1 (en) Artificial turf and method for producing a turf of this type
US6343626B1 (en) Method for face-to-face weaving false boucle fabrics with cut pile, and fabrics woven according to this method
JPS604301B2 (ja) 透水性タフト人工芝
US20230145157A1 (en) Artificial turf
JPH06146155A (ja) 人工芝およびその製造法
US6751831B2 (en) Method of forming a three-dimensional camouflage fabric
EP0919652A3 (en) Method for manufacturing a pile fabric with coarse pile warp threads
JP2799630B2 (ja) 人工芝生
JPS58200706A (ja) タフテツド人工芝生
JP3384331B2 (ja) 人工芝片間に砂を撒設して使用する雑草成長抑制人工芝構造体
JP4780852B2 (ja) 人工芝生用敷物
JP2003166146A (ja) 透水性人工芝用基布
JPH0246947Y2 (ja)
JPS5917924Y2 (ja) 透水性敷物
JP2570968Y2 (ja) 土木用排水材
JP2580944Y2 (ja) 透水性人工芝生
JPS6223841Y2 (ja)
JPH0226965Y2 (ja)
JP2796014B2 (ja) タフテッドカーペット
JPS581417A (ja) 透水性下敷クツシヨン材
JPH0340882Y2 (ja)
JPS6338254Y2 (ja)
JPS6217502Y2 (ja)