JPS6042838B2 - 土壌材料の製造方法 - Google Patents

土壌材料の製造方法

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JPS6042838B2
JPS6042838B2 JP51139255A JP13925576A JPS6042838B2 JP S6042838 B2 JPS6042838 B2 JP S6042838B2 JP 51139255 A JP51139255 A JP 51139255A JP 13925576 A JP13925576 A JP 13925576A JP S6042838 B2 JPS6042838 B2 JP S6042838B2
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JP
Japan
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reaction
soil
water
parts
polyvinyl alcohol
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JP51139255A
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JPS5369128A (en
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篤雄 森
勇 鯰江
清彦 中江
晃造 児谷
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • Y02P60/216

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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は土壌改良性材料の保水性、保肥性、通気性、防
飛散性等を改良する方法に関する。
詳しくはモミガラおよび燻炭、木粉、水ごけなどの植物
系土壌改良性材料、パーライト、バーミキユライトなど
の鉱物系土壌改良性材料、発泡ポリスチレン粒、発泡ポ
リウレタン粉末などの合成系土壌ら材料を構成する粉末
、粒子、フレーク、短センイ等の表面または表面間に微
細連続気泡構造を有するポリビニルアルコール系親水性
樹脂被膜またはブリッジ構造を形成せしめることを特徴
とする方法であり、他の一つは微細連続気泡構造ととも
に、有効窒素成分を縮合化したポリビニルアルコール系
親水性樹脂被膜またはブリッジ構造を形成せしめること
を特徴とする方法である。さらに詳しくは、ポリビニル
アルコール、澱粉、硫酸、ホルムアルデヒドを含む水溶
液中に上記土壌改良性材料を共存させて反応させるか或
いは該反応水溶液を同材料の表面にスプレーしてホルマ
ール化反応を行う方法であり、さらには該反応の初期ま
は反応の途上において尿素あるいは尿素水溶液を添加し
、ポリビニルアルコールなどとのホルマール化反応とと
もに尿素−ホルマリン縮合反応を行う方法である。
従来から土壌改良性材料には、植物系、鉱物系、合成系
など多くの種類、形状のものが実用に供されている。
しかしながら、それら材料には一長一短があり実用上多
くの制約あるいは不便さが伴う。たとえば、モミガラお
よび燻炭では通気性、通水性が秀れる反面、保水性、保
肥性に欠け、また飛散性のため取扱いが不便である。特
に保水性不足のために燻炭栽培システムでは散水ノズル
での散水拡がりの工夫、散水効率維持のための循環散水
方式の工夫が必要とされている。また、このことはパー
ライト、バーミキユライト、発泡ポリスチレン粒、発泡
ポリウレタン粉末などの鉱物系、合成系材料においても
同様の欠点であり、これら材料は粉末または粒子形態で
特に軽いため風で飛散したり散水時に流逃あるいは土壌
から分離してしまう欠点がある。またポリスチレン粒、
ポリウレタン粉末はそれ自体吸水性あるいは保水性が不
充分である。他方水ごけ、ピートモスなどの植物茎葉乾
燥材料は通気性、保水性とも秀れているが、一般的には
強度が弱く、特に採取、乾燥、梱包時などて細片化、粉
末化が生じやすく、製品の歩留り低下、品質をもたらす
。本発明者らは、かかる土壌改良性材料の諸欠点を共通
の方法で改良すべく鋭意検討を加えた結果、本発明の方
法によつてそれらを克服した。すなわち、本発明の方法
によれば、上記材料表面または表面間に形成される親水
性樹脂連続気泡被膜またはブリッジが該材料本来の吸水
性、保水性、保肥性、通気性を向上または維持し、特に
粉粒体での飛散防止、またセンイ質での破断抑制に役立
つのである。さらには本来センイ質材料で細片化、粉末
化した製品損失分も再生利用できる。従来土壌改良性材
料を粘性物質で粘結させ賦型化あるいは飛散防止に応用
する例もあるが、本発明方法のごとき親水性連続気泡樹
脂でないため、いわゆる孔隙性材料とはならず、材料本
来の保水性、吸水性、通気性を阻害し、維持することさ
えも困難である。本発明方法に使用できる土壌改良性材
料とはモミガラおよび燻炭などの穀物果皮類、木粉、水
ごけ、ピートモス、わらくず、さとうきびくず、腐葉土
、パーク堆肥などの植物茎葉乾燥品あいは半醸酵腐敗物
、パーライト、バーミキユライト、シラスなどの鉱物粉
砕品あるいは焼成発泡体、ポリスチレン発泡粒子、ポリ
ウレタン発泡体粉末などの合成樹脂粉末あるいは発泡体
でこれらは単独または混合系で使用できる。
本発明方法に使用する親水性樹脂の微細連続気泡構造を
形成する材料とは、ポリビニルアルコール20〜8呼量
部、澱粉30〜8呼量部、水400〜800重量部から
なる組成液(4)の10鍾量部と37%ホルマリン30
〜7唾量部、97%硫酸30〜7呼量部からなる組成液
(B)の20〜5鍾量部との混合液(C)である。
またこの混合液には必要に応じて顔料、染料無機フィラ
ー等を配合してもよい。
本発明に使用できるポリビニルアルコールには完全鹸化
、部分鹸化物のいずれでもよいし、重合度についても特
に制限する必要がなく広い範囲のものが使用できる。
本発明に使用できる澱粉にはとうもろこし澱粉、小麦澱
粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、タピオカ澱粉などがあげら
れる。
本発明を構成する製造方法の一つは、上記土壌改良性材
料の単独または混合物2〜3唾量部、好ましくは5〜1
5重量部を上記反応液CA)50〜8呼量部中に投入し
、反応槽内該液温度を50〜100℃に保ちつつ強力な
攪拌操作下反応液(B)の50〜2唾量部を注加しなが
らホルマール化反応を行うもので、反応後は内容物を取
り出して水洗、水切り、乾燥処理を施して製品化するも
のである。
原材料の仕込比率、反応条件等は所望する製品態様たと
えば被膜形成段階、ブリッジ形成段階、形成量の多少、
あるいは連通発泡程度に応じて上記範囲内で任意に選択
、組合わせることが可能であるが、たとえば土壌改良性
材料が2重量部以下では製造効率が悪く、逆に3鍾量部
以上では分散不良で反応生成物が塊状ブロック化してし
まう。また反応液(4)に対する反応液(B)の比率が
上記範囲以下に及ぶとホルマール化反応に長時間を要じ
逆に範囲以上ではアセタール化反応が急速すぎて均一分
散性”が得られないなどの不都合が生じる。本発明を構
成する製造方法の他の一つは土壌改良性材料の単独また
は混合物を機械的に攪拌しながらその表面に上記反応液
(C)を通常のスプレー装置たとえばスプレーガンなど
を用いてスプレーするものである。この場合、スプレー
液(C)はスプレー直前に(4)液と(B)液とを高速
ミキシングヘッドで混合し、かつ50〜70℃に予熱し
ておく方が好ましい。
また被スプレー材料は70〜100℃の加熱域中で″回
転攪拌状態にあれば、スプレー液のホルマール化反応は
効率よく達成できる。ホルマール化反応の終了後は反応
物を取り出して水洗、水切り、乾燥処理を施して製品化
する。
本発明を構成する製造方法のさらに他の一つは、土壌改
良材料の単独または混合物2〜3鍾量部、好ましくは5
〜15重量部を上記反応液(4)50〜8踵量部中に投
入し、反応槽内該液温度を50〜100℃に保ちつつ強
力な攪拌操作下で、反応液(B)の50〜2呼量部を注
加しながらホルマール化反応を行ない、この反応の初期
また反応の途上において尿素を添加し、全体の反応を終
了する方法である。この方法は本発明をより特徴づける
ものであるが、上記組成液(4)、(B)の混合液10
0重量部に対して尿素0.4〜20重量部、好ましくは
1〜1唾量部を反応の初期または反応の途上において注
加し、ポリビニルアルコールなどとのホルマール化反応
とともに尿素−ホルマリン縮合反応を行なわせしめるも
ので、反応後は内容物を取り出して水洗い、水切り、乾
燥処理を施して製品化する。
尿素添加量が上記範囲以下では有効窒素成分が付与され
ず、また上記範囲以上におよぶとポリビニルアルコール
などとのホルマール化反応が阻害される。本発明方法に
よつて得られる土壌材料は農園芸用の単用培地として好
適であり、たとえば育床用土、鉢物用土および栽培土壌
として広く利用でき、中でもみずごけ代用として最適で
ある。
また通常の畑土などとの混合培地あるいは表層土壌マル
チとして利用できる。特に砂質土壌には保水性、保肥性
付与、重質土壌には通気性、排水性付与で有効である。
さらには該製品を成形素材として鉢物、マット、バイブ
、デスク、棒等の賦型製品にすることも可能である。
以下に本発明方法をさらに実施例によつて説明するが、
本実施例は本発明方法の範囲を制限するものではない。
実施例1ジャケット並びに高速攪拌翼付き20e容量の
反応槽(櫂形攪拌羽根3枚付d=0.297TL,反応
槽内径D=0.37T1.)にポリビニルアルコール(
ポバール8117、クラレ製)0.5kg、とうもろこ
し澱粉0.5k9、水6′を仕込み、さらに燻炭0.1
k9を投入したのち攪拌翼の回転速度を45rpmに保
ちつつ、液温90℃の条件で3紛間分散攪拌操作を施し
た。
次いで37%ホルマリンと97%硫酸との等量混合液1
.5k9を徐々に注加し、注加が終了したのち同温度で
7分間反応を行つた。反応終了後は内容物を取り出し水
洗、水切、乾燥処理を施して製品約0.6kgを得た。
このようにして得られた製品は燻炭粒子が明らかに連続
発泡構造の樹脂相でランダムにブリッジされその平衡吸
水率は560%を示した。試みに未処理燻炭粒の平衡吸
水率は185%で、明らかに保水性、吸水性賦与が達成
され、また燻炭粒の単独分離は殆んど認められなかつた
。実施例2容積50eの掻棒付き回転ドラム中に発泡ポ
リスチレン粒子0.2kg、パーライト0.05k9、
水ごけくず0.05k9を投入し、掻棒にて投入物が充
分かきまぜられる状態にして55℃の熱風を送入する。
次いでポリビニノげルコール(ポバノール8217、ク
ラレ製)100y1小麦澱粉100y1水400cc1
37%ホルマリン150f197%硫酸150gからな
る水溶液を調整し、直ちにスプレーガンで回転ドラム内
に噴射し、噴射後3紛間55℃の熱風を送入しながらア
セタール化反応を継続する。反応後は内容物を取り出し
水洗、水切り、乾燥処理を施して製品化し約0.3kg
の製品を得た。得られた製品は各々の粒子、粉末がほぼ
連通発泡樹脂相でブリッジされており、その吸水率は約
490%示しかつ飛散しにくいぶどう状形状を示した。
実施例3 実施例1と同じ反応槽を用いて、ポリビニルアルコール
(ポバール8117、クラレ製)0.7kg、とうもろ
こし澱粉0.3kg、水6eを仕込み、さらに燻炭0.
1k9、パーライト0.1k9を投入したのち、攪拌翼
の回転速度30r.p.m.に保ちつつ、液温70℃の
条件で1時間分散攪拌操作を施した。
次いで37%ホルマリンと97%硫酸との等量混合液2
.5k9を徐々に注加し、10分間同一攪拌条件下で反
応を行なつたのち、さらに尿素粉末0.2k9を徐々に
添加しながら約1時間反応を行なつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 植物系、鉱物系、合成系の単独または混合物からな
    る土壌改良性材料の粉末、粒子、フレークもしくはセン
    イ状表面またはその相互間にポリビニルアルコールおよ
    び澱粉を含む水溶液をホルマール化反応させることによ
    り微細連続気泡構造を有する親水性樹脂被膜またはブリ
    ッジ構造を形成させることを特徴とする土壌材料の製造
    方法。 2 植物系、鉱物系、合成系の単独または混合物からな
    る土壌改良性材料の粉末、粒子、フレークもしくはセン
    イ状表面またはその相互間にポリビニルアルコールおよ
    び澱粉を含む水溶液をホルマール化反応させるとともに
    、反応の初期または反応の途上において尿素を加えるこ
    とにより、微細連続気泡構造を有する親水性および有効
    窒素成分含有樹脂被膜またはブリッジ構造を形成させる
    ことを特徴とする土壌材料の製造方法。
JP51139255A 1976-11-18 1976-11-18 土壌材料の製造方法 Expired JPS6042838B2 (ja)

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JPS5369128A JPS5369128A (en) 1978-06-20
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