JPS6042402Y2 - シヤンデリア - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はジャンプリアに関するものである。

従来のジャンプリアを梱包搬送する場合、器具本体とア
ームとが一体固定されていたためその梱包が非常に大き
くなるとともに、軽量化のため器具本体およびアームの
組とアームに取付けられる灯具とを分離輸送したり、あ
るいは分離販売する場合、器具本体およびアームの組の
梱包内に構造上無駄なすき間が増えて不経済であるとい
う欠点があった。

そこで、従来、器具本体とアームとを着脱自在にしたも
のがあった（たとえば実公昭５０−０１４３８３号）。

しかし、器具本体とアームとを連結するねじ数が多く紛
失しやすいとともに器具本体とアームとを相互に位置決
めしながら連結作業とする必要があるため、作業が容易
でなく安全性に欠ける欠点があった。

したがって、この考案の目的は、連結部品数を少なくで
き、しかも安全かつ簡単に器具本体とアームとを連結す
ることができるジャンプリアを提供することである。

この考案の一実施例を第１図ないし第９図に示す。

すなわち、このジャンプリアは、器具本体１を含む吊具
２と、複数のアーム３と、灯具４からなる。

吊具２は取付金具５を天井に取付けて回止め木ねじ６で
固定するとともに天井裏より電源線７を引出し、この取
付金具５にハンガ８を引掛けてつまみねじ９により固定
し、フルコネクタ１０で電源線７と接続した電源コード
１１を引下ろすとともに、ハンガ８にくさり１２の上端
部を吊下げ、フランジ１３をコード１１およびくさり１
２に通してナツト１４でハンガ８に取付けてハンガ８を
被覆する。

くさり１２の下端部にフォント１５を吊り、その上面よ
り電源コード１１を引入れ、フォント１５の内部に設け
た調光ブロックのスイッチ１６に結線し、この調光ブロ
ックより灯具数の電線１７を引出し、フォント１５の下
端部に同心配置した内パイプ１８および外パイプ１９を
垂設して、内パイプ１８にスイッチ１６の引ヒもとなる
ビーズチェーン２０を通し、その先端につまみ２１を取
付け、外パイプ１９に各アーム用電線１７を通し、外パ
イプ１９の下端部に器具本体１がナツト２２により取付
けられる。

器具本体１はプレス成形により、有天筒体２３の下端部
につば２４を形成し、つば縁に立上り部２５を形成して
あり、筒体２３の周側面にアーム数の角孔を実施例とす
るアーム差し込み用の孔２６を形成しく第３図）、その
孔縁の上側中央に舌片２７を垂設し、つば２４上に孔２
６を含む径方向線上りねじ孔２８を形成している。

灯具用アーム３は角パイプにより形成腰角パイプの基端
口縁の上側中央に舌片２７に係合する切欠き２９を形成
し、基端部にアーム固定ねじ３０を回転自在に貫通し、
抜止片３０ａによって抜止めしており、このアーム３の
基端部を孔２６に挿入腰切欠き２９に舌片２７を位置し
て舌片２７が切欠き２９の底部に係止すると、寸法関係
によりねじ３０とねじ孔２８とが整合し、そのねじ孔２
８に締付けると、孔２６の孔縁とつば２４の立上り部２
５の上縁とでアーム３を片持ち支持し、また前記孔縁と
ねじ３０により横方向の動きおよびたつきを抑えている
。

アーム３内を通りその基端部より引出した灯具引出線３
１は器具本体１内に導入された電線１７とコネクタ３２
ａ、３２ｂにより接続され、器具本体１の中央部に垂下
した内パイプ１８の下端部に下カバー３３を通して器具
本体１の下部開口を被冠し、さらに飾りカバー３４を通
して止めナツト３５により着脱自在に固定される。

なおスイッチつまみ２１は飾りカバー３４よりも垂下し
ている。

各アーム３の先端部に取付けられる灯具４は、アーム３
に取付けられた灯具受け３６の周縁に下カバー３７を係
載し、灯具受け３６の中央に灯具本体３８を引掛シーリ
ング手段により設置している。

器具本体３８には内部に安定器３９を設置し、側面にラ
ンプ支持ばね４０を張出し、上面にグローブ支持ねじ４
１、グロースタータ４２を設けるとともにランプソケッ
ト４３を引出している。

ランプ支持ばねに環形蛍光ランプ４４を装着し、グロー
ブ支持ねじ４１にグローブ４５を通してつまみねじ４６
で固定している。

第７図ないし第９図はこのジャンプリアの梱包状態であ
る。

すなわち、器具本体１からアーム３を取外して、吊具２
の周囲に長手方向を縦にして配置するように梱包すると
梱包ケースＡの形態で納められる。

灯具４は第９図のように別梱Ｂにする。

このように構成したため、この実施例のジャンプリアは
、アーム３を器具本体１に取付けるとき１本のアーム固
定ねじ３０を締めつける作業でできるので従来に比して
部品点数が少なく、しかもアーム３の基端部を孔２６に
差し込み立上り部２５に支持させることにより仮保持状
態にすることができるので、安全にねじ締め作業ができ
る。

また下カバー３３を器具本体１に着脱自在としたため、
器具本体１を天井に吊下げてから灯具引出線３１と電線
１７とをコネクタ接続でき、結線が容易で組み立て容易
にできる。

さらにスイッチつまみ２１の引ひもはパイプ１８の中を
通っているため、コネクタ３２ ａ、 ３２ ｂの結
線部とはパイプ１８により分離されるので安全である。

以上のように、この考案のジャンプリアは、有天筒体の
開口側端部につばを形成しそのっぽ縁に立上り部を形成
するとともに、前記有天筒体の周側面の周方向にアーム
数のアーム差し込み用の孔を形成しかつ前記つば上にね
じ孔を形成した器具本体と、基端部がこの器具本体の前
記アーム差し込み用の孔に嵌合しかつ前記つば縁に係止
するとともに前記ねじ孔にねじ込まれるアーム固定ねじ
を設けたアームと、このアームの先端部に設けられた灯
具とを備えたため、器具本体とアームとを着脱でき、し
かも従来に比して連結部品数が少なくまたアーム固定ね
じて連結する際に器具本体の孔と立上り部でアームの基
端部を仮保持させることができるので、作業が安全かつ
簡単になるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の半断面図、第２図は吊具
およびアームの分解斜視図、第３図はアームの取付取外
し状態を示す斜視図、第４図は下カバーを外して結線す
る状態を示す斜視図、第５図は灯具の分解斜視図、第６
図はそのアーム取付けの分解斜視図、第７図は吊具およ
びアームの梱包状態の側面図、第８図はその平面図、第
９図は灯具の梱包状態の側面図である。 １・・・・・・器具本体、３・・・・・・アーム、４・
・・・・・灯具、２３・・・・・・有天筒体、２４・・
・・・・つば、２５・・・・・・立上り部、２６・・・
・・・アーム差し込み用の孔、２８・・・・・・ねじ孔
、 ３０・・・・・・アーム固定ねじ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 有天筒体の開口側端部につばを形成しそのっぽ縁に立上
   り部を形成するとともに、前記有天筒体の周側面の周方
   向にアーム数のアーム差し込み用の孔を形成しかつ前記
   つば上にねじ孔を形成した器具本体と、基端部がこの器
   具本体の前記アーム差し込み用の孔に嵌合しかつ前記つ
   ば縁に係止するとともに前記ねじ孔にねじ込まれるアー
   ム固定ねじを設けたアームと、このアームの先端部に設
   けられた灯具とを備えたジャンプリア。