JPS5827446Y2 - 照明器具取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、照明器具取付装置に関する。

従来、ジャンプリアなどの照明器具は、第１図に示すよ
うに、器具本体Ａを天井から吊持する吊持部に篩筒Ｂを
設け、この篩筒Ｂの外側位置から器具本体Ａの上面に複
数のアームＣを放射状に取付け、この各アームＣに灯体
りに取付けている。

すなわち、各アームＣの内端部を篩筒Ｂの周面に当接す
るようにしている。

しかし、このようなものでは、組立時には各アームＣを
配置した後、篩筒Ｂを位置決めするため、篩筒Ｂに各ア
ームＣの内端部が密接するように位置決めすることが難
かしく、たとえ、この位置決めができたとしても各アー
ムＣの端面ば平面状で篩筒Ｂの周面が弧面状であると、
各アームＣの端面と篩筒Ｂの端面の両側に間隙が生じ、
外観上好しくない。

なお、各アームＣの端面を篩筒Ｂの周面形状に適合する
ように加工することもできるが、手間がかかり、コスト
高になる。

本考案は、このような点を改良しようとするもので、各
アームと篩筒との間に間隙が生じないようにして外観を
良くするとともに、リード線の配置も容易に行えるよう
にすることを目的とするものである。

そして、本考案は、天井側に吊下げられた吊持体と、こ
の吊持体に吊持された器具本体と、この器具本体の上面
に内端部が固着されて放射状に取付けられかつ端面を開
口した中空状の複数の灯体支持用アームと、上記器具本
体の上面に取付けられて上記吊持体を囲撓して覆いかつ
周側に上記各アームの内端部を係合した係合溝を有する
とともに各アームの内端開口面を内部に配置した篩筒と
を具備することを特徴とするものである。

以下、本考案の一実施例を第２図ないし第４図について
説明する。

１は天井で、この天井１に取付金具２が取付けられてい
る。

この取付金具２は、断面コ字状に形成され、上板部３が
ねじ３ａで上記天井１に固着されるとともに、両側板部
４には横方向の取付孔５が相対して形成され、この一方
の取付孔５の中央下部にねじ孔６が形成されている。

７は上記取付金具２に相対して懸垂されるほぼ同形の吊
金具で、この吊金具７の底板部８の中央に挿通孔９、対
角線の両端にねじ挿通孔１０が形成されているとともに
、両側板部１１の上端中央部に同一方向に向うほぼＵ字
状の係止片１２が突設され、この一方の係止片１２の下
部に上記ねじ孔６に対向するねじ１３のねじ挿通孔１４
が形成されている。

１５は覆筒で、この覆筒１５は有底円筒形に形成され、
上記天井１に取付けられた取付金具２およびこの取付金
具２に吊持された吊金具７を囲撓して覆う。

そして、この覆筒１５には底板部１６の中央に嵌合孔１
７が形成され、この嵌合孔１７の内周縁に飾縁１８が環
状に突設され、この飾縁１８は上記吊金具７の底板部８
に当接し、この状態で覆筒１５の上端縁は天井１に当接
される。

さらに、覆筒１５の底板部１６の上記嵌合孔１７の両側
にボルト挿通孔１９が形成され、覆筒１５はポル） ２
０とナツト２１により上記吊金具７に取付けられている
。

２２はパイプ状の吊持体で、この吊持体２２の両端にね
じ部２３が形成され、上端は上記吊金具７の挿通孔９に
挿通されてナツト２４で懸垂され、下端は器具本体２５
を支持している。

この器具本体２５は上記覆筒１５より径大の下方を開口
した円筒形に形成され、上面部２５ ａの中央の挿通孔
２６に上記吊持体２２の下端を挿通してナツト２４で吊
持されている。

そして、器具本体２５の上面部２５ ａに上記挿通孔２
６を中心にして、端面を開口した中空状の４方向放射状
に灯体支持用アーム２７の内端部がねじ２８で関着され
、この各アーム２７の先端に図示しない灯体が取付けら
れている。

２９は円筒形の篩筒で、この篩筒２９は、上記吊持体２
２を囲撓して覆って上記器具本体２５の上面部２５ Ｈ
に密接し、かつ、上記覆筒１５の飾縁１８の周側部およ
び吊金具７の底板部８の外側より離間して位置するよう
に取付けられる。

そして、篩筒２９の周側下端部に上記各アーム２７の内
端部を嵌入し密接するようにして跨ぐ係合溝３０が切欠
き形成されている。

そうして、第２図に示すように天井１に取付金具２がね
じ３ａで取付けられ、この取付金具２の内外側に吊金具
７の両側板部１１をこの両側板部１１の内外側が互違い
にかつねし孔６の外側に吊金具７のねじ挿通孔１４が重
くなるように挿入し、係止片１２をそれぞれ取付孔５に
挿入係止して吊金具７を取付金具２に吊持する。

この吊金具７に吊持体２２をナツト２４で支持し、覆筒
１５をボルト２０とナツト２１で吊金具７に取付け、上
端縁を天井１に当接する。

つぎに、篩筒２９に吊持体２２を嵌挿し、この吊持体２
２の下端にナツト２４で本体２５を吊持する。

この際、篩筒２９は係合溝３０にアーム２７を密接して
係合し、これにより位置が規制され、かつ、第３図のよ
うに、各アーム２７の内端開口面を内部に配置している
。

そして、各アーム２７内に各灯体に接続するリード線を
通して配線する。

本考案によれば、篩筒の保合溝を各アームの端部に係合
して挿入することにより、篩筒の位置決めが容易である
とともに、各アームの端部との継目も間隙を生じること
なく、シたがって外観を損ねることがなく、そして、各
アームの端部を加工するような手間もかからずコストを
低減でき、また、篩筒は一旦位置が定まると係合溝によ
り位置ずれが阻止され、定位置に安定に保持することが
できる。

また、篩筒の大きさが異っても、アームの端部の位置を
この篩筒の周囲長さに合わせる必要もなく、篩筒の寸法
の選択範囲を拡大することができる。

また、各灯体支持用アームは端面を開口した中空状をな
しているとともに、各アームの内端開口面を篩筒の内部
に配置しているので、篩筒内から各アーム内にリード線
を通して各灯体に容易に配線することができるとともに
、各アームに配線溝などの加工を必要とせず、加工、組
立が容易で、安価にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の照明器具の側面図、第２図は本考案の装
置の一実施例を示す縦断面図、第３図は第２図Ｘ−Ｘ部
の横断面図、第４図はその分解斜視図である。 １・・・・・・天井、２２・・・・・・吊持体、２５・
・・・・・器具本体、２７・・・・・・アーム、２９・
・・・・・篩筒、３０・・・・・・係合溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天井側に吊下げられた吊持体と、この吊持体に吊持され
   た器具本体と、この器具本体の上面に内端部が固着され
   て放射状に取付けられかつ端面を開口した中空状の複数
   の灯体支持用アームと、上記器具本体の上面に取付けら
   れて上記吊持体を囲撓して覆いかつ周側に上記各アーム
   の内端部を係合した保合溝を有するとともに各アームの
   内端開口面を内部に配置した篩筒とを具備することを特
   徴とする照明器具取付装置。