JPS6042331A - 多糖体ν9giの製法 - Google Patents

多糖体ν9giの製法

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JPS6042331A
JPS6042331A JP58150341A JP15034183A JPS6042331A JP S6042331 A JPS6042331 A JP S6042331A JP 58150341 A JP58150341 A JP 58150341A JP 15034183 A JP15034183 A JP 15034183A JP S6042331 A JPS6042331 A JP S6042331A
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JP
Japan
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polysaccharide
n9gi
bark
water
acid salt
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Application number
JP58150341A
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English (en)
Inventor
Masaki Shimizu
正樹 清水
Shigehiro Yamamoto
山本 茂博
Yasuko Tamura
田村 泰子
Takeo Nomura
武男 野村
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、発明の背景 技術分野 オ〈発明は多:vM体N9G lの製法に関するもので
ある。
さらに詳しくは、本発明は、メリア・アザノラクタ樹皮
の熱水抽出液から得られる帯色多糖体N9Glを次亜ハ
ロケ8ン酸塩で脱色することを特徴とする多糖体N9C
Iの製法に関するものである。
本発明の製法によって得られる多糖体N 9 G 1は
抗腫瘍剤として有用である。
先行技術 従来メリア・アザジラクタ抽出物が種々な薬理作用を有
することは知られている。即ち、メリア・アザジラクタ
の樹皮、葉部、花部、央部、枝部、根皮捷たは樹脂を水
または親水性溶媒で抽出するかあるいは微粉砕して皮膚
化粧料を得る方法(特公昭52−28853.同52−
28854および同53−10125 )、上記メリア
・アザノラクタ原料を親水性溶媒および(?1.たけ)
熱水で抽出して抗菌作用、胃腸・肝臓機能改善作用を有
する成分を祠る方法(特公昭53−10124 )およ
び上記メリア・アザノラクタ原刺を疎水性溶媒で抽出し
て皮IG疾患およびリュウマテの治療に有効な成分を得
る方法(特公昭53−13689)が報告されている。
また、本発明者等は先にメリア・アザジラクタ樹皮の熱
水抽出液にアルコールを加え、生成した沈澱を採取する
(特開昭57−176914)があるいは上記熱水抽出
液を透析膜で処理し、透析内液から有効成分を採取する
(特開昭57−176915)ことによシ抗腫瘍作用を
有する抽出物が得られることを報告した。
本発明者等はさらに研究を進めた結果、上記絹製抽出物
を水に溶解し、該水溶液を分画分子量約1×103〜1
×105乃至lX106〜2×105のケゝルろ過膜〔
例えばセファデックスG 100 (部品名、ファルマ
ンア社製品〕、バイオグルp−100(商品名、バイオ
ラット社製品)等〕を用いてケ゛ルろ過し、3つに分れ
る多糖外画分のうち、最初の両分を採取することによシ
新規な多糖体N9GIが丙られることを知った。この方
法によって得られる多糖体N9CIは純度の高いもので
あるが、なお樹皮に由来する着色物質によって褐色を帯
びてお9、この着色物質は活性炭処理によっても除去す
るととがてきない。
■9発明の目的 そこて本発明は、上述したような着色物質を含まない白
色の多糖体N9G(を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明はメリア・アザジラ
クタ樹皮の熱水抽出液から得られる帯色多糖体IN9 
G Iを次亜ハロケゝン酸塩でその薬理作用を損なうこ
となく脱色精製することを特徴とする多糖体N9GIの
製法からなる。
さらに本発明は、次亜ハロヶゞン酸塩が次亜塩素酸塩、
次亜臭素酸塩および/または次亜ヨウ素酸塩である上記
の多糖体N9Glの製法からなる。
3、発明の詳細な説明 多糖体N9GIの原料41σ物であるメリア・アザノラ
クタは学名をメリア・アザノラクタ・リンネ(Meli
a azadirachta Linn、 ) ′81
:たはアザジラクタインディカ ソヤス(Azadir
achta 1ndica Juss )といい、熱帯
地域に自生する高さl Q rrL以上に達する木本植
物である。
本発明における帯色多糖体N9Glは、メリア・アザジ
ラクタ樹皮を熱水で抽出し、抽出液を例えば次の(A)
乃至(C)の方法で処理することによって得られる。
へ)上記抽出液を限外ろ過し、得られた限外ろ過内液に
低級アルコールを加え、生成する沈澱を採取する。
(13) 上記抽出液を透析脱去またはアルコール沈澱
法により精製し、イ↓Iられた精製物を水に溶解し、該
水溶液を分画分子量約]、X1.05〜1×105 乃
至1xio 〜2×10 の分子篩剤を用いて分子篩処
理し、3つに分れる多糖外画分のうち最初の両分から多
4ノ、!i体を採取する。
(C) 上記抽出/I′j、を透析膜1去、アルコール
沈澱法寸グζは限外ろ過性て精製し、得られた精製抽出
液を分画汗子最a・α囲の上限が700〜5,000で
下限が100以下である架橋されたデキストラングルと
接触さぜ、接触水溶液から多糖体を採取する。
上記の方法において、メリア・アザノラクタ樹皮を熱水
て抽出処理する18h作は常法に従って行なわれる。即
し、細断した樹皮に熱水を加えるか、あるいは、樹皮に
水を加え、その混合物を加熱沸+ieさせることによっ
て実施される。加熱は沸騰水浴中または直火で行うこと
ができる。抽出時間は原料の品質等に従って適宜決定さ
れるが通常1乃至・18時間である。抽出終了後、抽出
混合物をろ過することにより熱水抽出液が得られる。こ
のような熱水抽出に先立って、該樹皮を有機溶媒および
(または)常温の水で抽出前処理することにより、不要
成分を′予め除去しておくことも望−ましい。
抽出前処理に使用する溶媒としてはメタノール、エタノ
ール、プロパンール、ピリノン、アセトンのような極性
有(a 溶媒、ベンセン、トルエン、キンノン、n−へ
キザン、クロロホルム、四塩化炭素、酢酸エチルのよう
な非極性有機溶媒があげられる。
かくして得られた熱水抽出液は、」二連した(A)乃至
(C)の方法によって処理される。
A法においては、熱水抽出液は濃縮することなくそのま
ま限外ろ過に伺される。限外ろ過は分画分子量約10,
000乃至50,000の限外ろ過膜を用い、常法に従
って加圧下に実施される。ろ過膜は、上記の分画分子量
を有するものであればよく材質等に特に制限はないが、
合成高分子を不織布等にキャスティングしたものが行道
に使用される。このようなろ過膜の例としては東洋薄達
工業(株)製品のTSK−UF膜: TS−10(分画
分子量10,000)、TS−30(同:30,000
)、TS−50(同50,000)およびアミコン社製
品の限外ろ過膜: YMIO(分画分子量10.000
)、PMIO(同10,000)、YM30(同30,
000)、PM30 (同30,000) およびXR
1150(同50,000)が挙げられる。特にTS−
50(束1羊曹達工業社製品)が好ましい。ろ過に際し
ての加圧は約01〜2kg/CnL2が適当である。
上記限外ろ過によシ熱水抽出液の濃縮と低分子夾雑物の
除去が同時に行なわれる。濃縮液の濃度番ま5〜2 Q
 +197Inl−、好適には10〜15 me)/r
nlである。
次に、かくして得られたろ過内液(濃縮液)に、低級ア
ルコールをυ11え、生成する沈澱を常法に従って採取
することにより目的とする多糖体N 9 G ’Iが得
られる。
沈、澱の生成に使用される低級アルコールしては、特に
低級アルキルアルコール タノール、エタノール、n−7’ロノぐノール、n−プ
クノール等が挙げられるが、エタノールが最も望ましい
。沈澱の生成は、内液の2倍量のアルコールを加えて低
温(0〜6℃)で数時間乃至−昼夜放置することによっ
て好適に実施される。生成した沈澱は常法により、例え
ば、遠心分離、凍結乾燥等によって採取される。かくし
て採取された沈澱は必要により水に溶解し低級アルコー
ル澱させて精製する。
B法においては、上記抽出液は先ず透析膜法またはアル
コール沈澱法により精製される。アルコール沈澱法で精
製する場合には、上記抽出液にメタノール、エタノール
、ゾロノぐノールのようなアルコールを加え、生成した
沈澱を常法によシ、例えば遠心分離によシ採取する。透
析膜法によシ精製する場合は、該抽出液を透析膜に入れ
、水につけて透析し、透析内液を所望によシ濃縮乾固す
るかまたは凍結乾燥して抽出物を得る。透析膜としては
分画分子量50,000以下のもの、例えばスペクトラ
・醪ア1〜6(商品名、スペクトラム・メディカル・イ
ンダストリーズ社製品)、ビスキング・チューブ(商品
名、ユニオンカー/<イト社製品)が使用される。ある
いは、分画分子量が5,000〜10,000 程度の
ホローファイ・ぐ−型透析器を用いてもよい。例えばテ
ルモ株式会社製品のクリランスTE−15(商品名)、
アミコン社のHIP5(商品名、分画分子量5,000
)またはHIPIO(商品名、分画分子量1 0,00
 0 )を用いることができる。精製度を上げるために
、上記透析膜法とアルコール沈4・投法を組み合せるこ
ともできる。即し、上記透析内液にアルコールを加え、
生成する沈澱を採取することにより精製度の高い多糖体
が得られる。
かくして(Uられだ精製物を水に溶)ちイし、該水溶故
を分子篩処理する。分子篩処理は望ましくはケ8ルp層
剤を用いたケ8ルE過によって行なわれる。
ケ゛ル濾過剤は分画分子量約1×103〜1×105乃
fiIX105〜2×105 のものが使用され、デキ
ストラング8ル、ポリアクリルアミドゲル、ポリビニル
系のポリマーケ゛ル、多孔性ガラスピーズ等が好適に使
用される。これらは例えばセファデックスG−Zoo 
、G−200 ( 7アルマシア社製品、スエーデン)
、バイオグルp−ioo (バイオラッド社製品、米国
)、トヨ・ぐールHW − 5 0 (東洋曹達工業社
製品、日本)等の製品名で市販されている。
これらのケゝル濾過剤を充填したカラムに前述した熱水
抽出液を通し、蒸留水で溶離すると多糖体が3つの画分
に分画される。最初に溶出する画分を集め、蒸留乾固ま
たは凍結乾燥すると目的とする抽出精製物が得られる。
C法においては、上記抽出液は先ず上述した透析脱法、
アルコール沈澱法または限外ろ適法によって精製される
前記アルコール沈澱法で得られた沈澱物または透析膜法
において透析内液を乾燥して得られた固形物は、水に溶
かして精製抽出液とする。透析膜法または限外ろ適法に
おける′内液はそのまま精製抽出液とする。
次に、上記精製抽出液を分画分子量範囲の上限が700
〜5,000で下限が100以下である架橋されたデキ
ストランケ゛ルと接触さ硝て不純物を該ケゞルに吸着さ
せ、接触水溶液から多糖体を採取することにより所望の
多糖体が得られる。
本工程で吸着γ(11として使用さ、れるケゞルt’l
 z架橋されたj゛キスIランケ゛ルであシ、機械的強
度に優れており、大規模での精製に使用することができ
る。デキストランク゛ルは特に高度に架橋されたものが
機械的強度の点で好捷しい。ケ゛ルの分画分子用範囲は
臨界的ではないが、上限が700〜5,000で下限が
100以下のものが適当である。このようなケ゛ルの例
としては、ファルマノア社製品のセノアデッラスG−1
0C分画分子量範囲700以下)、G−15(同1,5
00以下)、G−25(同100〜5,000)が挙げ
られる。本工程は、精製抽出液を上記ケ゛ルを充填した
カラムに通し、水で溶出し、溶出液を蒸発乾固または沈
結乾固することによって実施される。本処理においては
、不純物がグ゛ルに吸着され、所望の多糖体は吸着され
ない。
従って本工程はバッチ式で実施することもできる。
即し、精製抽出′に9.を上記グルとともに攪拌し、次
いでろ過または遠心分離に上りケ゛ルを除去し、ろ液を
蒸元乾固寸たは凍結乾・燥することによって所望の多糖
体を潜ることができる。
かくして得られる多糖体は純にの高いものであるが、わ
ずかに樹皮に由来する着色物質によって褐色を帯びてい
るので、これを水に溶かし、次亜ハロゲン酸塩の水溶液
ケ01〜2%、好適には02〜10饅の割合でツノ11
え、室温で攪拌処理する。反応時間は通常2〜15分間
である。反応終了後、反応液を透析膜で処理するかある
いはでファデックスG25(商品名、ファルマシア社製
品)のような架橋されたデキストランケゞルで処理して
過剰の次亜ハロゲン酸塩を除き、処理液を減圧濃縮脣た
(d凍結乾燥することにより脱色された多糖体1図9G
lが得られる。
上記脱色処理に使用される次亜)・ロケ゛ン酸塩として
は次亜塩酸、次亜臭素i変、次亜ヨウ素酸のすトリウム
もしくはカリウム塩が好適に使用される。
かくして得られた多糖体N 9 CIは下記の物理化学
的特性を有する。
(イ) 色と形状 凍結乾燥品(ri白色粉末である。
(10) 赤外1腺吸収スペクトル KBr−+。
IRν c71L、37100,2920.1630+
1.4.00゜1:う(う0,1150,1070,1
030,920,840(・う 紫外線吸収スペクトル 水(′IX’;液中の1lill定で吸収極大を示さず
末端吸収のみを示す。
に) c′+’4111什Ill 水にnJ箔でメタノール、エタノール、アセトン、ニー
デル1.クロロホルム、酢酸エチル、ベノヒ゛ン、Jっ
・よびヘギザン等の有銭溶媒に不溶である。
(7)う N・、′−色反)心 フェノール硫i峻反応、アンスロン硫酸反応に陽]生で
ヨウ素の添加によ’) 7!t’緑色を呈する。
参−81でに、上で得られた多糖体N 9 G Iを分
画分子…約]、X103〜2X105乃至lXl0’〜
8X10”のケ゛ルろ過膜を受填したカラムにかけ、蒸
留水て俗t’:Illすると多:ノハ体か2つの両分に
分画される。最初に溶出する両分を多76Δ体N9Gl
a、後に溶出する多糖体をN9Glbとする。」−記ケ
゛ルろ過膜としてね、デキストランケゞル、ポリアクリ
ルアミドグ9ル、ホリビニル系のポリマーク8ル、多孔
性ガラスピーズ等が使用される。これらは例えはセファ
デックスG−200、七ノアクリルS−300(商品名
、ファルマシア社製品、スエーデン)、バーrオケゞル
P−300(商品名、バイオジッド肚製品、米国)、ト
ヨ・に−ル14w−6’O(藺品名、東洋四速工業社製
品、日本)等の製品名で市販されている。
多糖体N9GIaおよび多糖体N9Glbの構造および
物理化学特性は下記の通りである。
−f)構造 α−(1→・1)−グルカンの主鎖にアラビノースかα
−(]→6)結合し、グルコースとアラビノースの構成
割合が約5:Jの中性多糖体。
口)色と形状 凍結乾燥品は白色粉末である。
・・)溶解性 水に可溶で、メタノール、エタノール、アセトン、エー
テル、クロロホルム、酢酸エチル、ベンゼンおよびヘキ
サン等の有機溶媒に不溶である。
→ 呈色反応 フェノール硫酸反応、アンスロン硫酸反応に陽性でヨウ
素の添加によシ青緑色τ呈する。
ホ)分子量 セファデックスG−200カラムケゞルクロマトグラフ
イで単一のピークを与え、分子量は約94.000であ
る。
へ)比旋光度 〔α)、;5 : +136.0° (c=o、s 、
 H2O)ト)赤外線吸収ス4りトル IRv■(B”crn−’ : 3400,2930,
1620,1410゜+1(a X 1370.1260,1150,1080.1020チ
)紫外線吸収スペクトル゛ 水溶液中の測定で吸収極太を示さず、末端吸収のみを示
す。
す) 13 c核磁気共鳴スペクトル 重水中で外部基準にTMS (テトラメチルシラン)を
使用して測定した1 00 MHz 13C核磁気共鳴
スペクトルは次の通シである。
δppm : 62.1.62.7.67.3.72.
9 、74..8.78.i 。
78.7 、8,2.4 、85.5 、99.2 、
1011.1’08.9イ)構造 α−(1→4)−・グルカンを主鎖とし、主鎖中にβ−
(1→3)フコースを含み、分枝としてα−(1→6)
アラビノースを有し、グルコース、アラビノースおよび
フコースの構成te1 合が約5:2:1の中性多糖体
口)色と形状 凍結乾燥品は白色粉末である。
ノ→ 溶解性 水にET ?gで、メタノール、エタノール、アセ1゛
ン、エーテル、クロロホルム、酢酸エチル、ベンゼンお
よびヘキサン等の有機溶媒に不溶である。
→ 呈色反応 フェノール硫酸反応、アンスロン硫酸反応に陽性でヨウ
素の添加により青緑色を呈する。
ホ)分子量 −17アデツクスG−200カラムクゝルクロマトグラ
フィでjp−のピークを力え、分子量は約21.000
である。
へ)比りた尤、度 〔α)、、、 +14.3.7°(C=O:5 、 l
−120)ト)赤タト線吸収スペクトル KBr−1゜ IRvc7n、3400,2930.16:う0,14
20゜1aX 1260、l080.1020.810チ)紫外線吸収
スペクトル 水溶液中の11B1定て吸収極大を示さず、末Δ:、i
5i吸収のみを示す。
す) 15c核研気共鳴スペクトル 重水中で1L部基党にTMS (テトラメチルシラン)
を使用して1Ij11定した1 00 MHz 13C
核磁気共鳴スペクトルは次の通りである。
δpp+n : 18.2,62.3,62.7,67
.4,71.1,72.0゜73.2,74.9,78
.9,82.9,83.9.85.6,99.4゜10
1.2,105.0,109.1 本発明の多糖体N 9 G lは上記多糖体N9Gla
および多j融体N 9 G l bの混合物とみること
ができ、薬理試、険の結果、ザルコーマ180固形型マ
ウス移植腫瘍およびメス八固形型マウス移植腫瘍に対し
て顕著な阻止作用を有することが確認された。また上記
多糖体N9GlaおよびN9Glbも同様の薬理活性を
示した。
従って抗腫瘍剤として使用する場合には、木兄lJj’
の多糖体N9G(をさらに多糖体N9GIaと多、1)
月俸N9Glbとに分離する必要はなく、両者の混合物
の状態で、即ち、本発明に多糖体N 9 G Iの状態
で使用するのが実際的である。
次に参考19すおよび実施例を示して本発明をさらに詳
しく説り1する。
参考例 帯色多、゛諧体N9G Iの製造 IA) メリア・アザノラクタ樹皮200 grに2!
のメタノールを加えて室温で5時間から一昼夜抽出する
。抽出液をろ別し更に2!のメタノールを加える。この
操作を合計3回縁9返した後、この()j皮に2jの蒸
留水を加えて、2〜3時間煮沸抽出する。抽出液をろ過
または遠心して集める。同様の操作を合計3回行ない、
3回分の抽出液、約5.57f:集める。この後、必要
ならば更に遠心して不溶物を除く。
この熱水抽出rL2.3 A にれには熱水抽出物がi
l”J 75gr含まれている)をTSK−UF’l摸
TS−50(分画分子量50,000.、商品名、東洋
曹達工業は製品)を装着した限外ろ過装置5C−60(
前品名、東洋曹達工業社製品)を用いて限外ろ過を行な
う。はじめに100〜1.50 ru7!程度にまで濃
縮した後、これに蒸留水を150〜2’OO+n6加え
て更に限外ろ過を行ない、再び100 +i程度1でl
溝線する。この操作を5〜10回繰9返)〜て得られた
内液100m1.(これには、1.98grの固型分が
tδけている)に2倍量(即し200m1)のエタノー
ルを加えて、よく攪拌した後、低温(0〜6℃)で0時
間から一昼夜放置した後、遠心などの常法に従って沈澱
物を集める。
沈澱物を再び70〃iの蒸留水に溶解し、2倍量(14
0mg)のエタノールを加え、同様の操作を1〜2回繰
シ返す。得られた沈澱物を67係、75%、100%の
エタノールで順次洗浄した後、アセトン、エーテルで脱
水すると、淡黄色粉末として多糖体N9GI(80!M
+!7)が得られる。
これをセファデックスG−100でグ8ルろ過を行なう
と多糖体N9GI以外のものをほとんど含んでいないこ
とが分かる。
<B) (11メリア・アザノラクタ(☆1皮乾燥品5
0g−をベンゼン(500++に×3)およびメタノー
ル(500me×3)を用いて室温で24時間抽出前処
理し、得られた抽出残渣を熱水200−で3回抽出処理
した。得られた抽出液を合し、ロータリーエバポレータ
ーで濃縮乾固し、1960.5m!7の粉末を得た。
(2)上記(1)で得られた粉末1000117りを水
200+n1.に溶解し、得られた水溶液に純エタノー
ルを攪拌しながら室温で徐々に加え、水溶液中のエタノ
ール濃度が80係になったときに添加を−やめ、生成し
た沈澱を遠心分離により採取し、594、5 m9のi
′8色粉末を得た。
(3) 、、4℃記(1)で得られた粉末500 In
ノを水s。
meにとかし、この水f容液をスペクトラ ポア6(分
画分子量50,000)に入れ、水に対して透析した。
透析内液をロータリーエバポレーターを用いて1農縮乾
固して褐色の粉末310 rrrt)を?4)/こ 。
(4) 」−記参考列(2)また(徒(3)で得らオシ
た熱水抽出′IIIJ 1020 m9を20 meの
蒸留水に溶iq+t L、セファデックスG−100を
ブ1填したカラム(iiJ(そ7、 Ocm、長さ35
0cnL)に注ぎ、蒸留水を用いてケ゛ル濾過を行なっ
た。フェノール硫酸法で(器用液中の糖剖(i4−を定
イ1しっつケ゛ルPaを行うと、多糖体(713つに分
画される。最初に浴出する両分から溶媒を留去[〜、目
的とする多読イ本273!11!7がIJ4られた。
(C) メリア・アザノラクタ樹皮200 grを各2
!のメタノールで3回抽出後、各2eの蒸留水で3時間
煮沸抽出を3回行なう。熱水抽出液を集め、約500m
eに省で戎Fン・・i陥する。次いでスペクトラポア2
透析膜を用いて、蒸留水に対して透iフ1する。この内
液を遠心して不溶物を除き、約450 mlまで濃縮す
る。これに2倍指のエタノールを加え、よく攪拌した後
、低温室(4℃)に−晩装置する。遠心して沈澱物を集
め、67係次いで100%エタノールで洗浄し、アセト
ン、エーテルで脱水乾燥すると、淡褐色粉末3、/l 
7 grが得られる。この76.5〃+9を5 m12
の蒸留水に溶解し、セフアゾ、ラスG−25を充填した
カラム(φ2.5x45c+a)にかけ、蒸留水で溶出
すると、不純物はカラムに吸着され、多糖体N9Glは
そのま丑溶出されるので溶出#、を集め、濃縮、凍結乾
燥すると多糖体N 9 G lが28、9 trrり1
(jられる。
実施例 上記参考例(A)乃至(C)で得られた帯色多糖体N9
G11.0SFを50 mlの蒸留水に溶解する。これ
に市販の次亜塩素酸す) IJウム溶液(商品名アンチ
ホルミン、関東化学) 0.5 ml (即ち、約1係
V/V )を加え室温で5分間攪拌する。
次いで反応液をビスキング・チューブを用いて蒸留水に
対して一昼夜透析する。チーープ内液を減圧4帰し、凍
結乾燥することにより脱色された多糖体N9G 1 4
6.2mりが得られる。
次に、本発明の多糖体N9Glの試験例を示す。
試験例1゜ (試別調製) リン酸緩衝食塩水(ギズコ社製、リン酸9.5 mMを
含む: PBS )に所定濃度になるように試料を溶j
リイさせた。
(ザルコーマ180ガン細胞移植) ICRマウス腹腔中で継代培養したザルコーマ180ガ
ン細胞を腹水とともにと9出し、生理食塩水で適当に希
釈し7て卸IJ抱数がl、o、xlo 個/In!、と
なるように調製した。この細胞懸濁液の0.1 +nl
を4〜5週令雄ICRマウス背部皮下に注射器を用いて
細胞を移植した。従って1匹あたシの移植細胞数は1.
0X107 個である。
(試料投与) ザルコーマ180ガン細胞を移植後6日目より1日1回
連続10日間、上に調製した試料を注射器を用いてマウ
ス腹腔内に投与した。
1試別1濃度につき8匹のマウスを使用した。対照は試
料の溶剤として用いた前記PBSを同様に投与したもの
とした。投与量の表示はマウス体重1に9あたりの11
19数とした。
(効果の判定法) ガン細胞移植後351目に成長したガン組織を摘出し、
その重量を測定した(IWIO匹の平均値)。この重量
と対照のものとの比(T/C)をとって効果判定を行な
った。対照のガン組織重量は10.83g−であった。
結果を表1に示す。
表 1 試験例2 メスA繊維肉++Aに対する効果 BaXb/C−Iウス腹腔中で継代培養したメスAJイ
1[肉腫(Meth A f ibrosarcoma
 ) JtllJIiMを腹水とともにとり出し、生理
食塩水で適当に希釈し、#nl胞数が1.0xlO61
向/ rt+eとなるように調製した。この細胞!j顎
tlA液の0.1 meを5週令雄Ba1b/ Cマウ
ス背部皮下に注射器を用いて移植した。−匹当りの移植
細胞数は1.OX I 05個である。試別は、試験例
1と1司様にして言周1姦し、111日目り1日1回、
10日間連続してマウス腹腔内に投与した。判定は腫瘍
細胞移植211日目腫瘍組織を切シ出し、その型取を測
定することによって行なった。結果を表2に示す。
表 2 *を検定での危険率 表1お・よび2から明らかなように、本発明の脱色多1
店体N9CI(実施例のr+9Gl)は、ザルコーマ1
80固形ガンおよびメスA繊維肉腫に対して脱色前の多
糖体N9G I C参考HAのN9Gl)と略同等の強
い抑制効果を有している。このことは、多糖体N9GI
の効力が次亜塩素酸塩による脱色処理によっても何ら損
なわれないことを示している。尚、次亜塩素酸塩のかわ
シに次亜臭素酸塩及び次亜ヨウ素酸塩を用いて脱色処理
を行なった結果、同様な結果が得られた。
試験例3 角1牛毒性 本発明の多、糖体N9GIを体重20±IFの■CR、
>41iマウスに投与して急性毒性状1験を行なった結
果、Ll)so値は、腹腔内投謁で60011+9/に
!7以」−であ り /こ 。
上記の条理試1験の結果からも明らかなように、本発明
の多1ノΔ体N9GIは顕著な抗腫瘍性をイイし、13
性は極めて低いので、制癌剤として優れた間質を有する
。定着面形ガンに対して強い抑111す効果を有するこ
とから本発明の多糖体は免疫賦活型の抗ハ]■瘍作用を
有すると考えられる。
本発明の多糖体xq 9 G lは、各種の癌疾患に対
して有効てあり、投与量は、症状、年令、体重などによ
って異なるが、通當は成人に対して1日100〜2,5
00m!7であり、1〜4回に分けて膜力することがで
きる。
本発明の多糖体N9GIは任意所要の製剤用担体才たは
賦形剤を用いて経口または非経10投力用に製剤化され
る。
経口投与用の錠剤、散剤、カッ0セル剤、顆粒剤等は慣
用の賦形剤例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、
とうもろこしでんぷん、馬鈴薯でんぷん、砂糖、ラクト
−ス、タルク、ステアリン酸マグネシウム、アラビアゴ
ム等を含有していてもよい。経ロ膜力用液体製剤は水性
−または油性懸ン蜀液、溶液、ンロップ、エリキシル剤
その他であってもよい。
注射用製剤は溶液捷たは懸濁液の形態であり、懸濁化剤
、安定剤−または分散剤のような処方剤を含んでいても
よく、滅菌蒸留水、精油たとえばビーナツツ油、とうも
ろとし油あるいは非水溶媚、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等を含有していてもよい。
直腸内投与のためには化All用組成物の形で提供され
、周知の製剤担体たとえばポリエチレングリコール、ラ
ノリン、ココナツツ油等を含有していてもよい。
■1発明の具体的効果 多糖体NQGliは、メリア・アザノラクタ樹皮の熱水
抽出物から得られるが、このものは樹皮に由来する着色
物質によって褐色を帯びておシ、活性炭処理によっても
脱色することができない。
しかるに本発明の製法によれば、帯色多糖体N9Glを
次亜ハロケ゛ノ酸塩で処理することにより脱色された多
糖11\N9G lが提供される。本発明の多糖体+q
 9c I ’rJ、脱色処理によってもその薬理効果
は何ら1j1なわれず、優れた抗腫j易剤として使用さ
れる。
特M′l出1順人 チル七株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (19メリア・アザノラクタ樹皮の熱水抽出液から得ら
    れる帯色多糖体N9GIを次亜ハロゲン酸塩でその薬理
    作用を損なうことなく脱色j(1−製することを特徴と
    する多糖体N 9 G lの製法。 (2) 次亜ハロゲン酸塩が次亜塩素酸塩、次亜臭素酸
    塩および/または次亜ヨウ素酸塩である11、!1′、
    ;’i請求の範囲第1項に記載の多糖体N 9Glの製
    法。
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