JPH0748403A - 丹参由来多糖類、その製造法および用途 - Google Patents

丹参由来多糖類、その製造法および用途

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JPH0748403A
JPH0748403A JP5199275A JP19927593A JPH0748403A JP H0748403 A JPH0748403 A JP H0748403A JP 5199275 A JP5199275 A JP 5199275A JP 19927593 A JP19927593 A JP 19927593A JP H0748403 A JPH0748403 A JP H0748403A
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清 桐原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丹参の新規な有効成分を提供する。 【構成】 丹参から水または水性溶媒で抽出されうる下
記の特性を有する多糖類 A.糖含量:60〜100% (1)糖組成:ウロン酸 40〜80% 中性糖 10〜30% (2)中性糖組成:ラムノース 0〜15% グルコース 0〜15% ガラクトース 25〜55% アラビノース 30〜60% マンノース 0〜15% B.分子量 150,000〜300,000 丹参の水性抽出液を多孔性ポリマー樹脂を通過され限外
濾過、ゲル濾外クロマトグラフィーで精製する上記多糖
類の製法,および上記多糖類よりなるネフローゼ症候群
の寛解剤。 【効果】 本発明に新規な多糖類は水溶性で副作用が少
く、尿蛋白の排出を抑制してネフローゼ症候群の寛解や
肝障害症状の改善に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、老人はもとより近年若
年層で増加傾向にある腎臓疾患、とりわけ慢性腎不全に
至る前段階であるネフローゼ症候群と診断された患者に
対し、あるいはウイルス性及び薬物性肝炎等の肝障害の
症状を有する患者に対し、通院可能で安全な経口及び筋
肉内投与治療剤を提供する発明に関する。
【0002】
【従来の技術】丹参は中国では、血液循環,血行停止の
改善に良いとされ伝統的に使用されている薬草で、近
年、血管拡張作用(大浦彦吉:和漢医薬学会誌.,5:
227−237.,1988.)、降圧作用(中山医学
院論:医歯薬出版,東京.,257−258.,198
0.)、抗凝血作用(羅厚蔚ら:Acta Pharm
aceutica Sinica.,23(11):8
30−834.,1988.)、細胞内コレステロール
の合成抑制作用(Sun Xi−ming;中草薬.,
22(1):20−23.,1991.)、肝細胞保護
(戚心広ら:中西医結合雑誌.,11(2):102−
104.,1991.)及びラジカル消去作用(胡 天
喜:上海中医薬雑誌,9:28−30.,1988.)
などの多彩な生理活性作用があること、また腎機能の改
善(大浦彦吉:第二回和漢薬の医学薬学的研究に関する
日中シンポジウムpp.148−157,198
8.)、慢性腎疾患及び尿毒症の患者に対して有効(張
鏡人:上海中医薬雑誌.,1.17−18.,198
1.)であることが内外において報告されているが、そ
の本質については何等言及されていないか、言及されて
いても本願発明の物質とは全く異なる低分子物質であ
る。
【0003】微小変化型ネフローゼの内科的な治療薬と
して、合成薬であるステロイド剤或いは抗血小板薬であ
るジピリダモールが用いられているが、長期間使用しな
くてはならず、若年層に投薬する際には特に満月様顔
貌,月経不順,めまい,頭痛,悪心,嘔吐で、重篤な場
合には感染症,消化管出血,代謝異常,骨粗症,血栓
症,副腎不全,精神障害などの副作用が懸念されてい
る。
【0004】本発明と同じ原料からの腎疾患への治療薬
の研究は盛んに行われているが、低分子のフェナントレ
ンキノン類であるタンシノン類似物並びにカフェイン酸
4量体であるマグネシウムリトスペルミン酸B等が単離
されているが(T.Yoozawa,H.Y.Chun
g,H.Oura,G.Nonaka,and I.N
ishioka,Chem.Pharm.Bull.,
36,316(1988))、何れも有機溶媒含有下で
抽出される脂溶性の高い物質だけであり、まだ臨床応用
には至っていない。
【0005】また、肝炎にはウイルス性、薬物性のもの
もあるがウイルス性のものが大半を占めており、それら
の治療薬としてはインターフェロン、インターロイキン
2のようなBiological response
modifier(BRM)、グリチルリチンの靜注用
注射剤であるネオミノファーゲンCなどが用いられてい
る。しかしながらBRMには発熱等の副作用が見られる
ことにより長期投与には問題がある。またグリチルリチ
ンは基本的には抗炎症剤であり、長期に使用する場合は
血圧、電解質濃度の管理が必要となる。この他にも生薬
成分であるサイコサポニン、サポニン、ゴミシンなどが
知られているが、いずれも臨床応用されるには至ってい
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】腎疾患は大別して、糸
球体由来の原発性とそれ以外の疾患に由来する続発性に
分類され、前者が約80%以上を占め、低年齢層ほど多
い(約90%)15) 。病理組織所見からは微小変化群,
単状糸球体硬化症,膜性腎症,メサンギゥム増殖性腎症
(IgA腎症,非IgA腎症),膜性増殖糸球体腎炎,
半月体形成糸球体腎炎などに分類される。蛋白尿は臨床
所見の特徴として、いずれの組織学的病型にも共通して
認められ、重篤な場合にはネフローゼ症候群として診断
されている16) 。また近年腎臓疾患、特に腎臓の器質的
な衰えにより誘発される疾患は老人にとどまらず若年層
に増加しつつあるため、器質の改善から疾患を治療する
副作用発現の少ない生薬,漢方薬成分で水溶性のある経
口或いは筋肉内に投薬し治療する薬剤の開発が望まれて
いる。
【0007】また、肝炎は大別して、ウイルス性のもの
とアルコール等の薬物によるものがあるが、B型及びC
型肝炎ウイルスによるものが圧倒的に多い。近年治療薬
として特にインターフェロンがC型肝炎に対して有効で
あることが報告されており、使用頻度も高まってきてい
る(飯野司郎ら:基礎と臨床.26:339,199
2;鈴木宏ら:肝・胆・膵.23:1065,199
1)。しかしながら、短期投与で発熱等のインフルエン
ザ様症状が表れ、長期投与でも体重減少、下痢、嘔吐、
不整脈、脱毛、自己免疫異常等の副作用が見られる。ま
たこれらの薬剤はすべて注射剤であることからより簡便
に使用できる新たな治療薬あるいはインターフェロン等
との併用補助薬として副作用発現の少ない生薬、漢方薬
成分で水溶性のある経口或いは筋肉内に投与し治療する
薬剤の開発が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、広く繁用
されている蛋白尿排泄を顕著に起こし、さらに腎臓の器
質変化を示すことで良く知られるピューロマイシンで惹
起したラットのネフローゼ症候群モデルおよび肝障害モ
デルを利用して鋭意検討した結果、丹参の水抽出物より
上記モデル対して有効な多糖類を見いだした。
【0009】本発明はこの知見に基づくもので、 (I)丹参から水または水性溶媒で抽出されうる下記の
特性を有する多糖類 A.糖含量:60〜100% (1)糖組成:ウロン酸 40〜80% 中性糖 10〜30% (2)中性糖組成:ラムノース 0〜15% グルコース 0〜15% ガラクトース 25〜55% アラビノース 30〜60% マンノース 0〜15% B.分子量 150,000〜300,000 (II)丹参を水または水性溶媒で抽出し、抽出液から残
渣を除去した液を無極性多孔性ポリマー樹脂を通過さ
せ、限外濾過で濃縮し、ついで限外濾過クロマトグラフ
ィーに付することを特徴とする上記の多糖類の製造法お
よび (III)上記の多糖類よりなるネフローゼ症候群の寛解剤
である。
【0010】丹参は植物丹参(Salvia milt
iorrhiza Bunge)の根および根状の茎で
あるが、同属植物の南丹参(S.bowleyana
Dunn)、甘粛丹参(S.przewalskii
Maxim)、雲南丹参(S.yunnanensis
C.H.Wright)等の根も用いられ、本発明で
はこれらを総称して丹参という。
【0011】本発明で用いられる丹参の産地は特に限定
されるものではないが、好ましくは中国,四川地区産の
丹参が本発明の多糖類を効率よく抽出精製することがで
きる。
【0012】丹参はできるだけ小片にして抽出するのが
望ましい。抽出溶媒として水または水性溶媒が用いら
れ、水性溶媒としてはリン酸緩衝液、酢酸緩衝液等の緩
衝液または食塩等の塩類水溶液を用いるのが好ましい。
【0013】抽出溶媒のpHは約4〜約9に調整するの
が好ましい。抽出は約50〜約100℃で行うのが好ま
しく、さらに好ましくは70〜90℃である。たとえ
ば、丹参を予め50〜100℃好ましくは70〜90℃
にした温水或いはpH4〜9の範囲にある緩衝液または
塩類溶液に入れるか、入れたあと温浴中などで所定の温
度になるまで加温して抽出する。
【0014】かくして、1〜8時間、好ましくは3〜5
時間抽出すれば粗出液が得られる。抽出液中に混在する
丹参の残渣は目の粗い濾布やヌッチェなどで濾去するこ
とができる。
【0015】残渣を除去した抽出液は水で平衡化した無
極性の多孔性ポリマー樹脂を充填材とするカラムクロマ
トグラフィーによりさらに精製する。このポリマー樹脂
としては、たとえばHP−20およびMCI−ゲル(三
菱化成社製)やアンバーライトXAO−2(オルガノ社
製)などが挙げられる。
【0016】丹参の活性成分についてMCI−ゲルの吸
着分画で、50%メタノール溶液で溶出される低分子物
質であるマグネシウムリトスペルミン酸Bが報告されて
おり、発明者らも、同様の分画に蛋白尿排泄を抑制する
活性のあることを確認した。しかし、非吸着部分を含め
溶出された全画分について、詳細に蛋白尿排泄を抑制す
る作用を試験した結果、当初の予想に反して、素通り画
分にも上記作用を示す成分のあることが判明し、本発明
の物質の発見の端緒となった。この時点で、この処理か
らの素通り画分は、極性が高いことが予想され、又、蛋
白質に固有の紫外部吸収スペクトルを示さないから蛋白
質以外の成分であろうと思われた。
【0017】素通り画分の一部を、次いで2枚の限外ろ
過膜(カットオフ,分子量300,000及び50,0
00の)システムに通し、濃縮且つ精製ステップの検討
を行った。実際には分子量300,000以上、50,
000〜300,000及び50,000以下の各物質
群に分け、各成分についてピューロマインシン惹起ラッ
トモデルを用いて、蛋白尿排泄を抑制する活性を試験し
た。その結果、強い活性が分子量50,000〜30
0,000に範囲にある分画に見られ、50,000以
下にも弱い活性が見られた。
【0018】そこで、先の素通り画分の濃縮に分子量3
000のカットオフ,限外ろ過膜を用いた。この工程で
の限外ろ過膜はカットオフのサイズが同じであれば何れ
の種類のものでも本発明の物質の濃縮に用いることが可
能である。
【0019】次に濃縮液中の活性成分をより狭い分子量
範囲に限定するために、ゲルろ過カラムクロマトグラフ
ィーによる精製を行った。一般に蛋白質などの場合に
は、ゲルろ過クロマトグラフィーの担体としては、セフ
ァデックス及びセファロース類(ファルマシア社製),
セルロファイン(生化学工業社製),バイオゲル(バイ
オラッド社製)などが使用されており、本発明の物質の
クロマトグラフィーにも上記のものが使用できるが、好
ましくは合成手段によって調製された材質によるクロマ
ト材、例えばバイオゲルが本発明の物質の精製に適して
いる。クロマト材には編目サイズ、即ち排除限界により
各種のものがあるが、分画範囲として10000〜30
0,000のものであればいずれでも構わない。発明者
らは、好んでバイオゲルP−30,−60,−100、
中でもバイオゲルP−60を使用した。そこで、濃縮液
を水で平衡化したバイオゲルP−60を充填したカラム
に通した。モニターは暫定的に280nmの吸収で行
い、吸収のある分画と吸収のない分画をカラム容量の2
倍量まで数分画に分け、次いでピューロマイシン惹起ラ
ットモデルでの蛋白尿排泄の抑制作用を試験したところ
高分子領域に活性を有する多糖類が溶出されていること
がわかった。
【0020】この多糖類は過ヨウ素酸酸化あるいは還元
処理すると活性を失う。また本物質は血小板凝集抑制作
用,赤血球膜保護作用を有することがin vitro
の実験結果より明らかになった。さらにピューロマイシ
ン惹起ネフローゼモデルラットまたは四塩化炭素誘発肝
障害モデルラットにおいてはラジカルが関与することが
知られているが、本物質には直接ラジカルを消去する作
用はないことがESRを用いた実験により示された。
【0021】試験例および実施例においては、丹参の抽
出液を無極性ポーラスポリマー樹脂及びゲルろ過クロマ
トグラフィーで精製(精製画分)した多糖類の特性を下
記のように試験した。
【0022】(1)全糖含量:フェノール硫酸法(Ho
dge,J.E.and Hofreiter,B.
T.(1962)Methods in Carboh
ydrate Chemistry(Academic
Press).Vol.1,p.338) 試験溶液0.5mlを試験管にとり5%(w/v)フェ
ノール液0.5mlを加え、濃硫酸2.5mlを速やか
に液面に直接に加えよくまぜ、室温に20分保った後、
480nmの吸光度を測定する。標準溶液にはグルコー
ス(10〜90μg/ml)水溶液を用いた。
【0023】(2)ウロン酸含量:メタヒドロキシジフ
ェニル法(Blumenkrantz,N.and A
sboe Hansen,G.(1973)Anal.
Biochem.54,484−489.) 試料溶液0.2mlに0.0125Mホウ酸ナトリウム
の濃硫酸溶液1.2mlを添加し、氷冷後攪はんする。
100℃で5分間処理した後氷冷し、0.15%メタヒ
ドロキシジフェニルの0.5%水酸化ナトリウム溶液2
0μlを加え、520nmの吸光度を測定する。標準溶
液にはガラクツロン酸溶液を用いた。
【0024】(3)中性糖含量(アルジトールアセテー
ト−GC−MS法)(Borchardt,L.G.a
nd Piper,C.V.(1970)Tappi.
53,257−260.)
【0025】丹参の精製画分50mgを72%(v/
v)硫酸3mlに溶かし、30℃,1時間処理したもの
に蒸留水84mlを加え、120℃で1時間オートクレ
ープする。内部標準としてイノシトール4mgを加え、
その30mlを水酸化バリウムを加えてpH5.5に調
整した後、遠心分離して上清を得る。その25mlに水
素化ホウ素ナトリウム80mgを添加し、室温で2時間
処理後、酢酸で反応をとめる。濃縮乾燥後、蒸留水に溶
かしDEAEセファデックスカラムにかけ素通り画分を
集める。濃縮乾燥後、無水酢酸とピリジンによりアセチ
ル化した後、ジクロルメタンと1N塩酸の混液で抽出す
る。有機層を蒸留水で洗った後、濃縮し、アセトンに溶
かしてガスクロマトグラフィーマススペクトロメトリー
(GC−MS)にて定量した(カラム:Supelco
糖分析用キャピラリーカラムを使用)。また標品は上記
の還元操作により処理して同様に分析した。
【0026】(4)分子量の測定 トーソーHPLCシステム(トーソー社製)にアサヒパ
ックGS−520(旭化成社製)カラム(7.6mmI
Dx500mm)を接続し、ミリQ水を用いて、本願物
質試料溶液10μlをカラムに付加して分子量を測定
(温度:室温、流速:0.5ml/分、検出:RID)
した。分子量マーカーにはアミロースキット(中埜酢店
社製):分子量10200,30100,75200,
111400,364200を用い、これらの溶出パタ
ーンから得た検量線より、本願物質の分子量を算出し
た。
【0027】(5)ピューロマイシン惹起ネフローゼ症
候群モデルラットによる評価 1)ネフローゼ症候群モデルラットの作製:ウィスター
系雌性ラット(約9週令、体重約150g)にピューロ
マイシンアミノヌクレオシド(:以下ピューロマイシ
ン、シグマ社製)60mg/kgを1回、頸静脈内投与
してネフローゼ症候群モデルラットを作製した(東條静
夫ら:ネフローゼ症候群 京極方久 編,ソフトサイエ
ンス社出版,479−488,1984)。
【0028】2)試料溶液の投与:ピューロマイシン投
与の開始の日から1日1回各試料溶液を胃カニューレを
通じて21日間経口或いは筋肉内投与した。陰性対照群
には注射用水を、陽性対照群にはジピリダモール溶液を
用いた。
【0029】3)尿蛋白質量の測定:尿蛋白質量は、ピ
ューロマイシン投与終了後5日目から、2〜3日おきに
24時間尿をラット代謝ケージを用いて採尿し、尿量を
計測した。次いで遠心分離(3000rpmx10分)
して得た上清1mlにスルホサリチル酸3mlを加え、
室温で10分間放置した後、波長660nmの吸収を測
定し、検量線より尿中のタンパク質濃度を求め、更に尿
容量を乗じて尿中への総蛋白質排泄量を算出した。検量
線作成に当たっては牛血清アルブミン(シグマ社製)を
標準タンパク質に用いた。
【0030】4)血清コレステロール,血清アルブミ
ン,血清中の総蛋白質量及び血清過酸化脂質の測定:ピ
ューロマイシン投与終了後7日目,14日目,21日目
に各群のラットをエーテル麻酔を施した後、静脈より採
血し、血清中のコレステロール1アルブミン,総蛋白質
量及び過酸化脂質量を測定した(いずれも和光純薬工業
社製)。
【0031】(6)四塩化炭素誘発肝障害モデルによる
評価 1)肝障害モデルの作成:Wistar系雌性ラット
(9−11週令、体重160g前後)に対し、オリーブ
油に等量の割合で混和した四塩化炭素(和光純薬製)溶
液1.5ml/kgを腹空内に1回投与することにより
作成した。(炎症学書:炎症炎症動物実験法、実験的肝
繊維症.医学書院出版,253−277)
【0032】2)試料溶液の投与:四塩化炭素投与3日
前から投与前日まで試料を1日1回筋肉内投与あるいは
7日前から投与前日まで経口投与を行った。陰性対照群
には注射用水を投与した。
【0033】3)血清生化学的検査:四塩化炭素投与2
4時間後にエーテル麻酔下で開胸、心臓より2mlの血
液を採血し、常温に1時間放置後、遠心分離して血清を
得た。血清トランスアミナーゼ(GOT:glutam
ic oxaloacetic transamina
se,GPT:glutamic pyruvictr
ansaminase)活性の測定は和光純薬製キット
を用いて行った。
【0034】7)統計解析:それぞれの測定データはす
べて平均±S.Eで示し、Student’sのt検定
により統計解析した。
【0035】下記の実施例に示されるように、本発明の
多糖類は動物実験でネフローゼ症候群の寛解や肝障害症
状の改善に有効であり、ネフローゼ症候群の寛解剤また
は肝障害症状改善剤として、通常成人1人当たり1日
量、経口的に約10〜100mg、筋肉内注射として約
0.5〜10mg投与することができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例および試験例を挙げて本発明を
さらに説明する。 実施例1 中国,四川地区産の丹参の根部の小片10kgに水80
Lを加え、投げ込みヒーターを投じ80℃にした後、3
時間攪はんしながら抽出した。抽出液中の根部残渣はヌ
ッチェでろ過して取り除き、回収した根部残渣に更に水
80Lを加えて1回目と同様に処理して再抽出液を得
た。1回目と2回目の抽出液(130L)を合わせ、減
圧下、40℃でエバポレーターを用いて濃縮し濃縮液
(10L)を得た。
【0037】次に、濃縮液をHP−20(4L,三菱化
成社製)を充填したカラム(11×45cm)に付加し
た。平衡化液及び展開液には水を用い、室温下でクロマ
トグラフィーを行い、素通り分画及び水洗浄分画(非吸
着)液を回収した。カラムは50%メタノール及びアセ
トニトリルで洗浄した後、最後に水に完全に置換して再
使用した。上記非吸着画分は繰り返し3回程同様に処理
して完全に非吸着分画の液(55L)を得た。この全非
吸着液は分子量カットオフ3000の限外ろ過膜を装備
した限外ろ過装置SEP−1013(旭化成)を用いて
限外ろ過濃縮し、通過液(分子量 約3000以下,S
EP−OUT)と非通過液(分子量 約3000以上,
SEP−IN)を得た。濃縮した非通過液(SEP−I
N)を水で平衡化したバイオゲルP−60を充填したカ
ラム(1.5×100cm)に付加し、水を展開液とし
て用いクロマトグラフィーを行った。モニターは暫定的
に波長280nmで吸収を測定し、横軸に分画番号を、
縦軸に各分画液の吸収を記載したグラフを作成し、吸収
を示さない分画を中心に全糖の測定を行い、その測定結
果を同じグラフに記載した(図1)。
【0038】目的の多糖類成分は分画番号11から22
の分画液(AF)に得られ、ついで凍結乾燥して粉末
(30g,ロットA)を得た。ここで得た精製多糖類の
特性を前述した試験法により試験した結果、以下の持性
を得た。
【0039】1)糖含量(フェノール硫酸法):79% (1)糖組成:ウロン酸含量(62%、メタヒドロキシ
ジフェニル法) 中性糖含量(17%、アルジトールアセテート−GC−
MS法) (2)中性糖組成(アルジトールアセテート−GC−M
S法) グルコース含量(5.5%) ガラクトース含量(39.7%) アラビノース含量(44.6%) マンノース含量(5.5%) ラムノース含量(4.7%) (3)その他の糖:アミノ糖、アルドヘキソース、2−
デオキシ糖は含まない。
【0040】2)分子量:259000(標準多糖:ア
ミラーゼキット、分子量100〜360K)
【0041】3)ネフローゼ症候群モデルラットによる
評価 精製試料10mg/kg,40mg/kgを経口投与、
0.5mg/kg,2.5mg/kgを筋肉内投与した
ところ、図2,図3に示したようにいずれの場合も尿蛋
白排泄が有意に抑制された。また、表1,表2に示した
ように血清コレステロール(Cholesterol)
値,血清アルブミン(Albumin)値及びA/G
比,血清過酸化脂質(MDA)値においても有意な改善
効果が認められた。
【0042】
【表1】 (表中、PAはピューロマイシンアミノヌクレオシド、
AFは本発明の多糖類を表す。以下の表においてもおな
じ)
【0043】
【表2】
【0044】4)四塩化炭素誘発肝障害モデルによる評
価 精製試料(AF)7mg/kg,35mg/kgを経口
投与、0.3mg/kg,1.5mg/kgを筋肉内投
与したところ、表4に示したようにいずれの場合もAF
前投与群では血清GOT,GPT値の上昇が用量依存的
に抑制された。
【0045】実施例2 実施例1に記載の方法によりロットの異なる丹参原料よ
り各々精製を行い、1に記載した以外に計3ロット(ロ
ットB,C,D)の精製品を取得し、同様の特性評価を
行った。
【0046】1)糖含量(フェノール硫酸):ロットB
(65%),ロットC(80%),ロットD(93%) (1)糖組成
【0047】
【表4】
【0048】(2)中性糖組成(アルジトールアセテー
ト−GC−MS法)
【0049】
【表5】
【0050】(3)その他の糖:ロットB,C,Dのい
ずれもアミノ糖、アルドヘキソース、2−デオキシ糖は
含まない。
【0051】2)分子量:(標準多糖:アミロースキャ
ット、分子量100〜360K) ロットB(150,000),ロットC(280,00
0),ロットD(250,000)
【0052】3)ネフローゼ症候群モデルラットによる
評価 薬効評価についてはいずれの精製品も実施例1で得られ
たものとほぼ同等の効果が得られた。
【0053】実施例3 活性の本体が糖であること及びウロン酸の薬効に対する
関与について調べる目的で本精製品を以下の操作によっ
て酸化及び還元し、それらの効果について調べた。投与
量はネフローゼ症候群ラットにはそれぞれ40mg/k
gを経口投与し、肝障害ラットにはそれぞれ1.5mg
/kgを筋肉内投与した。
【0054】(1)酸化(Noble,D.W.and
Sturgeon,R.J.(1970)Carbo
hyd,Res.12,448による)精製試料600
mgを蒸留水150mlに溶かし、0.2M過ヨウ素酸
ナトリウム溶液150mlを加えて37℃で240時間
反応させる。エチレングリコール150mlを加えて反
応を止めた後、水素化ホウ素ナトリウム500mgを加
えて室温24時間処理する。酢酸で反応を止め、水に透
析した後、凍結乾燥する。
【0055】(2)還元(Taylor,R.L.an
d Conrad,H.E.(1972)Bioche
mistry.11,1383−1388による)精製
試料50mgを蒸留水に溶かし、EDC(1−ethy
l−3−(dimethyl−aminopropy
l)−carbodiimide)249mgを加えた
後、0.1N塩酸でpH4.75に保ちながら19時間
反応させる。その後、2M水素化ホウ素ナトリウム溶液
10mlを1時間かけて滴下し、その間pH7に保つ。
さらに1時間攪はんした後、水に透析し凍結乾燥する。
【0056】結果を図4ならびに表3、表4および表5
に示したが、酸化及び還元した試料については全く効果
が認められなかった。このことは精製試料中の活性物質
は確かに多糖類であり、中でも特にウロン酸が薬効に大
きく寄与していることが示された。また還元前後の中性
糖含量の比較から本試料に含まれるウロン酸のほとんど
はガラクツロン酸であることがわかった。
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、丹参から抽出される新
規な多糖類が提供され、それはネフローゼ症候群の寛解
や肝障害症状の改善に用いることができる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
図1は実施例1におけるゲルろ過クロマトグラフィーに
より展開された分画の波長280nm(A280 )および
480nm(A480 )の吸光度、図2および図3は実施
例1においてネフローゼ症候群モデルラットに本発明の
多糖類(AF)を種々の投与量で経口投与した場合の尿
蛋白排泄量、図4はAFを酸化または還元して同様に投
与した場合の尿蛋白排泄量、をそれぞれ示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 和夫 兵庫県神戸市垂水区桃山台六丁目10−3 (72)発明者 阿部 博子 大阪府堺市向陵西町四丁目10−8 サンラ イズガーデン三国ケ丘406号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丹参から水または水性溶媒で抽出されう
    る下記の特性を有する多糖類 A.糖含量:60〜100% (1)糖組成:ウロン酸 40〜80% 中性糖 10〜30% (2)中性糖組成:ラムノース 0〜15% グルコース 0〜15% ガラクトース 25〜55% アラビノース 30〜60% マンノース 0〜15% B.分子量 150,000〜300,000
  2. 【請求項2】 丹参を水または水性溶媒で抽出し、抽出
    液から残渣を除去した液を無極性多孔性ポリマー樹脂を
    通過させ、限外濾過で濃縮し、ついで限外濾過クロマト
    グラフィーに付することを特徴とする請求項1記載の多
    糖類の製造法。
  3. 【請求項3】 丹参の抽出をpH約4〜約8で行う請求
    項2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 水性溶媒が緩衝液または塩類水溶液であ
    る請求項2記載の製造法。
  5. 【請求項5】 丹参の抽出を約40〜約100℃で行う
    請求項2または3記載の製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の多糖類よりなるネフロー
    ゼ症候群の寛解剤。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の多糖類よりなる肝障害症
    状の改善剤。
  8. 【請求項8】 筋肉内投与または経口投与される請求項
    5記載の寛解剤。
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