JPS6042324A - 胆石溶解剤 - Google Patents

胆石溶解剤

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JPS6042324A
JPS6042324A JP15141883A JP15141883A JPS6042324A JP S6042324 A JPS6042324 A JP S6042324A JP 15141883 A JP15141883 A JP 15141883A JP 15141883 A JP15141883 A JP 15141883A JP S6042324 A JPS6042324 A JP S6042324A
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fatty acid
acid monoglyceride
monoglyceride
polyoxyethylene
monoterpene
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JP15141883A
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Kenji Hara
健次 原
Shigenobu Okada
岡田 穣伸
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Kao Corp
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Kao Corp
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不発明は胆石溶解剤、更に詳細には炭素数6〜12の脂
肪酸モノグリセライド及びモノテルペンを有効成分とす
る胆石溶解剤に関する。
胆石にはコレステロール系胆石、ビリルビン系胆石およ
び希石などが知られている。最近の食生活の変化により
わが国でもコレステロール系胆石が増加し、胆石症全体
の約85%を占めるに至っている。
胆石症の治療方法としては、大別して手術による外科的
治療と薬物による内科的治療があるが、患者の苦痛を考
えると内科的に可能なかぎり積極的に胆石溶解を試みる
ことが重要である。
コレステロール系胆石の内科的治療法としては、現在決
定的なものはなく、胆汁酸の一つであるケノデオキシコ
ール酸あるいはワルツデオキシコール酸が用いられてい
るが、これらは長期間にわたって服用しなければならず
、また有効率もかなり低いという欠点を有する。
術後のコレステロール系遣残結石に対しては、直接溶解
剤としてコール酸ナトリヮム、ヘパリン、d−リモネン
を用いる試みがなされてきたが、いずれも満足なもので
はなかった。すなわちコール阪ナトリヮム、ヘパリンは
可溶化力は非常に小さく、またその速度もきわめて遅く
、実用化は困難であった。d−リモネンは可溶化力、可
溶化速度も前者よりかなり速いが、使用期間甲の臨床経
過を詳細に検討すると、胆管内で完全に溶解したことが
確認された例は少ない。また刺激性を有し、d−リモネ
ンに溶解されないカテーテルヲ必要とするなどの欠点を
有している。
ソコで本発明者らは、モノテルペンの上記欠点を改善し
、更に可溶化力、可溶化速度を上昇させ、内視鏡的に使
用できる胆石直接溶解剤を提供すべく、種々の化合物に
ついて長年にわたってその作用を探索した結果、驚くべ
きことに、炭素数6〜12の脂肪酸モノグリセライドと
モノテルペンを併用すると憂れた胆石直接溶解剤が得ら
れることを見い出し、本発明を完成した。
従って、本発明の目的は、新規な擾れた胆石溶解剤を提
供することにある。
本発明で用いる炭素数6〜12の脂肪酸モノグリセライ
ドとしては、具体的には、ヘキ゛ サンi!!!(カプ
ロン@)モノグリセライド、ヘプタン酸(エナント酸)
モノグリセライド、オクタン酸(カプリル酸)モノグリ
セライド、ノナン酸(ペラルゴン酸)モノグリセライド
、デカン酸(カプリン酸)モノグリセライド、ワンデカ
ン酸(ワンデカン酸)モノグリセライド、ドデカン酸(
ラウリン酸〕などが挙げられるが、就中特にオクタン酸
モノグリセライド、デカン酸モノグリセライドが好まし
い。
また、不発明で用いるモノテルペンとしては、ミルセン
、オシメン、リモネン、ピネン、リナロール、ケラニオ
ール、ネロール、シトロネロール、シトラール、シトロ
ネラール、ジペンテン、テルピネオール、フエランドレ
ン、テルピネン、シルベストレン、テルビノレン、ベリ
ルアルデヒド、カルボン、メントン、ピペリテノン、シ
ネオールなどが挙げられるが、就中特にリモネン、メン
トンが好ましい。
而して、不発明の有効成分である脂肪酸モノグリセライ
ドは食品の乳化剤として使用されている毒性の低いもの
でるり、またモノテルペンも例えばd−リモネンのLD
6゜は4.5f/ Kyであり、従って本発明の胆石溶
解剤の毒性(LDio)は、例えばd−リモネン−オク
タン酸モノグリセライド(60:40)が25f/ K
y、d、リモネン−オクタン酸モノグリセライド(40
:60)が3397KPと極めて低いものである。
不発明の胆石溶解剤は、炭素数6〜12の脂肪酸モノグ
リセ2イドが20〜70容量チ(以下単に−と表示する
)、モノテルペンが80〜30%になるように配合する
のが好ましい。更に両有効成分のほかに非イオン界面活
性剤を併用すると更に浸れた効果が得られる。非イオン
界面活性剤としては、例えばソルビタンモノラウレート
、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタント
リステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタ
ンセスキオレエート、ソルビタントリオレエートのごと
きソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレー
トのごときポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ヤシ油脂肪酸エステル、グリセリンモノステアレー
ト、グリセリンモノオレエートのごときグリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルのご
ときポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油誘導体、ショ糖脂肪酸エステル、
ポリエチレングリコールステアレートノごときポリエチ
レングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンシ
ョ糖脂肪酸エステルなどが挙げられ、その効果上、こと
に、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル(エチレンオキサイドの平均付
加モル数20)およびポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
誘導体(エチレンオキサイドの平均付加モル数60)が
好ましい。
これらの非イオン界面活性剤は全組成中0.5%以上、
好ましくは1.0〜3.0%程度配合するととにより優
れた効果が得られる。
本発明の胆石溶解剤の作用メカニズムは必ずしも明らか
ではないが、炭素数6福12の脂肪酸モノグリセライド
とモノテルペンとを共存させることにより、コレステロ
ール系胆石の溶解度および溶解速度が著しく上昇するた
めと考えられる。
不発明の胆石溶解剤は、術後遣残結石に対して、内視鏡
的乳頭切開後、経鼻胆管ドレーンを留置し、ドレーンよ
り注入することにより結石を溶解させる方法、あるいは
経鼻胆管ドレーンより不剤を注入して直接胆石を溶解さ
せる非観的療法に使用できる。
不発明の胆石溶解剤の投与量は、年令、症状等によって
も異なるが、ドレーンよりの注入速度3〜10祷/時、
注入時間2〜10時間/日で1日50〜100ゴ投与す
るのが好ましく、投与期間は3〜14日、通常4〜10
日が好ましい。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例1゜ オクタン酸モノグリセツィドとd−リモネン全種々の割
合で混合した溶液に対する無水コレステロールの溶解度
t−37℃にて測定した。結果は第1図に示すとおりで
あり、オクタン酸モノグリセライドとd−リモネンの2
成分系において、オクタン酸モノグリセライドの割合が
20〜70%の系において、それぞれ単独に用いた場合
よりもかなり高い溶解度が得られた。なおコレステロー
ルの測定は、K11ianiの反応を用いた塩化第2鉄
−硫酸発色法で行なった。
実施例2゜ 実施例1.において、オクタン酸モノグリセライドの代
わりにデカン酸モノグリセライドを用い、d+ +)モ
ネンとの種々の割合で混合した溶液に対する無水コレス
テロールの溶解度を37℃にて測定した。結果を第2図
に示す。
実施例3゜ ソルビタンモノオレー) 1.5’rニd −IJモネ
ン60Inlk加え、50℃温浴甲で完全に混和したの
ち、更にオクタン酸モノグリセライドを加えて全量を1
001rLlとする。上記溶液を5℃で1日静置後、濾
過したものは、5℃で長期間安定でめった。
ソルビタンモノオレートの代りにゾルビタンモノラワレ
ート、グリセリルモノステアレート、ソルビタンモノパ
ルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレー
)、;tlJオキシエチレントリステアレートなどの非
イオン界゛面活性7flを用いた場合、オクタン酸モノ
グリセライドの代9にデカン酸モノグリセライドを用い
た場合も同様の効果を得た。
実施例4゜ IF(7)人工コレスチロール結石(フレンチプレスを
用い50 Kg / tm”にて打錠1直径l Q m
m、高さ12mm、円筒形)を肌S、P。
溶出試験器を用い37℃・ 25 r、p−叱で回転バ
スケット法にて、50m13の溶媒を用いた場合の溶解
速度をめた。結果は第1表に示す通りで゛ある。
第1界 し11・Σこ1」 笑施鍔5゜ 体重約2502の8D系雄ラツトの腹腔内に下記各混合
割合のd−リモネン−オクタン酸モノグリセライド溶液
を2.0 mj投与した。
投与30分後顆椎脱臼により屠殺、開腹して腹腔内特に
小腸の状態観察した。評価は充血の状態、浮腫の状態を
4段階評価で行なったG結果は第2宍に示す通りである
第2表 以下余白 評価基準 一二全く認められない 士:はとんど認められない +:やや認められる 一H−:かなり認められる 第2衣かられかるように、d−リモネン単独では小腸内
部に充血や浮腫を生じて刺激性が強いが、d−リモネン
−オクタン酸モノグリセジイド混合系では、充血や浮腫
がほとんど生じず、刺激性が非常に少ないことがわかる
【図面の簡単な説明】
第1図はオクタン酸モノグリセライドーd−リモネン2
X分系のコレステロール溶解度曲想、第2図はデカン酸
モノグリセライドーd−リモネン2成分系のコレステロ
ール溶解度曲線でるる。 以上 出願人 花王石鹸株式会社 141 第 1 図 d−リモネイ%)100 80 60 40 20 0
第2図 モノグリセライド 0 20 40 60 80 10
0(%)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素数6〜12の脂肪酸モノグリセライド及びモノ
    テルペンを含有することを特徴とする胆石溶解剤。 2、脂肪酸モノグリセライドがオクタン酸モノグリセラ
    イド又はデカン酸モノグリセライドである特許請求の範
    囲第1項記載の胆石溶解剤。 3、 モノテルペンがリモネンである特許請求の範囲4
    、 炭素数6〜l2の脂肪酸モノグリセライド、モノテ
    ルペン及び非イオン界面活性剤を含有することを特徴と
    する胆石溶jIiIf剤。 5、 非イオン界面活性剤が、ソルビタン脂肪酸エステ
    ル、ポリオキシエチレンンルビタン脂肪酸エステル、グ
    リセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
    エーテル,ポリオキシエチレン婢化ヒマシ油誘導体、シ
    ヨ糖脂肪酸エスナル、ポリオキシエチレングリコール脂
    肪酸エステル及びポリオキシエチレンショ糖脂肪酸エス
    テルから成る群から選ばれるものである特許部ぶの範囲
    第4項記載の胆石溶解剤。
JP15141883A 1983-08-19 1983-08-19 胆石溶解剤 Expired - Lifetime JPH0623097B2 (ja)

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JP15141883A JPH0623097B2 (ja) 1983-08-19 1983-08-19 胆石溶解剤
DE19843430366 DE3430366A1 (de) 1983-08-19 1984-08-17 Mittel zur aufloesung von gallensteinen
US06/896,319 US4767783A (en) 1983-08-19 1986-08-13 Gallstone dissolver

Applications Claiming Priority (1)

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