JPS6042193B2 - 粒状酸性鉱さい質肥料とその製造法 - Google Patents

粒状酸性鉱さい質肥料とその製造法

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JPS6042193B2
JPS6042193B2 JP57234765A JP23476582A JPS6042193B2 JP S6042193 B2 JPS6042193 B2 JP S6042193B2 JP 57234765 A JP57234765 A JP 57234765A JP 23476582 A JP23476582 A JP 23476582A JP S6042193 B2 JPS6042193 B2 JP S6042193B2
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waste liquid
acidic
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mineral
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斐太 犬塚
俊道 上谷
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TOGO YUKINORI
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TOGO YUKINORI
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、有機質成分を含有し酸性に調整がなされた
粒状酸性鉱さい質肥料とその製造法に関するものである
〔背景技術〕
酸性土壌の多い我が国では土壌改良材としてはもつぱ
ら塩基性のものが使用されており、従つて従来より提供
されている土壌改良材はほとんどが塩基性のものである
しカルながら土壌改良材はその施用量が多いことと相ま
つて、長年土壌改良 材の使用によつて土壌の塩基性化
が漸次進行し、作物に最適とされる土壌のPHへの改善
が懸念されており、このことは現在切実な現実問題とし
て提唱されているものであつて、土壌改良資材において
も酸性のものが望まれるところである。また近年の農業
構造の急激な変化の弊害とも言われる±壌中の有機質成
分の欠如に起因する地力の減退についても現在問題とな
つており、土壌改良資材においても有機質成分を含有す
るものが望まれるところである。 一方、製鉄所から大
量に排出される鉱さいは近年有効に利用されているが、
戦後3咋余り主に道路用鉱さいバラスとして多量に使用
されてきたが昨今公共投資の抑制及び道路舗装率の向上
等によりその利用数量が激減し、有効利用の観点から新
しい利用方法が期待されているところである。
しかして現在鉱さいはその中に含有される苦士や石灰、
けい酸を利用して一部が鉱さいけい酸質肥料に使用され
ていると共に土壌改良材としても利用ヨされている。そ
してこの鉱さい質土壌改良材を改良する試みも特公昭5
0−26454号公報に開示される方法などで行なわれ
ている。しかしながら鉱さいは含有する塩基性物質によ
つて塩基性を示すものであつて、鉱さいを原料とする土
壌改良材はすべてが塩基性土壌改良材として提供されて
いるものしか存在しないものであつた。〔発明の目的〕 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつて、鉱さ
いを主原料とし有機成分を含有すると共に酸性に調整さ
れた粒状酸性鉱さい質肥料とその製造法を提供すること
を主たる目的とし、加えて造粒化が容易に行なえると共
に乾燥工程を不要化することも可能な粒状酸性鉱さい質
肥料とその製造法を提供することを目的とするものであ
る。
〔発明の開示〕しかして本発明に係る粒状酸性鉱さい質
肥料は、鉱さいの粉砕物と、アルコール醗酵廃液、水産
加工廃液濃縮物、ゼラチン精製廃液、バルブ廃液等の一
種又は二種以上の有機物含有酸性廃液と、鉱酸との配合
物であつて、それが酸性であることを特徴とし、また本
発明に係る粒状酸性鉱さい質肥料の製造法は、鉱さいの
粉砕物に、アルコール醗酵廃液、水産加工廃液濃縮物、
ゼラチン精製廃液、バルブ廃液等の一種又は二種以上の
有機物含有酸性廃液と、鉱酸とを混合し、酸性に調整す
ることを特徴とするものであり、以下本発明の詳細な説
明する。
鉱さいとしては高炉スラグ、転炉スラグなど種々のもの
を用いることができ、この鉱さいは粉砕して粉粒状て用
いる。
この鉱さい粉砕物の粒径は、9メッシュ(2000μ)
全通てかつ平均粒径が70メッシュ(約190μ)〜2
60メッシュ(約60μ)程度の粉粒体であることが望
ましい。鉱さいは近時の鉄鋼減産とはいえ多量に産出さ
れ安定して安.価に入手することができるものである。
そしてこの鉱さい粉砕物に有機物含有酸性廃液と鉱酸と
を混合して反応させる。有機物含有酸性廃液としては、
アルコール醗酵廃液、水産加工廃液としては、アルコー
ル酪酵廃!液、水産加工廃液濃縮物、ゼラチン精製廃液
、バルブ廃液などを使用し、これらのうち1種を単独も
しくは2種以上を混合した状態で用いることがてきる。
そしてこの有機物含有酸性廃液の一つであるアルコール
醸酵廃液はアルコール酪酵工業でダ年間約70000ト
ン排出されているうち、毎年18000トン程度が海上
投棄の対象になつており、このアルコール醗酵廃液も安
定して安価に入手することができ、またその他バルブ廃
液等についても同様に安価に入手することができる。ま
た鉱酸としては硫酸や燐酸、硝酸、塩酸を用いることが
できるが、濃硝酸は反応の際にガスを発生するなどして
酸が散逸される傾向があるため好ましくない楊合もある
。しかして、鉱さい粉砕物に有機物含有酸性廃液と鉱酸
とを加えると、鉱さい粉粒体に含有する水溶性アルカリ
分は有機酸及び鉱酸と反応して一部は有機酸マグネシウ
ム塩等となり、鉱酸が例えばフ硫酸である場合には鉱さ
い中の成分組成を部分的に硫酸カルシウムや硫酸マグネ
シウムに変化し可吸態化させたものである。
ここで、アルコール醸酵廃液は通常PHが4.7〜5.
3で、水産加工廃液濃縮物はPHが約4.5、ゼラチン
精製廃液はPHが4〜門4.5.バルブ廃液はPHが4
〜4.5であるが、有機物含有酸性廃液のみでは鉱さい
から溶出するアルカリ分を中和することが限度であり、
鉱さい粉粒の内部に含有するアルカリに対しては鉱酸の
作用により酸性に調整を行うものである。また鉱さい粉
・砕物とアルコール醗酵廃液等の有機物含有酸性廃液と
の混合物は有機物含有酸性廃液を多く用いるため泥状を
呈して造粒化することがきわめて困難になるが、さらに
鉱酸の添加によつて造粒効果を一層促進し造粒化を容易
にするものである。すなわち、鉱酸として例えば硫酸を
用いた場合、硫酸カルシウムや硫酸マグネシウムなどが
生成されるが、これらはそれ自体が凝集する作用を有す
ると共に水分が結晶水として取り込まれ、また鉱酸によ
る中和反応の発熱で水分が蒸散され、混合物を乾燥固型
化して造粒が容易になされるものである。従つて乾燥の
工程も鉱酸の使用量によつては特に必要ではなくなり、
乾燥を行なうにしても少しのエネルギーで済むことにな
る。なお、鉱酸の有機物含有酸性廃液との配合は、有機
物の等電点作用もあつて更に造粒促進を補助する。この
ようにしてPHが4.5以上でかつ微酸性に調整され粒
状化された有機酸含有酸性鉱さい質肥料を得るものであ
る。また、鉱さい粉砕物に対する有機物含有酸性廃液の
配合量は、鉱さい質肥料の施用目的によつて増減される
が、鉱さい粉砕物に混合した際の凝集性や肥効成分の溶
出調整などの観点からして、鉱さい粉砕物10鍾量部に
対して乾固形分換算で10〜2鍾量部程度が望ましい。
もちろんこれに限定されるものではない。また鉱さい粉
砕物に対する鉱酸の配合量は、所望するPH調整、鉱さ
い粉砕物の表面積、有機物含有酸性廃液の添加量、鉱酸
の種類等によつて決定されるが、通常使用する鉱酸が例
えば硫酸(97%)である場合には鉱さい粉砕物100
重量部に対して2.5〜20重量部が適当である。そし
て本発明にあつては、鉱さい粉砕物に有機物含有酸性廃
液と鉱酸とを混合するにあたつて、鉱さい粉砕物に有機
物含有酸性廃液を加え、混合したのちに鉱酸を添加しつ
つ造粒するか、または鉱酸を有機物含有酸性廃液と混合
しながら鉱−さい粉砕物に徐々に加え造粒する。また、
本発明に係る肥料の粒度は平均粒径を0.5TfUrL
〜2WrIfLにするのが好ましいが、もちろんこれに
限定されるものではない。
実施例1 第1表に示す組成を有する高炉水砕スラグ500k9〔
9メッシュ(2000μ)全通でかつ平均粒径が70メ
ッシュ(210μ)〕に、第2表に示す組成の廃糖密(
アルコール醗酵廃液)75kgと硫酸(97%)12.
5k9の混合液を添加し、リボン混合機によつて混合し
たのち乾燥することにより、約580k9の顆粒状製品
を得た。
この肥料のPHは5g/200m11(20において6
.5であり、形状は9メッシュ(200μ)全通て平均
粒径は20メッシュ(840μ)てあつた。この有機物
を含有する粒状酸性鉱さい質肥料の分析結果を第1表に
示す。実施例2 第1表に示す組成を有する高炉水砕スラグをフレツドミ
ルで粉砕処理し、32メッシュ(500μ)の篩分機で
篩別して篩通過品500k9を得た。
これに第2表に示す組成を有する廃糖密100kgを加
えて混合したのちこれを皿型造粒器に移し、転動しなが
ら燐酸(85%)50k9を加圧噴霧添加して造粒した
のち若干の乾燥をすることにより、約580k9の粒状
製品を得た。この肥料のPHは5y/200mLH20
において5.5であり、形状は5メッシュ(4000μ
)全通で、16メッシュ(1000μ)を未通過の平均
粒径が9メッシュ(2000μ)のものであつた。この
有機物を含有する粒状酸性鉱さい質肥料の分析結果を第
1表に示す。実施例3 第1表に示す組成を有する転炉スラグをフレツトミルで
粉砕し、32メッシュ(500μ)の篩分機で篩別して
篩通過品500k9〔平均粒径48メッシュ(297μ
)〕を得た。
これに第2表に示す成分を有するゼラチン精製廃液12
5k9を加えてリボン型混合機において混合しながら硫
酸(97%)75kgを加圧噴霧して添加したのち乾燥
することにより、約600k9の粒状製品を得た。この
肥料のPHは5y/200mLI(20において6.0
であり、形状は5メッシュ(4000μ)全通し平均粒
径は10メッシュ(1680μ)てあつた。この有機物
を含有する粒状酸性鉱さい質肥料の分析結果を第1表に
示す。上記第1表の結果より、実施例1、2、3のもの
ては有機物を含有し、窒素、燐酸、または加里を含有す
る酸性鉱さい質肥料が得られることが確認される。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように、鉱さい粉砕物に有機物含有酸性
廃液と鉱酸とを混合して、PHを酸性に調整するように
したので、塩基性に片寄りすぎた土壌を施用によつて適
正なPHに改良することがてきる有機物含有粒状酸性鉱
さい質肥料を得ることができるものであり、土壌中に欠
乏している有機物を補充して土壌中の微生物の増殖及び
作土の団粒化を促進する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉱さいの粉砕物と、アルコール醗酵廃液、水産加工
    廃液濃縮物、ゼラチン精製廃液、パルプ廃液等の一種又
    は二種以上の有機物含有酸性廃液と、鉱酸との配合物で
    あつて、酸性である粒状酸性鉱さい質肥料。 2 pHが微酸性でかつ4.5以上である特許請求の範
    囲第1項記載の粒状酸性鉱さい質肥料。 3 鉱さいの粉砕物に、アルコール醗酵廃液水産加工廃
    液濃縮物、ゼラチン精製廃液、パルプ廃液等の一種又は
    二種以上の有機物含有酸性廃液と、鉱酸とを混合し、酸
    性に調整することを特徴とする粒状酸性鉱さい質肥料の
    製造法。
JP57234765A 1982-12-29 1982-12-29 粒状酸性鉱さい質肥料とその製造法 Expired JPS6042193B2 (ja)

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JP7079100B2 (ja) * 2018-01-15 2022-06-01 太平洋セメント株式会社 けい酸質肥料およびその製造方法

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