JPS6042180Y2 - エンジンのタイミングベルト室とディストリビュ−タの換気装置 - Google Patents
エンジンのタイミングベルト室とディストリビュ−タの換気装置Info
- Publication number
- JPS6042180Y2 JPS6042180Y2 JP5663680U JP5663680U JPS6042180Y2 JP S6042180 Y2 JPS6042180 Y2 JP S6042180Y2 JP 5663680 U JP5663680 U JP 5663680U JP 5663680 U JP5663680 U JP 5663680U JP S6042180 Y2 JPS6042180 Y2 JP S6042180Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing belt
- distributor
- belt chamber
- hole
- ventilation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はタイミングベルト室とディストリビュータとを
通気可能な状態で連通せしめることにより、タイミング
ベルト室を換気、冷却しかつディストリビュータを温風
乾燥かつ換気しうるエンジンのタイミングベルト室とデ
ィストリビュータの換気装置に関する。
通気可能な状態で連通せしめることにより、タイミング
ベルト室を換気、冷却しかつディストリビュータを温風
乾燥かつ換気しうるエンジンのタイミングベルト室とデ
ィストリビュータの換気装置に関する。
エンジンにおいて、クランク軸とカム軸とを連繋するタ
イミングベルトは、エンジン本体に付設されるベルトカ
バーにより形成されるタイミングベルト室に収容され、
防塵、防水又は異物の噛込み等が防止されるが、かかる
タイミングベルト室は、エンジンからの熱伝達、更に自
動車用エンジンであるときにはタイミングベルト室に伝
達される排気浄化用の再燃焼装置、触媒装置等の各種の
エンジン補機からの熱によって高温となり易く、従って
ベルトカバーで覆われたタイミングベルトの高温劣化を
防止するためにはその内部を換気冷却することが必要と
なる。
イミングベルトは、エンジン本体に付設されるベルトカ
バーにより形成されるタイミングベルト室に収容され、
防塵、防水又は異物の噛込み等が防止されるが、かかる
タイミングベルト室は、エンジンからの熱伝達、更に自
動車用エンジンであるときにはタイミングベルト室に伝
達される排気浄化用の再燃焼装置、触媒装置等の各種の
エンジン補機からの熱によって高温となり易く、従って
ベルトカバーで覆われたタイミングベルトの高温劣化を
防止するためにはその内部を換気冷却することが必要と
なる。
他方、ディストリビュータはポイントの開閉に伴ない発
生するオゾンを排出し接点等内部機構の腐蝕を防止する
とともに、外部湿気、水分の浸入又は温度昇降による内
部結露を防止し電流リークに基づく着火ミスを防ぐため
、その内部を換気しかつ乾燥せしめておくことが要請さ
れる。
生するオゾンを排出し接点等内部機構の腐蝕を防止する
とともに、外部湿気、水分の浸入又は温度昇降による内
部結露を防止し電流リークに基づく着火ミスを防ぐため
、その内部を換気しかつ乾燥せしめておくことが要請さ
れる。
本考案は、上述のようなタイミングベルト室とディスト
リビュータとの各々の要請される事項に着眼し、両者の
特質を有機的に関連づけることによって、両者に生じる
問題を一挙に解決することを目的とし、以下図示の実施
例にしたがって本考案を詳細に説明する。
リビュータとの各々の要請される事項に着眼し、両者の
特質を有機的に関連づけることによって、両者に生じる
問題を一挙に解決することを目的とし、以下図示の実施
例にしたがって本考案を詳細に説明する。
図示の実施例は自動車用エンジンの場合であって、第１
〜２図において本考案の装置１は、タイミングベルト室
２を形成するベルトカバー３と、ディストリビュータ４
と、通気手段である例えばオルタネータ５の冷却ファン
６とを有し、ベルトカバー３はエンジン本体７の前壁８
でその周囲が固着され、該前壁８と強雨して前記タイミ
ングベルト室２を形成する。
〜２図において本考案の装置１は、タイミングベルト室
２を形成するベルトカバー３と、ディストリビュータ４
と、通気手段である例えばオルタネータ５の冷却ファン
６とを有し、ベルトカバー３はエンジン本体７の前壁８
でその周囲が固着され、該前壁８と強雨して前記タイミ
ングベルト室２を形成する。
該タイミングベルト室２には、前壁８の上、下に突出す
るカム軸９とクランク軸１０とに夫々固定されたベルト
車１１．１２と、該ベルト車１１．１２に巻掛されかつ
テンションベルト車１３により緊張させられているタイ
ミングベルト１４とを収容し、又ベルトカバー３はその
上端の小管からなる熱気排出孔１５と、下方に穿設され
る遊挿孔１６とを除いてタイミングベルト室２を密に遮
蔽する。
るカム軸９とクランク軸１０とに夫々固定されたベルト
車１１．１２と、該ベルト車１１．１２に巻掛されかつ
テンションベルト車１３により緊張させられているタイ
ミングベルト１４とを収容し、又ベルトカバー３はその
上端の小管からなる熱気排出孔１５と、下方に穿設され
る遊挿孔１６とを除いてタイミングベルト室２を密に遮
蔽する。
前記遊挿孔１６にはクランク軸１０が挿通され、遊挿孔
１６とクランク軸１０との間の周隙Ｃで冷気吸入孔１７
を構成する。
１６とクランク軸１０との間の周隙Ｃで冷気吸入孔１７
を構成する。
なおりランク軸１０のベルトカバー３外方への突出端で
固定するプーリ１８に巻装されるベルト１９によって、
オルタネータ５のプーリ２０とウォータポンプ駆動用の
プーリ２１とを回転させる。
固定するプーリ１８に巻装されるベルト１９によって、
オルタネータ５のプーリ２０とウォータポンプ駆動用の
プーリ２１とを回転させる。
他方、エンジン本体７後部に取着されるディストリビュ
ータ４は、そのキャップ２２上面に夫々内部に通じる吸
気孔２３と排気孔２４とを有し、かつ吸気孔２３を接続
ホース２５を介しタイミングベルト室２の熱気排出孔１
５に導通させである。
ータ４は、そのキャップ２２上面に夫々内部に通じる吸
気孔２３と排気孔２４とを有し、かつ吸気孔２３を接続
ホース２５を介しタイミングベルト室２の熱気排出孔１
５に導通させである。
又オルタネータ５の冷却ファン６は前記プーリ２０と一
体に連設され、かつオルタネータ本体の上端に固着され
る取付金具２６によって、はぼ１字形の端管２７の先端
部を挟持し、該先端部を冷却ファン６の回転接線方向に
向って開口せしめる。
体に連設され、かつオルタネータ本体の上端に固着され
る取付金具２６によって、はぼ１字形の端管２７の先端
部を挟持し、該先端部を冷却ファン６の回転接線方向に
向って開口せしめる。
端管２７とディストリビュータ４の排気孔２４とは連通
ホース３０を介し導通させである。
ホース３０を介し導通させである。
然して本考案の装置１は、エンジンの駆動とともに回転
するオルタネータ５の冷却ファン６により生じる負圧に
よって端管２７の先端部から吸気される結果、タイミン
グベルト室２の冷気吸入孔１７から外気を吸引し、該外
気によりタイミングベルト室２を換気、冷却しつつ熱気
排出孔１５から接続ホース２５、吸入孔２３を介し温風
がディストリビュータ４内部に導入されることにより、
該ディストリビュータ４を温風乾燥すると同時に換気し
、しかる後端管２７から排出される。
するオルタネータ５の冷却ファン６により生じる負圧に
よって端管２７の先端部から吸気される結果、タイミン
グベルト室２の冷気吸入孔１７から外気を吸引し、該外
気によりタイミングベルト室２を換気、冷却しつつ熱気
排出孔１５から接続ホース２５、吸入孔２３を介し温風
がディストリビュータ４内部に導入されることにより、
該ディストリビュータ４を温風乾燥すると同時に換気し
、しかる後端管２７から排出される。
叙上のごとく本考案の装置はエンジン本体からの伝熱又
排ガス浄化用のエンジン神器により加熱されるタイミン
グベルト室を換気でさ、タイミングベルトを冷却しその
劣化を防止すると同時に、該タイミングベルト室の熱気
、温風によりディストリビュータを換気、乾燥しうる結
果、オゾン等が排出され内部腐食を防ぎ、さらに温風に
よって乾燥しうるため電流リークをなくしてディストリ
ビュータの機能を確実に発揮させる。
排ガス浄化用のエンジン神器により加熱されるタイミン
グベルト室を換気でさ、タイミングベルトを冷却しその
劣化を防止すると同時に、該タイミングベルト室の熱気
、温風によりディストリビュータを換気、乾燥しうる結
果、オゾン等が排出され内部腐食を防ぎ、さらに温風に
よって乾燥しうるため電流リークをなくしてディストリ
ビュータの機能を確実に発揮させる。
なお本考案の装置において通気手段としては、前記オル
タネータの冷却ファンの他、例えば第３図に示すエアク
リーナ３１の消音筒部３２、空気導入パイプ等エンジン
の吸気系、さらには適宜の流路にオリフィスを設け、さ
らに排ガス浄化装置の通気路等を負圧発生源を用いても
よく、又正圧発生源例えば適宜のポンプ（図示せず）を
別設する他、第２図のプーリ１８背部に、２点鎖線で示
す送気用のフィン１８ａを多数設けて、該フィン１８ａ
により冷気吸入孔１７から、外気を押込み、通気するこ
ともできる。
タネータの冷却ファンの他、例えば第３図に示すエアク
リーナ３１の消音筒部３２、空気導入パイプ等エンジン
の吸気系、さらには適宜の流路にオリフィスを設け、さ
らに排ガス浄化装置の通気路等を負圧発生源を用いても
よく、又正圧発生源例えば適宜のポンプ（図示せず）を
別設する他、第２図のプーリ１８背部に、２点鎖線で示
す送気用のフィン１８ａを多数設けて、該フィン１８ａ
により冷気吸入孔１７から、外気を押込み、通気するこ
ともできる。
なお前記実施例のごとく冷却吸入孔１７としてクランク
軸１０との周隙を用いかつ該周隙を比較的狭く形成する
とともに、ブーＩＪ １８のボス部１８ｂをベルトカバ
ー３に近接せしめるときにはタイミングベルト室２への
泥、塵あい等の異物、さらには水滴等の浸入を効果的に
防止しうる。
軸１０との周隙を用いかつ該周隙を比較的狭く形成する
とともに、ブーＩＪ １８のボス部１８ｂをベルトカバ
ー３に近接せしめるときにはタイミングベルト室２への
泥、塵あい等の異物、さらには水滴等の浸入を効果的に
防止しうる。
第１図は本考案の装置の一実施例を全体的に示す斜視図
、第２図はその要部を拡大して示した系統断面図、第３
図は負圧吸引式の通気手段の他の例を示す簡略的な縦断
面側面図である。 ２：タイミングベルト室、３：ベルトカバー４＝デイス
トリビユータ、５：オルタネータ、６：冷却ファン、１
０：クランク軸、１４：タイミングベルト、１５：熱気
排出孔、１６：遊挿孔、１７：冷気吸入孔、１８：プー
リ、２３：吸気孔、２４：排気孔。
、第２図はその要部を拡大して示した系統断面図、第３
図は負圧吸引式の通気手段の他の例を示す簡略的な縦断
面側面図である。 ２：タイミングベルト室、３：ベルトカバー４＝デイス
トリビユータ、５：オルタネータ、６：冷却ファン、１
０：クランク軸、１４：タイミングベルト、１５：熱気
排出孔、１６：遊挿孔、１７：冷気吸入孔、１８：プー
リ、２３：吸気孔、２４：排気孔。
Claims (3)
- （１）タイミングベルトを収容しタイミングベルト室を
形成するベルトカバーに、冷気吸入孔と熱気排出孔とを
設け、該熱気排出孔をディストリビュータの吸気孔に連
通ずるとともにディストリビュータには排気孔を設け、
かつ通気手段によりタイミングベルト室からディストリ
ビュータに向って通気させることを特徴とする自動車用
エンジンのタイミングベルト室とディストリビュータの
換気装置。 - （２）前記通気手段が負圧を生じるオルタネータの冷却
ファンである実用新案登録請求の範囲第１項記載のエン
ジンのタイミングベルト室とディストリビュータの換気
装置。 - （３） 前記冷気吸入孔がベルトカバーの遊挿孔と該
遊挿孔を挿通するクランク軸とがなす周隙である実用新
案登録請求の範囲第１項又は第２項記載のエンジンのタ
イミングベルト室とディストリビュータの換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5663680U JPS6042180Y2 (ja) | 1980-04-23 | 1980-04-23 | エンジンのタイミングベルト室とディストリビュ−タの換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5663680U JPS6042180Y2 (ja) | 1980-04-23 | 1980-04-23 | エンジンのタイミングベルト室とディストリビュ−タの換気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56156920U JPS56156920U (ja) | 1981-11-24 |
| JPS6042180Y2 true JPS6042180Y2 (ja) | 1985-12-24 |
Family
ID=29651194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5663680U Expired JPS6042180Y2 (ja) | 1980-04-23 | 1980-04-23 | エンジンのタイミングベルト室とディストリビュ−タの換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6042180Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-04-23 JP JP5663680U patent/JPS6042180Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56156920U (ja) | 1981-11-24 |
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