JPS6041335B2 - 写真カメラ - Google Patents

写真カメラ

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JPS6041335B2
JPS6041335B2 JP52002283A JP228377A JPS6041335B2 JP S6041335 B2 JPS6041335 B2 JP S6041335B2 JP 52002283 A JP52002283 A JP 52002283A JP 228377 A JP228377 A JP 228377A JP S6041335 B2 JPS6041335 B2 JP S6041335B2
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JP
Japan
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closed position
film
blade
locking
exposure
Prior art date
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Expired
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JP52002283A
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JPS52138128A (en
Inventor
エドワ−ド・ハロルド・カウラン
ジヨ−ジ・ダ−シ−・ホワイトサイド
ブル−ス・キ−ン・ジヨンソン
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Polaroid Corp
Original Assignee
Polaroid Corp
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Publication date
Application filed by Polaroid Corp filed Critical Polaroid Corp
Publication of JPS52138128A publication Critical patent/JPS52138128A/ja
Publication of JPS6041335B2 publication Critical patent/JPS6041335B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/36Sliding rigid plate
    • G03B9/40Double plate
    • G03B9/42Double plate with adjustable slot; with mechanism controlling relative movement of plates to form slot
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は改良型自動シャツ夕・ラッチを備えた写真カメ
ラに関するもので、その自動シャツ夕・ラッチに緩衝手
段を設けて、不意の衝撃その他による羽根機構の偶発的
解除を防止する一方、正常動作時には羽根機構が緩衝手
段の影響を受けないように別の手段を設けたことを特徴
とするものである。
背景技術 電動露光制御システムの利点は、使用者に要求されるシ
ャツ夕巻き上げ等の操作手数を最小にできることと、特
に電子制御に適することである。
3この種の露光制御システムでは、電力節約の意味から
、カメラの露光操作時を除いては電気的ェネルギを消費
することなく安定なシャツタ状態が得られることが望ま
れる。
このようなシステムの代表例が、1974年6月25日
付でJ.T.Bm鉾rellaほかチに付与された米国
特許第3820128号に記載されている。そこに記載
された小型自動式1眼レフカメラはシャツタ絞り機構を
備え、そのシャツタ羽根は、機構的にはシャツタ開成位
置(ファインダ観祭位置)に偏寄し、電気的にはシャツ
タ開成位置に偏寄している。上記米国特許に記載の露光
システムの特徴は、露光動作を正確に制御するために、
その操作が電気的に行なわれることにある。すなわち、
露光時間の開始および終了が機械的動作によって決まる
ものであり、したがって露光時間を正確に制御すること
が可能である。このシステムはしンズを通してファイン
ダ観察するように作られたもので常開シャツ夕機構を備
えている0が、このシステムの特徴をそこなうことなく
常閉シャツタ機構を備えることが望ましい場合もあり得
る。この目的でB.Joh雌onおよびG.White
sideによって1978王3月3日に出願された「逐
次制御装置夕を備えた写真装置」と題する米国特許出願
番号第554777号に記載されたラッチ機構は、ソレ
ノィドを消勢状態に保ちながらシャツタ羽根機構を遮光
状態に保つように作られている。
シャツタ羽根機構のラッチおよびラッチ解除を目的とす
る前記特許出願の装置は前方に伸びたフィンガー(指)
を備え、そのフィンガーはフィルム送り機構の動作に応
動して往復運動を行なう。フィルム送り機構が最前方に
位置する時、上記フィンガーはシャツタ羽根機構の運動
軌跡に突き出るようになっている。シャツタ羽根部材は
ピボット式可動ビームを実現した“走査型”と呼ばれる
種類のものであり、これにより、フィンガーの先端が羽
根機構の軌跡において後退可能なストッパとして働き、
そして、このストッパに可能ビームの下端が接舷すると
、バイアス‘まねの作用で回転する可動ビームの時計回
り運動が妨げられる。一連のギァが所定の回転を行なう
と、フィルム送り機構とその関連フィンガー・ラッチが
別のバイアスばねの作用により後方に移動し、それによ
ってシャツタ羽根機構のラッチが解除される。フィルム
送り機構とその関連フィンガー・ラッチが後方に移動す
ると、可動ビームの軌跡からフィンガーが離脱され、し
たがって、可動ビームはピボツトを軸にしてシャツタ開
成方向に旋回する。このカメラ動作周期中に、フィルム
送り機構がもう1度前進してフィンガーを可動ビームの
回転軌跡上に突出させることによりシャツ夕が再ラッチ
され、その結果、ソレノィドは消勢状態になる。シャツ
タ羽根を遮光位置に保っためにラッチを採用した電気制
御式シャツタ羽根部材が用いられているもう1つの露光
制御システムがある。
このシステムについては、1975年8月8日出願のL
.Douglasによる“機械的ラッチを有する電動シ
ャツ夕.システム”(F1ectro一Mechani
calShatters俺temHavingMech
anicalLaにh)と題する米国特許出願番号第6
08663号に詳しく記載されている。上言己発明の一
般概念によれば、その露光制御システムは高信頼性のシ
ャツ夕・ラッチ機構を備えているが、シャツタ解除操作
を必要とする。つまり、この露光制御システムが備えた
シャツ夕・ラッチは、電気的かつ機械的な結合操作によ
って解除される。機械的シャツ夕・ラッチ機構は、露光
制御システムが付勢されると同時あるいはその直前にロ
ックが解除され、続いて、電気的駆動素子が付勢される
ことによりシャツタ羽根の連動が開始されて、このラッ
チ機構が自動シャツ夕・ラッチ機構を備えたもう1つの
露光制御装置は、Bruce K.JohnsonとG
セor鱒 ○.Whiにsideによって出願された特
許出願(出願人整理No.5408)に記載されている
。この装置の自動シャツ夕・ラッチ機構は、シャツタ駆
動手段が付勢されてシャツタ羽根が動き始めると解放さ
れ、その後、フィルム送りが開始されると、再びシャツ
タ羽根保持位置へ移動する。このシャツ夕機横は緩衝装
置を備えており、シャツタ駆動手段の作動によるもの以
外の外因性の振動や衝撃などに起因するシャツタ羽根運
動によるシャツタ羽根機構の偶発的解除が、上記緩衝装
置によって防止される。しかし、この緩衝装置によって
シャツタ羽根の正常動作が妨げられることもあり得る。
発明の要約 したがって、本発明の目的は、露光期間中の正常なシャ
ツタ羽根動作を妨げることなく、不意の衝撃による羽根
保持状態の偶発的解除に対して緩衝効果を持つ自動シャ
ツ夕・ラッチ機構を提供することにある。
本発明のもう1つの目的は、不意の衝撃などによるシャ
ツタ羽根機構保持状態の偶発的解除を防止する緩衝装置
と、露光期間におけるシャツタ羽根の正常動作中は緩衝
装置の効果を無効にする手段とを備えた自動シャツ夕・
ラッチ機構を提供することにある。
本発明のその他の目的は以後の説明において部分的に明
らかにされよう。
つぎに発明の概念を以下に記述する。
本発明は、所定の結像面に撮影用フィルムを保持する手
段と、羽根機構とを備えると同時に、結像面への被写界
光線の入射を妨げる少なくとも1つの遮光構成位置と結
像面へ被写界光線を導入する開口の少なくとも1種類の
閉口度を画定する光線導入構成位置との間を移動可能な
ように上記羽根機構を取り付ける手段を備える種類の写
真カメラに関するものである。このカメラには、前記位
置間で羽根機構を移動させる際に作動する駆動手段も含
まれている。羽根機構は初期状態においてラツチ手段に
よって前記いずれかの位置に保持され、この羽根機構を
、ラッチ手段による保持位置からもう一方の位置へ移動
させ、つぎにラッチ手段による保持位置へ戻して羽根機
構の露光周期を画定する際に上記駆動手段を作動させる
ために、少なくとも部分的に電動式の手段が設けられて
いる。ラッチ手段は駆動手段の作動に応答して変位し、
羽根機構が解放され、解放された羽根機構が駆動手段の
作用によって移動可能になって露光周期が画定される。
羽根機構はまた、ラッチ手段による保持位置から別の位
置へ羽根機構を移動させる原因となる不意の運動や衝撃
などに敏感に反応する。
衝撃に対する羽根機構の反応を抑制するために、このよ
うな羽根機構の衝撃に反応し、羽根機構がラッチ手段か
ら解放されるのを防止する緩衝手段が設けられている。
本発明に係る自動シャツ夕・ラッチ装置の改良点は、露
光期間におけるシャツタ羽根の正常動作中には緩衝装置
の効果を無効にする手段を設けることにある。
本発明自体の構成や動作方法、そのほか付加的目的や利
点は、添付図面を参考にしながら行う以下の好適実施例
の説明により、なお一層理解を深めることができよう。
なお同一部品は異なる図面においても同一参照番号で表
わされている。発明の実施態様第1図および第2図にお
いて、参照番‐号12で示されるハウジング内に収容さ
れたカメラー01こ本発明の露光制御システムが結合さ
れている。
鋳造ベースブロック14は、参照番号16で示される露
光機構の各部材を支持するために部分的に機械加工され
て、ハウジング12の内部に固定されている。鋳造ベー
スブロック14の前方および上方はカバー部17で覆わ
れ、このカバ−部には、手動議節式焦点べーゼル24を
通すために少なくとも1個の関口が設けられている。鋳
造ベースブロック14の中央部に光線導入閉口18が設
けられ、この閉口によってシステムの露光アパチャーの
上限口径が定まる。対物レンズ20は光線導入関口18
と重なり合うように配置される。この対物レンズ2川ま
複数個のェレメントを備えることが可能であり、内ねじ
付き焦点べーゼル24にねじ込むために外ねじが切られ
た円筒型レンズ・マウント22を用いて、これらのレン
ズェレメントは所定の間隔で取り付けられる。篤点べ−
ゼル24が前面カバー部17に対して回転可能であるの
で、ハウジング12の光軸26にそってレンズ20のェ
レメントが並進可能なことは明らかである。第2図から
第4図において、光軸26は紙面に対して法線方向に伸
びるものとして表わされる。したがって、対物レンズの
ェレメントを変位させるために篤点べ−ゼル24を手動
で回転させることが可能である。光線導入開口18から
入射する作像光線は、このレンズ20を通過した後、反
射鏡30で方向を変え、下方に置かれたフィルム面28
に焦点を結ぶ。反射鏡30およびフィルム面28はいず
れも、ハウジング12の内部にあるフィルム露光用遮光
室31に納められている。対物レンズ20と光線導入露
光閉口18の間には、“走査型”と呼ばれる2放重ねの
シャツタ羽根32,34を含むシャツタ機構が置かれる
なお“走査型’’については後で詳細に述べる。撮影周
期開始ボタン35が前面カバー部17の表面に出ており
、このボタンを押すことにより、シャツタ羽根32,3
4が最終的に作動して露光時間が開始される。この動作
については後述する。前面カバー17から後方に伸びる
ファインダ・ハウジング36は、ハウジング部12と一
体成形することが可能である。ファインダ・ハウジング
36はその内部にある部品を保護する働きを持つと同時
に、それによって使用者は、前面カバー部17に設けら
れたファインダー窓38を通して希望の情景横間を設定
することができる。フィルム差込み口の扉4川こは横方
向にフィルム取り出し口42が設けられている。
また、この扉4川ま、フィルム・カセット44をハウジ
ング12の内部に収容して保持する遮光室31の開放端
を遮光する位置と、光を通す位置との間を移動できるよ
うにピボット結合される。フィルムカセット44には複
数個のフィルム・ユニット46が収容され、フィルム・
カセット44を遮光室31にそう入する前に一番上のフ
ィルムが感光するのを防ぐために、カセット44の中で
最上位のフイ0ルム・ユニットの上に黒色のスライド板
48が配置されている。フィルム・ユニット46は、1
つ以上の感光性受像層が重なった状態の多層構造を持ち
、処理溶液を含んだ破れ易い袋47がフィルム・ユニッ
ト夕の先端に付加されている。
フィルム・ユニット群を入れたこのフィルム・カセット
44は、1979王4月IB付でE.日.LaMに付与
された米国特許第総74875号に記載されたものと同
様である。堆積状のこのフィルム・ユニット46は“一
体構成型”自己現像式フィルムユニットの標準品を指し
ており、19磯年12月10日付でE.日.いndに付
与された米国特許第乳15644号に記載のものと同等
品である。第6図および第7図には、カメラ10のフィ
ルム室31(遮光室)にフィルム・カセット44が置か
れた状態を示す。フィルム・カセット44はわずかに煩
斜した直方体であり、その上壁面5川こ露光開ロ(図示
せず)を備え、その露光開口は、フィルム・カセット4
4の中に重ねられたフィルム・ユニット46の感光面と
ほぼ寸法的に一致する。フィルム室31の定位贋にフィ
ルム・カセット44を置いた時点で、最初の撮影周期を
開始する前に黒色スライド48を抜き取る必要がある。
その後、最上面のフィルム・ユニット46は露光され、
続いて、フィルム・カセット44の先端壁54に設けた
横長のフィルム出口52から送り出される。このように
してフィルム出口52から送り出された最上面フィルム
・ユニットは、フィルム取り出し口42の近傍に並置さ
れた1対の加圧ローラにはさみ込まれる。フィルム差し
込み口の扉40はハウジング部12にピボット結合され
、扉40およびローラ56,58が下方に旋回しながら
開くようになっている。
これは、フィルム・カセット44の差し込みあるいは取
り出しの際にフィルム室31に手が届くようにするため
である。フィルム差し込み口の扉40および0ーラ56
,58がカメラ10のその他の部分にどのように結合さ
れるかという点については、1975年6月2日出願の
AndrewS.Investerによる「液拡散ロー
ラ装置」と題する米国特許出願第58272び号を参照
されたい。ローラ56,58はブラケット(図示せず)
を用いて扉40の内部に適切な状態で取り付けられる。
羽根32,34に、被写界光線導入用第1アパチャー6
0,62をそれぞれ設けてあり、一方の羽根が他方の羽
根に対して縦横同時変位するに従い両アパチャー60,
62が協働してその時々の有効閉口径が定まる。
この方法については、1974年7月2日付で蛇or鉾
D.Wh雌sideにより出願され同一承継人に譲渡さ
れた「麹支された羽根を有するカメラ」と題する米国特
許出願第585128号に詳しく記載されている。アパ
チヤー60,62は光線導入用関口18に重なるような
形に作られており、刻々と変化する有効関口寸法はこの
2つのァパチャーによって羽根32,34の位置の関数
として定まる。さらに、羽根32,34は、それぞれ6
4,66で示される光電池走査用第2アパチヤーを持つ
形状にすることが可能である。
第2アパチャ−の形状は、被写界光線導入用第1アパチ
ャ−60,62の形に対応させて作ることも可能である
。また、第2アパチャ−64,66が第1アパチャ−6
0,62と同じ運動を行なうことは明らかであるので、
ハウジング12の前面カバー部17の光電池ァパチャー
68を通して入射する被写界光線が通過する小口隆第2
有効関口は、第2アパチャ−64,66によって定まる
。光電池用第2アパチャー64,66を通して入射した
被写界光線は、光検出部70へ導かれる。
この光検出部は光感応素子72を備え、この素子72は
、光積分コンデンサ74と光積分制御回路76に接続さ
れて動作する。その動作については、1973牢10月
3日出願のE.K.Shenk‘こよる「フラッシュ露
光制御装置」と題する米国特許出願第6193私号に詳
しく説明されている。以上のように、重なり合った光電
池スィープ用アパチャー64,66によって定まる第2
有効関口から入射する光量の関数として露光時間が定ま
り、それによって露光周期が終了する。鋳造ベースブロ
ック14上の光線導入関口18から離れた位置にピボッ
ト・ピン78が突出している。
このピン78に、シャツ夕羽根32,34に設けた横長
スロット80,82がはめ込まれ、各羽根はそこを1つ
の軸として回転、並進する。ピン78はベースフロック
14と一体鋳造することも可能であり、ピン78の先端
をかしめるなどの方法を用いて、羽根32,34をピン
78にはめ込んだ状態に保つことが可能である。羽根3
2,34はそれぞれの反対側の端に延長部を備え、そこ
で可能ビーム84とピボット結合される。
可動ビーム84は突出したピボットピン86にピポット
結合され、鋳造ベースブロック14に対して回転できる
ように取り付けられる。このピボットピン86は、鋳造
ベースフロック14上の光線導入開ロー8から横に離れ
た位置にベースブロックと一体鋳造することも可能であ
る。可動ビーム84は、Eリング(図示せず)などを使
う普通の方法でピン86にピボット結合して支持される
。可動ビーム84は、その両末端から横に突出したピン
90,92を用いてシャツタ羽根32,34にピボツト
結合することが好ましい。ピン90,92はその断面が
円形で、各羽根32,34に設けられた穴94,96に
差し込まれた状態で弓形スロット98,100の中を滑
り動くことが好ましい。この弓形スロット98,100
はベースブロック14を鋳造する際に一体形成すること
ができる。この弓形ス。ット98,100によって、露
光制御システムの動作中に羽根32,34が、その対応
するピン90,92からはずれるのを防いでいる。この
ように、ピボット・ピン78,86を含む結合手段を用
いて、可動ビーム84とシャツタ羽根32,34を結合
することにより、1個の羽根機構が形成される。羽根機
構を変位させるための駆動手段として、ソレノィド10
2を備えた電磁吸引装置を設け、シャツタ羽根32,3
4の相互位置を変えたりベースブロック14を変位させ
るために、この装置を用いる。
ソレノィド102の中からは円筒形ブ0ランジヤ・ユニ
ット104が出ており、このプランジヤ・ユニット10
4はハウジング・コイルが付勢されるとソレノィド本体
の内部へ引き寄せられる。ソレノイド・プランジヤ10
4はソレノイドから外部に出ている方の先端にエンド・
キャップ108を備えている。このエンド・キャップ1
08は縦長の溝110を備えており、可動ビーム84か
ら突出したピン106が、ゆるみを持つ状態でこの溝1
10にほめ込まれる。このようにしてソレノィド・プラ
ンジャー04が可動ビーム84と結合される結果、プラ
ンジャ104の長手方向変位が可動ビームにピボット・
ピン86を軸とする回転運動を与え、したがって、シャ
ツタ羽根32,34の適切な変位が得られる。エンド・
キャップ108を常にソレノィド102から外側に引張
っておくためにt駆動装置のプランジヤ104の周囲に
圧縮コイルばね107を設けることができる。そうすれ
ば、その状態における羽根32,34の位置で、両方の
羽根のアパチャーによって光線導入閉口18上に形成さ
れる有効開口径が最大に保たれる。場合によって、シャ
ツタ羽根機構に上述の圧縮ばねの代りに引張りばねを用
いる方が好ましいことも考えられるが、これについては
、197必王7月2日付米国特許出願第485128号
「車由支された羽根を有するカメラ」に記載されている
。上述のように、ばねを用いて結合することにより、本
発明の露光制御システムにおいて、シャツタ羽根32,
34は通常開放状態に保たれる。本システムにおいては
、ソレノィド102が付勢されると第2、第3、第4図
に示すように、シャツ夕羽根32,34は開成位置から
開成位置へ移行する。
したがって、圧縮ばね107の作用によってシャツタ羽
根32,34が最大開口径へ移行しようとする運動は、
ソレノィド102が付勢されることにより阻止される。
しかしながら、常開絞り位置にセットされたシャツタ羽
根32,34を備えた撮影システムにも、本発明の露光
制御システムが応用可能であることは容易に理解できよ
う。第2図から第4図に参照番号112で示されるラッ
チ装置には、細長い主要部114を備えたラッチ部村が
含まれ、鋳造ベース・ブロック14に一体鋳造されたピ
ボット・ピン116を軸として主要部114が旋回する
ようになっている。
主要部114は、その一部が外方に伸びるアーム部11
8を有し、さらにその一部はフック部120を形成して
いる。可動ビーム84の側面から横に突出した一体成形
ピン126にフック部120が鱗除可能な状態でかみ合
っている。さらに詳しく説明すればフック部120は2
つのエッジ(綾部)122,124を持ち、エッジ12
2がピン126に引掛かるとピン86を軸とする可動ビ
ーム84の時計回り旋回が妨げられ、もう1つのエッジ
124がピン126に引掛かるとピン116を鞠とする
ラッチ部材112の反時計回り旋回が妨げられるように
なっている。フック部12川こ引掛かっている可動ビー
ム84を解除するためにラッチ解除用スロット125が
設けられており、それは次の通り解除される。ラッチ部
材112の主要部114に出ている一体成形フック部1
301こ掛けられた引張りばね128の作用によって、
ラツチ部材112は、ピボツト・ピン116を軸として
時計回りに旋回し易い状態に置かれている。なお、上記
引張りばね128の他端はピン132の位置で鋳造ベー
スフロックに固定される。第5図から第8図には駆動部
材136が示されており、これは第1および第2側面取
り付け部材138,140の間で回転可能な状態に置か
れる。
第1および第2側面取り付け部村138,140は、下
記のように部品の個別組立を行う方法によって互に連結
される。第1側面取り付け部材138は横方向に突出し
た一体成形シャフト142を備え、このシャフトに駆動
部村136が回転可能状態で取り付けられる。駆動部材
136から横方向に延びた一体成形シャフト146には
、そのほぼ中心軸にそった空胴144があり、この空且
同144にシャフト146が差し込まれる。空8同14
4の他端から出たシャフト146の先端は、第2側面取
り付け部材140の受け穴に回転可能状態で差し込まれ
る。駆動部村136はさらに、横方向に広がった一体成
形アーム部150を備え、アーム部150‘こは、ラッ
チ112の主要部114のエッジ134にこのアーム部
150が接触するような力が加えられる。この力は引張
りばね154によって与えられ、第5図から第7図に示
すように、駆動部材136を時計回り回転を促す作用を
持つ。なお、引張りばね154の一端は、駆動部材13
6の一体成形フック部152に掛けられ、他端はピン1
56に掛けることにより第1側面取り付け部材138に
固定される。カメラ10はさらに、第6図、第7図に示
されるモータ駆動歯車列を備えている。この歯車列はモ
ータによって駆動され、その駆動電源として第11図の
回路に示す電池162が使用される。この電池はフィル
ム・カセット44に内蔵することが好ましく、その方法
については、197世手12月1日付でIWingEr
lichmannに付与された米国特許第354366
2号もこ記載されている。あるいは、このモータ駆動電
源はカメラが内蔵する別の電池を利用することも可能で
ある。ホイール168はモー夕歯車列158によって回
転駆動される。
ホイール168の中心には鞄穴172があり、第1側面
取り付け部材138から横方向に伸びた一体成形シャフ
ト170がこの鞄穴172を通して第2側面取り付け都
材140の受け穴174に差し込まれ、ホイール168
はシャフト170を藤にして回転する。第9図のフィル
ム送り機構177を駆動するためにホイール168はそ
の側面に側面カム176を備えている。フィルム送り機
構177はフィルム送り都材178を備え、この部材1
78が往復運動することによって、フィルム・カセット
44の中の最上フィルム・ユニット46はフィルム出口
52から引き出されてローラ56,58に噛み込まれる
。フィルム送り部材178の本体はステンレス鋼などの
薄い金属板から打ち抜いて作ることが好ましい。また、
このフィルム送り部材178には、支持部180に取り
付けられて後方に伸びアーム184が設けられており、
このア−ムー84の先端が、最上面フィルム・ユニット
46の後尾に引接かるフック182となる。支持部18
0は第1側面取り付け部材138に対して並進往復運動
するように取り付けられるが、その取り付け方法は図示
されていない。前述の方法でフィルム送り部材178が
前進すると、フック182がフィルム・ユニット46の
後尾に引掛かり、そのままフィルム・ユニットはフィル
ム出口52から送り出されてローラ56,58にかみ込
まれる。図には示されていないが、フィルム・カセット
44の後尾の角に横長スロットがあり、そこからフック
182を観察することができる。支持部180の前部自
由端は直角に折り曲げられた橋面186を備え、この洗
面186はホイール168の側面カム176に追従して
運動するようになっている。フィルム送り部村178は
引張りばね190の作用によりローラ56,58から離
れる方向に引き寄せられている。なお、引張りばね19
0の一端は点192において支持部1801こ取り付け
られ、他端は点194において第1側面取り付け都材1
38に固定される。以上のように、支持部180に取り
付けられた側面・カム176および引張りばね190の
組合わせにより、第1、第2側面取り付け部材138,
140に対するフィルム送り部材178の並進往復運動
が定まる。フィルム送り機構に関する詳細な説明は、B
ruCeK.Johnsonほかによる「写真装置のフ
ィルム送り機構」と題する1973王3月3日付米国特
許出願第554778号に記載されている。駆動部村1
36のシャフト146はスラィダ部材200のスロット
202を通っており、ハウジング12の内部において第
1側面取り付け部材138の内壁面に平行な長手方向へ
スラィダ部材200が移動可能なようになっている。
このスラィダ部材200の移動範囲はスロット202の
一端、半円形エッジ204と他端、垂直エッジ206の
間に限られる。さらに、スラィダ部材200には、その
スロット200の下方で長手方向に伸びる上下のエッジ
210,212の間に大きな開□部208がある。第1
側面取り付け部村138の内壁部から出ている一体成形
の突起物214をこの開□部208に通し、突起物21
4のフック215と第2側面取り付け部材140の対応
ノツチを容易に結合することができる。スラィダ部村2
00に、さらに、作動ボタンSIを取り付けるための表
面216を備えることにより手動プッシュボタン型スイ
ッチが得られ、このスイッチを用いて、フィルム・カセ
ット44に入っている所定数のフィルム・ユニット46
の1枚1枚の露光操作が開始される。以後の記述におい
て、スラィダ部材200には動作位置が2個所しかない
として説明されている。しかし、B.K.Johnso
nによって本発明と同時出願の「露光防止フィルムカウ
ンター」と題する米国特許出願(出願人整理No.53
15)に詳しく説明されているように、スフィタ−20
0の動作位置を2個所以上設けることも可能である。
第5図、第6図、第8図において、スイッチ・フロック
構成が参照番号218で示される。
この構成に含まれる成形スイッチ・ブロック220には
、3個のスイッチSI,S2,S3を形成する3対の弾
性端子片が互いに間隔をもって配置される。スイッチ・
ブロック構成218の一部として図には4個目のスイッ
チが示されているが、このスイッチの機能は本件と関係
がないので詳しい説明は省略する。スイッチSIは上下
に間隔をおいて上側弾性端子片222と下側弾性端子片
224を備えている。スライダ部材200の側面から出
ている1対の一体成形突起物235,237に端子片2
22,224がそれぞれ接触するように、端子片222
は236の位置で、端子片224は234の位置でそれ
ぞれ折れ曲つている。上記端子片の相互動作については
後述する。SIと同様にスイッチS2も、上下に間隔を
置いて、上側弾性端子片226と下側弾性端子片228
を備えており、この2枚の端子片が、第11図の回路図
に示されるスイッチSIに並列接続されたスイッチを形
成する。同様に、スイッチS3は上下に間隔を置いて、
上側弾性端子片230と下側弾性端子片232を備え、
このスイッチS3は、電池162からの2進論理入力信
号を露光工程制御回路76へ送るために用いられる。回
路図から明らかなように、スイッチS1,S2は、露光
工程制御回路76のほか、モータおよびソレノィド制御
用回路238、ソレノィド102、モータ160‘こ電
源供給するために用いられる。第7図、第8図において
、駆動部材136から垂下した一体成形アーム部240
は、駆動部材136がシャフト142を軸にして反時計
方向に回転すると、スイッチS2,S3の各上側弾性端
子片226,2301こ接触する。
したがって、駆動部村136が引張りばね154の張力
に逆らって反騰計万向に回転すると、上側弾性端子片2
26,230がたわみ、それらに対応する下側端子片2
28,232との接触が解除されてスイッチS2,S3
はいずれも開成する。好適実施例においては、反騰計回
りの場合、スイッチS2が開成する前にスイッチS3が
関成し、時計回りの場合、スイッチS3が閉成する前に
スイッチS2が開成するように、アーム部240の先端
形状を定める。駆動部材136はさらに、その側面から
横方向に伸びた一体成形のカム・フオロヮー部242を
備え、このカム・フオロワ−242と、ホイール168
の内面に設けられたプロフィル・カム252とで1つの
カム機構が形成される。したがつて、ホイール168が
時計回りに回転すると、プロフィル・カム252がカム
・フオロワー部242に接する方向に回転し、駆動部材
136は引張りばね154の張力に逆らいながらシャフ
ト142を軸にして反時計方向に回転する。第2図に、
ピボット・ピン258を軸にして鋳造ベースブロック1
4に対して回転運動する慣性部材254を備えた緩衝手
段が示されている。
慣性部材254は主要部256を持ち、主要部256か
ら一体構成のアーム部260が上方に伸びており、この
アーム部260の先端は、可動ビームの側面から出てい
るピン126の軌跡上に位置する。主要部256の26
4の位置に一端を止め、池端を鋳造ベースブロック上の
266の位置に固定した板ばね262を設け、この板ば
ねによってピボット・ピン258を軸とする反時計回り
回転力が慣性部材254に与えられる。さらに、ラッチ
主要部114から一体構成のアーム部270が下方に伸
びてピボット・ピン258の頚部を押えており、これに
より、ラツチ位置の移動と関係なく、慣性部材254が
ピボット・ピン258からはずれる恐れがなくなる。最
上フィルム・ユニット46の露光開始に当って、スラィ
ダ部材200の取り付け面216に取り付けられた作動
ボタン35を押すと、スラィダはシャフト146にそっ
て後へ移動する。
したがって、スラィダ部材200の一体成形突起物23
5,237がそれぞれ、端子片222,224の屈曲点
236,234を押し上げ、第6図に示されるように両
端子片が接触する結果、スイッチSIが開成して制御回
路76,238に電源が供給される。制御回路の電源供
聯合と同時に、ソレ/イド102も付勢されてプランジ
ヤ104が吸引される。その結果、可動ビーム84が逆
時計回りに回転し、ピン126はラツチ面122,12
4から離れてラッチ解除スロット125に入り、第3図
に示す状態になる。その後、ラッチ部材112は、その
エッジ面134に接する駆動部材136のアーム150
からの力の作用により、ピボツト・ピン116を藤にし
て反時計回りに回転する。なお駆動部材136は、引張
りばね128に抗しながら引張りばね154のばね力に
よって時計回りに回転する。駆動部材136が時計回り
に回転すると、スィッチS2,S3の上側端子片226
,230を押し上げていた駆動部村136の端部240
が下がる。
その結果、上側端子片226,23川ま対応する下側端
子片228,232に接触し、スイッチS2,S3が閉
成する。好適実施例において、スイッチS2はスイッチ
S3が閉成する前に閉成する。なお、S2は制御回路7
6の電源供給用スイッチ、S3は露光工程制御回路76
へバッテリ162から2進論理信号を送るためのスイッ
チである。したがって、S2とS3が閉成した状態でボ
タン35を離せば、スラィダ部村200は引張りばね1
54の作用の下でも前方へ並進する。スラィダ部材20
0が前方へ並進すると、それに呼応してスイッチSIの
端子片222,224に互の接触を解除する。スイッチ
SIの端子片222,224はこのような動作を行ない
、すなわちボタン35を押すとスイッチが閉成し、ボタ
ン35から手を離すとスイッチが閉成するプッシュ・ボ
タン型スイッチが形成される。以上の説明から明らかな
ように、ラッチ部村112が、引張りばね154の作用
によって駆動部村136から回転力を与えられて反騰計
回りに回転すると、それと同時に可動ビーム84が圧縮
ばね104の作用によって時計回りに回転する。
この時、スイッチS3を介して2進論理入力信号を露光
工程制御回路76に印加すると最終的に、モー夕および
ソレノィド用制御回路238においてスイッチ動作が行
なわれてソレノィド102が消勢され、それによって、
露光周期が始まる。その後、シャツタ羽根32,34は
、圧縮ばね104で駆動される可動ビーム84によって
、光線導入用開□18に面する有効開口を広げる方向に
移動する。前述のように、可動ビーム84が回転すると
、シャツタ羽根32,34は並進運動すると共にピボッ
ト・ピン78を軸に僅かに回転運動し、光感応素子72
の上方において、光電池用第2アパチャー64,66が
形成する関口は除々に広がる。したがって、ソレノィド
102の消勢に伴なつて撮影周期が開始された瞬間から
、光感応素子72に入射する被写界光線の照度に応じた
時間的変化応答値が光感応素子72かち得られる。コン
デンサ74を光感応素子72に接続することによって、
光感応素子72に入射する被写界光線照度の時間積分値
を表わす信号が得られ、この信号は露光工程制御回路7
6に入力される。最上面のフィルム・ユニット46の露
光が所定量に達すると、露光工程制御回路76から、モ
ータおよびソレノィド用制御回路238へ送られ、この
信号によって、ソレノィド102は再び付勢されてプラ
ンジャ104が引き戻される。その結果、可動ビーム8
4は反時計回りに回転して遮光位置(第4図の状態)に
戻り、この露光周期が終了する。上記の露光周期が終了
した後、モータ160を付勢するための信号が、露光工
程制御回路76からモータソレノィド制御回路238へ
送られ、モータ160の回転は歯車列158を介してホ
イール168に伝達されてホイール168が時計回りに
回転する。ホイール168の回転に伴なつて同ホイール
上の側面・カム176が回転し、フィルム送り機構の支
持部180の前方自由端で直角に曲つた端面186に側
面・カム176が接する。この接触状態は、引張りばね
190がフィルム送り機構177を後へ引張る力によっ
て保持される。ホイール168に付いているカム176
によってフィルム送り機構177が前方へ押し出される
と、フック182がフィルム・ユニット46の後尾に掛
かり、このフィルム・ユニットはフィルム出口52を通
して押し出されて加圧ローラ56,58の間にはさみ込
まれる。この後、フィルム・ユニット46は加圧ローラ
56,58を通過中に処理されてフィルム取り出し口4
2およびフィルム差し込み口の扉40を通ってカメラ1
0の外部へ取り出される。この間ホイール168は回転
し続けるので、ある時点において側面に設けられたプロ
フイルカム176がフィルム送り機構177の端面18
6からはずれ、その時フィルム送り機構177は引張り
ばね190の張力によって後方へ引き戻される。処理済
フィルム・ユニットを取り出した後もホイール168は
回転し続け、側面に設けられたプロフィルカム252が
駆動部材136のカム・フオロワー部242に接すると
、駆動部村136は引張りばね154の張力に逆らって
逆時計回り‘こ回転する(第5図から第8図参照)。
駆動部材136の逆時計回転に伴なつて懸垂アーム部2
40は、スイッチS2,S3のそれぞれの上側端子片2
26,230を押し上げる。スイッチS3に求められる
好ましい動作はスイッチS2が閉成する前に開成するこ
とであり、そうすれば、制御回路76,238がともに
消勢される前に2進論理入力制御信号をしや断すること
が可能になる。スイッチS2およびS3が開成するとモ
ータ160の電源はしや断されるが、駆動部村136に
付いているカム・フオロワー242から側面・カム25
2がはずれる位置へホイール168が回転するまで、モ
ーター60は惰力回転する。駆動部材136が逆時計回
りに回転するとラッチ部材112を押さえているアーム
150がはずれるので、ラッチ部材112は、引張りば
ね128の作用によってピボット・ピン116を軸に時
計回り回転する。
したがって、ラッチ解除スロット125も同方向に回転
し、可動ビーム84から横に伸びたピン126が相対的
にラッチ解除スロット125からはずれることになり、
この時の両者は第2図に示すラッチ位置(初期位置)関
係になる。ラッチ部材112がラッチ位置まで回転する
と、スイッチS2,S3が関成してソレノイド102が
消勢される。したがって、可動ビーム84は圧縮ばね1
04の作用によって限られた範囲で回転し、ピン126
はラツチ面122,124に接する。このように、シャ
ツタ羽根機構は、スイッチS2,S3の開成と同時に自
動的に再ラッチされて、制御回路76,238、ソレノ
イド104、モータ160はいずれも消勢される。もし
、ボタン35を押したまま指を離さなかったとしても、
露光工程制御回路76が作動してソレノィド102とモ
−夕16川ま前述のように消勢される。もし、カメラ1
0を揺り動かしたり、落下させたりして、可動ビーム8
4に圧縮ばね104から反日寺計方向の回転力が偶発的
に加えられた場合、前述のような順序でシャツタ羽根機
構のラッチが解除される恐れがある。
したがって、シャツタ羽根機構の偶発的ラッチ解除に対
する防止法として、慣性部村254が設けられ、これが
、可動ビーム84に衝撃が加わった場合に可動ビーム8
4のビン126を押さえるようになっている。慣性部村
254は、最初からピン126に接しているか、あるい
は、ピン126から少し離して置いてピンに接するまで
にわずかに動くようになっていなければならない。した
がって、偶発的な衝撃が発生した時に可動ビームに与え
られる運動ェネルギはその大部分がピン126から慣性
部材254へ伝達される。慣性部村254が最初ピン1
26から離れた状態に置かれた構成においては、可動ビ
ーム84から慣性部材254へ運動ェネルギが、伝達さ
れたことによって、慣性部材254には第10図のよう
に時計回りの回転力が与えられるが、可動ビーム84は
停止する。慣性部村254は、常に可動ビームのピン1
26の方へ戻るように、板ばね262を用いて弾性的に
支持されて0いる。したがって、慣性部材254が再び
ピン126に接触した時にその残留運動ェネルギが可動
ビームに返される。このようにして、不用意に可動ビー
ムがラッチ解除位置へ移行するのを除止している。夕
強度の衝撃あるいは反復衝撃を受けた場合には、可動ビ
ーム84と慣性部材254の接触がくり返されて、上述
のェネルギ授受がくり返されることもある。
実際の蓬統ェネルギ授受回数(慣性部村および可動ビー
ムの振り子運動回数)は、力0 メラが受ける衝撃の強
度によって異なるが、この残留振り子運動は、可動ビー
ムが第2図に示されるラツチ位置に戻るまで徐々に減衰
して行く。以上のように、シャツタ羽根機構のラッチは
不意の衝撃に際して解除されることはない。一方、正常
動作時においては、ソレノィド102が付勢されると可
動ビームのピン126によって慣性部材254は単に時
計回りに回転して定位檀を離れるだけである。第2図か
ら第4図に示すように、上記露光期間において可動ビ−
ム84に対する緩衝手段の影響を防止する手段を設ける
ことが本発明による改良点である。
この防止手段はラッチ部材112と一体構造的に作られ
た部材268を備え、この部材268はラッチ部材li
2の主要部114の側面から横へ突出して慣性部材25
4の下部エッジと重なっている。したがって、ラッチ部
村112が羽根機構解放方向へ回転すると(第4図参照
)、突出部材268も同時に反時計方向に回転して慣性
部材254の下部エッジに接触し、その後、慣性部材2
54はピボット・ピン258を軸に時計方向へ回転する
。このように、慣性部材254を回転させ、露光期間中
は慣性部村254を可動ビーム84の軌跡外に置くこと
によって、可動ビーム84の回転が自由となる。もし、
上記の防止手段を設けなければ、羽根機構が不意の衝撃
を受けて羽根が閉じた時に可動ビーム84は慣性部村2
54に衝突してしまう。以上で明らかなように、次にラ
ッチ部材112が時計方向に回転して第2図の保持位置
に向うと、慣性部材254は板ばね262の作用によっ
て、ピボツト・ピン258を軸に反時計方向に回転し、
第2図に示す初期位置に戻るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特徴を実施したカメラの斜視図、第2
図は本発明による露光制御機構の一部の前側断面図、第
3図は第1図とは異なる動作状態における露光制御機構
の前側断面図、第4図はさらに別の動作)伏態における
露光制御機構の前側断面図、第5図は本発明による露光
制御・フィルム送り機構の横側断面図、第6図は第5図
とは異なる動作状態における露光制御・フィルム送り機
構の横側断面図、第7図はさらに別の動作状態における
露光制御・フィルム送り機構の横側断面図、第8図は本
発明による露光制御機構の部分分解図、第9図は本発明
によるフィルム送り機構の断面図、第10図は第2図と
は異なる動作状態における露光制御機構の前側部分的断
面図、第11図は本発明による露光・フィルム送り機構
の電子回路図、第12図は第2図の露光制御機構の一部
の代替実施例を示す前側部分的断面図である。 (参照符号の説明)、10・・・・・・カメラ、12・
・・・・・ハウジング、16・・・・・・露光機構、2
4・・・・・・焦点べーゼル、20・・・・・・対物レ
ンズ、32,34・・・・・・シャツタ羽根、64,6
6・・・・・・第2アパチャー、84・・・・・・可動
ビーム、98,100…・・・弓形スロット、102…
…ソレノイド、104……プランジャーユニット、11
0……溝、107……コイルばね、114・・・・・・
ラツチ主要部、120・・・・・・フック部、128…
…ばね、238……制御回路、240・・・・・・懸垂
アーム、252・・・・・・カム、254・…・・慣性
部材。FIG.l FIG.2 FIG.3 FIG.4 FIG.10 FIG.l2 FIG.5 FIG6 FIG.? FIG.8 FIG.9 FIG.ll

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 羽根機構と、 (ロ) 前記羽根機構を、被写界からの光が所定の焦点
    面に入射するのを阻止する終端閉成位置と、前記被写界
    からの光を前記焦点面を入射させる露出開口を形成する
    開放位置との間を所定の移動通路を通つて移動し得るよ
    うに取付ける羽根取付装置と、(ハ) 前記羽根機構を
    前記終端閉成位置から前記開放位置に向つて移動せしめ
    るように弾性的に付勢する弾性的駆動装置と、(ニ)
    電気的に付勢されたとき、前記羽根機構を前記開放位置
    から終端閉成位置に向つて、前記弾性的駆動装置の弾性
    力に抗して移動せしめる電気的駆動装置と、(ホ) 所
    定の露出サイクルを起動するための手動で操作される手
    動起動装置と、(ヘ) 前記羽根機構を、前記終端閉成
    位置と開放位置との中間であつて被写界光が前記焦点面
    に入射するのを阻止する中間閉成位置において保持する
    ための係止装置にして、係止位置と非係止位置との間を
    移動し得るように取付けられ、該非係止位置から前記係
    止位置に向つて弾性的に常時付勢されており、前記係止
    位置においては前記羽根機構が前記中間閉成位置から前
    記開放位置に向う移動を阻止するが、前記中間位置から
    前記終端閉成位置に向う移動を妨げず、前記非係止位置
    においては前記羽根機構が前記終端閉成位置と前記開放
    位置との間を移動するのを妨げず、また前記羽根機構が
    前記終端閉成位置にあるとき前記係止位置と非係止位置
    との間を移動可能となるように構成された前記係止装置
    と、(ト) 前記羽根機構の前記中間閉成位置において
    前記羽根機構と係合する第1位置から、前記羽根機構の
    移動通路外にある第2位置との間で移動可能に取付けら
    れ、弾性的に前記第2位置から第1位置に向つて常時付
    勢されており、かつ前記羽根機構がその中間閉成位置か
    ら終端閉成位置に向つて移動する方向に急激な衝撃力が
    前記羽根機構に加わつたときその衝撃力を前記弾性力に
    よつて緩和するように構成された緩衝機構と、(チ)
    前記係止位置がその係止位置から非係止位置に移動する
    ときその移動に連動して前記緩衝機構をその第1位置か
    ら第2位置へ駆動せしめる係合装置と、を具備し、 前
    記手動起動装置の手動操作に応じて前記電気的駆動装置
    を付勢して前記羽根機構を前記中間閉成位置から終端閉
    成位置に移動すると共に、前記手動起動装置の手動操作
    に対応して前記係止装置をその係止位置から非係止位置
    に移動して前記羽根機構の開放位置へ向う移動を許し、
    また前記羽根機構が前記係止位置にある前記係止位置に
    よつて前記中間閉成位置に保持されているとき、前記羽
    根機構に加わる衝撃を緩和して、その衝撃により前記羽
    根機構が前記終端閉成位置に移動するのを防ぎ、それに
    より前記係止装置が係止位置から非係止位置に移動する
    のを阻止するようにしたことを特徴とする写真カメラ。 2 特許請求の範囲第1項の写真カメラにおいて、前記
    係合装置は、前記緩衝機構と係合し得るように前記係止
    装置に設けられた突起から構成されることを特徴とする
    写真カメラ。
JP52002283A 1976-01-13 1977-01-12 写真カメラ Expired JPS6041335B2 (ja)

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