JPS6041214Y2 - 医療用彎曲縫合針 - Google Patents
医療用彎曲縫合針Info
- Publication number
- JPS6041214Y2 JPS6041214Y2 JP19946682U JP19946682U JPS6041214Y2 JP S6041214 Y2 JPS6041214 Y2 JP S6041214Y2 JP 19946682 U JP19946682 U JP 19946682U JP 19946682 U JP19946682 U JP 19946682U JP S6041214 Y2 JPS6041214 Y2 JP S6041214Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- suture needle
- suture
- curved
- wall thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は医療用彎曲縫合針に関し、更に詳しくは胸骨
及び堅い組織を縫合するのに使用する縫合針の改良に関
する。
及び堅い組織を縫合するのに使用する縫合針の改良に関
する。
今日、一般に使用されている医療用彎曲縫合針は、幅寸
法に対し肉厚寸法が小さい断面形状が扁平小判形をした
ステンレス鋼線、断面形状が円形のステンレス鋼線、或
いは第4図に示すような断面形状が略正三角形をなした
ステンレス鋼線を弧状に彎曲したものである。
法に対し肉厚寸法が小さい断面形状が扁平小判形をした
ステンレス鋼線、断面形状が円形のステンレス鋼線、或
いは第4図に示すような断面形状が略正三角形をなした
ステンレス鋼線を弧状に彎曲したものである。
そのため、上記した縫合針を使用するに際腰中央胴部を
持針器で挾持した場合、保持点が一定又は安定せず、特
に縫合する物が胸骨や堅い組織である場合には縫合作業
は全くといっていいくらい不可能なものである。
持針器で挾持した場合、保持点が一定又は安定せず、特
に縫合する物が胸骨や堅い組織である場合には縫合作業
は全くといっていいくらい不可能なものである。
従って、胸骨や堅い組織の縫合は胸骨通しで孔を開け、
ワイヤー等で縫合する方法が採られているが、胸骨通し
で孔を開ける作業は非常に危険なもので、出来ることな
ら縫合針で縫合することが望まれている。
ワイヤー等で縫合する方法が採られているが、胸骨通し
で孔を開ける作業は非常に危険なもので、出来ることな
ら縫合針で縫合することが望まれている。
又、上記した従来の縫合針は厚みが幅に対して小さいた
め、弧状に彎曲せる針を堅い組織に刺通しようとした場
合、弧状の針が真直に伸びる方向に曲がり、刺通作業を
困難ならしめると共に、刺通時には針の周面との接触摩
擦抵抗が大きいため針の滑りは悪、スムーズな縫合作業
を行ない難いものである。
め、弧状に彎曲せる針を堅い組織に刺通しようとした場
合、弧状の針が真直に伸びる方向に曲がり、刺通作業を
困難ならしめると共に、刺通時には針の周面との接触摩
擦抵抗が大きいため針の滑りは悪、スムーズな縫合作業
を行ない難いものである。
本考案は上記した従来の事情に鑑み、持針器での保持が
非常に安定し、曲げ方向に対して強度が強く、しかも刺
通時における針の滑りが良い、胸骨及び堅い組織又は綿
布シーツ等の専用の医療用彎曲縫合針を提供するもので
ある。
非常に安定し、曲げ方向に対して強度が強く、しかも刺
通時における針の滑りが良い、胸骨及び堅い組織又は綿
布シーツ等の専用の医療用彎曲縫合針を提供するもので
ある。
斯る目的を遠戚する本考案の医療用彎曲縫合針は、針の
横断面に於ける肉厚(高さ)を幅寸法よりも大きく腰且
中央胴部の内側又は外側に長さ方向に沿って溝を形成し
たことを要旨とするものである。
横断面に於ける肉厚(高さ)を幅寸法よりも大きく腰且
中央胴部の内側又は外側に長さ方向に沿って溝を形成し
たことを要旨とするものである。
本考案の縫合針を形成する線材としては、ステンレス鋼
線、ピアノ線が使用され、その線材の横断面は幅寸法と
肉厚(高さ)との関係が肉厚〉幅寸法となるような形状
とし、横断面形状としては例えは二等辺三角形、或いは
略正五角形(家形)等が挙けられる。
線、ピアノ線が使用され、その線材の横断面は幅寸法と
肉厚(高さ)との関係が肉厚〉幅寸法となるような形状
とし、横断面形状としては例えは二等辺三角形、或いは
略正五角形(家形)等が挙けられる。
そうした線材を円弧状に彎曲するが、先端の刃部と後端
の針元との中間胴部には長さ方向に沿い溝を形成して溝
の両側に脚部を設け、それにより待針器での保持を左右
の脚部及び頂部の3点て行なわれるようにしである。
の針元との中間胴部には長さ方向に沿い溝を形成して溝
の両側に脚部を設け、それにより待針器での保持を左右
の脚部及び頂部の3点て行なわれるようにしである。
又、縫合針の針元に形成される縫合糸の取付孔の形態と
しては、針の長さ方向に沿って穿設した縦孔の他に、今
日採用されている普通孔、弾機孔の何れでも良い。
しては、針の長さ方向に沿って穿設した縦孔の他に、今
日採用されている普通孔、弾機孔の何れでも良い。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は正面図で、縫合針Aはステンレス鋼線を弧状に
彎曲腰刃部a′、中央胴部a″及び針元a″′とから構
成され、刃部a′は尖鋭状に形成し、針元a″′には縦
孔3を後端より長さ方向に沿い適宜深さ宛穿設して縫合
糸4を差し込み連結するようになっている。
彎曲腰刃部a′、中央胴部a″及び針元a″′とから構
成され、刃部a′は尖鋭状に形成し、針元a″′には縦
孔3を後端より長さ方向に沿い適宜深さ宛穿設して縫合
糸4を差し込み連結するようになっている。
縫合針Aを形成する線材の横断面形状は、幅寸法1□と
肉厚(高さ)1゜との関係が1□〉11となる形状とし
、略三角形状となした頂部5側を外側に向けて弧状に彎
曲形成すると共に、中央胴部a”における内側の平坦面
側には溝1を刻設して溝1の両側に脚部2,2′を設け
る。
肉厚(高さ)1゜との関係が1□〉11となる形状とし
、略三角形状となした頂部5側を外側に向けて弧状に彎
曲形成すると共に、中央胴部a”における内側の平坦面
側には溝1を刻設して溝1の両側に脚部2,2′を設け
る。
尚、縫合針Aに於ける弧状への曲げ方向は、平坦面側を
内側に向ける図示の形態(通称:逆回り)の他に、平坦
面側を外側に向けて彎曲する形態もあり、その場合、溝
は外側に形成される。
内側に向ける図示の形態(通称:逆回り)の他に、平坦
面側を外側に向けて彎曲する形態もあり、その場合、溝
は外側に形成される。
以上の如く構成した縫合針Aを待針器Bで挾持した場合
、頂部5と脚部2,2′の3点が保持され、常に安定し
た保持を確立でき、術中に縫合針Aが回転したり、横滑
りしたり、持針器Bから外れたりするといったことは全
くない。
、頂部5と脚部2,2′の3点が保持され、常に安定し
た保持を確立でき、術中に縫合針Aが回転したり、横滑
りしたり、持針器Bから外れたりするといったことは全
くない。
しかも、縫合針Aの断面形状は幅寸法に対して肉厚(高
さ)が大であるため、幅寸法が肉厚(高さ)よりも大で
断面積が同一の従来の縫合針A′と断面二次モーメント
を比較した場合、縫合針Aは縫合針A′より約1.賠と
なる。
さ)が大であるため、幅寸法が肉厚(高さ)よりも大で
断面積が同一の従来の縫合針A′と断面二次モーメント
を比較した場合、縫合針Aは縫合針A′より約1.賠と
なる。
従って、縫合針Aは曲げに対する変形抵抗も大きく、胸
骨及び堅い組識、綿布シーツ等の縫合においても十分に
刺通できるものである。
骨及び堅い組識、綿布シーツ等の縫合においても十分に
刺通できるものである。
本考案の医療用彎曲縫合針は以上述べたように、針本体
の肉厚を幅寸法よりも大きくし、且中央胴部の内側又は
外側に長さ方向に沿って溝を形成したものであるから次
のような利点を有する。
の肉厚を幅寸法よりも大きくし、且中央胴部の内側又は
外側に長さ方向に沿って溝を形成したものであるから次
のような利点を有する。
■ 待針器で挾持した場合、縫合針は頂部と溝両側の脚
部の3点で保持され、常に安定した保持を確立でき、術
中に縫合針が回転したり、横滑りしたり、待針器から外
れたりするといった不具合を解消できる。
部の3点で保持され、常に安定した保持を確立でき、術
中に縫合針が回転したり、横滑りしたり、待針器から外
れたりするといった不具合を解消できる。
■ 幅寸法に対し肉厚(高さ)を大としたので曲げに対
する変形抵抗は従来品に対し大きく、刺通時に伸びたり
することが無い。
する変形抵抗は従来品に対し大きく、刺通時に伸びたり
することが無い。
■ 中央胴部の内側又は外側に溝を形成したため、刺通
時の摩擦抵抗は従来品に比較して少なく、刺通時の滑り
が非常に良好である。
時の摩擦抵抗は従来品に比較して少なく、刺通時の滑り
が非常に良好である。
依って、胸骨及び堅い組識用の縫合針として最適なもの
である。
である。
第1図は正面図、第2図は同側面図、第3図は第1図の
3−3線に沿える拡大断面図、第4図は従来の縫合針の
拡大断面図である。 図中、A:縫合針、a″:中央胴部、1:溝、11:幅
寸法、1゜:肉厚(高さ)。
3−3線に沿える拡大断面図、第4図は従来の縫合針の
拡大断面図である。 図中、A:縫合針、a″:中央胴部、1:溝、11:幅
寸法、1゜:肉厚(高さ)。
Claims (1)
- 弧状に彎曲形成する針本体の肉厚を幅寸法よりも大きく
し、且中央胴部の内側又は外側に長さ方向に沿って溝を
形成した医療用彎曲縫合針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19946682U JPS6041214Y2 (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | 医療用彎曲縫合針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19946682U JPS6041214Y2 (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | 医療用彎曲縫合針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59100405U JPS59100405U (ja) | 1984-07-06 |
JPS6041214Y2 true JPS6041214Y2 (ja) | 1985-12-14 |
Family
ID=30424998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19946682U Expired JPS6041214Y2 (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | 医療用彎曲縫合針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041214Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101594828B (zh) * | 2007-01-11 | 2011-04-13 | 马尼株式会社 | 缝合针 |
-
1982
- 1982-12-22 JP JP19946682U patent/JPS6041214Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59100405U (ja) | 1984-07-06 |
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