JPS6024331Y2 - 縫合針 - Google Patents

縫合針

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Publication number
JPS6024331Y2
JPS6024331Y2 JP17449179U JP17449179U JPS6024331Y2 JP S6024331 Y2 JPS6024331 Y2 JP S6024331Y2 JP 17449179 U JP17449179 U JP 17449179U JP 17449179 U JP17449179 U JP 17449179U JP S6024331 Y2 JPS6024331 Y2 JP S6024331Y2
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JP
Japan
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needle
cutting edge
suture needle
suture
angle
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Expired
Application number
JP17449179U
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English (en)
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JPS5693204U (ja
Inventor
貫司 松谷
Original Assignee
株式会社松谷製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社松谷製作所 filed Critical 株式会社松谷製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、縫合針特に心臓血管外科や婦人科などの縫合
に適する縫合針の改良に関する。
肉体組織が硬い筋肉質または繊維質の場合には、通常大
針といわれる縫合針では容易に刺通できない。
このような場合に、針の先端を三角形状とした三角針(
第2図a、 b)を使用すると、上記組織は容易に切開
されるが、切刃が大きいため、通過口が大となり、血液
が縫合後渡れるという不都合がある。
さらに患部の縫合時、切刃が三方向に付いているため、
針がその進行方向に対し左右上下に振れ、針の切刃より
大きい通過口を残すことがしばしばある。
この点を改良したものとして、第3図a、 bに示すよ
うに先端の切刃を台形としたものが提案されている(実
公昭52−50615号)が、この縫合針は、三角形状
の切刃を改良したもので、切刃1を鋭角に形成し、かつ
切刃2,3は直角に、切刃4は鈍角に形成しであるので
、針の刺通方向が手術者の意図よりも切刃1の方向にず
れることが多く、また形成する切刃の方向によっては、
手術者に右利き左利きがあるため使用ができなくなる場
合を生ずる。
本考案(もこれらの点を改良するためになされたもので
、手術者が縫合に際し、針を進行させると、人力が針の
進行方向に加えられる以外に、針の彎曲内側部及びその
左右両側に加えられることは、経験則によって一般に理
解されているので、本考案はこの点を考慮して通常の大
針の先端部の彎曲外側部に切刃を形成するようにし、そ
の結果、上記切刃によって形成される切刃面と上記彎曲
内側部円弧とによって形成される角を鈍角となるように
して切刃を構成しないようにしたものである。
以下本考案にかかる一実施例を付図について説明する。
第4図a、 by C,dは、大針5の先端部5aに切
刃6を形成した場合の拡大説明図で、aはその正面図、
dはその背面図、b、 cはその左及び右側面図であ
る。
第5図a、bは刃部を説明する断面図で、いま刃部の構
成を説明するに、該刃部は切刃6と左右の切刃面6a、
6bとで形成されている。
この場合の切刃6は、上述したように針先端彎曲外側部
に形成する。
もしこの切刃を上記彎曲内側部もしくはその左右側部に
形成すると、針の進行に対し人力の加わり方からして、
針の通過口を大きくし、縫合上好ましくない。
切刃6の角度は、切刃が肉体組織を切り過ぎないよう、
経験則によって大略60°に設定する。
いま、切刃角(BAC= 60°とすると、B点におけ
る接点BDと切刃面6aとがなす角(ABD = 12
00となり、鈍角となる。
そして弧BE即ち6cと切刃面6aとがなす角(ABE
は、殆んど(ABDと等しいので、上記形成角も鈍角と
なり、切刃を構成しないこととなる。
このことは、縫合に当って針に左右横方向の力がかかつ
ても肉体組織を横方向に切開かないですみ針の通過口を
大きくしない。
上記縫合針を硬い肉体組織に刺通すると、針端が肉体組
織に刺通すると同時に、針の進行にともない切刃6は肉
体組織を切開く。
このとき上述したように、切刃面6a、6b及び円弧面
6cによって形成される角は鈍角となるので、切刃面6
a、6bと円弧面6cとによって形成される陵は切刃を
構成しないこととなり、肉体組織の両側を押し開くのみ
で切り過ぎることはない。
そして、切刃角を針端彎曲外側部に構成しであるので、
この構成からも針の通過口を大きく切り過ぎることはな
い。
さらに、針端彎曲内側部は、大針のように円弧に形成し
であるので、針の進行に対し人力が針端彎曲内側部にか
かつても、そのために肉体組織を切開くことはない。
上記の結果、硬い肉体組織を縫合するに当たり、本縫合
針だと三角縫合針の場合と異なり、切刃が小さいことは
勿論針の通過口の切り過ぎによって大きくなるのを防止
することができ、血管縫合などにおける血液の洩れを防
止することができる。
上記針先端が肉体組織を刺通切開すると、針の丸形ボデ
ィ部が肉体組織を押し開いていくので、針の通過口はボ
ディ径より大きくなることはない。
さらにまた、本考案にかかる縫合針は、切刃面と円弧面
とのなす角を鈍角にするとともに、左右等角に形成した
ので、手術者の右利き左利きの問題は生じない。
尚、縫合針は、指針器で把持操作するから、そのボディ
部はフラットにしておく方が好ましい。
また第6図に示すごとく、従来の三角縫合針による通過
口a、 bはY字状をなし、その切口が傷ロアに向って
形成されているから、これに糸8を通して傷ロアを縫合
すると、通過口を大きくする傾向があるが、本考案にか
かる縫合針の場合Cは、切口が傷ロアの外方に向って形
成されるのでそのようなことはない。
さらに、縫合糸は、一般的に針のボディーの太さの17
2ないし2n程度の太さを有しており、一方第6図のa
、bに示すように、針の通過口は、従来の三角針の場合
では、大略針のボディーと同じ太さに形成されるのに対
し、本考案にかかる縫合針は、その先端部にのみ一個の
切刃を形成腰かつその太さを通常ホゾイーの1/2未満
にしであるので、針の通過口(第6図C)は従来に比し
著しく小となるため、通過口に縫合糸がよく充填するか
ら血液が通過口を洩れることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は縫合針の側面図、第2図a、 bは従来の三角
縫合針の刃部の正面図及び背面図、第3図a、bは刃部
を台形にした既知の縫合針の正面図及び背面図、第4図
at by Ct dは本考案にかかる針先端刃部の正
面図、左側面図、右側面図、背面図、第5図a、 bは
本考案にかかる縫合針の刃部断面図及びその説明図、第
6図は縫合針の切刃とその通過口の関係を示す説明図で
ある。 5・・・・・・大針、5a・・・・・・先端部、6・・
・・・・切刃、6a、6b・・・・・・切刃面、6c・
・・・・・円弧面、7・・・・・・傷口、8・・・・・
・縫合糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部を大針にした縫合針において、先端部の彎曲外側
    部に切刃を構成し、該切刃によって形成される切刃面と
    上記彎曲内側部の円弧面とによって形成される角を左右
    鈍角で等しくなるようにしたことを特徴とする縫合針。
JP17449179U 1979-12-17 1979-12-17 縫合針 Expired JPS6024331Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17449179U JPS6024331Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17 縫合針

Applications Claiming Priority (1)

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JP17449179U JPS6024331Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17 縫合針

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Publication Number Publication Date
JPS5693204U JPS5693204U (ja) 1981-07-24
JPS6024331Y2 true JPS6024331Y2 (ja) 1985-07-20

Family

ID=29685221

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JP17449179U Expired JPS6024331Y2 (ja) 1979-12-17 1979-12-17 縫合針

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008097A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Keisei Ika Kogyo Kk 縫合針
JP6668076B2 (ja) * 2016-01-06 2020-03-18 マニー株式会社 医療用縫合針

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5693204U (ja) 1981-07-24

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